障害者とその家族の高齢化による支援の展望
少子高齢化が問題視されてる現代において、介護者の高齢化も深刻です。今回は障害者の高齢化という観点から、そのご家族の高齢化による支援の展望について解説します。 岡田 圭祐 講師 浦和大学 社会学部 総合福祉学科 修士(福祉社会学) 障害者支援施設にて3年間勤務。城西国際大学大学院人文科学研究科福祉社会専攻修士課程修了の後、介護福祉士を養成する専門学校で教務主任として4年間勤務。2008年より浦和大学 […]
少子高齢化が問題視されてる現代において、介護者の高齢化も深刻です。今回は障害者の高齢化という観点から、そのご家族の高齢化による支援の展望について解説します。 岡田 圭祐 講師 浦和大学 社会学部 総合福祉学科 修士(福祉社会学) 障害者支援施設にて3年間勤務。城西国際大学大学院人文科学研究科福祉社会専攻修士課程修了の後、介護福祉士を養成する専門学校で教務主任として4年間勤務。2008年より浦和大学 […]
介護現場が抱える課題は様々です.今回は、「人手不足の解消と質の高い介護サービスを提供するには」という観点で解説します。 大工谷 新一 学科長・教授 北陸大学 医療保健学部 理学療法学科 博士(スポーツ科学) 理学療法士,日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー/教員 1991年に京都大学医療技術短期大学部理学療法学科を卒業後,一般病院と専門学校に勤務したのち,一般病院のリハビリテーション部長お […]
少子高齢化が深刻な現代では、高齢者と若者がより良い関係を築いていくことは大切な事です。本コラムでは高齢者と若者が共生するより良い社会を目指すために実例を含めて解説します。 齋藤 征人 教授 北海道教育大学 函館校 国際地域学科 社会福祉士 日本社会福祉学会・日本地域域福祉学会・日本教育支援協働学会 など 北海道医療大学大学院看護福祉学研究科博士課程を単位取得満期退学後、高知女子大学、帯広大谷短期大 […]
デザインにおいて高齢者が住み続けられるまちをつくるためにできることといえば、バリアフリーやユニバーサルデザインがあります。皆さんはバリアフリーやユニバーサルデザインという言葉を一度は聞いたことがあると思いますが、改めて確認してみましょう。 岩瀬 大地 教授 東京造形大学 造形学部 TZU DESIS Lab.ディレクター、一般社団法人Spedagi Japan理事、タイ国立キングモンクット工科大学 […]
人手不足が深刻な福祉業界において、介護を手助けする機器の存在は不可欠です。今回は、高齢者を支援する医療福祉機器のメリットや可能性について解説します。 井上 淳 教授 東京電機大学 工学部 機械工学科 日本機械学会、日本生活支援工学会、ライフサポート学会、看護理工学会 早稲田大学先進理工学研究科にて博士号取得後、東京電機大学 未来科学部 ロボット・メカトロニクス学科助教、東京電機大学 工学部 機械工 […]
成年後見制度は、ご本人やご家族にとってもメリットが大きい制度といえます。家庭裁判所から選任された成年後見人等(主に法定後見人を指します)は、預貯金の管理や各種機関などの契約手続きなどをご本人の代わりに行い、未然に不利益になることを防ぎます。一方では、成年後見人等に費用が掛かるなどのデメリットもあるといわれています。 今回は、成年後見制度の概要と活用方法について皆さんと考えていきたいと思います。では […]
はじめに ~地域包括ケアシステムとは~ 地域包括ケアシステムとは、重度な要介護状況になった後も、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを最期まで送ることができるよう、「住まい・医療・介護・予防・生活支援」の一体的な提供を目指すものです。特に、医療と介護の連携が盛り込まれた点や、要介護状態になる前の予防が重視されている点が特徴です。一般的に介護施設の利用は75歳を超えると増える傾向にあり、団塊の世代(第1 […]
「Sarcopenia(サルコペニア)」という言葉を聞いたことがありますか。これは、1989年に,Irwin Rosenbergによって提唱された造語です1)。ギリシャ語で筋肉を意味する「サルコ(sarx/sarco)」と減少・喪失を意味する「ペニア(penia)」を合わせた言葉です。高齢期にみられる筋肉の量の減少と筋肉の力の低下もしくは筋肉の機能の低下と定義されています2)。 日本におけるサルコ […]
今回は、統計学による高齢者介護の分析について簡単にご紹介させていただきます。 菅原 慎矢 准教授 東京理科大学 経営学部 ビジネスエコノミクス学科 資格:教員/学会:日本経済学会、日本統計学会、医療経済学会 東京大学大学院経済学研究科で博士号取得後、同研究科助教、東京大学大学院情報理工学系研究科特任助教を経て現職。専門はベイズ統計学、高齢者介護の経済データ分析。 最近の論文に、本校でも紹介したSu […]
少子高齢社会である現代において、介護リハビリが抱える問題は様々です。本コラムでは介護リハビリの目的から、介護を担うご家族のストレス低減の為にできることについても紹介しています。 上田 幸彦 教授・心理相談室室長 沖縄国際大学 総合文化学部 人間福祉学科 博士(心理学)・公認心理師・臨床心理士 日本心理学会、日本心理臨床学会、日本認知行動療法学会、日本健康心理学会 早稲田大学大学院修士課程を修了後、 […]
近年、注目されている若者と高齢者における世代間交流は、様々な面で影響を及ぼしています。本コラムでは「世代間交流」の観点で、その必要性から実際の例まで紹介します。 崔 恩熙 講師 松山東雲女子大学 人文科学部 心理子ども学科 博士(社会福祉学)、社会福祉士(日本と韓国) 日本社会福祉学会、日本地域福祉学会、日本福祉教育・ボランティア学習学会など 韓国で地域福祉の拠点機関である社会福祉館で社会福祉士と […]
介護業界が抱える問題は様々ですが、中でも「虐待」に関する問題は深刻です。本コラムでは虐待防止の取り組みから、より良い施設の選び方まで紹介します。 山本 秀樹 准教授・福祉学専攻主任 関西国際大学 教育学部 教育福祉学科 日本地域福祉学会、日本社会福祉学会、日本福祉教育・ボランティア学習学会、大学教育学会、防災教育学会 関西大学大学院社会学研究科博士課程後期課程単位取得満期退学。修士(社会学)。特別 […]
認知症高齢者が増加している現代日本では、各地域で住民同士が支え合い、互助機能を高めていく必要があります。今回はその互助機能を高める方法を見守り支援マップの観点からご紹介いたします。 髙橋 謙一 准教授 日本赤十字秋田短期大学 介護福祉学科 社会福祉士・介護福祉士・介護支援専門員 介護福祉士教育学会・認知症ケア学会など “東北福祉大学大学院修了(社会福祉学修士)。特別養護老人ホーム認知症等で介護福祉 […]
私たちは日々生きるために食事をしています。今回はそんな理想の食事の在り方について、「楽しい食事」と共「食」の観点からご紹介いたします。 安達 内美子 教授 名古屋学芸大学 管理栄養学部 管理栄養学科 管理栄養士 日本栄養改善学会、日本公衆衛生学会、日本健康教育学会、日本食育学会etc… 徳島大学医学部栄養学科を卒業後、名古屋市職員として17年勤務、2012年より現職。その間、青年海外協力隊栄養士隊 […]
人生100年時代と言われる中で、現在の低所得高齢者の実態と今後の課題について、ご紹介いたします。 大友芳惠 特任教授 藤女子大学 人間生活学部 人間生活学科 社会福祉士/大学教員 日本社会福祉学会 他 北海道大学大学院教育学研究科教育学専攻(博士課程)修了 教育学博士 低所得高齢者の研究を中心に行っております。 「低所得」とはいったいどのくらいの所得水準を指すのでしょうか。「低所得」の定義は一律で […]
高齢化が進む、現代日本での高齢者の就労と介護予防のつながりについてご紹介いたします。 塚本 成美 教授 城西大学 経営学部/城西大学大学院 経営学研究科 資格:教員/学会:日本経営学会、日本社会学会、日本老年社会科学会、組織学会、日本労務学会 慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程満期退学、2010年より現職。現在、シルバー人材センターを中心に高齢者就労問題を研究している。 全国シルバー人材センター […]
認知症患者数は2025年には700万人を超えると推計され,今後も認知症患者の家族介護者が増えることが予想されており,認知症患者の家族介護者が抱える精神的負担は深刻な社会問題となっています。 そこで,我々の研究室では,認知症患者の家族介護者のための傾聴の学習を行うトレーニングシステム(図1)の研究開発を進めています。傾聴の学習を行うことで,家族介護者がBPSDを緩和させる介護方法が可能になり,傾聴を […]
現在、私は保健医療系大学で老年看護学を担当しています。人生の年輪を重ねた高齢者の皆様に、看護学生がどのように接すればよいか、また、高齢者特有の病気はいかにして起こるか、など実践を通して共に学んでいます。 リハビリテーションの対象は、摂食・嚥下、呼吸器、循環器、がんの終末期など実に多様ですが、今回は特に身体機能維持や回復のためにリハビリテーションが必要になった高齢者ご本人と、そのご家族の方々に向けた […]
日本の高齢者人口は1950年以降初めて減少しましたが、総人口に占める高齢者人口の割合は29.1%と世界最高、75歳以上人口は初めて2000万人を超え10人に1人が80歳以上です1)。 世帯構造では、高齢者のいる世帯数は全世帯の49.7%を占めており、一人暮らしの高齢者は男女ともに増加傾向にあります。令和2年では男性の15.0%、女性の22.1%が一人ぐらしの高齢者でした2)。 高齢者の要介護者等数 […]
高齢者は加齢とともに全身の機能や免疫力、抵抗力などの低下から、様々な病気を発症しやすくなります。そのため病院へかかる機会も増え、その度に薬が処方されることもあります。高齢のご家族を在宅で介護をしている皆さんの共通の困りごとの一つに、この薬の管理があげられます。特に認知症の場合は、薬の管理は記憶や身体機能に比べ早い段階で介助が必要になることがわっています。(1) そこで、ここでは介護をしているご家族 […]
現在の日本は高齢者人口の増加に伴い、認知症高齢者も増加の一途を辿っています。2017年に学生(18歳~20歳)を対象に「高齢者や認知症に対する認識」に関するアンケート調査を行いました。その結果から、本コラムでは現代の若い世代と高齢者や認知症の人へのかかわりの現状とこれからの課題などについてお伝えします。 齋藤 美香 准教授 聖和学園短期大学 キャリア開発総合学科 介護福祉士、介護教員講習会修了、ア […]
皆さんは認知症に対して持つイメージはどのようなものがあるでしょうか?本コラムでは認知症の方との向き合い方から、それに対する福祉の在り方についてまで解説します。 鵜沢 淳子 講師 亀田医療大学 看護学部 看護学科 日本心身健康学会,日本健康医学会,日本看護科学学会 看護師免許を取得後、病院看護師16年、看護教員12年経験後、重症心身障害者などを対象したデイサービスに勤務。その後、現(株)Grace訪 […]
1人の人が複数の人を介護する多重介護は珍しいことではありません。ここでは多重介護と1人の介護では何が違うのか、その時のために準備しておけることについて説明していきます。私自身、介護を担って16年目です。そのうち10年間は多重介護をしてきましたが上手くいったことばかりではないので、皆さんに正しい方法を教えることはできませんが、多重介護で起こりやすいことを知っていただくことで皆さんの行動の参考になれば […]
来年、わが国は「2025年問題」に直面します。約800万人の団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になりますが、生産年齢人口の減少と相まって既に介護人材不足が表面化しています。その影響により、要介護高齢者等に対する介護サービスの提供に支障が生じ始めています。また、近年では更にその後の「2040年問題」(生産年齢人口の減少による介護人材不足の深刻化など)にも話題がのぼっており、介護人材の育成のほか、処遇 […]
介護人材不足が深刻な現代において、人材確保の為の工夫や業務の効率化は必要不可欠です。そんな悩める介護福祉施設に向けたヒントをご紹介します。 山路 学 講師 長崎総合科学大学 総合情報学部 総合情報学科 マネジメント工学コース 日本経営工学会 電気通信大学大学院情報システム学研究科博士後期課程満期退学。早稲田大学人間科学部助手、青山学院大学理工学部助手を経て、2018年より現職。専門は社会情報システ […]
厚生労働省の予測によると、高齢福祉現場では2025(令和7)年には約32万人、2040(令和22)年では約69万人の介護職員不足が生じるとされている。先駆けて地方都市では、この人材不足が事業経営の継続問題にまで発展している。また国内で介護人材の確保が困難なことから、介護業界で働く外国人の数も2023(令和5)年現在で約4万人と増加傾向にある。 上記のような、現代社会における外国人介護士の需要や今後 […]
人には、誰もが自分らしい生活を送る権利があります。その権利は、たとえ歳をとったとしても病気やケガで身体が思うように動けなくなったとしても同じです。多職種連携とは、介護を受ける人一人ひとりが望む生活を実現するために、医療や介護にかかわるいろいろな専門職が力を合わせて取り組む支援体制です。 舞谷 邦代 教授 金城大学 看護学部 看護学科 資格:看護師/学会:日本看護科学学会、日本ルーラルナーシング学会 […]
ノーリフティングケアという言葉を聞いたことはあるでしょうか。 ノーリフティングケアは、介護をする人の腰痛予防というメリットだけでなく、介護を受ける人にも様々なメリットがあります。 初めて聞いたという方は、これを機にぜひ知って頂きたいです。 森田 裕之 講師 中国短期大学 総合生活学科 介護福祉士 日本介護福祉学会、日本社会福祉マネジメント学会等 高知県立大学大学院人間生活学研究科人間生活学専攻博 […]
タッチケアとは、手や指を使って、触れる・さするなどの肌に優しくおだやかな刺激を伝えることで、からだとこころを癒し、健康の維持や健康を増進することをいいます。また、 認知症の方々へのケアや障がいのある方々のケアなどにも用いられ、家族を含めた介護にたずさわる方々との心のきずなを作るためにも役立てることができるとされています。今回はそのタッチケアについて紹介いたします。 外村 昌子 教授 森ノ宮医療大学 […]