【図解/写真】グループホームのユニットとは?特徴とメリット・デメリットを解説

【図解/写真】グループホームのユニットとは?特徴とメリット・デメリットを解説
この記事でわかること
Q1. グループホームのユニットとは何ですか?

A. ユニットとは、複数の個室と、居間・台所などの共有スペースが一体となった生活単位です。1ユニットは5〜9名の少人数で構成され、認知症の方が家庭に近い環境で共同生活を送ります。
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Q2. 1つのグループホームにユニットはいくつありますか?

A. 1事業所あたり1〜3ユニットで運営されます。2021年度の介護報酬改定で上限が最大3ユニットに緩和され、1ユニット5〜9名のため定員は最大27名です。
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Q3. ユニットの間取りはどうなっていますか?

A. 共用リビングを中心に、個室が囲むように配置されるのが基本です。個室から一歩出れば共用スペースにつながり、入居者が孤立しにくく、スタッフも様子を把握しやすい造りです。
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Q4. ユニット生活のメリットは何ですか?

A. 少人数のため、スタッフが一人ひとりの小さな変化に気づきやすい点です。ほかにも、生活リズムを本人に合わせやすい、顔ぶれが固定され人間関係が安定する、などのメリットがあります。
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Q5. ユニットでは生活リズムを本人に合わせてもらえますか?

A. 少人数のため、起床・食事・入浴の時間を本人のペースに合わせやすくなります。慣れ親しんだリズムを保てることは、認知症の方の心の安定につながります。
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Q6. ユニット生活は認知症の進行に良い影響がありますか?

A. 家事や団らんなど「暮らしそのもの」が生活リハビリになり、認知症の進行をゆるやかにする効果が期待できます。できることを続ける経験が、自信や生活意欲の維持につながります。
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Q7. ユニット生活のデメリットは何ですか?

A. 人間関係が固定される裏返しで、合わない入居者とも距離を取りにくい点です。ほかに、入居後の変更が難しい、施設ごとに雰囲気が違う、一人の時間を持ちにくい、などがあります。
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Q8. 入居後にユニットは変更できますか?

A. 変更を禁止する制度はありませんが、現実的には難しいのが実情です。1〜3ユニットと小規模で空きが出にくいため、合わない場合は別施設への住み替えが現実的な選択肢になります。
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Q9. どんな人がユニット生活に向いていますか?

A. 少人数で家庭的な暮らしを楽しめる方に向いています。認知症の診断があり、家事や役割を持つことに前向きで、他者との会話や交流を楽しめる方ほど、その良さを実感しやすくなります。
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Q10. ユニット生活が合わない場合はどうすればよいですか?

A. 状態に応じて他の施設も検討しましょう。常時の医療管理が必要なら介護医療院、手厚い介護なら特別養護老人ホーム、自由を重視するなら住宅型有料老人ホームなどが選択肢になります。
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認知症の親のためにグループホームを検討すると、必ず出てくるのが「ユニット」という言葉です。

「ユニット」とは、5〜9人の少人数で共同生活を送る単位ですが、その仕組みが親の暮らしにどう影響するのか、イメージしづらい方も多いのではないでしょうか。

この記事では、グループホームのユニットの仕組みから、認知症の親が受けるメリット・デメリット、向き不向きの見極め方までをわかりやすく解説します。

ユニットの特性を理解しておくと、施設見学で見るべきポイントや、親に合うかどうかの判断基準がはっきりします。

入居後の後悔を防ぐためにも、まずはユニットの基本から確認していきましょう。

ケアスル 介護 ケアアドバイザー部門マネージャー
専門分野:介護施設紹介
職業: 介護施設紹介業
出身組織: 株式会社Speee

私自身母親が介護で苦労していた様子を間近で見ていたため、ご家族の心情に寄り添うことを心がけています。母も祖母を介護施設に入れることに非常に葛藤を抱えていましたが、結果入居した後は母も祖母も穏やかに過ごしていました。こうした自分の経験から介護施設への入居がポジティブに伝わるといいなと思い日々ご家族とお話ししています。詳しくはこちら

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グループホームの「ユニット」とは

グループホームのユニットとは、認知症の入居者5〜9人が1つの生活単位として共同生活を送るグループのことです。
少人数で顔なじみの環境をつくることで、認知症の方が混乱しにくいように設計されています。

1事業所あたり1〜3ユニット(1ユニット5〜9名)と、法令で小規模に保たれています。

ユニットの定義

ユニットは、「5〜9人分の個室+共用スペース」で構成される最小の生活単位です。

グループホーム1ユニットの基本構成
1ユニットの定員5〜9名(顔ぶれの決まった少人数)
居室原則すべて個室(約5畳/7.43m²以上)
共用スペース居間・食堂・台所・浴室・トイレなどを共同で使用
1事業所あたりの上限原則1〜3ユニット(2021年度改定で最大3ユニットに拡大/定員は最大27名)

グループホームがユニットという小さな単位にこだわるのには、明確な理由があります。

認知症の方は、大人数の中や環境の変化に強い不安を感じやすい特性を持ちます。
顔ぶれが5〜9人に固定されていれば、周囲の人やスタッフの顔を覚えやすく、混乱が起きにくくなります。

居室が個室で確保されているため、自分だけの落ち着ける空間を保てます。
そのうえで共用スペースに出れば、食事や団らんを楽しめます。

この「個」と「共同」の両方を大切にする介護手法を、ユニットケアと呼びます。

【チェックポイント】施設見学で確認したいこと
1ユニットの人数(少人数ほどスタッフの目が届きやすい)
居室が完全個室か(相部屋になっていないか)
共用スペースが家庭的な雰囲気か

ユニットの間取り図・写真

グループホームの間取りは、共用リビングを中心に個室が囲むように配置されるのが基本です。

グループホームの間取り図
グループホームの間取り図
出典:グループホームここから中川西
ユニットを構成する主なエリアと役割
個室(居室)入居者ごとに1室。着替えや休息のためのプライベート空間
共用リビング・食堂食事・団らん・レクリエーションを行う生活の中心
台所(キッチン)入居者が調理や配膳に参加できる家庭的な設計
浴室・トイレ共同で使用。転倒防止など安全に配慮した設備
廊下・玄関個室と共用部をつなぐ動線。移動しやすさに配慮
グループホームの自室
グループホームの自室
出典:グループホームしばざくら
グループホームのリビング
グループホームのリビング
出典:グループホームかえで
グループホームのキッチン
グループホームのキッチン
出典:ライブラリ台原
グループホームの浴室
グループホームの浴室
出典:愛・グループホーム仙台高砂
グループホームのトイレ
グループホームのトイレ
出典:愛・グループホーム仙台高砂

個室から一歩出れば、すぐにスタッフや他の入居者がいる共用スペースにつながります。
この動線のおかげで、入居者が孤立しにくく、スタッフも一人ひとりの様子を把握しやすくなります。

台所が生活空間の中にあるのも、一般的な老人ホームとの大きな違いです。
入居者が配膳や皿洗いなどの家事に参加でき、これまでの生活習慣を続けられます。

自宅に近い間取りが、認知症の方の安心感と生活リハビリの両方を支えます。

グループホームにおけるユニット生活のメリット

グループホームのユニット生活には、少人数だからこそ得られる4つのメリットがあります。

スタッフの目配りと、一人ひとりに合わせたケアを両立できるのが大きな強みです。
家庭に近い環境で顔なじみと過ごすことで、認知症の親が落ち着いて暮らせます。

メリット①│家庭的な暮らしにより、認知症の進行をゆるやかにするケアを受けられる

グループホームのユニットでは、家庭的な暮らしそのものが認知症の進行をゆるやかにするケアになります。

ユニットの暮らしに組み込まれた「認知症ケア」の例
家事への参加調理や洗濯で手先と段取りを使い、脳と体の機能を保つ
みんなで囲む食事会話や役割が生まれ、食欲や意欲の低下を防ぐ
買い物・散歩外の刺激や日光が、昼夜のリズムと生活意欲を保つ
季節の行事季節を感じることで「今がいつか」の感覚を保ちやすい

グループホームのケアの中心にあるのは、投薬や訓練ではなく「暮らしそのもの」です。

入居者は認知症ケアに慣れたスタッフに支えられ、できる家事や役割を続けられます
日々の生活動作を使い続けること自体が、脳と体を働かせる自然なリハビリです。

「できた」という実感は、本人の自信や生活意欲を支えます。

意欲が保たれれば、無気力や閉じこもりの防止にもつながります。
暮らしを通じて認知症の進行をゆるやかにできる点こそ、ユニットケアの大きな価値です。

メリット②│スタッフの目が行き届きやすい

少人数のユニットでは、スタッフが入居者一人ひとりの小さな変化に気づきやすくなります。

施設規模とスタッフの目の届きやすさ
大規模な施設1人のスタッフが多くの入居者を担当。小さな変化を見落としやすい場合がある
グループホーム(1ユニット5〜9人)少人数のため、表情・食欲・歩き方などの変化に早く気づける

認知症のケアでは、体調や気持ちのわずかな変化にいち早く気づくことが何より重要です。
ユニットは5〜9人と少人数のため、スタッフが「いつもと違う様子」を察知しやすくなります。
食欲の低下、夜眠れていない様子、表情の曇り——こうしたサインも見逃しません。

変化に早く気づければ、体調の悪化や事故も未然に防げます。
認知症特有の不安や混乱に対しても、その場で声をかけて落ち着かせる対応が可能です。

大人数では埋もれがちな一人ひとりの様子を丁寧に見てもらえる——これがユニットの強みになります。

ただし夜間帯は職員が1名体制になる施設もあります。
見学時は日中だけでなく、夜間の見守り体制もあわせて確認しておくと安心です。

メリット③│生活リズムを個人に合わせてもらえる

ユニットでは、起床や食事、入浴の時間を本人のペースに合わせてもらいやすくなります。

【個人に合わせてもらえることの例】
起床・就寝の時間(早起き/夜型など本人の習慣)
食事の時間や量、好きなメニュー
入浴の曜日・時間帯
散歩やレクリエーションへの参加ペース

大規模な施設では、大人数を効率よくケアするため、生活の時間割が一律になりがちです。

一方でユニットは少人数のため、一人ひとりの生活習慣に合わせた柔軟な対応ができます。
早起きが長年の習慣なら早朝から、ゆっくり起きたい方は自分のペースで一日を始められます。

認知症の方にとって、生活リズムの乱れは不安や混乱を強める大きな要因です。
慣れ親しんだペースを保てることは、心の安定に直接つながります。

自宅にいたころに近い時間の流れを守れる点は、ユニット生活の大きな利点です。

メリット④│人間関係が固定されるため親が落ち着きやすい

いつも同じ顔ぶれで過ごすため、認知症の親でも人間関係を覚えやすく、安心して過ごせます。

【顔ぶれが固定されるメリット】
入居者やスタッフの顔と名前を覚えやすい
「知らない人だらけ」という不安が減る
自分の居場所や役割を見つけやすい

認知症の方にとって、知らない人ばかりの環境は強いストレスの原因です。
ユニットでは入居者もスタッフも顔ぶれがほぼ固定され、毎日同じ人と接します。
顔と名前が結びつくことで、「知らない人だらけ」という不安が薄れていきます。

関係が安定すると、そこに生まれるのは自然な会話や共同作業です。

役割を持って過ごすことは、認知症の方の自尊心や生活意欲の維持にもつながります。

固定された人間関係は、親が「ここが自分の居場所だ」と感じる土台になります。

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グループホームにおけるユニット生活のデメリット

ユニット生活には、少人数や固定された関係だからこそ生じるデメリットもあります。

メリットの裏返しとして、人間関係の逃げ場のなさや医療対応の限界が課題になります。

入居後に後悔しないために、4つのデメリットを事前に把握しておきましょう。

デメリット①│合わない入居者と距離を取りづらい

人間関係が固定される裏返しとして、相性の合わない入居者とも距離を取りにくくなります。

【起こりうること】
気の合わない入居者と毎日顔を合わせる
特定の人とのトラブルが続きやすい
自分から関係をリセットしにくい

ユニットは顔ぶれが固定されるぶん、合わない相手がいても距離を置きにくい環境です。
認知症の症状によっては、他の入居者との小さな衝突が起きることもあります。
毎日同じ空間で過ごすため、一度こじれた関係は尾を引きやすい傾向があります。

ただし、スタッフが席の配置や関わり方を工夫し、衝突を和らげてくれる施設も多くあります。

見学の際は、入居者同士の関係にスタッフがどう配慮しているかを確認しておくと安心です。

デメリット②│入居後のユニット変更は難しい

ユニット変更を禁止する制度はありませんが、入居後に別のユニットへ移るのは現実的に難しいのが実情です。

グループホームは1事業所あたり1〜3ユニットと小規模で、各ユニットの定員も5〜9人にとどまります。

同じ施設内に空きユニットや空室が出ることは少なく、希望してもすぐには移れないケースが大半です。

相性や環境が合わないと感じた場合、現実的な選択肢は別施設への住み替えになります。

入居後のユニット変更は空き状況しだいで難しいため、「合わなければ移ればいい」と安易に考えないでください。
最初の施設選びが特に重要になります。

だからこそ、入居前の見極めが何よりも大切になります。
複数の施設を比較し、雰囲気やスタッフの対応を必ず自分の目で確認しておきましょう。

デメリット③│施設・ユニットごとに雰囲気の差がある

同じグループホームでも、施設やユニットごとに雰囲気は大きく異なります

雰囲気を左右する主な要素
スタッフの質・人柄声かけの丁寧さや対応力で、日々の安心感が変わる
入居者の顔ぶれ年齢層や介護度、性格の組み合わせで雰囲気が決まる
運営方針「できることを見守る」か「手厚く介助する」かで過ごし方が変わる
建物・立地日当たりや広さ、周辺環境が生活の快適さに影響する

パンフレットやホームページだけでは、実際の雰囲気まではわかりません。

同じ運営会社でも、施設やユニットごとにスタッフも入居者も違うためです。

「良さそう」という印象と、実際に過ごす居心地は別物と考えておきましょう。

【見学で雰囲気を確かめるポイント】
スタッフが入居者にどんな声かけをしているか
入居者の表情が穏やかか
・ユニットごとの食堂やリビングの清潔感・におい
可能なら食事の時間帯に見学する

デメリット④│一人の時間やプライバシーが確保しにくい

共用スペースを中心に過ごすため、一人で静かに過ごす時間やプライバシーが確保しにくくなります。

【共同生活で感じやすい場面】
食事やレクリエーションが共用スペース中心になる
個室にこもっていると声をかけられることがある

ユニットの生活は、食事や団らん、レクリエーションを共用スペースで行うのが基本です。
みんなで過ごす時間が多いぶん、一人で静かに過ごしたい方には窮屈に感じられることもあります。

個室はありますが、こもりきりになると定期的にスタッフが様子を見に来るため、完全に一人にはなりにくい環境です。

ただし、レクリエーションへの参加は強制ではありません
好きな内容でないときや気分が乗らないときは、個室で自分のペースで過ごせます。
それでも生活の中心が共用スペースにある点は、頭に入れておきたいポイントです。

一人の時間を大切にしてきた方にとっては、集団生活そのものが負担になりがちです。

入居前に親がどちらのタイプかを見極めておくと、入居後のギャップを防げます。

【見学で確認したいこと】
個室で一人になれる時間や環境があるか
共用スペースでの過ごし方を強制されないか
本人が集団生活になじめそうか
・本人が参加できそうなレクリエーションがあるか
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ケアアドバイザー前北
デメリットの多くは、入居前の見学や体験入居である程度見極められます。
見学では設備だけでなく、他の入居者やスタッフの表情、会話の雰囲気まで観察してみてください。
医療面は、親御さんの持病や今後の見通しを、その施設の看護・提携医療機関の体制と照らして確認することが後悔を防ぐ最大のポイントです。
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グループホームのユニット生活が向いている人・向いていない人

ユニット生活が親に合うかどうかは、性格や心身の状態によって大きく変わります。

少人数で顔なじみと過ごす共同生活になじめる方に向き、一人の時間を強く求める方には向きにくい面があります。

向き・不向きをチェックリストで確認し、合わない場合の代替施設も知っておきましょう。

ユニット生活に向いている人のチェックリスト

少人数で家庭的な暮らしを楽しめる方は、ユニット生活に向いています。

【ユニット生活が向いている親の特徴】
少人数で顔なじみの環境のほうが落ち着く
家事や役割を持つことに前向き
他者との会話や交流を楽しめる

ユニット生活の良さは、家庭に近い環境で役割を持って暮らせる点です。

料理や掃除を一緒に行い、人との関わりを楽しめる方ほど、その良さを実感できます。

認知症の進行がゆるやかで、身の回りのことをある程度こなせる段階の方に特に向いています。

ユニット生活に向いていない人のチェックリスト

一人の時間を強く求める方や、集団生活が苦手な方は、ユニット生活に向きにくい傾向があります。

【ユニット生活が向いていない親の特徴】
一人で静かに過ごす時間を強く求める
他人との距離を保ちたい、集団生活が苦手

ユニット生活は、共用スペースでの共同生活が中心です。

一人の時間を大切にしてきた方や、他人との距離を保ちたい方には、その暮らし方が負担に感じられます。

入居前に、親が集団の中で穏やかに過ごせるタイプかを見極めておくと安心です。

【注意】次のケースは、ユニット生活の向き不向き以前に、グループホームへの入居や住み続けること自体が難しい場合があります。
たんの吸引・胃ろうなど常時の医療管理が必要
寝たきりに近く、手厚い医療・介護が必要
認知症の診断がない、または施設と同一市区町村に住民票がない
医療依存度が高い場合は、次に紹介する代替施設もあわせて検討してください。

ユニット生活に向いていないと感じた場合の代替施設

ユニット生活が合わないと感じたら、状態に応じて他の施設も検討しましょう。

状態・希望別のおもな代替施設
常時の医療管理が必要介護医療院、医療体制の整った介護付き有料老人ホーム
手厚い介護が必要(重度)特別養護老人ホーム(特養)、介護付き有料老人ホーム
一人の時間や自由を重視住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
費用を抑えたい特別養護老人ホーム(特養)、ケアハウス

施設選びで大切なのは、「ユニットが合わない=どこも合わない」ではないと知ることです。

親の心身の状態や希望に合う施設は、グループホーム以外にも数多くあります。

医療が必要なら医療体制の整った施設、自由を求めるなら生活の自由度が高い施設が選択肢になります。

どの施設が合うか迷うときは、介護の専門家に相談すると選択肢を整理できます。

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向き・不向きは、チェックリストだけで白黒つけられるものではありません。
同じ認知症でも、性格や進行度によって「合う施設」は一人ひとり違います。
迷ったときは、親御さんの状態を一度専門家に相談し、複数のタイプの施設を比較してみてください。
実際に見学・体験してから決めることが、後悔を防ぐ近道です。

まとめ│グループホームのユニットを理解して親に合う選択を

グループホームのユニットは、5〜9人の個室と共有スペースが一体となった、家庭に近い生活単位です。

少人数で顔なじみと過ごす環境が、認知症の親の安心と生活リハビリを支えます。

一方で、人間関係の固定や共同生活ならではの制約もあるため、向き・不向きの見極めが大切になります。

【この記事のポイント】
ユニットは「5〜9人+個室+共有スペース」の生活単位(1事業所あたり1〜3ユニット)
メリットは、目が届きやすい/生活リズムに合わせやすい/人間関係が安定/認知症ケアが暮らしに組み込まれている
デメリットは、合わない人と固定関係/入居後の変更が難しい/施設ごとの差/一人の時間が持ちにくい
少人数の共同生活になじめる方に向き、一人の時間を強く求める方には向きにくい
合わないと感じたら、状態に応じて特養・介護医療院・住宅型有料老人ホームなども検討する

親に合う施設を選ぶには、ユニットの特徴を理解したうえで、実際に見学して雰囲気を確かめることが欠かせません。

迷ったときは一人で抱え込まず、ケアマネージャーなど介護の専門家に相談してみましょう。

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ケアアドバイザー前北
グループホームのユニットは、認知症の方が「その人らしく」暮らせるように工夫された仕組みです。
大切なのは、施設の名前や費用だけで決めず、親御さんの性格や状態に合うかどうかを見ることです。
気になる施設は必ず見学し、できれば体験入居で実際の雰囲気を確かめてください。
「この環境なら親が落ち着けそう」と思えるかを、判断の軸にしていただければと思います。
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