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  • 更新日:2022-07-21 19:55

親の介護を一人っ子がするときの基本!直面する3つの不安と解消法とは?

親の介護を一人っ子がするときの基本!直面する3つの不安と解消法とは?

一人っ子が親の介護をするときは施設との連絡や在宅での親の介護を一人で担わなくてはならない分、精神的・身体的な不安が重くのしかかると思います。

一人っ子が親の介護をするときに直面する壁としては、①精神的負担②身体的負担③経済的負担の3つの負担があります。

それぞれの乗り越え方や、一人っ子が親の介護をするときの基本について紹介していきます。

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一人っ子で親の介護をするときの基本

まず一人っ子で親の介護をするときの2つのパターンについて紹介していきます。誰が親の介護をするのかパターンによって異なるのでそれぞれ確認していきましょう。

親や子供が在宅介護

厚生労働省の調査によると、高齢者が介護を受けたい場所として最も多く挙げられているのが「自宅」で男性では全体の42.2%、女性では全体の30.2%が自宅で「介護をしてほしい」と希望していることがわかっています。(※厚生労働省「国民生活基礎調査」(平成25年))

また、在宅介護をする際の介護者の割合としては、親の配偶者(父の場合は母、母の場合は父)が全体の26.2%、子供が全体の21.8%、この配偶者が11.2%となっています。(※厚生労働省「国民生活基礎調査」(令和元年))

被介護者と介護者の関係性

在宅で介護をする際は介護保険が適用され自己負担1~3割で利用することができる訪問介護、訪問看護、入浴介護などの居宅サービスを利用しながら介護します。

配偶者が介護を行う際の「老老介護」の場合は、夫婦が共倒れになったりしないように注意する必要があります。数カ月に一度様子を見に行ったり、親の近くに引っ越すなどして親の様子を見に行ったりすることが重要です。
老々介護や親の介護について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

施設に入所

一人っ子で親の介護を在宅で行うことが厳しい場合は施設への入所が考えられます。公的機関が運営している比較的安い費用で入居できる施設から民間で費用が高額の施設まで老人ホームの種類は様々あります。それぞれの施設で入居条件や要介護度等の条件が異なるので、入居時に最適な施設を選びましょう。

一人っ子が親を施設に入所させる時によくある問題として、親が「捨てられた」と感じてしまい施設への入所を拒否する場合があります。そういった場合は、「ショートステイ」という1日単位で入所することができるサービスを利用して徐々に慣れさせたり、事前に「排せつが一人で出来なくなったら入所する」、「要介護度がいくつ以上になったら入所」など基準を作っておきましょう。

また、施設に入所する場合は民間施設の場合、入居金だけで数百万円かかる施設も少なくありません。事前に資金を準備しておきましょう。

「要介護度」とは?
要介護度とは、訪問調査や主治医の意見書等のデータを基にして、現在の介護度を自立、要支援1~2、要介護1~5の8段階で示した介護度の指標です。要介護度によって受けることができる介護保険サービスが異なります。

老人ホームの種類について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

一人っ子で親の介護をするときの3つの不安

一人っ子で親の介護をする際は身体的負担、精神的負担、経済的負担の負担がかかります。それぞれ具体的にどのようなものなのか例をもとにして紹介していきます。

身体的負担

まず在宅介護をするにせよ、施設に入所するにせよ、施設とのやり取りや事業者、ケアプラン※を計画してくれるケアマネージャーとのやり取りなどを一人っ子の場合は一手に担うことになるので身体的負担がかかります。

在宅介護をする場合は起床の介助、排せつ、着替え、食事、入浴、夜は寝返りを打たせるために数時間おきに起きるなど介護による身体的負担が重くのしかかります。結果として、介護者が体の調子を崩したりすることも少なくないのです。

ケアプランとは?
要支援者の場合は「介護予防ケアプラン」、要介護者の場合は「ケアプラン」という名前で、地域包括支援センターやケアマネージャーなどの介護のプロがどのようなサービスを週に何度利用するのかなどの介護計画を示したものです。

精神的負担

身体的負担が積み重なった結果として精神的なストレスを感じるようになることもあります。また、認知症を患っている場合や暴言や暴行、徘徊や被害妄想などの症状が出ることもあるので、認知症によるストレスも感じやすくなります

また、介護をしなくてはならないことから今まで連絡を取っていた人と連絡が取れなくなったり、介護鬱を発症し仕事を退職しなくてはならなくなる介護離職などのケースもあります。

特に一人っ子の場合は親が子離れをしていない場合などは依存してくる可能性があるので、事前に在宅介護にするのか施設に入所するのか、入所するならどのタイミングで入所にするのか事前に話合っておきましょう。

経済的負担

在宅介護をするにせよ施設に入所するにせよ、介護保険サービスは利用できますがオムツ代や食事代、レジャーなどの娯楽費用などはもちろん自己負担となります。したがって、年金だけで賄うことができない場合は親の貯蓄を切り崩しながら、それが無い場合は一人っ子が親に仕送りなどをして対応するしかありません。

生命保険文化センターが実施した意識調査によると、夫婦二人で老後生活を送るうえで必要になる最低日常生活費用は月額平均で22.1万円となっています。(出典:生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/令和元年度)

毎月支給される年金の平均を算出すると日本に在住する満20~満60歳までのすべての人が加入する年金制度である国民年金の平均額は5万6252円、会社員や公務員などが加入する年金制度である厚生年金の平均額は14万4366円です。(出典:厚生労働省年金局「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」)

したがって、厚生年金に加入していても毎月2万382円が不足することとなります。施設に入所する場合は入居一時金を数百万円支払うこともあるので施設の費用が無い場合に備えて、資金を準備しておくことが重要です。

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一人っ子で親の介護をするときの不安の解消法

一人っ子で親の介護をするときの不安を解消するには行政機関などに相談先を作っておくことや介護保険サービスを利用することなどが選択肢として挙げられます。

3つの負担を解消するための方法を解説していきます。

介護保険サービスを利用する

介護保険サービスとは、要介護認定を受けて要支援又は要介護の認定を受けた人が利用できる介護サービスで、自己負担1~3割で専門職から介護サービスを受けることができます。介護保険サービスには3つの種類があります。

  • 居宅サービス
    • 訪問介護、訪問看護、訪問リハビリ、訪問入浴などの自宅で受けることができる介護サービス
  • 通所サービス
    • デイサービスやデイケアなどの通所型の介護サービス
  • 施設サービス
    • 特別養護老人ホームや老人保健施設などの介護施設に民間施設よりも安価な費用で入居できる

被介護者が具体的にどのようなサービスを利用するのかはケアマネージャーに相談して決めることとなりますが、一人っ子であるという事情や身体的な負担の懸念があることを伝えて通所サービスを増やしてもらったり、施設への入所について相談してみましょう。

相談先を作っておく

一人っ子で介護をする際は介護の専門知識を聞くことができる専門家やストレスを発散することができる相談先を作っておくことが大事です。

介護の専門知識について相談できる場所としては、「地域包括支援センター」などがあります。地域包括支援センターとは、地域の高齢者の介護・医療・福祉などの総合的な相談窓口で、中学校の学区と同じ数設置することが義務付けられています。保健士・社会福祉士・ケアマネージャーの3種類の専門家が在籍しているので、あらゆる問題を相談することができます。

また、民生委員やボランティアなどの介護相談の相談窓口で相談するのも一つの手です。実際に一人っ子で親の介護をした方などにつらさやストレスを共有することで少し負担が和らいだり、当事者にしかわからない介護の工夫などを知ることもできるかもしれません。

軽減制度を利用する

一人っ子で親の介護をする際は費用が不足していた際も、子供一人で拠出しなくてはならないケースも少なくありません。そのため、介護費用が高額になってしまった場合は軽減制度を利用して介護費用を抑えましょう

例えば、高額介護サービス費という制度では、1カ月ごとに支払った利用者負担の合計額が、所得ごとに定められている負担限度額を超えたとき超えた分を払い戻してもらえる制度です。

そのほかにも施設に入居する場合に所得が低い場合は食費や居住費が安くなる負担限度額認定などの軽減制度があるので費用が足りない場合は行政などに利用できる軽減制度が無いか相談しできるだけ経済的負担を軽減しましょう。

一人っ子で親の介護をする際は相談先を作っておこう

一人っ子で親の介護をする場合は兄弟などの相談先が身近にないことがほとんどです。したがって、一人っ子で親の介護をする場合は地域包括支援センターやかかりつけ医、ボランティアなどの相談先を必ず事前に作っておきましょう

また、両親の貯金額や受け取っている(これから受け取る)年金額について把握しておくのも重要です。介護費用が足りていない場合は将来的に仕送りをすることや、介護施設の入居一時金を支払うことを想定してあらかじめ貯金しておきましょう。

また、親の介護がどうしても必要だが誰にも相談することができなくなった場合は、ケアスル介護の無料相談窓口に相談するのがおすすめです。介護施設は入居金が高いところから安いところまで様々ですが、ケアスル介護は関東最大級の老人ホーム施設情報を掲載しているのであなたにピッタリの介護施設を紹介することが可能です。

親の介護が必要な場合は一人で抱え込まずに、必ず誰かに相談するようにしましょう。

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