「サ高住でショートステイは利用できるの?」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。
サ高住の中には、ショートステイ(短期)利用が可能な施設もあります。ここでは、サ高住の中をショートステイで利用した場合の、費用や受けられるサービスなどについて、詳しくご紹介していきます。
この記事を最後まで読み終えてもらえたら、サ高住でショートステイを利用できることが分かり、入居後の生活をイメージするのに役立ちます。
サ高住のショートステイ利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
- サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)はショートステイとして利用できる!
- サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)をショートステイ利用した場合の費用
- 自費ショートステイ利用時のサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)で受けられるサービス
- サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の自費ショートステイにおけるチェックポイント
- サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)の自費ショートステイにはどんなメリットがある?
- サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)のショートステイで生じるデメリットとは?
- サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)以外にショートステイ利用できる施設
- ショートステイ利用でサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の生活をお試ししてみよう
- サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)はショートステイとして利用できる!
- サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)をショートステイ利用した場合の費用
- 自費ショートステイ利用時のサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)で受けられるサービス
- サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の自費ショートステイにおけるチェックポイント
- サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)の自費ショートステイにはどんなメリットがある?
- サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)のショートステイで生じるデメリットとは?
- サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)以外にショートステイ利用できる施設
- ショートステイ利用でサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の生活をお試ししてみよう
サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)はショートステイとして利用できる!
サ高住は賃貸契約を結ぶ高齢者向けの住宅ですが、ショートステイとしても利用できます。
サ高住に、介護保険制度上のショートステイを併設していて、介護保険適用で利用できる施設もありますが、実際にはほとんどありません。この記事ではそのような施設ではなく、全額自費で短期間利用できる施設について解説します。
短期利用ができる施設では、数日間といった短い期間から、数カ月にいたるまで、希望に応じて利用期間を決められます。施設によっては、居室に家具や照明をあらかじめ設置しているところもあり、このようなところであれば、生活に必要なものは施設に揃っていますから、身の回りの物だけ持参すればよい手軽さも人気の秘訣といえるでしょう。
気分転換の目的だけでなく、実際に入居する前のお試しを兼ねて、自費ショートステイを利用する方も少なくありません。見学しただけでは分からないような、ほかの入居者やスタッフの様子、施設の雰囲気などを細かくチェックできます。
入居後、ミスマッチによる住み替えのリスクを減らせるのも魅力的です。
また、サ高住を探しているという方はケアスル介護で探すのがおすすめです。入居相談員にピッタリの施設を提案してもらえるので、初めてでもスムーズに施設探しをすることが出来ます。
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サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)をショートステイ利用した場合の費用
ショートステイ中にかかる主な費用は、居住費、管理費、水道光熱費などです。食費やサービス費は、利用した分だけ支払います。
一般的に、サ高住の入居時には、敷金が必要な施設がほとんどですが、短期利用の場合は「1日5,000円」のような料金設定になっており、そのなかに身体状況の把握、生活相談、食事、入浴時などのアメニティ利用料、その他のサービスを含めているところが多いようです。(介護サービスは含まれません) 入居促進のために、施設入居を検討する際の「体験利用」の位置づけで行っています。
繰り返しになりますが、これらの費用には介護保険料が適用されないため、すべて自己負担となります。
自費ショートステイ利用時のサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)で受けられるサービス
サ高住で自費ショートステイを利用すると、入居中と同様のサービスを受けられます。
そこで、自費ショートステイ利用中に受けられるサービスについて、ご紹介していきます。サービス内容について詳しく知りたい方はチェックしてみましょう。
安否確認・見守り
高齢者は日中は元気に過ごしていても、夜間や明け方に突然体調を崩してしまう場合があります。
自宅で1人暮らしをしていると、発見が遅れてしまい、後遺症が残ってしまったり、なかなか回復しなかったりするケースも少なくありません。
そこで、多くのサ高住では、安否確認サービスを導入し、介護職員が定期的に入居者の居室を巡回して、入居者の健康状態を把握しています。
入居者本人だけでなく、遠方に住む家族も安心して過ごせるのは嬉しいポイントです。
訪問の時間や回数、トラブル発生時の対応は施設によって異なるので、あらかじめ確認しておきましょう。
生活相談
サ高住では、健康問題や日常生活の中で感じている不便さなど、入居者の身の回りに関するあらゆる相談に対応します。
周囲に話を聞いてもらえると、安心できる入居者は少なくありません。
特に、介護職員やケアマネといった資格を持つ生活相談員が専門的な視点でアドバイスすることもあり、不安の解消につながります。
必要に応じて入居者が外部のサービスを利用できるように、施設側が情報の提供や橋渡しをする場合もあります。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の自費ショートステイにおけるチェックポイント
今後入居する可能性も含めて、自費ショートステイを利用する際は納得のいく施設を選ぶことが大切です。
そこで、サ高住の自費ショートステイにおけるチェックポイントをご紹介していきます。どのような施設なら安心して自費ショートステイを利用できるのか、確認してみましょう。
ほかの入居者やスタッフの雰囲気が明るい
ほかの入居者が穏やかに生活できており、スタッフが明るい人柄の施設なら、安心して自費ショートステイの利用ができます。
特にスタッフ同士の雰囲気が良ければ、入居者にとっても過ごしやすくなるやすい可能性が高いです。
スタッフが忙しそうにしていて、コミュニケーションをはかりにくい施設は、充分なサービスの提供を受けるのが難しいので、避けた方がよいでしょう。
生活支援サービスが整っている
食事、洗濯や居室の掃除、外出時の送迎など、生活支援サービスの充実度もチェックしましょう。
提供されているサービスの内容は施設によって異なります。希望するサービスが提供されていることも重要なポイントです。
また、サービスの利用費や、費用内で利用できる回数なども把握しておきましょう。
生活支援サービスが充実している施設は、人手がかかっており、費用が高額な傾向にあります。予算を重視するのであれば、希望するサービスのいずれかを妥協するなども、時には必要かもしれません。
医療・介護体制が充実している
持病のある方や医療的ケアを必要としている方は、短期利用をさせてもらえない可能性が高いですが、仮に利用させてもらえるのであれば、持病の悪化などで、より手厚い医療的ケアが必要になったときにどのように対応してもらえるかを確認しましょう。
そこで、チェックしたい医療・介護体制のポイントは以下の通りです。
- 介護職員の配置人数が基準より多い(「介護型」の場合に限る)
- 常勤の看護師やリハビリの職員の有無(「介護型」の場合に限る)
- 医療機関との連携体制
- あらかじめ施設で対応できるケア
- 緊急時の対応
医療・介護体制が充実している施設なら、入居後に介護度が上がったり、体調が悪化しても安心して生活を続けられます。
食事提供サービスは個別対応が可能である
多くのサ高住では、カロリーや塩分、栄養バランスを考えた食事提供サービスに対応していますが、さらなる個別対応を必要とするならば、できる範囲は施設によってさまざまです。
身体状況に合った治療食や食事形態(刻み、ペースト等)に変更できる施設は、ショートステイ利用後に長期的な入居も視野に入るでしょう。
きめ細かく対応してくれる施設であれば、腎臓の機能が低下している方や、糖尿病、高血圧の方など、食事に配慮が必要な場合、健康を維持しながら食事を楽しむことが可能です。
レクリエーションやイベントの内容・頻度に満足できる
レクリエーションやイベントは、入居者の運動機能や認知機能の維持・向上に役立ちます。また、日々の生活を充実させ、楽しみや生きがいを持つことも大切な目的です。
サ高住で、レクやイベントに力を入れている施設は少数ですが、積極的に実施している施設であれば、ショートステイ利用中にも、ほかの入居者と交流を持ち、楽しい時間を共有することができます。
充実した生活を送るためにも、レクリエーションやイベントの内容や頻度が本人の希望とマッチしている施設を選びましょう。
入居後の楽しい生活をイメージできる
体験入居を兼ねている場合、入居後の生活を見据えながらショートステイを利用します。
気になる点が多い施設は、入居後にミスマッチが生じ、住み替えが必要になる場合があります。一方、入居後の楽しいイメージを持てる施設なら入居も検討できるでしょう。
スタッフやほかの入居者との相性や、レクリエーションの内容・頻度などは、本人しか評価できません。そのため、本人の意思を尊重することが大切です。
7.生活必需品以外の持ち込みが認められている
施設によって、自費ショートステイ利用時に持ち込みが認められている物が異なります。そのため、あらかじめ資料を請求したり、担当者に質問したりして確認しておきましょう。(入居契約をすれば、持ち込み可能な施設がほとんどですが、短期利用だと断られる施設が大半です)
家族の写真や本人が長年愛用してきたものなどは、持ち込みが認められるケースが多いです。一方、多額の現金や貴金属類は、トラブルの原因となりやすいため、持ち込みを制限している施設が少なくありません。
サ高住では自由度の高い生活ができ、買い物や外出も行けますが、必要最低限の現金の持ち込みにとどめましょう。
8.ペットと一緒に利用できる
件数は極めて少ないものの、ペットと一緒にショートステイ利用できるサ高住もあります。
動物と一緒に生活すると、高齢者の情緒の安定に役立つため、ペットと一緒に暮らせる施設は徐々に増えてきています。
ペットと一緒に生活しており、ショートステイ利用中にお世話を頼める家族がいない場合、ペットの受け入れが可能な施設を探してみましょう。(ただし、短期利用でペットまで受け入れてくれる施設を探すのは、かなり困難かもしれません)
また、ペット可のサ高住では、ほかの入居者に迷惑をかけないように、ペットに関するさまざまなルールが定められています。
ショートステイ利用中は、施設のルールをしっかり守ることも大切です。
サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)の自費ショートステイにはどんなメリットがある?
実際にショートステイを利用すると、パンフレットやホームページに記載されていない、入居者や施設の様子が分かります。
また、住み慣れた自宅を離れて、施設に入居する心の準備ができるので、入居後スムーズに生活を受け入れやすいです。
気になる施設をいくつかショートステイで利用してみた後、希望する条件に合う施設への入居を決めても構いません。いきなり入居するよりも負担が少なく済みます。
サ高住は自由に外出や外泊ができるので、ライフスタイルをほとんど変えることなく生活を続けられるのも魅力といえるでしょう。
サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)のショートステイで生じるデメリットとは?
サ高住のショートステイ利用中は、費用が発生してしまいます。しかも、保険適用外なので、全額自己負担となる点も注意が必要です。
また、日数に応じた着替えなども持ちこむため、ショートステイ利用後に荷物を持って帰らなければなりません。
施設を気に入った場合、そのまま契約・入居も可能なのか、あらかじめ確認しておくと安心です。
サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)以外にショートステイ利用できる施設
サ高住以外に全額自費ではなく、介護保険の適用を受けたショートステイ施設はいくつかあります。(むしろ、保険適用のショートステイがほとんどです)しかし、ショートステイの種類や費用体系が異なるため、注意が必要です。
そこで、サ高住以外にショートステイ利用できる施設について、詳しくご紹介していきます。
短期入所生活介護(一般的なショートステイ)の場合
短期入所生活介護は最も一般的なショートステイで、自己負担額は所得に応じて1~3割とされています。
介護保険が適用されるのは、介護サービス利用料金、サービス加算費用です。一方、居住費や食費、日用品などの雑費は、介護保険の適用外となるので注意してください。
65歳以上で、要介護もしくは要支援の認定を受けていれば利用可能です。
食事や入浴、排せつ、着替えの介助など、生活支援のサポートを受けられます。運動機能や認知機能を維持したい方は、アクティビティやリハビリが充実した施設を選びましょう。
特養(特別養護老人ホーム)
特養では、ショートステイを併設している施設もたくさんあります。また、特養の入所者の長期入院中などに、短期的にショートステイとして活用している施設もあります。
要支援1からショートステイを利用可能で、日常生活支援や介護サービスの提供を受けられます。
利用を開始するには、ケアマネジャーへの相談が必要です。ケアプランを踏まえて、条件に合う施設の受け入れ状況を確認してもらえます。
費用の安さから希望者が多く、数カ月先まで予約が埋まっている施設も少なくありません。
また、原則的に利用は30日までですが、それ以上に利用できるロングショートステイ(ショートステイの長期利用)も可能な場合もあります。ただし、要介護度が低いと、限度額を超えた超過分を全額自己負担しなければならない場合もあります。
介護付き有料老人ホーム
最近では、介護付き有料老人ホームの居室を、ショートステイとして利用可能としている施設も増えています。介護保険の適用でショートステイを利用する場合、要支援・要介護認定を受けており、比較的状態が安定している方が対象です。
「介護付き」の場合、食事や入浴といった生活援助や、レクリエーション、リハビリなどを受けられます。
ただし、医療体制は施設によって異なるので、希望に合ったケアや処置を受けられない可能性があります。
日常的に医療的ケアがや処置が必要な方は、ショートステイの利用中に対応してもらえるのか、担当のケアマネジャーや施設に確認しましょう。
短期入所療養介護の場合
医療型ショートステイとも呼ばれます。老人保健施設内にある場合がほとんどです。身の回りのサポートや日常生活の介護に加え、医療的ケアを受けることが可能です。
利用には要介護1以上の認定が必要となります。24時間の看護体制が整っており、インスリンの注射や痰の吸引、経験栄養など、日常的に医療的ケアが必要な方に向いているでしょう。
介護保険の自己負担割合は、所得に応じて1〜3割です。利用料金、サービス加算費用は、介護保険が適用されます。
居住費や食費、日用品などの雑費は介護保険の適用外なので、自己負担しなければなりません。
老健(介護老人保健施設)
生活援助以外に、看護師や理学療法士、作業療法士などによる機能訓練を受けられます。
医師の常駐義務があるのも、老健ならではの特徴といえるでしょう。1日のスケジュールの中に、リハビリや医師の診察などが組み込まれています。
一般的なショートステイ(短期入所生活介護)と同様に、1泊2日から30日まで、ショートステイが可能です。介護サービスは介護保険の適用となるものの、居住費や食費、オムツ代などの雑費は全額自己負担となるので注意してください。
手厚い医療サービスへの対応は難しいですが、内服管理やインスリン注射といった、比較的軽度の医療的ケアの方なら受け入れ可能です。
介護医療院
介護医療院は、病状が安定期にある要介護者が、ショートステイとして短期間の入居が可能です。
ショートステイ利用中は、看護ケアや介護サービス、機能訓練などのほかに、必要な医療的ケアや日常生活上の世話を提供します。
また、医療上の問題を解決したり、病状を把握したりすることで、在宅介護に活かせるでしょう。
最長30日まで利用でき、対象者は要支援・要介護認定を受けている方です。
介護保険適用外の場合
介護保険適用外のショートステイは、要支援や要介護の認定がない、自立の方でも利用できます。体験入居や気分転換といった目的が多いです。
ただし注意しなければならないのは、利用料金には介護保険が適用されず、全額自己負担となる点です。
施設によって金額の差も大きいため、自己負担額が気になる方は、あらかじめ施設に確認しておきましょう。
介護付き有料老人ホーム
先に述べた通り、最近では、介護付き有料老人ホームの居室を、ショートステイとして利用可能としている施設も増えています。特養などに併設したショートステイと比較すると予約を取りやすく、気軽に利用しやすい点からも、介護付き有料老人ホームのショートステイの人気は高いです。
要介護認定を受けている方が多く入居していますが、要介護認定を受けていなくても、ショートステイを利用できます。
ただし、全額自己負担となるので注意しましょう。ショートステイを利用したい場合は、施設に直接申し込みをする必要があります。
住宅型有料老人ホーム
住宅型有料老人ホームのショートステイは、サ高住同様に全額自費となります。入居を検討する方がお試しで利用するのに向いているでしょう。ほかの入居者の雰囲気や生活の流れなどを把握できます。
利用期間は、数日単位の短いものから、数週間単位の長いものまで、希望に応じてさまざまです。
4週間ほど前から予約を入れるのが一般的で、予約がいっぱいの場合は利用できません。また、予約後はショートステイの利用期間に応じた料金を前払いします。
ショートステイ利用でサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の生活をお試ししてみよう
サ高住は、希望に応じた期間で、ショートステイの利用ができます。
実際にサービスを受けることで、ニーズにマッチしている施設なのかわかるため、お試しの入居にも向いています。
ただし、介護保険適用外となり、全額自己負担しなければならないので注意しましょう。
また、サ高住以外に、ショートステイを利用できる施設は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などがあります。
それぞれの施設の利用条件やニーズを満たしているか、しっかり把握することが大切です。
ほかの施設と比較したうえで、サ高住が希望する条件に合っている方は、ショートステイでサ高住の生活をお試しし、入居を検討してみましょう。
ショートステイで必要となるのは、指示された書類、内服薬、衣類、日用品などです。普段から使い慣れたものや、着心地のよい衣類を用意しておくと快適に過ごしやすいです。トラブル回避のために、高額な現金や高級な腕時計・装飾品の類は持ち込まないようにしましょう。詳しくはこちらをご覧ください。
ショートステイを利用中、ご家族が利用者の元を訪問しても問題ありません。サ高住では、入居後もご家族がお気軽に訪問でき、入居者ご本人も外出や外泊が可能です。ぜひご家族での団らんのひと時をお楽しみください。詳しくはこちらをご覧ください。