老人ホームの選び方のポイント10選を解説!選び方を間違えないためには?

在宅介護エキスパート協会 代表
所有資格:AFP/2級ファイナンシャル・プランニング技能士,社会福祉士,宅地建物取引士
専門分野:在宅介護,老後資金,介護施設全般

NEC 関連会社(現職)でフルタイム勤務の中、10 年以上に渡り遠距離・在宅介護を担う。両親の介護をきっかけに社会福祉士、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナーなど福祉に直接的・間接的に関係する資格を取得。その経験や知識を多くの方に役立てていただけるよう「在宅介護エキスパート協会」を設立、代表を務める。詳しくはこちら

老人ホームの選び方のポイント10選を解説!選び方を間違えないためには?

老後の生活を考えるなら、老人ホームに入居することも1つの選択肢です。しかし、ひとくちに老人ホームといっても種類は多く、施設によって特徴は異なります。そのため、それぞれの違いを知り、自分に合った老人ホームを見つけることが大切です。

老人ホームの選び方のポイントは以下の10個です。

  1. 種類
  2. 費用
  3. 立地
  4. 入居条件
  5. ケア・医療体制
  6. 運営法人の経営状況
  7. 共用設備の充実度
  8. スタッフや入居者の雰囲気
  9. 食事
  10. レクリエーションなどの施設ごとのポイント

本記事ではそれぞれのポイントについて解説していきます。

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目次

老人ホームの選び方のポイント①:種類

老人ホーム選びをする上でまず最初に考えなくてはならないのは施設の種類です。介護度や認知症を患っているかどうか、看取りが出来るかどうかなどの入居条件から、公的施設か民間施設かなど様々な違いがあります。

老人ホームの種類を把握しておこう

老人ホームの種類は大きく分けて以下の10種類です。

種類 運営 名称 要介護度 ※1 初期費用(入居一時金・敷金) 月額利用料
介護型 公的 特別養護老人ホーム(特養) 要介護3以上 なし 5~15万円
公的 老人保健施設(老健) 要介護1以上 なし 6~17万円
公的 介護療養型医療施設(療養病床) 2023年に廃止予定 要介護1以上 なし 6~17万円
公的 介護医療院 要介護1以上 なし 6~17万円
民間 グループホーム 要支援2以上 0~100万円 12~18万円
民間 介護付き有料老人ホーム 中度~重度 0~数千万円 10~50万円+生活雑費
民間 健康型有料老人ホーム 自立~軽度 0~数千万円 10~40万円
住宅型 民間 住宅型有料老人ホーム 自立~中度 0~数千万円 10~40万円+介護費用
民間 サービス付き高齢者向け住宅(サ高住) 自立~中度 0~数十万円 8~20万円+介護費用
公的 ケアハウス(軽費老人ホーム) 自立~中度 0~数百万円 8~20万円+介護費用

老人ホームは大きく分けて公的施設と民間施設で二つに分けることができます。公的施設の場合は入居一時金などの初期費用が掛からないことがメリットになっています。

一方で、人気の高い特別養護老人ホームは要介護度3以上でないと入居できないなどの条件があることから順番待ちをしなくてはいけないのが現状です。また、老人保健施設などの在宅復帰を目的とした介護施設もあり、3~6カ月ごとを目途に退所審査している介護施設もあります。

公的施設5種類

公的施設は以下の5種類です。

  1. 特別養護老人ホーム
  2. 老人保健施設(老健)
  3. 介護療養型医療施設(療養病床) 2023年に廃止予定
  4. 介護医療院
  5. ケアハウス(軽費老人ホーム)

公的施設は、老人福祉法によって規定された老人福祉施設として弱者救済の使命があります。そのため、困っている人から助けていくという責務を負っているので民間と比較して重度の介護者や低所得者の支援の観点から比較的費用が安いのが特徴です。費用が安い一方で、人気が高いので特別養護老人ホームなどは入居待ちの状況が続いているのが現状です(入居順は先着ではなく、介護度などの優先度順)。

民間施設5種類

民間施設は以下の5種類あります。

  1. グループホーム
  2. 介護付き有料老人ホーム
  3. 健康型有料老人ホーム
  4. 住宅型有料老人ホーム
  5. サービス付き高齢者向け住宅

民間施設は、株式会社など民間企業が営利目的で運営しているので、施設やサービスのバリエーションが多岐にわたります。費用も高額なものから低額なものまで様々です。利用するには公的施設よりも高くなることが一般的ですが、利用者の身体の状態や病状に合わせて幅広い対応が可能です。

老人ホームの種類について詳しく知りたいという方は以下の記事もご覧ください。

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老人ホームの選び方のポイント②:費用

老人ホームの選び方のポイントの2つ目は老人ホームの費用です。かかる費用は介護施設の種類によって大きく変わるため、施設ごとの費用から予算の立て方のポイントについて解説していきます。

施設ごとの費用を把握する

まずは施設ごとの費用を把握しておきましょう。公的施設は初期費用が掛からない一方で、民間の有料老人ホームは施設によって初期費用として入居一時金がかかることが一般的です。

月額費用としては、介護保険サービスの自己負担分から居住費、食費・日常生活費から介護保険外の有料サービス費用まで掛かることが一般的です。

運営 名称 初期費用(入居一時金・敷金) 月額利用料
公的 特別養護老人ホーム(特養) なし 5~15万円
公的 老人保健施設(老健) なし 6~17万円
公的 介護療養型医療施設(療養病床) なし 6~17万円
公的 介護医療院 なし 6~17万円
民間 グループホーム 0~100万円 12~18万円
民間 介護付き有料老人ホーム 0~数千万円 10~50万円+生活雑費
民間 健康型有料老人ホーム 0~数千万円 10~40万円
民間 住宅型有料老人ホーム 0~数千万円 10~40万円+介護費用
民間 サービス付き高齢者向け住宅(サ高住) 0~数十万円 8~20万円+介護費用
公的 ケアハウス(軽費老人ホーム) 0~数百万円 8~20万円+介護費用

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ケアハウスの費用について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください.

入居年数の見通しを立てておく

介護施設の月額費用は年金や貯金を切り崩して支払うことが一般的ですが、入居年数の見通しをあらかじめ立てておくことが必要です。

例えば、現在は自立した生活を送ることができているものの、将来的に介護が必要になった場合でも住み続けることができる施設選びが必要です。また、長生きした場合を想定して将来にわたって無理なく費用を支払い続けることができる介護施設かどうかを見極めておくことが重要です。

以下の表は男女ごとの年齢別の平均余命の一覧表となります。また、生命保険文化センターの「生命保険に関する全国実態調査」によると世帯主または配偶者が要介護状態となった場合の、介護が必要と考える期間の平均は181.2カ月(15年1カ月)とされており、現在の在宅介護期間や以下の平均余命の一覧表から入居年数の見通しをある程度立てておくようにしましょう。

年齢 平均余命(男) 平均余命(女)
70 16.18 20.49
75 12.63 16.25
80 9.42 12.28
85 6.67 8.76
90 4.59 5.92

(出典:厚生労働省「令和2年簡易生命表」より)

老人ホームの選び方のポイント③:立地

家族や親族が訪問しやすいように、立地や交通アクセスを調べておくことも重要です。仮に入居の条件が良かったとしても、立地が悪く、交通アクセスも不便な場所だと家族は訪問しづらくなります。

ここでは立地を選ぶ際のポイントについて紹介していきます。

自宅に近い立地を選ぶ

自宅から近く面会に通いやすい立地を選ぶことは家族にとっても、入居する本人にとっても重要です。というのも、住み慣れた地域で安心して生活ができるので、以前から参加していた地域のコミュニティなどから外れる必要もないからです。

また、老人ホームの費用は賃貸住宅などと同様にエリアによって賃料が変化しますが、地方部で賃料が安いからと言って都心から引っ越すとなると知らない土地での生活を強いられることとなります。知らない土地での生活は思った以上にストレスがたまるものです。

利用者が安心して暮らすためにも家族が安心するためにも、自宅から近く面会しやすい立地を選ぶようにしましょう。

駅から近く交通の便が良い立地を選ぶ

交通の便が良いことも立地を選ぶうえで重要なポイントです。自宅から近い老人ホームに入りたいけれども家の近くに老人ホームが無い場合などは、距離の離れた老人ホームに入らざるを得ないという方も少なくないと思います。

そういった場合に重視するべきなのは、最寄り駅やバス停からどのくらい離れているかという点です。公共の交通機関でアクセスしやすい立地にあるなら家族が面会に行きやすく、入居後のサポートもしやすくなります。

生活環境の良い立地を選ぶ

老人ホームに長い期間、入居の予定がある場合は、周辺にどのような施設があるのかという点も重要な観点です。

老人ホームに入居することとなるとどうしてもホームに引きこもってしまいがちになりますが、周辺に公園や美術館、喫茶店や商業施設などの入居者の関心が持てるような施設があるかどうかも充実度を高める上で重要な観点です。

また、外出は運動不足の解消やストレスの解消に役立つので、老後を静かに暮らしたいという場合は都会にある老人ホームよりも少し都会から離れた静かなエリアにある老人ホームも一つの選択肢となるでしょう。

自然環境の豊かな立地を選ぶ

老後は自然の中でのんびりと暮らしたいという場合は緑に恵まれている施設や、海が近い老人ホームを選んだりするのも一つの手です。家族が面会に行ったときに海や山にすぐに連れていくことができる環境は、入居者のストレスも減らすことができます。

一方で自然環境の豊かな立地であれば都心からのアクセスが悪いというデメリットもあります。入居者と相談して自然環境と都心からのアクセスのどちらを優先するべきかは相談しておきましょう。

立地に合わせた老人ホームを選びたい方は、入居相談員にその場で近くに施設を教えてもらうことが出来るケアスル介護での相談がおすすめです。

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老人ホームの選び方のポイント④:入居条件

老人ホームを選ぶ際は事前に入居条件を確認しておく必要があります。例えば、最期まで老人ホームで過ごすということを考えている場合は看取りが可能かどうかなども事前に確認しておく必要があります。

ここでは具体的にどのような入居条件をチェックしておくべきかについて解説していきます。

要介護度がいくつか

介護保険サービスを利用する際に認定を受ける要介護認定ですが、老人ホームに入居する場合は施設ごとに定められている要介護認定の条件を満たしておく必要があります

公的施設である老人保健施設、介護療養型医療施設、介護医療院のすべてに共通する入居条件は「要介護1」以上です。また、特別養護老人ホームは、認知症などで日常生活に支障が生じている等の例外を除いて原則「要介護3」以上が必要とされています。

民間施設については、グループホームの場合「要支援2以上」の認定が必要となっています。有料老人ホームの場合は施設のタイプによって条件が異なります。例えば厚生労働省などが定めた人員基準などを満たしている施設である介護付き有料老人ホームでは「要介護1以上」が条件となります。

一方で自立の方でも入居できる老人ホームは要介護認定を受けていなくても入居できるケースもあるので、入居者の介護度から入居条件に合った施設の種類を選ぶようにしましょう。

認知症を患っているか

老人ホームを選ぶ際は認知症を患っているかどうかも重要なポイントです。というのも施設によっては認知症を患っている方の受け入れ体制が整っていない場合もあるので、事前にパンフレットなどの確認しておく必要があります。

また、認知症を患っている方のサービスとしてグループホームなどが挙げられますが、グループホームは地域密着型サービスとされているので施設と同じ地域の住民票が無いと入居できません。

近年では有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅でも認知症の受け入れを行っているところもあるので、グループホームホーム以外の選択肢も入れながら選んでいきましょう。

入居者の医療依存度がどの程度か

糖尿病のためインシュリン注射をしなくてはいけない場合や胃ろう、カテーテルといった医療措置など、入居者が必要としている医療ケアに対応している老人ホームかどうかというのも選ぶ時のポイントの一つです。

医療法人が運営している老人ホームや、医療依存度の高い方でも入居できる施設などを選ぶようにしましょう。ただし、看護師が対応可能な時間帯や医療ケアの範囲は施設の運営の仕方によっても変わるので注意が必要です。

身元保証人や身元引受人の有無

老人ホームに入居する際には、ほとんどの施設で身元引受人や身元保証人が必要となります。身元保証人とは、月額費用の支払いなどに関する経済的・金銭的な保証を負う人を指します。

身元引受人は病気やけがなどの際の連絡窓口になったり、亡くなった場合の身元引き取りや所持品の整理を行うため親族が引き受けることが多いと言えます。

一方で近年の少子化で身元引受人や保証人を立てられないという場合は、「保証人相談可能」とうたっている老人ホームもあるので、そういった老人ホームへの相談をしてみましょう。

年収・年齢

老人ホームに入居する際は明確な年収の基準は儲けられていないものの、民間施設であれば収入や資産状況をチェックして支払いが可能かどうかを確認する老人ホームもあります。

特養などの公的施設では収入が少ない方を優先して入居受け入れもしていますが、民間の施設であれば収入や資産を確認しているところもあるので、事前に老人ホームのホームページなどで生活保護受給者用の料金体系があるかどうかなどを確認しておきましょう。

また、老人ホームには65歳以上を入居基準としているところが多くあります。。第二号被保険者で特定疾病認定を受けている場合は40歳から入居することもできますが、グループホームや特養では原則65歳以上が入居条件として定められていることに注意しましょう。

老人ホームの選び方のポイント⑤:ケア・医療体制

老人ホームを選ぶ際は入居者が必要としている医療・ケアの体制の受け入れがあるかも確認しておく必要があります。

医師・看護師の人員配置基準を確認しておく

まず、看護師が行える医療行為には以下の10種類あります。

  1. インシュリン注射
  2. 中心静脈栄養
  3. 経管栄養(胃ろうなど)
  4. 痰(たん)の吸引
  5. 人工呼吸器の管理
  6. 在宅酸素
  7. 床ずれ・褥瘡(じょくそう)への処置
  8. 在宅酸素療法
  9. ストーマ装具の貼り替え
  10. 導尿、バルーンカテーテルの管理

例えば糖尿病を患っている場合は、一つ目の項目のインシュリン注射をすることが必要となるため、看護師が常駐している施設でないと入居するのはお勧めできません。具体的に看護師や医師の配置が義務付けられている施設は以下の通りです。

施設種別 医師の配置義務 看護師の配置義務 医療行為の充実度
有料老人ホーム ×
グループホーム × ×
特別養護老人ホーム
介護老人保健施設
介護医療院
介護療養型医療施設

上のように施設ごとに医師や看護師の配置が法律で義務付けられていますが、看護職員が対応している施設でもどの医療ケアに対応できるかは施設によって異なるので事前に確認しましょう。

スタッフが24時間対応しているかも要チェック

介護付き有料老人ホームなどでは、入居者3人に対して看護師又は介護士が1人配置されている「3:1基準」が法律で義務付けられていますが、「3:1」の詳細は「24時間3人に対して1人の介護士・看護師が常駐していること」を意味するのではなく、「常勤の介護・看護師の総数が3対1の基準を満たしている」という意味になります。

介護・看護職員はシフト制勤務になるので、時間によって人員は増減することになるので24時間3:1ではなく、時間によっては5~10:1になることもあるので注意しておきましょう。

老人ホームを選ぶ際は施設の担当者に日中の介護職員の平均人数や夜勤の時の平均人数などを確認し、極端に介護職員が少なくなる施設はなるべく避けるようにしましょう。

スタッフが常勤かどうかもチェック

人員配置基準によると常勤の介護職員は1人以上配置すればよいことになっているので、施設によっては常勤介護職員を少なく配置し、入浴や食事などの忙しい時間帯にはパートさんを導入している施設もあります。

勤務形態は施設によっても異なりますので、見学をした際などに施設の担当者に確認するようにしておきましょう。

老人ホームの選び方のポイント⑥:運営法人の経営状況

施設以外の経営を多角的に行っている事業者も多くありますので、運営法人の経営状況などを確認しておくことも重要です。

入居率が高いかどうか

野村総合研究所「高齢者向け住まい及び住まい事業者の運営実態に関する調査研究報告書」によると全国の老人ホームの入居率の平均は約87%となっていますが、一方で4分の1の施設の入居率は80%未満というデータもあります。

良い老人ホームを選ぶ時のポイントとして、老人ホームの入居率があります。口コミや評判などで老人ホームへの入居を希望していない場合や、設立されてから1年未満でまだ体制が整っていない場合で入居率が低い場合は注意しましょう。

入居率などは重要事項説明書などを確認することで把握することができるので、入居前の最終チェックとして確認しましょう。

職員の定着率が悪いかどうか

入居率のほかにも介護職員の離職率が高い場合も注意が必要です。運営方針や人間関係、また給与など運営の体制に不満を持っている場合などが多く、意欲的に仕事を取り組める環境にない可能性があります。

離職率については重要事項説明書などで確認するのは難しいので、ホームページやSNS、ハローワークなどの求人の頻度などを確認してチェックしてみましょう。

施設長の話も要チェック

介護施設の運営法人について知る一番の方法は施設長やスタッフ一人一人の話を聞くことです。特に施設長の人柄や介護の考え方、入居者への接し方はスタッフにそのまま影響しますので、見学や体験入居の際はぜひ直接話を聞いてみることをおすすめします。

施設の設備やサービスだけではなく、働いているスタッフの表情などもチェックするとその施設の雰囲気をくみ取ることができるので見学の際はぜひ確認をしてみましょう。

また、運営方針と実情があっているかどうかも重要な観点です。異業種から参入した業者や在宅サービスの事業者が新規に開業した場合などは運営法人の言葉と実情があっていないという可能性があります。webで口コミをチェックしたり、施設の職員に話を聞いて対応が丁寧か、理念通りの運営が行われているかを確認しましょう。

老人ホームの選び方のポイント⑦:共用設備の充実度

老人ホームでは個室や相部屋などで部屋が用意されていますが、それ以外にも入居者全員が利用できる共用設備もあります。

これがどの程度充実しているかも、見学の際には確認しておきましょう。共用設備が充実していると、施設での暮らしも豊かになりやすく、入居者は満足度を高めやすいです。

快適な生活を送れるかどうかをチェック

設備を確認する際は、まず第一に入居者が快適に過ごすことが出来そうかという観点でチェックするようにしましょう。具体的に入居者の方が重視するポイントとしては、

  • 居室
  • 食堂・リビング
  • トイレ
  • 浴室
  • エレベーター

などが挙げられます。他の施設にはないような珍しい設備があるというよりも、日常的に頻繁に利用する設備の充実度や居心地の良さを重視しているケースが多いので、見学の際は部屋が広いかやトイレなどが部屋についている場合は悪臭がしないかなどを確認しておきましょう。

介護や医療が必要となった時に安心か

老人ホームの入居時に自立した状態であっても、年齢を重ねていくうちに介護度が上がり状態が悪化するという可能性もあります。

介護や医療ケアが必要になった際に職員の対応が出来るかだけではなく、ケアやサポートを連携できる体制があるかどうかもチェックしておきましょう。

また、生活空間も介護度が進んでも安心して暮らせるかチェックしましょう。具体的には、居室のバリアフリー対応はもちろんのこと、浴室やトイレなどの設備についても確認しておくと安心です。浴室のタイプにも一般的な一般浴からリフト付きの椅子を用いて入浴するリフト浴、機械浴など様々な設備があります。

見学の際は、今後も状態が悪くなっても入居し続けることができるかを施設のスタッフに確認するようにしておきましょう。

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老人ホームの選び方のポイント⑧:スタッフや入居者の雰囲気

すでに入居している人の様子や、施設の雰囲気も見学の際にチェックしておくべきポイントです。入居者と円満な関係を築けそうか、コミュニケーションはどの程度取れるのかなどは確認しておきましょう。施設の雰囲気を気に入るかどうかも重要であり、特に入居期間が長い場合は、自分好みの雰囲気かを確認しておくことも大切です。

具体的なチェックポイントは以下の通りです。

第一印象が悪くないか

見学時にスタッフの対応で確認するべきこととしては第一印象が挙げられます。というのも、スタッフの身だしなみやあいさつの仕方、話す言葉遣いなどに問題があるケースでは、やはり普段の対応などに問題があるケースもあります。

また、スタッフの疲れ具合になどについても確認しておきましょう。人員配置の体制に問題があったり、スタッフにとって働きづらい環境であると疲労度がどうしても顔などに出ることになります。

いつも忙しそうにしている印象であれば、やはり入居者への対応が良くないこともあるので確認しておきましょう。

夜間の対応は問題ないか

介護職員や看護職員はシフト制なのでどうしても夜間は人員が少なくなりがちです。人員が限られる時間帯である夜間の対応についても確認しておきましょう。

夜間の巡回は何時間おきに行うなど義務付けられてはいませんが、老人ホームによってまちまちであるケースもあります。何時間、何分に一回など明確にルール化されていないところでは対応が雑になっているケースもあります。

施設を見学する際は夜間の対応についてもスタッフの方に伺っておくようにしましょう。

体調急変時の対応に問題ないか

万一体調が急変した場合にどのように対応しているかもチェックしておくべきポイントです。例えば、医療面で安心できるのは訪問診療などを行っている医療機関が運営している老人ホームなどです。

また、近隣に24時間体制の訪問看護ステーションがあり、そこと契約を交わしている場合なども体調急変時の対応としては安心できます。介護スタッフでは解決できない場面に、問題なく看護スタッフと連携がとれる体制を作れているかどうかを確認しておきましょう。

スタッフや入居者の雰囲気は、ネットだけではわかりづらいものです。具体的な雰囲気もつかみつつ老人ホームを選びたい方は、入居相談員にその場で条件に合った施設を教えてもらうことが出来るケアスル介護での相談がおすすめです。

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老人ホームの選び方のポイント⑨:食事

食事つきの施設の場合は、どのようなメニューが提供されているかも確認しておきましょう。食事の内容を自分で決められるか、あるいは施設が決めた献立で出されるのかはチェックしておく必要があります。

また、健康管理を考えたメニューか、食事の楽しみを味わえるメニューかなども確認しておくことが大切です。具体的には以下のポイントを確認しておきましょう。

メニューのバリエーションが豊富かどうか

日々の食事のマンネリ化を防ぐことができているかという観点で、和食・洋食・中華などの食事のバリエーションが豊富かどうかも確認しておきましょう。

また、嚥下機能が低下したときの介護食や入居者の病気に対応した減塩食など、さまざまな症状に対応した食事を提供してくれるかどうかも重要な観点なので入居前の施設見学の際は要チェックです。

朝食が簡素なものになっていないか

施設の食事内容をチェックする時のポイントとして、朝食の内容が簡素なものになっていないかも重要なポイントです。朝早くに提供される食事は、一日の中でも人員の制約や時間の制約が大きく影響します。

限られたスタッフが短時間で準備をするためどうしても簡素なものになってしまいがちなので、逆にこだわって提供しているかどうかなどもチェックしておくのがポイントです。

食事の環境や雰囲気や悪くないか

食事の内容だけではなく、食事をとる雰囲気や環境が良いかどうかもチェックポイントです。

どれだけ食事自体がおいしかったりバリエーションが豊富でも、スタッフ同士の会話が賑やかであったり食事のサポートをしている介護職員が丁寧に食べさせているか、一度に何人のサポートをしているかなどの環境も重要な観点です。

毎日の食事の充実度を上げるためにも食事内容だけではなく、見学した際は食事中の雰囲気や環境も要チェックしておきましょう。

老人ホームの選び方のポイント⑩:レクリエーションなどの施設ごとのイベント

レクリエーションなどの施設ごとに変わってくる内容なども要チェックしておく必要があります。具体的には以下のポイントを見ておきましょう。

レクリエーション・イベント活動はどのくらいあるか

老人ホームでは入居者全員が参加できるレクリエーションを実施していることが多く、その頻度や内容もチェックしておくことがおすすめです。

自分が楽しめるレクリエーションが実施されているか、また多すぎず少なすぎない頻度であるかは確認して、日々の楽しみを見つけられるかも考えておきましょう。

持ち込んで良い私物に制限はないか

私物の持ち込みをどれだけしても良いかという点も老人ホームのチェックポイントの一つです。家族の写真や愛用していた家具などの持ち込みが可能であれば、たとえ老人ホームであっても自宅のように安心して過ごすことができます。

その一方で家具などの大きなものについては施設によって規定が異なりますので注意が必要です。貴金属や多額の現金などの持ち込みを禁止している施設も少なくありませんので、事前にスタッフに確認しておくのを忘れないようにしましょう。

ペットと一緒に入居できるか

自宅でペットを飼っている人に取っては、老人ホームにペットを連れていけるかどうかは施設での過ごしやすさを決める大きなポイントとなってくるはずです。

近年ではペットと一緒に暮らせる施設も増えてきてはいますが、どのような動物が入居できるか、大きさなど施設ごとに規定が異なるので、入居する際は必ず規定について確認しておきましょう。

自分で老人ホームを選ぶことができない場合は?

老人ホーム選びは施設の種類が多いことや、チェックする項目が非常に多いことからなかなか一人でベストな施設を選ぶことは簡単なことではありません。

ケアマネージャーさんに相談をしたとしても施設の紹介が本職ではないことや、本人の病状とマッチした施設の種類を選ぶことができても、数ある施設の中で本人の希望通りの施設を選ぶことは難しいでしょう。

そこで、老人ホーム選びを一人で行うことができない場合は、本人と介護施設以外の第三者の紹介窓口としてケアスル介護の紹介窓口を利用するのも一つの手です。相談から入居まで紹介窓口には最後まで費用を払うことなく完全無料で使えるので、

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