「老人ホームに入りたいけれど、生活保護を受けているから入りづらそう」
「生活保護を受けながら老人ホームに入りたいけれど、どの施設が良いかわからない」
介護が必要になったとき、年金だけで介護サービスや老人ホームなどの施設の費用を支払って生活することは、決して簡単なことではありません。そこで、生活保護を活用しつつ老人ホームに入居したいと考えている方も一定数いらっしゃいます。
生活保護を受けながら、老人ホームに入居することはできるのでしょうか。詳しく解説します。

生活保護を受けていても老人ホームに入ることは可能
生活保護を受けながら老人ホームに入居できるのか、不安に思われる方は多くいらっしゃいますが、結論から言うと生活保護を受けている方でも、老人ホームに入ることは可能です。
必ずしも、好きな施設に入れるわけではありませんが、下記2つの方法だと、生活保護受給者でも老人ホームに入居することが可能です。
- 特別養護老人ホームを中心に探す
- 有料老人ホームの中でも、生活保護受給者向けの料金プランを用意している施設を探す
生活保護を受給しているから老人ホームはだめだと諦めている方でも、一度調べてみれば見つかるかもしれません。
特別養護老人ホーム(特養)を中心に探す
生活保護を受けつつ入りやすい老人ホームと言えば、まず特別養護老人ホームが挙げられます。
特別養護老人ホームは、国や自治体から補助を受けているため、入居時の費用負担が非常に少ないのが特徴です。
民間の有料老人ホームよりも費用が安いうえに、年間所得に合わせた負担軽減制度もあるため、生活保護を受けている人でも費用面で心配することなく入居することができます。
入居対象は、要介護度3以上の判定を受けている人ですが、要介護度2以下の人でも特別な事情があれば入居が可能となる場合があります。
生活保護受給者向けのプランを用意している老人ホームを探す
老人ホームの中には、生活保護を受けている方でも入れるよう、生活保護受給者向けの料金プランを用意している老人ホームや、要相談と記載して相談に乗ってくれる老人ホームもあります。
生活保護を受けている方でも入居できるかどうか調べるには、老人ホームごとのホームページや民間ポータルサイト上で、生活保護料金プランがあるかどうか調べたり、生活保護は要相談といった記載があったりしないかどうか確認してみましょう。
これらの記載があれば、生活保護受給者を入居した実績を持っていることが多く、受け入れてくれる可能性が高いと言えます。ただし、自分で一から探すのは骨の折れる作業です。
そこでケアスル介護では、入居相談員からその場で条件に合った施設を提案してもらうことができます。
日程調整から見学予約まで全て無料で代行しているので、生活保護の方でも入所できる施設を探すならまずは相談してみませんか。
ピッタリの施設をプロが提案
生活保護を受けながら入れる老人ホーム一覧
生活保護を受けながら入ることができる老人ホームは下記の4つです。特別養護老人ホームについては上記にて解説しましたので、ほかの老人ホームについて詳しく見ていきましょう。
- 特別養護老人ホーム(特養)
- 有料老人ホーム
- サービス付き高齢者向け住宅
- グループホーム
有料老人ホーム
民間施設の有料老人ホームは、特別養護老人ホームに比べると入居費用が高額になることが多いですが、施設によって大きく異なり、比較的安く済む施設もあります。
住宅型有料老人ホームや介護付き有料老人ホームの中には、生活保護受給者向けの料金体系を用意しているホームがあるのです。そのため、各老人ホームの料金体系を確認し、生活保護受給者向けの料金設定がないかどうか確認してみるとよいでしょう。
なお入居対象は老人ホームによって異なり、自立している人や要支援の人でも入居できるところがあります。要介護度が重い人であっても、特別養護老人ホーム同様、ホーム内に介護スタッフが常駐しているため緊急時でも安心です。
ただし、ホームによっては生活保護を受けている人を受け入れていないところや、人数制限があるところもあるので、事前に確認が必要です。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
サービス付き高齢者向け住宅とは、自宅に近い感覚で生活しながら、定期的な安否確認や生活相談などのサービスを受けることができる賃貸の住まいです。
このサービス付き高齢者向け住宅の中にも、生活保護受給者向けの料金体系を用意している施設があります。有料老人ホームと同様民間施設のため、施設によっては入居費用が高めですが、一度料金体系を確認してみるとよいでしょう。
施設によって、介護不要な人が入居できるところから、要介護度5の人が入居できるところまで、入居条件が異なります。
なお、施設によっては生活保護を受けている人を受け入れていないところや、人数制限があるところもあります。
グループホーム
グループホームとは、認知症患者が実生活に近い環境で生活する介護施設です。グループで生活し、能力に合わせて家事分担しながら日々の生活を集団で行います。
65歳以上かつ要支援2以上の方が入居することができ、介護施設というよりは、自立支援を目的とした施設になっている点が特徴的です。
グループホームは、寝たきりや重度の要介護者の方は入居できず、比較的軽度な要介護者や自立した方が入居でき、集団生活を営むための場所となっています。
生活保護受給者が入居可能な老人ホームは約3割
平成25年に全国有料老人ホーム協会が行った調査によると、全国の老人ホームのうち、入居者に生活保護を受けている人がいる施設の割合は、全体の32%となっています。
おおよそ3つに1つの老人ホームに生活保護の方がいるという計算になります。また、生活保護を受けている人が入居者の50%を超える施設の割合は全体の15.3%に留まっており、特定の施設に生活保護受給者が集まっている、ということもでありません。
そこからも、生活保護受給者が老人ホームに入るのは稀ではないことが伺えるでしょう。
生活保護を受けている方が通常の老人ホームの料金で入居することは考えづらいので、これらの施設では生活保護受給者向けの料金プランが用意されていると考えてよいでしょう。
生活保護を受けながらでも入れる老人ホームを探したい方は、ケアスル介護で施設を探してみてはいかがでしょうか。専門のケアアドバイザーに無料で相談でき、生活保護を受けていても入れる施設を提案してもらうことが可能です。
ピッタリの施設をプロが提案
生活保護を受けながら老人ホームに入居できるのか、不安に思われる方は多くいらっしゃいますが、結論から言うと生活保護を受けている方でも、老人ホームに入ることは可能です。詳しくはこちらをご覧ください。
生活保護を受給している場合は、「特養」「生活保護受給者向けのプランを用意している有料老人ホーム」などが挙げられます。詳しくはこちらをご覧ください。