薬の使用期限を調べるには?具体的な期限や保管の仕方を徹底解説!

薬の使用期限を調べるには?具体的な期限や保管の仕方を徹底解説!

頭痛薬や胃腸薬など、いざという時に備えて薬を常備している方も多いでしょう。しかし、自宅を掃除していると、いつ買ったかわからない薬が出てきた経験はありませんか?いつか飲むからと思ってそのまま保管なんてこともあるかと思います。

今回は、薬の使用期限や種類別の保管方法について徹底解説します。この記事を読んでいただき、薬の正しい期限の確認方法、保管方法を理解し服用しましょう。

約7秒に1人が利用!
ピッタリの施設を提案します
STEP
step1
1
step2
2
step3
3
step4
4

薬の使用期限について

普段食べている食品には、美味しく食べられる期間である賞味期限があります。また、その日付までは食べることができる消費期限も設けられています。薬も食品と同じように、使用期限が決められているのはご存じでしょうか。

薬の劣化の有無は判別が難しく、専門家でも古い薬かどうかの判別は困難とされています。時間がたった薬は、発揮するはずの効果が発揮されなかったり、気温や湿度、紫外線などが影響し化学変化を起こしたりと、本来の効果を示さなくなる可能性があります。

このような状態にならないよう、使用期限があります。

薬の使用期限を調べるには

薬の使用期限については約4年で設定されています。市販薬においては薬の外箱に記載され、チューブ入り塗り薬では直接容器に記入されている場合もあります。

共通している条件として、使用期限の設定は未開封ということです。薬の種類も多く判断がつきにくいかもしれませんが、薬の種類別に違いを解説していきます。

市販薬の調べ方

一般的に市販薬の場合、外箱に使用期限の記載があるので、自宅で保管する場合は必ず外箱も捨てずに保管をしておきましょう。もし外箱を無くしても、市販薬の場合ならドラックストアにいる薬剤師に聞くこともできます。

処方薬の調べ方

医師から処方された薬に関しては、指示がある場合を除き指定された期限内で使い切るようにしましょう。処方薬は受診をした方に合わせて医師が処方するため、家族内での薬の共有や飲み忘れた薬を他の人に渡したりすることは決してしてはいけません。副作用が強くでる種類もあるため、処方薬の扱いには十分注意しましょう。

もし期限がわからなくなった処方薬を見つけた場合、処方された薬局で確認することが1番です。

飲み薬

飲み薬にはさまざまな形状があります。粉末の場合は半年程度、飲み薬は約1年が期限となります。

液状の薬は細菌が繁殖しやすいので、子どもが飲めなかった薬を容器にもどしたりすると菌が繁殖してしまいます。取り分けに使ったスポイトやカップは清潔に保つため、こまめに洗うようにしましょう。

目薬や注射薬

目薬を使用する際は、容器の先端に触れないようにしましょう。先端に触れてしまうと、その部分から目やに埃などが吸い込まれてしまい、細菌の繁殖が進みで感染を起こす可能性があります。

医療用目薬は大多数が開封後1ヶ月程度で使い切るように想定されているため、使いきれない場合は処分をしましょう。インスリンなどの注射薬に関しても約1ヶ月で期限となります。

注射薬を他の人に使ったり、使い回しをすることは感染症のリスクがあるため絶対にしてはいけません。

塗り薬・チューブ

軟膏などの塗り薬は他の薬に比べ長期の使用が可能です。

薬を塗る際は、薬自体にほこりや皮膚が侵入して細菌が繁殖してしまう恐れがあります。薬を長期間使用するためには、手を洗うなど常に清潔な状態で使用することが大切です。

患部に塗る際は、綿棒やガーゼなどを使うとより衛生的です。使用期限は容器に直接記載されていることもあるので確認しましょう。

遮光保存が必要な薬

薬の中には、特殊な保存をしなければならないものがあります。遮光保存といって、光によって分解されやすい薬に対して光が通らない場所や、容器に入れて保存する必要があります。そのため遮光保存が必須の場合は、容器を移し替えたりせずに保管しましょう。

また湿度や室温によって薬が分解されるものもあるため、冷蔵庫に保管する場合もあります。保管の難しい薬の場合は専門家に相談しましょう。

正しい薬の管理の仕方

薬は「温度・湿度・光」の3つに影響を受けやすいため、保管の際は直射日光を避けてなるべく湿気の少ない涼しいところに保管しましょう。薬は密閉された容器で保管場所は1箇所にまとめることが望ましいです。

密封された容器で保存する

薬は光、湿度、温度によって劣化は進みます。薬を保管するときは密閉できる容器を用意して、乾燥剤と一緒に保管しましょう。

保管場所を工夫すれば直射日光の遮断もできます。市販薬の殆どが瓶の容器や小分けにされているのは劣化を防ぐためです。薬は直射日光の当たらない、涼しいところに保管しておきましょう。

1箇所にまとめる

薬の保管場所は1箇所にまとめましょう。薬の保管場所を工夫しないと飲み忘れの原因になってしまいます。また飲み忘れが原因で過剰に服用してしまう場合があります。薬箱のように処方された薬を1箇所にまとめることで、飲み忘れや薬の紛失を未然に防ぐことができます。

1包化されている薬であればカレンダーに1ヶ月分の薬をテープで貼るなど、工夫次第で飲み忘れを防ぐことにつながります。

約7秒に1人が利用!
ピッタリの施設を提案します
STEP
step1
1
step2
2
step3
3
step4
4

使用期限前だけど余っている薬は?

処方された薬が余った場合は、薬局や医師に相談してみましょう。相談次第では薬を減らしてもらえ、薬代が減る可能性もあります。

薬が余る原因で1番多いのが飲み忘れで、1日3回の服用から1日2回に変更してもらうなど、様々な提案を受けることができます。注意点としては、医師や薬剤師への相談が大前提です。

量を増やしたり途中で服薬を止めたりと、自己判断で服薬量を調節するのは大変危険です。薬の効果が得られなかったり反対に効きすぎたりと、身体に異変がきてからでは遅いので、勝手な判断は慎みましょう。

余った薬についてさらに知りたいという方は、こちらもご覧ください。

まとめ:薬の使用期限について

この記事では薬の使用期限と正しい保管方法について紹介しました。

記載された期限は未開封での期間となります。3〜5年が目安ですが、開封後は早めに使い切ることをおすすめします。

薬は体の中に入れるもの、身体に塗るものですから保管方法や薬の使用期限について正しく理解しましょう。もしも薬でわからないことがあれば自分で判断するのでなく薬剤師や医師の説明をよく聞き、指示通り服用しましょう。


薬に使用期限はある?
普段食べている食品には、美味しく食べられる期間である賞味期限があります。また、その日付までは食べることができる消費期限も設けられています。薬も食品と同じように、使用期限が決められています。詳しくはこちらをご覧ください。

薬の使用期限を調べるにはどうしたら良いの?
薬の使用期限については、未開封の場合多くが約4年と設定されています。薬の種類別に違う場合もあるので、詳しくはこちらをご覧ください。
約7秒に1人が利用!ピッタリの施設をご提案
プロに施設を提案してもらう