コラム一覧

認知症高齢者施設における看護と介護の協働について

認知症高齢者施設における看護と介護の協働について

皆さんは認知症に対して持つイメージはどのようなものがあるでしょうか?本コラムでは認知症の方との向き合い方から、それに対する福祉の在り方についてまで解説します。 鵜沢 淳子 講師 亀田医療大学 看護学部 看護学科 日本心身健康学会,日本健康医学会,日本看護科学学会 看護師免許を取得後、病院看護師16年、看護教員12年経験後、重症心身障害者などを対象したデイサービスに勤務。その後、現(株)Grace訪 […]

多重介護について知っておきたいこと、今からできる準備

多重介護について知っておきたいこと、今からできる準備

1人の人が複数の人を介護する多重介護は珍しいことではありません。ここでは多重介護と1人の介護では何が違うのか、その時のために準備しておけることについて説明していきます。私自身、介護を担って16年目です。そのうち10年間は多重介護をしてきましたが上手くいったことばかりではないので、皆さんに正しい方法を教えることはできませんが、多重介護で起こりやすいことを知っていただくことで皆さんの行動の参考になれば […]

「2040年問題」を見据えて介護福祉士養成制度をいかに構築するか<br>~ドイツの取り組みを参考に~

「2040年問題」を見据えて介護福祉士養成制度をいかに構築するか
~ドイツの取り組みを参考に~

来年、わが国は「2025年問題」に直面します。約800万人の団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になりますが、生産年齢人口の減少と相まって介護人材不足が表面化しています。既に、要介護高齢者等に対する介護サービスの提供に支障が生じ始めています。また、近年では更にその後の「2040年問題」にも話題がのぼっており、介護人材の育成のほか、処遇改善、離職防止、生産性の向上、外国人材の受入れ促進などの対策が重点 […]

「選ばれる」「質の高い」介護福祉施設にする為には

「選ばれる」「質の高い」介護福祉施設にする為には

介護人材不足が深刻な現代において、人材確保の為の工夫や業務の効率化は必要不可欠です。そんな悩める介護福祉施設に向けたヒントをご紹介します。 山路 学 講師 長崎総合科学大学 総合情報学部 総合情報学科 マネジメント工学コース 日本経営工学会 電気通信大学大学院情報システム学研究科博士後期課程満期退学。早稲田大学人間科学部助手、青山学院大学理工学部助手を経て、2018年より現職。専門は社会情報システ […]

介護施設の外国人介護士の需要について

介護施設の外国人介護士の需要について

厚生労働省の予測によると、高齢福祉現場では2025(令和7)年には約32万人、2040(令和22)年では約69万人の介護職員不足が生じるとされている。先駆けて地方都市では、この人材不足が事業経営の継続問題にまで発展している。また国内で介護人材の確保が困難なことから、介護業界で働く外国人の数も2023(令和5)年現在で約4万人と増加傾向にある。 上記のような、現代社会における外国人介護士の需要や今後 […]

医療介護分野における多職種連携について 

医療介護分野における多職種連携について 

人には、誰もが自分らしい生活を送る権利があります。その権利は、たとえ歳をとったとしても病気やケガで身体が思うように動けなくなったとしても同じです。多職種連携とは、介護を受ける人一人ひとりが望む生活を実現するために、医療や介護にかかわるいろいろな専門職が力を合わせて取り組む支援体制です。 舞谷 邦代 教授 金城大学 看護学部 看護学科 資格:看護師/学会:日本看護科学学会、日本ルーラルナーシング学会 […]

ノーリフティングケア(持ち上げない介護)について

ノーリフティングケア(持ち上げない介護)について

ノーリフティングケアという言葉を聞いたことはあるでしょうか。 ノーリフティングケアは、介護をする人の腰痛予防というメリットだけでなく、介護を受ける人にも様々なメリットがあります。 初めて聞いたという方は、これを機にぜひ知って頂きたいです。  森田 裕之 講師 中国短期大学 総合生活学科 介護福祉士 日本介護福祉学会、日本社会福祉マネジメント学会等 高知県立大学大学院人間生活学研究科人間生活学専攻博 […]

心がつながるタッチケア

心がつながるタッチケア

タッチケアとは、手や指を使って、触れる・さするなどの肌に優しくおだやかな刺激を伝えることで、からだとこころを癒し、健康の維持や健康を増進することをいいます。また、 認知症の方々へのケアや障がいのある方々のケアなどにも用いられ、家族を含めた介護にたずさわる方々との心のきずなを作るためにも役立てることができるとされています。今回はそのタッチケアについて紹介いたします。 外村 昌子 教授 森ノ宮医療大学 […]

ロコモティブシンドローム(locomotive syndrome)を予防し,元気に長生き

ロコモティブシンドローム(locomotive syndrome)を予防し,元気に長生き

今回はロコモティブシンドローム(日本語で「運動器症候群」)についてとその予防方法についてご紹介します。  鶯 春夫 教授/学科長 徳島文理大学 保健福祉学部 理学療法学科 理学療法士/医学博士 徳島県理学療法士会会長/日本理学療法士協会代議員 1986年に理学療法士となり一般病院に勤務後、2010年に医学博士(徳島大学)を取得し、同年に徳島文理大学教授に就任した。専門は健康増進、介護予防、地域リハ […]

介護における高齢者の権利擁護とは

介護における高齢者の権利擁護とは

皆さんは権利擁護という言葉を聞いたことはありますか?一般的に「権利擁護」と聞くと、専門職が業務として行うイメージがあるかもしれせんが、本コラムでは、高齢者やその家族が権利を守る、表明する意識を持つ大切さについて解説します。 髙井 裕二 講師 大阪歯科大学 医療保健学部 口腔保健学科 社会福祉士コース 日本福祉教育・ボランティア学習学会、日本教育福祉学会など 大阪教育大学大学院を卒業後、寝屋川市内の […]

家族介護における心構えについて

家族介護における心構えについて

現代における介護業界が抱える問題は深刻です。介護を家族が担う事も珍しくない世の中で「介護」にはどのような在り方が求められるでしょうか。 本コラムでは、現代における介護の問題点から、介護の在り方について紹介します。 岩舘 亜沙美 講師 八戸学院大学 短期大学部 介護福祉学科 介護福祉士/認知症介助士/認知症世界の歩き方公認ファシリテーター/高校教員(福祉) 日本介護福祉学会/日本介護福祉教育学会/日 […]

介護施設におけるロボット活躍の可能性と普及に向けた課題

介護施設におけるロボット活躍の可能性と普及に向けた課題

有料老人ホーム,特別養護老人ホームなどの介護施設で,高齢者が,楽しく生活を続けていくために大事なことの一つが,レクリエーションです.しかし,介護施設は,慢性的な人手不足に陥っていることもあり,レクリエーションの実施に苦労しているケースもあります.そこで,私の研究室では,コミュニケーションロボットを活用したレクリエーション運用システムの研究開発を進めています. 以下では,介護施設におけるロボットの活 […]

だれでも参加できるスポーツ<br>「アダプテッド・スポーツ」の紹介

だれでも参加できるスポーツ
「アダプテッド・スポーツ」の紹介

より良い健康状態を維持するには適度な運動が不可欠です。しかし身体的な理由でスポーツを行うのが難しい方もいらっしゃいます。本コラムでは、そんな方でも参加できるスポーツの考え方を大切にした「アダプテッド・スポーツ」について紹介します。 河野 喬 准教授 広島文化学園大学 人間健康学部 社会福祉士/教員 日本社会福祉学会、日本アダプテッド体育・スポーツ学会 広島文化学園大学人間健康学部准教授。博士(芸術 […]

老人福祉センターとは

老人福祉センターとは

老人福祉センターは、老人福祉施設の1つで、無料または低額な料金で、老人に対して各種の相談に応じたり、健康の増進、教養の向上、及びレクリエーションの便宜などを総合的に供与する施設であり、市民と高齢者の親睦の場でもあり、また憩いの場でもあります。なお、類似の施設として、老人憩いの家や老人休養ホームなどがあります。 今回はその老人福祉センターについて、利用方法含めご紹介いたします。 藤田 了 准教授 大 […]

療養場所の決断に悩む高齢者と家族の気持ち<br>納得のいく療養先を決断するために

療養場所の決断に悩む高齢者と家族の気持ち
納得のいく療養先を決断するために

高齢者にとって、またはそのご家族にとって、人生の最期を迎える療養場所を決断する事は難しい問題です。本コラムではそれぞれが納得できる決断をするための手段や考え方について実際にあった例を交えて紹介していきます。 米山 美智代 准教授 富山福祉短期大学 看護学科 看護師/教員 認定看護管理者 日本臨床看護マネジメント学会理事 日本看護管理学会 日本老年看護学会 富山医科薬科大学大学院医学系研究科看護学専 […]

認知症者の暮らしを支える筋力と食事・栄養

認知症者の暮らしを支える筋力と食事・栄養

筋力の低下は日常生活に大きな支障をきたします。高齢認知症者における筋力の実態から、改善の為の食事・栄養管理について紹介します。 安武 健一郎 准教授 中村学園大学 栄養科学部 栄養科学科 管理栄養士、博士(薬学) 栄養治療学会(JSPEN)/病態栄養学会/栄養改善学会 中村学園大学を卒業後、平岡栄養士専門学校助手、独)国立病院機構で管理栄養士(厚生労働技官)、西九州大学講師・准教授を経て、2014 […]

介護を通して家族介護者が得られるもの<br>~介護の肯定感を高めるためにできること~

介護を通して家族介護者が得られるもの
~介護の肯定感を高めるためにできること~

今介護が苦しい、辛いと感じる日々を送られている方に少し介護の手を止めて読んでいただけると幸いです。そして心が軽くなる…もう少し介護を頑張ってみようかな…と思ってくださることを心より祈っています。  檪 直美 教授 福岡大学医学部看護学科 日本看護科学学会、日本在宅ケア学会、日本看護研究学会など 産業医科大学医療技術短期大学卒業後、総合病院に看護師として11年勤務。その後短期大学講師、福岡県立大学看 […]

老いと変化を受け止めきれない家族の葛藤

老いと変化を受け止めきれない家族の葛藤

老いていく自身にも老いていく家族に対してもどのように受け入れていくか日頃葛藤をされてる方がたくさんいらっしゃると思います。そんなご自身とご自身の大切なご家族、みんなにとってベターな毎日を送れるように「老い」についての考え方などを紹介いたします。 伊藤 美加子 准教授 東大阪大学短期大学部介護福祉学科 博士(学術)/社会福祉士/介護福祉士/主任介護支援専門員 日本介護福祉学会/日本介護福祉教育学会 […]

高齢者施設における転倒と心身への影響および転倒予防対策の現状について

高齢者施設における転倒と心身への影響および転倒予防対策の現状について

高齢者の介護が必要になる1つの要因に骨折・転倒があげられております。その中で高齢者施設における転倒と心身への影響、転倒予防対策について紹介します。  高取 克彦 教授 畿央大学 健康科学部 理学療法学科 理学療法士/教員 日本理学療法士協会,日本老年医学会,日本転倒予防医学会 大阪厚生年金病院(現JCHO大阪病院),西大和リハビリテーション病院リハビリテーション科にて勤務後,平成19年より畿央大学 […]

認知症ケアにおけるメモリーブックの作り方や活用方法

認知症ケアにおけるメモリーブックの作り方や活用方法

認知症の方々が集まるサロンである「認知症カフェ」 私の研究室では患者の方々とそのご家族の支援活動を行っています。 今回ご紹介するメモリーブックは、当研究室で開催していました「認知症カフェ」で利用していたものです。認知症カフェとは、オランダの「アルツハイマーカフェ」から始まり世界に広がりました。認知症の方やご家族、地域住民、専門職などが交流を深めることができる場です。認知症カフェの目的は、家に閉じこ […]

記憶力低下予防のための脳トレ

記憶力低下予防のための脳トレ

「脳トレ」という言葉を聞いたことのある方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。脳トレとは脳力トレーニングの略であり、最近はゲームや雑誌などでも取り上げられています。脳トレの目的は間違い探しなど様々な問題に取り組むことで集中力や記憶力を維持したり改善させたりすることです。しかし様々な研究によってどのような脳トレを行うことが最も集中力や記憶力の維持や改善に効果があるのかは十分には定まっていない現状が […]

家族でも実践できる介護現場で行われるストレスマネジメント

家族でも実践できる介護現場で行われるストレスマネジメント

介護の専門職であれ,ご家族であれ,介護という営みにストレスはつきものです.介護を必要とされる方のよりよい生活・人生をサポートしていくためにも,ストレスとうまく付き合ってゆくことが重要です.以下では,その方法である「ストレスマネジメント」についてご紹介します. 北垣 智基 准教授 天理大学人文学部社会福祉学科(2024年4月から改組により名称変更) 社会福祉士/介護福祉士/教員 立命館大学大学院社会 […]

高齢者介護と自殺の関係性

高齢者介護と自殺の関係性

日本では年間約2万件の自殺が報告されていますが、「介護・看護疲れ」を原因・動機とした自殺も後を絶ちません。介護をきっかけとした自殺や心中という悲しい事例を減らすためにはどうすれば良いのでしょうか。本コラムでは介護者・被介護者双方に焦点を当てたコミュニケーション方法や対策について解説します。 影山 隆之 教授 大分県立看護科学大学 看護学部 精神看護学研究室 日本精神衛生学会理事長、日本自殺予防学会 […]

今こそ知りたい、日本の介護とは

今こそ知りたい、日本の介護とは

日本は、世界で最も高齢化が進行した超高齢社会となったが、やがて誰もが100歳程度まで生きる「人生100年」時代が到来するとも言われています。長寿は、人類の勝利であるとともに様々な課題を生み出しています。 その先頭を走っている日本において、2000年に介護保険制度を制定しました。23年におよぶ介護保険制度の存在により、公的介護保険で親や自身の介護負担が行われるという意識は定着しつつあります。制度創設 […]

高齢者の携帯やスマートフォン使用時の理想的な姿勢について

高齢者の携帯やスマートフォン使用時の理想的な姿勢について

皆さんは理想的な姿勢について考えたことはあるでしょうか?本コラムでは現代人に多く見られる悪い姿勢についての解説と、家でも簡単にできるストレッチを紹介します。 瀬川 大 教授 大和大学 保健医療学部 総合リハビリテーション学科 作業療法学専攻 日本作業療法士協会・日本世代間交流学会など 2008年に作業療法士免許を取得し、神戸の回復期リハビリテーション病院にて10年勤務。整形外科疾患、脳血管疾患など […]

介護ロボットは何を助けてくれる?ロボットの種類や可能性について解説

介護ロボットは何を助けてくれる?ロボットの種類や可能性について解説

少子高齢社会の現代において、介護人材の確保の難しさは深刻です。そんな現代に介護ロボットの存在はどれほどの影響を与えるのでしょうか。 本コラムでは実際に開発された介護ロボットの例から、これからの介護ロボットの可能性について解説します。 榊 泰輔 教授 九州産業大学 理工学部 機械工学科 日本機械学会、日本ロボット学会、計測自動制御学会、日本VR学会、日本生活支援工学会、日本リハビリテーション工学協会 […]

高齢者の活動レベルにあわせた社会参加の形

高齢者の活動レベルにあわせた社会参加の形

高齢者の「社会参加」と聞くとどのような活動を思い浮かべますか?「友人と会う」「ボランティア活動に参加する」のような活動だけではなく、身体に無理のない範囲で「介護専門職の人と話す」ことも高齢者にとっては大きな意義があります。本コラムでは高齢者の活動レベルにあわせた社会参加の方法を紹介します。 太田 健一 助教 日本福祉大学 福祉経営学部 医療・福祉マネジメント学科(通信教育) 作業療法士/教員 日本 […]

高齢者が抱えるごみ出しへの課題、支援の受け方

高齢者が抱えるごみ出しへの課題、支援の受け方

国立環境研究所が2017年5月に「高齢者ごみ出し支援ガイドブック」を発行し、また環境省も2021年3月に「高齢者ごみ出し支援制度導入の手引き」をまとめました。私は、前者には協力者として、後者には検討会座長として関わりましたので、これらをベースに高齢者のごみ出し支援の動向をまとめます。 松本 亨 教授 北九州市立大学 環境技術研究所 廃棄物資源循環学会、環境科学会、日本環境共生学会など 九州大学大学 […]

住み慣れた地域の中でのとも暮らし -ホームホスピス-

住み慣れた地域の中でのとも暮らし -ホームホスピス-

ホームホスピスという仕組みをご存じでしょうか?ホームホスピスは高齢者や難病をお持ちの方など様々な方が利用できる「家」です。本コラムではホームホスピスについて解説します。 山口 健太郎 教授 近畿大学 建築学部 日本建築学会、都市住宅学会、人間・環境学会など 京都大学大学院工学研究科を卒業後、㈱メトス、国立保健医療科学院協力研究員、近畿大学理工学部講師、建築学部准教授を経て現職。専門は建築計画、高齢 […]

高齢者と幼児の世代間交流 ―役割と生きがい

高齢者と幼児の世代間交流 ―役割と生きがい

高齢者と幼児の関係性はそれぞれにポジティブな影響を与えると言われています。本コラムではお互いの関係性・影響に焦点を当てて,高齢者と幼児の世代間交流の大切さについて解説します。 西村 めぐみ 准教授 宝塚大学 大阪梅田キャンパス 看護学部看護学科 日本老年看護学会、日本家族看護学会、日本健康医学会 北海道旭川市出身。看護師として総合病院等に勤務後、宝塚大学所属、現在に至る。老年看護学分野の講義や実習 […]

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