グループホームと老人ホームの違いを一覧表で紹介!メリット・デメリットまで解説

グループホームと老人ホームの違いを一覧表で紹介!メリット・デメリットまで解説

高齢者が利用できる施設サービスは数多くありますが、施設によって特徴は異なります。そのため、ご自身や親御さんが入る施設も個人に適した施設があります。

この記事では、グループホームと老人ホームの違いを解説します。主に認知症を患った方が入居するグループホームと、認知症の方でも入居できる老人ホーム、それぞれの違いはどこにあるのか、徹底解剖していきます。

この記事のまとめ

  • グループホームと老人ホームは、入居条件・提供サービス・費用・施設の雰囲気などが異なり、別施設である。
  • グループホームは集団生活をする施設、アットホームな雰囲気で生活したい場合におすすめ
  • 老人ホームは個人での生活がメイン。静かにゆっくり自分の時間を楽しみたい人におすすめ
在宅介護エキスパート協会 代表
所有資格:AFP/2級ファイナンシャル・プランニング技能士,社会福祉士,宅地建物取引士
専門分野:在宅介護,老後資金,介護施設全般
職業: 社会福祉士,宅地建物取引士,ファイナンシャルプランナー

NEC 関連会社(現職)でフルタイム勤務の中、10 年以上に渡り遠距離・在宅介護を担う。両親の介護をきっかけに社会福祉士、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナーなど福祉に直接的・間接的に関係する資格を取得。その経験や知識を多くの方に役立てていただけるよう「在宅介護エキスパート協会」を設立、代表を務める。詳しくはこちら

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グループホームと老人ホームの違いを一覧表で紹介

グループホームと老人ホームの違いの一覧表は以下の通りです。

グループホーム 老人ホーム
運営元 民間企業・社会福祉法人・医療法人など 民間企業
入居難易度・待機度 少し高い 低い
入居条件 65歳以上・要支援2以上

認知症の診断を受けている

60歳もしくは65歳以上

要介護認定の有無は施設による

退去要件 長期入院

認知症が進行し、集団生活ができなくなった場合

病気や要介護が重度化した場合

医療ケアが必要になった場合

他の入居者への迷惑行為

定員 9~27人程度 施設によるが、10~100人以上
居室の広さ 7.43㎡以上 13㎡以上
介護体制 入居者:介護スタッフ = 3:1

看護師の設置義務はない

入居者:介護スタッフ = 3:1

看護師は1人以上設置

医療体制 ・日々のバイタルチェックや服薬管理、通院介助といった最低限の医療的サービス

・看護体制によって提供している医療サービスが異なる(医療連携体制加算)

・看護師による毎日の健康・服薬管理

・地域の医療機関と提携し、定期健診・訪問医療を実施

レクリエーション 認知症に効果があるものがメイン。集団で行う体操や手先を使った折り紙、ゲーム、漢字ゲーム、脳トレゲーム、カラオケなど。 集団で行う体操や手先を使った折り紙、ゲーム、漢字ゲーム、脳トレゲーム、カラオケなど。生け花や茶道、書道といった趣味に関するレクリエーションも開催。
自立支援・リハビリ・認知症ケア ・共同生活を中心とした自立支援。共同生活を通じたリハビリ。

・認知症ケアに精通した職員も多い。

・食事・清掃などのサービスは施設側が提供。

・入居者に合わせたリハビリテーションプランが提供される

・施設によっては認知症ケアに精通したスタッフが常駐。

個別対応の自由度 少ない 施設によって可能
看取り 施設による 介護付き有料老人ホームはほぼ可能。他は施設による

グループホームの特徴

グループホームは小規模な施設で、認知症の高齢者向けの介護サービスが提供されていることが特徴です。5人から9人以下と少ない人数(=ユニット)で共同生活を送ることも特徴であり、認知症ケアの専門知識を持ったスタッフが常駐しています。

入居者はユニット単位で行動することが多く、身の回りの家事を能力に応じて分担しながら行います。そのため、生活機能や認知機能を維持・改善しつつ日々の生活を暮らすことができる施設です。

なお、グループホームの入居条件は、「65歳以上・要支援2以上」「認知症の診断を受けている」の2点です。認知症の方がもっている能力に応じて自立した日常生活を営むことができるようにするのが目的の施設なので、認知症の方しか入ることができません。

また、グループホームと同一自治体に住民票がある方しか入居することができません。そのため、好きなエリアを選んで入居する、ということはできなくなっています。グループホームについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

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老人ホームの特徴

高齢者が共同で生活できる施設という点はグループホームと同じですが、自立可能な人から要介護者まで、幅広い人が入居している点が老人ホームの特徴です。

利用者の心身の健康を守り、安定した生活を送れるように配慮することが老人ホームの目的であり、入居者によって要介護度や状況は異なります。なお、老人ホームは大きく分けて3種類の施設に分かれます。

種類 特徴
介護付き有料老人ホーム 介護が必要な方が入居できる有料老人ホーム。施設内で24時間体制の介護サービスを受けつつ生活支援を受けることができます。
住宅型有料老人ホーム 介護ケアがそこまで必要ない、自立した高齢者が入居する有料老人ホーム。食事・身の回りの世話といった生活支援はもちろん、施設内のレクリエーションやサークル活動などが活発。
健康型有料老人ホーム 介護ケアがほとんど必要なく、自立して生活できる高齢者が入居する老人ホーム。施設数はほとんどなく、全体の1%程度。

グループホームと老人ホームの最大の違いは生活環境と費用

グループホームと老人ホームの最大の違いは生活環境と費用にあります。

具体的な違いは以下の項目で紹介しますが、前提の違いとしてグループホームは市区町村が指定・監督している地域密着型サービスという枠組みの一つで認知症高齢者の支援を第一の目的としている一方、老人ホームは民間企業が営利を第一として運営されているという違いがあります。

グループホームは認知症高齢者の自立を目的としているため介護者と入居者にサービス提供者と受益者という関係は明確には生まれませんが、老人ホームはあくまでも入居者を「お客様」として扱うという前提の違いがあることを抑えておきましょう。

生活環境の違い

グループホームと老人ホームの生活環境の違いとして、グループホームは少人数での共同生活がメインであるのに対し、老人ホームは個人の希望を尊重した生活がメインである点があります。

グループホームでは認知症ケアを目的に共同生活住居に5~9人の少人数で共同生活を送ります。24時間体制の援助体制のもとで、料理や買い物、洗濯から掃除までの家事に参加するのが特徴です。少人数なので、他の入居者との距離も近く和気あいあいとして雰囲気の施設が多いのが特徴となっています。

一方で、老人ホームは食事サービスが提供されることや洗濯、掃除などの代行サービスがある施設も多いことからサービスの提供者と受益者が明確にわかれているような印象があります。そのため、外観や設備なども豪華な場合も多く共同住宅というよりも「施設」という雰囲気が強いのが特徴と言えるでしょう。

以上のように、グループホームは共同生活をしながら自宅のような環境で過ごす一方で、老人ホームは外観や設備、サービス内容も含めて「施設」という雰囲気が強い場合が多いという違いがあります。

グループホームの生活環境について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

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費用の違い

グループホームと老人ホームの費用の違いとして、グループホームは営利を第一としているわけではないので高級施設などはありませんが、老人ホームは施設によって入居金が1000万円をこえるような高級施設からリーズナブルな施設まで幅があるという点があります。

まず、グループホームと老人ホームの入居一時金および月額利用費の違いは以下の通りです。

施設 グループホーム 老人ホーム
入居一時金 0~数百万円 0~1億円以上
月額利用費 15~30万円 18~40万円

費用額で比較しても老人ホームの方が高いことがわかりますが、費用幅も同様に老人ホームの方が大きいという点が特徴的です。

以上より、具体的な入居一時金の額や月額費用額は施設によって異なるので一概には言えませんが、費用幅は老人ホームの方が圧倒的に大きいという違いがあります。

グループホームの費用について詳しく知りたいという方はこちらの記事もご覧ください。

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グループホームと老人ホームの向いている人の違い

グループホームに向いている人はアットホームな雰囲気で周りと仲良く生活したい人や、交友関係を広く持ちたいといった人、老人ホームに向いている人は集団生活よりも一人でゆっくりしたい人です。

ここでは、それぞれの施設に向いている人を紹介しますので、選ぶ際の参考にしてみてください。

グループホームに向いている人

グループホームがおすすめな人

グループホームは集団生活が多く、アットホームな雰囲気が特徴的な施設です。そのため、アットホームな雰囲気で周りと仲良く生活したい人や、交友関係を広く持ちたいといった人におすすめの施設です。

また施設内では周りの入居者と家事を分担して行うこともあるため、リハビリもかねて自分で自分のことをしたい人にもおすすめです。逆に、要介護度が上がって身の回りのことを自分でできないような場合だと、グループホームは向いていないかもしれません。自立歩行が可能で協調性のある方だと、グループホームの方が良いでしょう。

老人ホームと比較して費用が安い点も特徴的ですが、施設自体の入居者数が少ないため入居待ちが多く入居難易度は高いです。そのため、空室ができるまで待ってもよいので、費用を抑えつつ施設に入りたいという方もグループホームが良いでしょう。

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老人ホームに向いている人

有料老人ホームがおすすめな人

老人ホームは、グループホームと比べて個人の希望を尊重した生活となります。例えば、イベントやレクリエーションも希望者を募り、参加を希望しない場合は無理強いはしていません。

個人で選択できる幅が広いことも特徴としてあげられます。そのため、集団生活よりも一人でゆっくりしたい人にもお勧めの施設です。

また、グループホームと異なり身の回りの食事や清掃などは職員がおこなってくれることが多いです。そのため、身の回りの世話が自分でできない要介護の方や、自分でするのが面倒な方などは老人ホームの方が良いでしょう。

合わせて、老人ホームは施設数が多く様々な種類の施設があるため、「急遽施設に入らないといけない」という場合でも空室のある施設を見つけやすいです。そのため、早く施設に入りたい方にも有老人ホームがおすすめです。

グループホームと老人ホームの制度上の違い

グループホームと老人ホームの制度上の違いとしては、以下の10項目あります。

  1. 運営元の違い
  2. 入居条件の違い
  3. 退去要件の違い
  4. 定員の違い
  5. 居室の広さの違い
  6. 介護体制の違い
  7. 医療体制の違い
  8. レクリエーションの違い
  9. 個別対応の自由度の違い
  10. 看取り対応の違い

厳密には施設によって基準以上の人員を配置していたリ、基準以上のサービス提供をしている場合もあるので何とも言えませんが、大まかな制度上の違いについて紹介していきます。

運営元の違い

グループホームは民間企業のものもありますが、社会福祉法人や医療法人、NPOなどが運営しているケースもあります。運営元によって施設の運営方針は異なるので、運営元も確認しておきましょう。

一方、老人ホームの運営元は民間企業です。そのため、各施設の経営戦略や経営理念が異なるため、施設によって料金や設備、サービスなどが大きく変わってきます。

入居条件の違い

グループホームの入居条件は、「65歳以上」「要支援2以上」に合わせて、認知症の診断を受けていることが挙げられます。

また、施設と同じ市区町村に住民票がないと入れないため、様々なエリアを比較して選ぶといったことはできません。

一方、老人ホームの場合は「60歳~65歳以上」が必要条件で、要介護認定の有無は施設によって異なります。また、認知症の診断を受けている方は入居できない施設もありますので、施設ごとに入居条件を確認する必要があります。

グループホームの入居条件について詳しく知りたいという方はこちらの記事もご覧ください。

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退去要件の違い

グループホーム、老人ホームともに退去要件は似ています。

どちらも高度な医療ケアや充実した看護ケアが整っている施設ではないため、重篤な病気を抱えたりした場合には退去を迫られることがあります。

基本的に入居者に不利になるような退去要件は認められていませんが、他の入居者やスタッフへの暴力・暴言など迷惑行為も当てはまる場合があります。

グループホームの退去条件について詳しく知りたいという方はこちらの記事もご覧ください。

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定員の違い

グループホームの定員は、9~27人ほどです。5~9人ほどのユニットで共同生活を送ることになり、1~3ユニットで構成されています。

一方、老人ホームは比較的、個人を尊重した生活が多くなっているため、施設の部屋数に応じて施設の定員は異なります。数人しか入れない施設もあれば100人以上入れる施設もあるので、施設ごとの定員を確認していましょう。

居室の広さの違い

グループホームの居室の広さは7.43㎡以上、老人ホームの居室の広さは13㎡以上、と定められています。

関東を中心に用いられている、1畳=1.548㎡の江戸間を基準として、施設ごとの最低居室面積を比較してみると、グループホームは約5畳以上、老人ホームは約8.5畳以上の広さが設定されています。施設によって広さが異なりますが、老人ホームの方が最低居室面積は広いことがうかがえます。

介護体制の違い

グループホーム、老人ホームともに介護スタッフは入居者3人当たりに1名ずつ配置されています。

看護師に関しては、老人ホームには設置義務がありますが、グループホームには設置義務がなく、看護師がいない施設もあります。

グループホームの介護体制について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

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医療体制の違い

グループホームと老人ホームは、いずれも医療体制は敷いていないため高度な医療ケアは行うことができません

ただ、老人ホームは看護師が、グループホームは看護師もしくは担当員が、服薬管理やバイタルチェックなど、日常の健康管理は行ってくれます。日々の健康管理をしてもらえる点で安心できるでしょう。

なお、グループホームは施設によって看護師の設置があります。。これは、その施設が医療連携体制加算を取っているかどうかによって変わり、もし取っている場合は看護師による適切な医療処置を行うことができる場合もあります。

グループホームの医療体制について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

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レクリエーションの違い

老人ホーム・グループホームともにレクリエーションは豊富です。手先を使った折り紙や読み書き、漢字クイズ、脳トレクイズ、カラオケなど、さまざまなレクリエーションが用意されています。

グループホームの場合は、認知症予防・対策となるレクリエーションが豊富となっている一方、施設によっては幅広い状態の利用者がいることもあるため、本人の要介護度や身体的な状況に合わせたレクリエーションも行われています。

なお、老人ホームは「介護付き」「住宅型」「健康型」の3種類がありますが、住宅型と健康型は自立~軽度の要介護が対象ということもあり、イベントや入居者同士のサークル活動が盛んです。介護付きは、施設によってレクリエーションの回数や内容が異なります。自立支援・リハビリ・認知症ケア

自立支援・リハビリ・認知症ケア体制はグループホームと老人ホームで少し異なります。

グループホームは共同生活を中心としているため、自立支援やリハビリは共同生活を通じたものになっています。一方、老人ホームの場合は、自立支援・リハビリともに入居者に合わせたプランを組むことが可能となっています。

また認知症ケアに関しては、グループホームだと精通したスタッフがいるのに対し、老人ホームの場合は施設によって異なります。

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個別対応の自由度の違い

食事や外出など個別対応の自由度に関しては、老人ホームに軍配が上がります。

グループホームは共同生活が中心になるので、食事や睡眠に関しては基本的に全員同じ時間でおこなわれます。一方、老人ホームの場合は自立の方もいらっしゃるため、個人で好きな時間に食事を提供してもらうことも可能で、種類をセレクトできるなど個別の要望を柔軟に対応してもらえることが多いです。

看取り対応の違い

看取りができるかどうかは施設によって異なります。グループホームの場合、看取り加算によって看取りを受け入れてくれる施設もあれば、看取りを受け付けていない施設もあります。

有料老人ホームの場合、介護付き有料老人ホームと住宅型有料老人ホームだと看取りができる場合が多いですが、健康型の場合は看取りを受け付けていないケースが多いです。

入居前に看取りができるかどうかを聞いておくことで、不必要な施設の移動を避けられるので、あらかじめ確認しておきましょう。

看取りが出来る老人ホームを探しているという方はケアスル介護がおすすめです。

全国で約5万件以上の施設情報を掲載しているので、看取り対応可能な老人ホームをたくさんの選択肢から探すことが出来ます。

終身に渡って利用できる老人ホームを検討しているという方はぜひ利用してみてください。

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グループホームと老人ホームのメリット・デメリット

施設ごとの違いについてさらに詳しく理解するには、それぞれのメリットとデメリットを把握しておくことが大切です。グループホームも老人ホームもさまざまな魅力のある施設ですが、反面デメリットもあります。

デメリットまで知ったうえで、グループホームと老人ホームのどちらが利用者に適したサービスなのかを考えていきましょう。

グループホームの3つのメリット

施設サービスとしてグループホームを選ぶメリットは、次の3つがあげられます。

認知症ケアの専門知識を持ったスタッフがいる
小規模施設でアットホーム
老人ホームより費用が安価

グループホームならではの魅力的なポイントを把握して、いかなる点が利用者のメリットになるかを知っていきましょう。

認知症ケアの専門知識を持ったスタッフがいる

認知症ケアに対応しているグループホームでは、専門知識を持ったスタッフがいることが大きなメリットです。認知症高齢者への対応方法や介護予防などについての知識が豊富であり、認知症でも安心して利用できる点は魅力といえます。

他の介護施設によっては認知症の人は非対応となっているところもあります。また、認知症でも受け入れてもらえる場合でも、専門的なケアには対応しておらず、入居してから状態が悪化するということも少なくありません。

グループホームなら認知症の人が利用できるだけではなく、適切なケアを受けながら認知機能の低下を防止できる点がメリットです。

小規模施設でアットホーム

5人から9人以下が1グループ(ユニット)となり、小さい生活単位で暮らしていくこともグループホームのメリットです。小規模なグループ、施設で暮らすことにより、利用者同士の距離は近くなり、コミュニケーションを図りやすくなります。

利用者同士で協力しながら生活することで信頼関係もでき、アットホームな環境で暮らすことが精神的な癒しやストレスの解消につながることも少なくありません。また、人と近い距離でコミュニケーションを取れることが刺激となって、認知機能の低下予防につながることもメリットの1つです。

老人ホームより費用が安価

施設を利用した際の費用が老人ホームよりも安価であることは、グループホームのメリットです。老後の生活を考えた際には費用面での不安を抱えることは多く、実際に介護費用が捻出できずに困る人は少なくありません。

グループホームの利用にも費用はかかりますが、老人ホームと比較すると安価であるため、費用負担は少なく、金銭面での不安を覚えづらい点はメリットといえるでしょう。

グループホームの4つのデメリット

さまざまなメリットがあるグループホームですが、デメリットもあるため注意が必要です。

要支援1や認知症でない人は入居できない
入居条件は施設と同自治体に住民票があること
看護師の配置が義務化されていない
待機者数が多い

これら4つのデメリットについても知り、グループホームについての理解をさらに深めておきましょう。

要支援1や認知症でない人は入居できない

グループホームの入居条件は、要支援2以上であることや認知症を患っている65歳以上の高齢者であることがあげられます。そのため、要支援1の人や認知症ではない高齢者はグループホームを利用できない点はデメリットです。

グループホームを利用するには要支援2、または要介護1~5で認知症の人が対象となるため、この点は覚えておきましょう。

また、認知症といっても自身で身の回りの世話が一通りできることも条件となっており、日常生活において他人の介護が常に必要な場合や、集団生活ができない場合も対象外となることは理解しておく必要があります。

入居条件は施設と同自治体に住民票があること

地域密着型サービスに該当するグループホームは、施設がある自治体と同一のエリアに住民票を持っていることも利用の条件です。そのため、住んでいる地域とは別の自治体のグループホームには、基本的には入居できない点も覚えておきましょう。

住民票のある地域にグループホームが少ないと、入居先の選択肢が限定されてしまうことは、グループホームのデメリットです。

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看護師の配置が義務化されていない

認知症ケアの専門知識を持ったスタッフが在籍しているものの、グループホームでは看護師の配置は義務化されていませんそのため、医療ケアを受けることは難しく、もし医療ケアが必要な場合は、別途医療機関を利用する必要があります。グループホームへの訪問看護は、原則、介護保険では不可能です。医療保険で訪問可能ですが、条件があることに注意してください。

また、日常的に医療ケアを必要とする人は、グループホームに入居できないこともあるため、この点も理解しておきましょう。もちろん、施設によっては看護師が配置されていることもありますが、基本的には看護師の配置がないことが多いため、入居時にはスタッフの人員体制を確認しておくことが大切です。

待機者数が多い

高齢化が進行している日本社会では、認知症の高齢者は多く、グループホームのニーズは高まっています。そのため、入居希望者は増えており、待機者数が多い点もデメリットです。その地域の待機者数が多いと、申し込みをしてもすぐに入居できないこともあります。

また、グループホームは小規模で暮らす施設であるため、1施設ごとの受け入れ人数が少ないことも待機者数が多い理由です。グループホームを利用したい場合でも、実際に入居できるまでに時間がかかったり、場合によっては別の地域に引っ越して、違う自治体で利用するケースもあることは理解しておきましょう。

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老人ホームの2つのメリット

グループホームと比較した際の老人ホームならではのメリットとしては、次の2つがあげられます。

看護師が常駐しており医療体制が安心
比較的空きが多いため早く入居できる

魅力を把握して、老人ホームについての知識を深めていきましょう。

看護師が常駐しており医療体制が安心

グループホームとは異なり、看護師が常駐している点は、老人ホームならではのメリットです。看護師が常駐していることで、健康管理や服薬の管理などをしてもらうことができ、医療体制には安心感があります。

医療的なケアを必要とする人も利用できるため、グループホームが利用できない人でも、老人ホームなら入居できるケースもあります。受け入れ可能な病状は施設によって異なります。

比較的空きが多いため早く入居できる

施設数が多く、受け入れ人数もグループホームよりも多い老人ホームは、比較的空きが多いため、素早く入居できる点もメリットです。施設サービスが必要となった際にすぐに入居しやすいため、急を要する場合は、最初の選択肢としてあげられます。

もちろん、高齢者の増加によって老人ホームのニーズも高まっているため、一部入居待ちが出ていることもあります。しかし、絶対数の多さからグループホームよりは入居がしやすく、待機者がいても短期間で入居できるケースは多いです。

老人ホームの3つのデメリット

さまざまな魅力がある老人ホームですが、グループホームと同様にデメリットもあることは覚えておきましょう。

グループホームより費用が高額
認知症ケアに不慣れなスタッフが対応
住宅型老人ホームは要介護になれば退去

メリットだけではなく、これら3つのデメリットも把握して、利用するかどうかを決めることが大切です。

グループホームより費用が高額

老人ホームは、入居時の費用から月額利用費までグループホームよりも高額であることが多く金銭的な負担は増えやすいです。

個々の施設や受けるサービスによって実際にかかる金額は異なりますが、平均的に見ると老人ホームのほうがグループホームよりも高額な費用となることは理解しておきましょう。

認知症ケアに不慣れなスタッフが対応

有料老人ホームでも認知症の人を受け入れている施設はありますが、スタッフが専門的な知識を持っているとは限りません。そのため、認知症の受け入れが可能な場合でも、認知症ケアには不慣れなスタッフが対応することもあり、適切なサービスが提供されない可能性があることは覚えておく必要があります。

グループホームは、認知症の高齢者が入居するため、認知症介護実践者研修などの受講を推奨されることがありますが、老人ホームではしていない可能性もあります。

また、場合によっては有料老人ホームに入居してから、認知症の症状が進行してしまうリスクもあります。そもそも認知症の人を受け入れていない施設もあり、認知症の高齢者ならグループホームのほうが安心して利用しやすいです。

健康型老人ホームは要介護になれば退去

有料老人ホームのなかでも健康型のタイプを選ぶ場合は、要介護度合いが高まると退去を求められます。また、住宅型有料老人ホームは要介護となる、あるいは要介護度が上がっても施設を利用し続けられることもありますが、施設の受け入れ条件次第では、退去が必要となるケースがあることは覚えておきましょう。

要介護でも利用できる老人ホームを探しているという方はケアスル介護がおすすめです。

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まとめ

グループホームと老人ホームの違いはさまざまありますが、どちらが良いかは利用者の介護レベルや求める雰囲気・設備によって異なります。

アットホームな雰囲気を求めていたり、身の回りのことを自分でしたい方はグループホームが、個人が尊重される生活を望んだり、自分の身の回りの世話を職員にしてもらいたいといった方は老人ホームがおすすめです。

ただ一方で、グループホームや老人ホームは施設数が多く、施設によって特徴や設備・サービスがかなり異なります。自分に合った雰囲気、予算の施設を探したい方は、ケアスル介護で専門のケアアドバイザーに相談してみるのも1つの手です。

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グループホームの特徴は?

グループホームは小規模な施設で、認知症の高齢者向けの介護サービスが提供されていることが特徴です。5人から9人以下と少ない人数(=ユニット)で共同生活を送ることも特徴であり、認知症ケアの専門知識を持ったスタッフが常駐しています。詳しくはこちらをご覧ください。

有料老人ホームの特徴は?

高齢者が共同で生活できる施設という点はグループホームと同じですが、自立可能な人から要介護者まで、幅広い人が入居している点が有料老人ホームの特徴です。利用者の心身の健康を守り、安定した生活を送れるように配慮することが有料老人ホームの目的であり、入居者によって要介護度や状況は異なります。なお、有料老人ホームは大きく分けて3種類の施設に分かれます。詳しくはこちらをご覧ください。

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