特別養護老人ホーム(特養)とは?費用から老健との違い、入所の裏ワザも紹介

特別養護老人ホーム(特養)とは?費用から老健との違い、入所の裏ワザも紹介

特別養護老人ホーム(特養)とは、介護が必要になった高齢者の方に対して介護サービスを提供している公的な老人ホームの一つです。

老人ホームには民間企業が営利目的で運営している施設もありますが、特別養護老人ホーム(特養)は介護保険サービスとして利用できる介護保険施設の一つで費用が安いのが一番の特徴です。

特別養護老人ホーム(特養)は費用が安いことから人気も高く、最大で1~2年程度の待ち時間が発生するのも特徴です。

特別養護老人ホーム(特養)への入所を考えるなら、これがどのような施設なのか、基本的な特徴を理解しておくことが大切です。特別養護老人ホームとは何かを詳細まで知ることで、利用者に合った施設かどうかを見極めましょう。

【この記事のまとめ】
◎特別養護老人ホーム(特養)って何ですか?
特養は特別養護老人ホームの略称で、介護が必要になった高齢者の方に介護サービスを提供している公的な老人ホームです。
◎特別養護老人ホーム(特養)はどんな人が入れるの?
特別養護老人ホーム(特養)は65歳以上で要介護3以上の認定を受けている人が入れます。ただし、特例として要介護1~2の人でも利用対象となる場合があります。(「要介護1~2の方の場合も特例入所できることがある」を参照)
◎特別養護老人ホーム(特養)の費用はいくら?
特別養護老人ホームでかかる月額費用は5~15万円です。公的な施設なので、入居一時金等の初期費用は掛からないのが特徴です。

 

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在宅介護エキスパート協会 代表
所有資格:AFP/2級ファイナンシャル・プランニング技能士,社会福祉士,宅地建物取引士
専門分野:在宅介護,老後資金,介護施設全般
職業: 社会福祉士,宅地建物取引士,ファイナンシャルプランナー

NEC 関連会社(現職)でフルタイム勤務の中、10 年以上に渡り遠距離・在宅介護を担う。両親の介護をきっかけに社会福祉士、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナーなど福祉に直接的・間接的に関係する資格を取得。その経験や知識を多くの方に役立てていただけるよう「在宅介護エキスパート協会」を設立、代表を務める。詳しくはこちら

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特別養護老人ホーム(特養)とは

特養とは

特別養護老人ホーム(特養)とは、要介護3以上の方を受け入れている公的な介護保険施設です。在宅での生活が難しくなった要介護の高齢者を受け入れていることが特徴で、正式名称は「介護老人福祉施設」とされています。

特別養護老人ホームの提供サービスは、食事・入浴・排泄の介助や生活支援、リハビリ、レクリエーションとなっており、全体の約73%の施設で看取りの対応をしているのが特徴です。※厚生労働省「施設、在宅での看取りの状況に関するデータ

また、公的な施設である特別養護老人ホームは他の介護施設よりも比較的安価で入所できることが特徴です。

ただし、安価で人気の高い施設であることから、地域によっては入所待ちが発生していることもあります。細かい状況はエリアごとに異なりますが、入所までに待機期間を要する場合もあることは理解しておきましょう。

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メリット・デメリット

続いて特別養護老人ホームのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
費用が安い 入居待ちが発生することがある
終身に渡って利用できる 医療体制が整っていない場合がある
24時間体制で介護を受けられる

メリット

特別養護老人ホームのメリットとしては以下の3つあります。

  1. 費用が安い
  2. 終身に渡って利用できる
  3. 24時間体制で介護を受けられる

まず、特別養護老人ホームのメリットとして最も大きいのは毎月の自己負担額費用が安い点です。民間施設と異なり入居一時金が不要であることや、日常生活費などを除いて施設サービスに対する支払いの自己負担額には医療費控除が適用されます。

また、特別養護老人ホームは原則として終身に渡って利用できるのがメリットです。長期入所することを前提としているので、入所期間に限りがありません。高度な医療ケアが必要になった場合や他の入所者に対して迷惑をかける可能性が高くなってきた場合を除いて、他の介護施設に移る必要が無い点がメリットと言えるでしょう

特別養護老人ホームでは、厚生労働省の基準に基づいて介護スタッフが24時間体制で常駐しています。そのため、要介護度が高い場合でも安心して入所することが出来ます。介護職員の配置基準は入所者3人に対して1人が義務付けられており、施設によってはさらに多くの人員を配置していることもあるので入所前に確認してみましょう。

デメリット

特別養護老人ホーム(特養)のデメリットは以下の2つです。

  1. 入所待ちが発生することもある
  2. 医療体制が整っていない場合がある

利用希望者が多い特別養護老人ホームは、申請しても入所待ちとなることも少なくありません。そのため、申請するなら入所待ちの期間も考慮しておくことが大切であり、その間は別の施設を利用するなど、代替案も考えておきましょう。

特別養護老人ホームでは上述したように看護師が24時間体制で配置されていません。そのため、夜間、特別な医療ケアが必要な場合は十分な医療体制が整っていない場合があります。

したがって、常時医療ケアが必要な方は特別養護老人ホーム以外の施設を検討する必要があるでしょう。

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費用

特養の費用:従来型個室の場合

特別養護老人ホームは公的施設であるため入居一時金が掛かりません。月額費用の目安は自己負担5~15万円です。「特定入所者介護サービス費」という軽減制度を利用することで、本人を含む世帯所得・預貯金額によっては費用を大幅に抑えることが出来るのが特徴です。

特別養護老人ホームでかかる月額費用は5~15万円です。費用は入所する居室タイプが多床室(相部屋タイプ)か個室かによっても異なります。また、特定入所者介護サービス費という軽減制度が利用できるので、入居する本人を含む世帯の年収・預貯金の状況によって段階別に費用が定められています。

段階 所得の要件 預貯金の要件
区分 年金収入+合計所得金額 単身 配偶者あり
第1段階 生活保護者等または世帯全員が老齢福祉年金受給者 1000万円以下 2000万円以下
第2段階 世帯全員が市町村民税非課税 80万円以下 650万円以下 1650万円以下
第3(1)段階 80~120万円 550万円以下 1550万円以下
第3(2)段階 120万円超 500万円以下 1500万円以下

例えば、介護保険の自己負担額が1割、要介護3で多床室タイプの特養に入居する方の場合、第1段階の方の場合は食費・居住費・介護保険サービスの自己負担額を合わせて30,360円、第4段階(負担軽減無し)の方の場合90,360円と大きく費用が異なることがわかります。

食費・居住費・介護保険サービスの自己負担額に合わせて、生活費として1~2万円が加わることも覚えておきましょう。

特別養護老人ホーム多床室の費用

特別養護老人ホーム(特養)の
費用シミュレーター
1ヶ月ご利用料金(30日を基準とした概算)
0
1日あたり(①+②+③)
0
①介護保険自己負担額
0
②食費
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③居住費
0
※「食費+居住費+介護サービス費用」×30日で算出した金額となります。
※ 1単位10円として計算しています。
※ 加算項目は含まれていません。
※ 日数や端数の処理によって誤差が出ることがございます。
※ 出典:厚生労働省「介護報酬の算定構造」「利用者負担の軽減について

特別養護老人ホームの費用について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

入所条件

特別養護老人ホームの入所条件は65歳以上で要介護3以上の認定を受けている人です。ただし、特定疾病のある要介護3以上の方であれば40~64歳の方でも入所することが出来ます

特別養護老人ホームでは終身に渡って利用できることを前提としているので寝たきりの方などの受け入れも行っていますが、看護師の24時間体制での配置は義務付けられていないので医療行為が必要な寝たきりの方の入所などは難しい場合があります。

また、認知症や暴力行為などで周囲に迷惑をかける可能性があるときは入所を断られる場合もあります。

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要介護1~2の方の場合も特例入所できることがある

基本的には要介護3以上の人が特別養護老人ホームの入所対象となりますが、特例として要介護1~2の人でも利用対象となる場合があります要介護1~2のうち、認知症や知的障害、精神障害などによって、日常生活がスムーズに送れない人は特別養護老人ホームの利用対象です。

具体的には以下のような要件を満たしている場合に特例入所の対象となるとされています。

  • 認知症であることにより、日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られ、在宅生活が困難な状態であるか否か。
  • 知的障害・精神障害等を伴い、日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さ等が頻繁に見られ、在宅生活が困難な状態であるか否か。
  • 家族等による深刻な虐待が疑われる等により、心身の安全・安心の確保が困難な状態であるか否か。
  • 単身世帯である、同居家族が高齢又は病弱である等により、家族等による支援が期待できず、かつ、地域での介護サービスや生活支援の供給が十分に認められないことにより、在宅生活が困難な状態であるか否か。

基本的には要介護3以上の人が対象となりますが、特別な事情を持つ人に限っては要介護1~2でも入所対象になる場合があることは理解しておきましょう。

特別養護老人ホーム(特養)と老健の違い

特別養護老人ホーム(特養)と老健(介護老人保健施設)の違いは、特養が比較的長期間に渡って常に介護が必要な方に対して入浴や食事などの日常生活上の支援を提供するのに対して、老健は3~6か月で在宅復帰し自立した日常生活を送ることを目的にリハビリテーションなどのサービスを提供することです。

そのため、特別養護老人ホームが要介護3以上の方を入居対象としている※一方で、老健は要介護1の方から入居を受け入れています。※特例入所の場合は要介護1から入所が可能

特別養護老人ホーム(特養)と老健の違いの一覧表は以下の通りです。

特養(特別養護老人ホーム) 老健(介護老人保健施設)
施設の役割・目的 要介護3~5の方が身体介護や生活支援を受けて居住する施設 要介護1~5の方にリハビリや医療ケアを提供して在宅復帰を目指す施設
入所条件 (原則)要介護3~5 要介護1~5
入所期間 終身利用 原則3~6ヶ月
雰囲気 生活支援からレクリエーションまで行う一般的な老人ホームに近い雰囲気 医療ケアやリハビリを中心としているので病院に近い雰囲気
費用 入居一時金:なし、月額費用:8~13万円 入居一時金:なし、月額費用:8~14万円
医療費 高額な薬は処方してもらえないことがある
人員配置 介護職員の割合が多い 医療・看護スタッフが多い
サービス内容 身体介護を中心とした自立支援 医療的ケアとリハビリが中心
設備 ・浴室
・食堂
・トイレ
その他の設備は施設による
・浴室
・食堂
・トイレ
・診察室
・リハビリ室
その他の設備は施設による
居室タイプ 個室/多床室 個室/多床室
入所難易度 入所待機者が多く数ヶ月~数年以上待つ場合がある。 特養と比べると待機者は少なく比較的入所しやすい。

特別養護老人ホーム(特養)と老健の違いについては以下の記事でも解説しているので、詳細は以下のコラムで知ることが出来ます。

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特別養護老人ホーム(特養)の入所までの流れ

特別養護老人ホーム(特養)に入所するまでの流れとしては申込と入所決定後の手続きの大きく2つに分かれています。

申込の流れ

特別養護老人ホームへの申し込みの流れとしては以下の3つです。

  1. 希望の施設から申し込み書類を入手する(訪問もしくは郵送で入手。ホームページよりダウンロードで入手)
  2. 入所の申込書や介護保険証のコピーなど必要書類を揃える
  3. 必要な書類を揃えたら、希望の施設に申し込む

複数の施設に申し込む場合は施設ごとに申し込みが必要になることに注意しましょう。申し込みには、以下の書類が必要にあるので漏れが無いように注意しましょう。

  • 入所申込書
  • 重要事項説明書
  • 介護認定調査票のコピー
  • 健康診断書
  • 戸籍謄本
  • 住民票
  • 印鑑証明書
  • 身元引受書
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入所決定後の流れ

特別養護老人ホームでは、必要書類を提出した後は入所の審査が行われ、これを経て入所順位の決定、そして契約となります。入所前にはケアマネージャーと面談があり、今後の介護の方針などを話し合うことになるため、どのような介護を求めるのかなどは細かく家庭でも話し合っておきましょう。

入所が決定すると施設から連絡があり、そのあとは以下の手続きをとります。

  1. 施設側と入所予定日などの調整をする
  2. 施設もしくは自宅で契約書や身元引受け書、重要事項説明書など書類の説明を受けサインを行う
  3. 入所後は、特別養護老人ホームの所在地に住民票を異動する

入所手続きにはおおよそ1カ月半程度かかることになるので余裕をもって申し込みをしておきましょう。

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特別養護老人ホーム(特養)に入所する裏ワザはある?

入居待ちの多い特別養護老人ホーム(特養)ですが、「裏ワザ」はあるの?など気になる方も少なくないと思います。ここでは、裏ワザというよりも意外と知られていない入所を早める方法を紹介します。

特別養護老人ホーム(特養)に入所する裏ワザ10選は以下の通りです。

  1. まずは入所判定の仕組みを知る
  2. 空室状況のこまめな情報収集
  3. 少し高いユニット型を狙う
  4. 複数登録をする
  5. 短期入所生活介護を連続利用
  6. 職員の方に顔を覚えてもらう
  7. 特記事項を詳細に書く
  8. 緊急度をあげる
  9. 変化があれば細かく報告
  10. 入所希望地域を広げる

今回は特に早く入所するために必要な3つのポイントに絞って解説していきます。

まずは入所判定の仕組みを知る

特別養護老人ホーム(特養)に早く入所する方法の一つ目としては、先ず入所判定の仕組みを知っておく必要があります

特別養護老人ホーム(特養)に入所できる順番は「入所判定会議」で決まります。ベッドに空きが出ると次に入るべき方の優先度が高い順番に入所順が決まっていきます。したがって、入所申し込み順ではなく、以下の観点で優先度が高い方から入所が決まっていきます。

  • 介護保険:要介護認定の重さ(基本的に要介護3~5の中で要介護3より要介護5の方が優先)
  • 医療・介護面:病状や感染症の有無(病状によって入所できないケースがある)
  • 方向性:特養の方向性を理解し納得してくれているか
  • 現在の介護状況:現在の介護者は誰でどの程度の頻度で介護を受けているか

以上の項目によって優先度が決まっていくので、特養に入所する際に記載する入所希望理由などの項目には現在の介護の状況や介護者がどの程度介護を行えているのかなども記載しておくとよいでしょう。

空室状況のこまめな情報収集

特別養護老人ホーム(特養)に早く入所するには、空き状況をこまめにチェックしておく必要があります。特別養護老人ホーム(特養)の空き状況を確かめるには自治体のホームページから確かめるのが一番確実です。

自治体によって公表の仕方が異なりますが、例えば埼玉県の場合は「【特養・老健】空床・入所待ち情報提供システム」として、施設名を検索して空き状況を確かめることが出来ます。また、自治体によっては最新の入居待ち人数を公表している自治体にも少なくありません。

また、すでに入居したい施設が決まっているという場合は施設に直接確認するのも選択肢の一つです。

特養は入居待ちが多いイメージがありますが、実際には地方の特別養護老人ホーム(特養)などでは入居待ちなく1~2カ月の入居手続きの期間だけでスムーズに入ることが出来るケースも少なくありません。まずは、自治体のホームページなどから空き状況を確かめてみましょう。

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少し高いユニット型を狙う

特別養護老人ホーム(特養)に早く入る3つ目の方法としては、少し費用が高いユニット型介護を提供している特養を狙うのも一つの方法です。

介護保険施設である特別養護老人ホーム(特養)はイメージから公共性が高く少し古いようなイメージをする方もいらっしゃるかもしれませんが、ユニット型特養の場合ホテルのような作りになっていて設備も充実しているケースが少なくありません。

例えば、群馬県にある特別養護老人ホームあまてらすという施設では、リラクゼーションマシンや高濃度水素水サーバー、酸素ボックスなどの設備が充実しています。

ユニット型特養の場合は少々費用が高くなるケースがありますが、空き状況という観点で考えると比較的すぐに入居できるケースがあると言えるでしょう。

その他に施設に早く入所する方法は以下の記事で解説しています。

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特別養護老人ホーム(特養)にまつわるよくある質問

最後に、特別養護老人ホーム(特養)にまつわるよくある質問について解説していきます。

特別養護老人ホーム(特養)とその他の介護施設の違いは?

介護施設の利用を考えた際の選択肢は、特別養護老人ホームだけではありません。介護施設は他にもさまざまあるため、どれを選ぶかは利用者の状態に合わせて考えることが大切です。特別養護老人ホームと他の介護施設の違いを知り、どれが利用者にもっとも適しているのかを見極めましょう。

有料老人ホームとの違い

民間企業などが運営している有料老人ホームは、施設によって入居の条件がさまざまです。要介護1~5や要支援1~2のすべての人を受け入れていることもあれば、これらに該当しない自立の人でも入居可能なケースもあります。

入居者の状況やニーズに応じて、介護付き、住宅型、健康型などの種類があり、提供するサービス内容により低額から高額のホームまであります。

有料老人ホームは数も多く、選択肢は豊富であり、入居難易度もそれほど高くはないでしょう。

養護老人ホームとの違い

厳密にいえば介護施設ではなく、養護施設であることが、養護老人ホームの特徴です。そのため、入所の条件は基本的には自立した人であり、経済的や精神的に苦しい人が、社会復帰を目指すための自立支援を行う施設と考えましょう。

そのため、サービス内容も社会復帰のための自立支援に注力されており、介護サービスの提供はほとんどありません。入所の難易度は特別養護老人ホームと同じで高く、市区町村の担当者が調査、審査を行って入所が決定するためハードルは高いと考えましょう。

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特別養護老人ホーム(特養)のまとめ

特別養護老人ホームは、要介護3以上の高齢者の方を対象としている公的な施設です。提供サービスは食事・入浴・排泄の介助や生活支援、リハビリやレクリエーションとなっています。

世帯所得によっても費用は変わりますが、月額費用は自己負担9~15万円が相場となっています。施設によって居室タイプが異なるので入居後の生活を見据えて施設を選ぶようにしましょう。

特別養護老人ホーム(特養)とは?

特別養護老人ホーム(特養)とは、要介護3以上の方を受け入れている公的な介護保険施設です。在宅での生活が難しくなった要介護の高齢者を受け入れていることが特徴で、正式名称は「特別養護老人ホーム」とされています。詳しくはこちらをご覧ください。

特別養護老人ホーム(特養)の特徴は何ですか?

特別養護老人ホーム(特養)の特徴は、「空きが少なく待機者が多い」「約6割の特別養護老人ホーム(特養)が看取りを実施」「退去となる場合もある」の3つです。詳しくはこちらをご覧ください。

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