【体験談あり】老人ホームに入った途端の悲劇!後悔しない老人ホームの選び方も紹介!

【体験談あり】老人ホームに入った途端の悲劇!後悔しない老人ホームの選び方も紹介!

「老人ホームに入居すると認知症が進むって本当?」「親を施設に入居してもらって後悔した人はいるのだろうか」

親を施設へ入れることを検討している方の中には、老人ホームに対してネガティブな印象を持っている方も多いと思われます。

しかし、老人ホームで起こる悲劇は、しっかりと施設を選ぶことにより防ぐことができます

本記事では、老人ホームに入った途端に起きた悲劇を体験談とともに紹介したうえで、どうすれば後悔しない施設を選べるかについて解説していきます。

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この記事のまとめ

  • 老人ホームに入った途端に起きた悲劇の多くが、老人ホームに入居する前に原因があった可能性がある。
  • 失敗談は、施設選びに失敗しないための一つの判断材料にもなる。
  • 良い施設を見分ける判断軸があれば、入居後に想定される悲劇を防ぐことができる。
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老人ホームに入った途端に起きた悲劇の体験談

老人ホームはしっかりと施設を選ぶことにより、安心して過ごせる場所になりますが、残念ながら老人ホーム選びに失敗してしまい、悲劇を招いたしまったケースもあります。

本章では、老人ホームに入居したことにより起きた悲劇の体験談を紹介します。あくまでも悪い例として参考にしてください。

「認知症」が悪化した悲劇

1年ほど前に認知症の症状が出始めたと施設から連絡があった。隣の部屋に入って他の入居者とトラブルを起こしたり、夜中に歌ったり騒いだりするという。施設から『スタッフに怒鳴りつけることも増えてきたので、うちでは面倒を見切れない』と迫られ、入居から2年で退去しました。入居一時金として払った500万円のうち、半分くらいしか戻ってきませんでした。( “マネーポスト WEB”より引用)

老人ホームに入居後に認知症が悪化してしまったと語るケースがあります。

認知症の進行には個人差があるため、必ずしも老人ホームに入ることで認知症が悪化するとは言い難いです。しかし、施設に入居するという環境の変化や、行動が制限されてしまうという要因は、認知症を進行させるリスクになる可能性があります。

また、介護付き有料老人ホームのように認知症フロアを設けている施設ならば、症状が悪化してもフロアを移動して住み続けられることもありますが、サービス付き高齢者向け住宅など認知症ケアに対応していない施設だと、退去を命じられることもあります。

「施設選び」を誤ったことによる悲劇

せっかく入居できたのに、ほどなく、母親は『帰りたい』と電話をしてくるようになりました。要介護度の高い入居者が多いらしく、うちの母だけが元気だとか……、『こんなところに居られない』と泣くこともあります。(”Yahoo!ニュース”より引用)

他の施設と比べることなく、施設を安易に決めてしまったことによりこのような悲劇を招いた人は少なくありません。

老人ホームは、施設の種別ごとに提供されるサービスやスタッフの人数基準が異なります。また同じ種類であっても料金や運営主体によっても違いが生じるため、なかなか本人にとって最適な施設を探すのが難しいことは否めません。

また、パンフレットや施設の見た目だけで施設を選んでしまう方も多く、入居後に後悔してしまう人もいるそうです。清掃が行き届いた綺麗な内装も施設選びの判断軸ではありますが、実際のスタッフや入居者の雰囲気を見ることも大切です。

「親不孝」につながる悲劇

…数日後、母親が再び抜け出したのだ。母は『とにかくあのホームにはいたくない』の一点張り。私が戻るように説得すると『お前は私を捨てるのか』と言われてしまいました。その後も私が訪ねていくたびに、母はポロポロ涙を流しながら『ここにはいたくない』と繰り返す。(”マネーポストWEB”より引用)

老人ホームに入居したことにより、親子の仲が悪化してしまったケースもあります。

このような事例で多いのが、そもそも親と話さずに勝手に施設への入居を決めてしまうことです。しかし、本人が自らの意思で老人ホームに入りたいと希望することは少ないため、入居前に口論に発展してしまう家族もいます。

また、一部では老人ホームを姥捨て山のように捉え、亡くなるまで一度も面会に来ない、入居後のことを全て職員に任せるという無責任な例もあります。あくまでも施設に非があるのではなく、家族が老人ホームに対してどのような解釈をしているかが問題です。

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「利用料金」がもたらした悲劇

施設維持のため料金値上げの要請が来たのです。値上げ額は、月額利用料5万円、くわえて一時金300万円を徴収するというものでした。…毎月5万円多く払うと、預貯金の減りは加速するばかり。母があと何年生きるかわからない中、私に資金力がないため、気持ちはあせるばかりでした。(”現代ビジネス”より引用)

このケースでは入居一時金0円の施設に入ったものの、民間業者側の事情により料金の値上げを請求されたという背景があります。

実際に民間企業が調査したデータによると、2022年の間に値上げを行った老人ホームは約23%あり、管理費や食費などの月額費用が約8~9%上昇したと発表しています。

物価の高騰の影響もあり、今後も利用料の引き上げを検討している施設も少なくありません。入居を検討している方の中には、入居前に想定していた資金計画が崩れるなどトラブルにつながる恐れがあります。

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「夫婦同室」による思わぬ悲劇

「父が母のそばを離れないんです。で、施設に入ったというのに、母は父親の介護を続けることになりました。僕も遠方ですから、頻繁に顔を出せない」父親はトイレに間に合わないことがありました。その度に汚した床を掃除するのは母親。着替えさせるのも母親でした。(”マネー現代”より抜粋)

老人ホームには夫婦で入居できる2人部屋を設けている施設も多いです。基本的には夫婦が個室で入居するよりも、2人部屋で入居する方が費用を抑えられることもあり、夫婦同室を望む方は多いです。

しかし、この夫婦のように同室であるためにトラブルやストレスが溜まる原因になることがあります。今までは戸建ての広い自宅にいたのが、ワンルームくらいの狭い空間になり、距離の近さにイライラしてしまう方もいるそうです。

この事例では最終的に父は老人ホーム、母は在宅で過ごすことになりましたが、介護度によっては同時に入居しても部屋を分けるほうが良いという可能性もあります。

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しっかりと老人ホームを選べば悲劇は起こらない

これらのような体験談を見てしまうと、老人ホームは悪いところだと解釈してしまう方も多いと思われます。

しかし、老人ホームに入居したことによって認知症などの症状が改善したり、自宅にいた時よりいきいきと生活を送っているケースも多いです。

本章では、ケアスル介護を利用して老人ホームへの入居を決めた方々の口コミをもとに、施設に入居して良かった体験談を紹介します。

症状が改善したケース

年齢による老化の為に、日常の生活に支障が出ていて、1人ではなかなか思うように身の回りのことや自分のことがスムーズにできない状態にあったが、この施設に入居後にそれらの介護で困っていたことが少し解消された感じがする。(”はなまるホーム草加松原”の口コミより)

老人ホームに入居することにより、生活習慣や認知症が改善された、または危惧していたことが解消されたと語る方は多いです。

自宅にいるとほとんど寝てばかりいる、着替えることが億劫になり何日も同じ服を着てしまう、入浴や歯磨きをせず寝てしまうなど、不健康な生活習慣は認知症などの進行をより早めてしまう可能性があります。

老人ホームでは介護スタッフが常時見守ってくれる他にも、施設内で規則正しい生活やリハビリテーションを実施してもらえるため、症状などが改善されることがあります。

いきいきとした生活を送っているケース

(入居前は)デイサービスで週3日利用しています。利用させていただく前は時間の観念がおかしく、生活が不規則で食事、便通等に支障がありました。(入居前に抱いていた不安は)ほとんど解消された。生活が規則正しく出来るようになったのと、人と触れあうことで生活に張りが出てきたと思います。(”万葉のさと溝の口”の口コミより)

老人ホームで他の入居者やスタッフとコミュニケーションを取ることによって、生活にメリハリが出たと語る方もいます。

老人ホームでは他の入居者と共同生活を送ることになります。そのため、一人で過ごす時間が減り、趣味やレクリエーションに没頭して、自宅にいた時よりも楽しく過ごせていると語る方も多いです。

入居後に思わぬ悲劇を招かないためにも、家族と相談してしっかりと施設を選びましょう。

なお、老人ホームを探す際にはケアスル介護で相談してみることがおすすめです。

ケアスル介護では全国5万を超える施設から、入居相談員がご本人にぴったりの施設をご紹介しています。

「本人のために安心して老人ホームを選んであげたい」という方は、まずは無料相談からご利用ください。

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悲劇を招かないために確認しておきたい老人ホームの選び方

入居した矢先にトラブルや悲劇を招かないためにも、以下の5つを踏まえたうえで施設を選びましょう。

  • スタッフや入居者の雰囲気は良いか
  • サービス体制が整っているか
  • 無理のない費用の範囲内であるか
  • 入居率や退居率に問題はないか
  • 口コミや評価が悪くないか

老人ホームに入った途端に悲劇に見舞われたケースの多くが、他の施設と比較検討しなかったもっと下調べするべきであったことから生じています。

施設見学や資料を確認するときのポイントについて、順に詳しく解説していきます。

スタッフや入居者の雰囲気は良いか

老人ホームではスタッフの質によってサービスの質が異なるといっても過言ではないほど、非常に大切なポイントです

食事やレクリエーションなど利用者が集まる忙しい時間帯でも、明るく丁寧に対応しているかチェックしましょう。本人にとっては毎日顔を合わせる人になるため、介護スタッフに親しみがあるかを施設選びの軸としている方も多いです。

また、既に入居されている方の様子も老人ホームのミスマッチを防ぐ重要な材料となります。入居者も明るく笑顔で過ごしている、スタッフとの距離が近く和気あいあいとしているかなどチェックしましょう。

なお、体験入居では早朝や夜間など、施設見学では見られない時間帯を確認することができます。そこで本人が納得できるサービスが受けられるか判断すると良いでしょう。

サービス体制が整っているか

希望している老人ホームのサービス体制について、しっかりと確認しましょう。

老人ホームにミスマッチが生じた原因として、本人が望んでいるサービスが受けられなかったと語る方は少なくありません。本人が入居後にどのような生活を送りたいのか、また何を優先しているのか家族で話し合いましょう。

また、現在は介護をそこまで必要としていなくとも、年齢とともに介護度や認知症の症状が悪くなる可能性があることも考慮することが大切です。

例えば、専門家によるリハビリ体制が整っているか、万が一に備えてどのような医療機関と連携しているか把握しておくと良いでしょう。

老人ホームに長期で入居することを希望している方は、現在の身体状況だけでなく、将来を見据えて施設を選びましょう。

無理のない費用の範囲内であるか

老人ホームを選ぶ際には、現在の資産や収入を合わせて無理のない範囲で施設を選ぶことが大切です。

入居費用が高くて払えない、また資金計画の目処が立たないといったことにならないためにも、事前に費用の内訳と月々の料金を把握しましょう。

月額費用の中には、施設側が提示する食費や管理費などの基本料金以外にも、別途でオプションのサービス費用や日常生活費が掛かります。例えば、新聞や雑誌などの料金や、病院同行は30分いくらなど追加で費用が必要となる施設もあります。

1つひとつの費用は少ないものの、年間にすると大きな負担となってしまう可能性があります。料金については契約書や重要事項説明書等に記載されているため、予め確認しておきましょう。

なお、老人ホーム選びに失敗した事例として、高級な老人ホーム=良い老人ホームと安易に判断してしまうことが挙げられます。

確かに高級な老人ホームは娯楽設備や医療体制がしっかりしているなど、満足度が高い生活を保障してくれます。しかし、入居する本人が望んでいないならば、高い費用を払っても無駄になってしまうことがあります。

本人にとって必要なサービスが妥当な費用で設定されているか、他の施設と比較しながら探すと良いでしょう。

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入居率や退居率に問題はないか

長く安心して老人ホームで暮らすためにも、施設の入居率や退居率を確認することが大切です。

厚生労働省の報告書によると、介護付き有料老人ホームの全国平均入居期間は約3年3か月、住宅型有料老人ホームでは約2年だと発表しています。平均入居期間が低い、または、常に5空室が5部屋以上あるような施設は、入居後に利用者がすぐ退居せざるを得ない理由が隠されているケースがあります。

施設側が提示する重要事項説明書の中に、入居者の性別や年齢、介護度などの情報を確認できます。あきらかに入居期間が短い人が多いなどの特徴がみられる場合は、施設職員に理由や背景を聞いてみましょう。

口コミや評価が悪くないか

実際に施設に入居した人やその家族に口コミは、施設選びの貴重な判断基準となります。

入居中の食事や生活の質、施設側からの連絡頻度などは、見学や資料からでは判断することが難しため、口コミや評価を参考にしましょう。

しかし、上記で紹介したような老人ホームに入居して後悔してしまった事例も少なくありません。そのような事例も、施設選びに失敗しないための一つの判断材料となります。

ネガティブな情報は施設を探す際の判断基準となりますが、あくまでも一例と捉えておきましょう。

「実際に施設を見てみないと生活のイメージができない…」という方は、ケアスル介護で相談してみることがおすすめです。

ケアスル介護では施設の紹介だけでなく、見学や体験入居の申し込みや日程調整の代行も実施しています。

「暮らしの雰囲気を知った上で、納得して施設を探したい」という方は、まずは無料相談からご利用ください。

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老人ホーム選びで後悔しないために

本記事では、老人ホームに入った途端に起きた悲劇を体験談とともに紹介していきました。

老人ホームに入居後に想定外の悲劇に見舞われた事例は確かにありますが、施設へ入居後に体調が改善したり、家族の介護の負担が大幅に減った人がいるのも事実です。

また、紹介したような事例を知ることにより、ご自身の老人ホーム選びで失敗しないためのケーススタディにもなります。

ぜひ本記事を参考に、後悔しない施設を選ぶきっかけになれば幸いです。

老人ホームに入居すると認知症が進行するって本当ですか?

認知症の進行には個人差があるため、老人ホームに入ることが認知症悪化の理由とは言い難いです。しかし、環境の変化や行動が制限されてしまうという要因は、認知症を進行させるリスクになり得ます。詳しくはこちらをご覧ください。

老人ホームに入居を検討していますが、失敗談などを見ると心配になってしまいます。

確かに、老人ホームに入居して後悔してしまった事例も少なくありません。そのような事例は、施設選びに失敗しないためケーススタディにしましょう。詳しくはこちらをご覧ください。

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