老人ホームの費用が高すぎる! 費用の安い老人ホームの探し方も紹介!

老人ホームの費用が高すぎる! 費用の安い老人ホームの探し方も紹介!

「老人ホームを探しているけれども、どの施設も費用が高すぎる…」

老人ホームの費用は、入居者本人が年金や貯金を切り崩して支払うのが基本です。しかし、親の年金や貯蓄では払えないために、老人ホームの費用を負担しなければならない方もいるのではないでしょうか。

本記事では、老人ホームの費用が高くなる理由について解説します。また、費用の安い老人ホームの探し方も紹介するため、ぜひ本記事を参考にしていただければ幸いです。

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老人ホームの費用が高すぎる理由

老人ホームの費用が高すぎると思われる理由として、主に5つ考えられます。

  • 居住費や食費などの固定費が高い
  • オプションサービスが高い
  • 月額料金に記載がない日常生活費
  • 家賃の前払いとしての入居一時金
  • 老人ホームの値上げ

老人ホームへの入居を検討していると、費用が高すぎてとても支払えないと不安になる方も多いと思われます。

老人ホームの費用が高すぎると思ったときには、上記の点を把握しておくと良いでしょう。順に詳しく解説していきます。

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居住費や食費などの固定費が高い

老人ホームの費用として大部分を占めるのが、居住費や管理費、食費といった固定費です。

居住費は立地やアクセスの他、居室の広さによって変動します。基本的には地方よりも都市部多床室よりも個室地階近くよりも上層階の方が料金が高くなります。

管理費は、施設の運営に関わる人件費や事務費、共用施設の維持管理費などが該当します。そのため、介護職員が多く配置されていたり、レクリエーションやリハビリといった共用設備が整っていたりすると、料金が高くなります。

食費については、どこで料理を作っているかによって変動します。施設内で調理が行われているようであれば、その分食材費や人件費、厨房設備の維持管理費が必要になるため、費用が高くなる傾向があります。

なお、介護サービス費用については、施設ごとに介護保険の自己負担額が変動することはありません。ただし、提供されるサービスや人員配置体制によっては、上乗せ介護費やサービス加算として月々の料金に計上されます。

オプションサービスが高い

介護サービスとは別に、自費で負担することになるオプションサービスがあります。具体的には下記のものがあります。

  • 通院の付き添い
  • 行政・役所の手続き
  • 買い物代行
  • 美容・理容サービス
  • 洋服のクリーニング

これらのサービスは、1回あたり数百円、1時間当たり千数円と定められています。1回当たりの金額はそこまで大きくないものの、頻繁に利用してしまうと、多額の請求になってしまうこともあります。

月額料金に記載がない日常生活費

老人ホーム側が提示する管理費や居住費とは別に、水道光熱費や消耗品といった日常生活費が別途必要になります。

管理費に含まれることもありますが、基本的には居室内で利用した電気や水道代は利用した分が申請されます。

また、紙おむつやトイレットペーパーといった消耗品、携帯電話の料金、交際費などが実費で必要になります。

これらの費用は、老人ホームのパンフレットなどには実費としか記載が載っていないことが多く、つい見過ごしがちです。

家賃の前払いとしての入居一時金

老人ホームに入居する際には、家賃の前払いとして入居一時金を支払うことがあります。

特別養護老人ホームといった介護保険施設では入居一時金を支払う必要はありませんが、民間企業が運営する介護付き有料老人ホームなどにおいては、入居一時金を必要としているところが多いです。

入居一時金の金額は施設によって幅がありますが、一般的には数百万円~数千万円と設定しています。

なお、入居一時金を0円に設定しているプランを用意している老人ホームもありますが、その分月額費用に上乗せされるため、最終的に支払う総額が高すぎてしまうこともあり得ます。

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老人ホームの値上げ

近年の物価上昇のあおりを受け、老人ホームでも値上げが相次いでいます。

民間企業が提示した調査結果によると、2022年の間に約23%の老人ホームが値上げを実施したと報告しています。値上げを行った老人ホームの平均値上げ額は、管理費は5,550円、食費は4,460円であり、約1万円値上げが行われたことになります。

物価上昇は老人ホームの運営にも影響を与える可能性があるため、今後も利用料金が高くなることも考えられます。

これらの要因を踏まえたうえで、無理のない予算の範囲内で入居できる施設を探すことが大切です。

なお「予算内で納得のいく老人ホームを探したい」という方は、ケアスル介護で相談してみることがおすすめです。

ケアスル介護では入居相談員が予算感や施設ごとに実施するサービス、立地情報などをしっかりと把握した上で、ご本人様に最適な施設をご紹介しています。

「幅広い選択肢から後悔しない施設選びがしたい」という方は、まずは無料相談をご利用ください。

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費用の安い老人ホームの探し方

費用の安い老人ホームをお探しの方は、下記の5つに該当するような施設から探してみると良いでしょう。

  • 医療法人や社会福祉法人が運営している
  • 多床室(相部屋)がある
  • 地方や郊外にある
  • 駅やバス停から遠い
  • 築年数が古い

これらの点を踏まえれば、比較的費用の安い老人ホームを探すことができます。順に詳しく解説していきます。

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医療法人や社会福祉法人が運営している

民間企業ではなく、医療法人や社会福祉法人が運営している老人ホームは比較的費用が安い傾向にあります。

というのも、これらの法人が運営している老人ホームは、特養(特別養護老人ホーム)やケアハウスといった公的施設であることが多く、国から福祉事業として補助金を受け取っているため、入居者の費用負担を非常に抑えることができます。

また、特養などの介護保険施設では特定入所者介護サービス費といった軽減制度が利用できるため、年金収入のみの方や生活保護受給者でも入居できます。

多床室(相部屋)がある

前述の通り、個室ではなく多床室(相部屋)を選ぶことで費用を抑えることができます。

多床室とは、4~6人の相部屋の居室であり、プライベートスペースはカーテンで仕切られ、最低限のプライバシーは守られるようになっています。

ただし、他の入居者の生活音が気になったり、気が合わない人との同室生活がストレスになったりなどのデメリットもあるため、入居者と相談しながら多床室の利用を検討することが大切です。

地方や郊外にある

都心部にある施設よりも、地方や郊外にある老人ホームの方が料金が安い傾向にあります。

以下の表は、各地域区分における介護付き有料老人ホームの平均総額費用を比較したものです。

1級地(東京都特別区) ¥416,188
2級地(横浜、大阪など) ¥353,331
3級地(さいたま、千葉、名古屋など) ¥329,838
4級地(船橋、厚木、神戸など) ¥329,082
5級地(水戸、京都、福岡など) ¥297,395
6級地(仙台、宇都宮、静岡、奈良など) ¥266,043
7級地(札幌、前橋、長野、長崎など) ¥188,908

地方と比較して都市部の方が利便性や物価が高いため、必然的に居住費や管理費が高くなる傾向にあります。

このように、都会にこだわりがないようであれば、都会の郊外や地方で希望に合った施設を探してみましょう。

参照:「高齢者向け住まいにおける運営形態の多様化に関する実態調査研究 報告書

駅やバス停から遠い

同じ地域内であっても、駅やバス停から離れるだけで値段が安くなる場合もあります。

老人ホームを選ぶ際には、最寄り駅や勤務地などから近い老人ホームを選びがちですが、少し距離が離れるだけで費用を抑えられるかもしれません。

もし移動手段が自家用車であれば、駅やバス停から離れた地域の施設も検討してみましょう。

築年数が古い

全ての施設ではありませんが、新築の施設よりは、築年数が古い施設の方が費用が抑えられることがあります。

新規オープンの老人ホームは、清潔感あふれる居室や新品の設備が揃っているといった理由から、管理費や居住費が高くなりがちです。

築年数が古い分、居室や設備が見劣りしがちですが、提供される介護サービスに差が出ることはありません。費用の安い施設を探す際には、築年数もチェックしてみると良いでしょう。

「実際に施設を見てみないと生活のイメージができない…」という方は、ケアスル介護で相談してみることがおすすめです。

ケアスル介護では施設の紹介だけでなく、見学や体験入居の申し込みや日程調整の代行も実施しています。

「暮らしの雰囲気を知った上で、納得して施設を探したい」という方は、まずは無料相談からご利用ください。

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費用の安い老人ホームを探す際の注意点

費用が安い老人ホームを探す際の注意点として、以下のようなことが挙げられます。

  • 人気が高く空室が少ない
  • 十分なサービスが受けられない可能性がある
  • 料金表をしっかり確認する

当然のことながら、費用の安い老人ホームは人気が高く、なかなか空室が少ないという現状があります。予算の範囲内で、十分なサービスが受けられる施設に入居できるよう、常に情報収集を行うことが大切です。

なお、老人ホームの費用が高すぎるとお困りの方は、高額介護サービス費といった減免制度を活用しましょう

これらの減免制度を活用することで、毎月の支払額を減らせられるかもしれません。申請方法や減免額は制度により異なるため、気になる方はケアマネジャーやお住まいの地域包括支援センターなどに相談しましょう。

なお、ケアマネジャーに相談するほかにも、「幅広い選択肢から老人ホームを選んでみたい」という方は、ケアスル介護で相談してみることがおすすめです。

ケアスル介護では施設の紹介だけでなく、見学や体験入居の申し込みや日程調整の代行も実施しています。

「暮らしの雰囲気を知った上で、納得して施設を探したい」という方も、まずは無料相談からご利用ください。

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無理のない費用で老人ホームを探しましょう

本記事では、老人ホームの費用が高くなる理由や費用の安い老人ホームの探し方について解説していきました。

老人ホームを探す際には、あらかじめ料金表をしっかり確認して、何にどれくらいの費用が必要になるのか試算しておくことも大切です。

入居する本人の年金や貯蓄を考慮して、無理のない範囲で支払える老人ホームを探しましょう。

老人ホームの平均費用はいくらくらいですか?

「高齢者向け住まいの実態調査」によると、老人ホームの入居時にかかる費用は平均175.3万円、毎月かかる費用の平均は18.4~22.5万円であると報告しています。詳しくはこちらをご覧ください。

老人ホームの入居一時金に介護保険は適用されますか?

入居一時金には介護保険は適用されません。入居一時金の工面は、貯蓄から捻出したり、所有している不動産を整理したりと人それぞれです。詳しくはこちらをご覧ください。

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