介護付き有料老人ホームの入居条件をわかりやすく解説!

介護付き有料老人ホームの入居条件をわかりやすく解説!

介護付き有料老人ホームとは24時間介護スタッフが常駐する施設です。そのため、介護レベルの高い方であっても安心して利用できるのが特徴となっています。

介護付き有料老人ホームは3つのタイプに分かれており、それぞれ方針や入居条件が異なる点に注意しましょう。

ここでは、介護付き有料老人ホームの入居条件や特徴について解説していきます。ぜひ施設選びの参考にしてください。

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株式会社スターコンサルティンググループ 代表取締役
専門分野:介護事業経営

株式会社JTBで企業、自治体の海外視察を担当後、大手コンサルティング会社の株式会社船井総合研究所に入社。介護保険施行当初、自ら介護事業に特化したグループを立ち上げ、マネージャーとして勤務。その後、介護サービスに特化したコンサルティング会社「株式会社スターコンサルティンググループ」を立ち上げ、専門家集団として活動している。サポート領域としては、介護施設の開設から集客(稼働率アップ)、採用、教育研修システム・評価制度の導入、DX化などを幅広く支援。「日本一」と呼ばれる事例を、数々生み出してきた。コンサルティング実績500法人以上、講演実績700回以上。また「ガイアの夜明け(テレビ東京)」など、テレビ、新聞、雑誌の取材も多い。詳しくはこちら

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介護付き有料老人ホーム4つの入居条件

入居条件①:65歳以上の高齢者である

介護付き有料老人ホームでは、年齢が65歳以上であるのが基本条件となっています。

厚生労働省が定めた特定施設入所者生活介護の基準を満たし、都道府県または市町村に指定された有料老人ホームは「介護付き有料老人ホーム」と名乗ることができ、介護サービスに介護保険を適用することができます。

したがって、介護保険の受給対象となる65歳以上が介護付き有料老人ホームの入居条件となります。

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入居条件②:自立~要介護5の認定を受けている

介護付き有料老人ホームは、自立~要介護5の認定を受けている方まで、施設タイプによって幅広く対応できるのが特徴です。

そのため、入居時は自立していて途中で介護が必要な状態になっても転居せずに生活を続けられるタイプもあります。入居するタイプごとに受け入れの条件は変わるので注意しましょう。

施設のタイプによっては、介護度が上がると転居しなければならない可能性があります。安心して生活を続けるために、入居前から介護が必要となった場合についても考えておかなければなりません。

入居条件③:保証人を立てることができる

総務省が行ったアンケート調査によると「入院・入居の希望者に身元保証人等を求めているか」の項目に病院・施設の9割以上※が「求めている」と答えたとの結果が出ています。

支払いや、緊急時・死亡時の連絡先として保証人をたてることができることが必要な施設がほとんどです。

保証人は一般的に家族がなるケースが多いでしょう。しかし身寄りがない場合などは成年後見人や身元保証会社などを利用すれば、問題はクリアできます。

※参照:『高齢者の身元保証に関する調査』-関東管区行政評価局

入居条件④:支払い能力がある

どの施設であっても基本的には入居前に支払い能力の確認があります。介護付き有料老人ホームの費用としては、「入居一時金」と「月額費用」の2つが挙げられます。

それぞれの施設で料金が決まっており、資産を含めた収入を調査し審査されます。審査の際には、通帳の提示を求められる場合があるので準備が必要です。

入居したあとに、費用の滞納があると退去させられる可能性があります。施設ごとに違いはあるものの、おおむね3カ月以上滞納すると退去勧告される可能性が高いので注意しましょう。

介護付き有料老人ホームへの入居を検討している方は、ケアスル介護での相談がおすすめです。

ケアスル介護なら、専任の入居相談員が常駐しているため、入所条件や施設の雰囲気を聞きつつ自分に合った施設を選んでもらうことができます。

見学設定や日程調整も代行してくれるため、安心して最適な老人ホームを選びたい方は、ケアスル介護で相談してみてはいかがでしょうか。

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他の施設の入居条件と比較してみよう

介護付き有料老人ホームは入居に際して要介護1以上の認定を受けている必要があるのに対し、住宅型有料老人ホームでは自立~要介護の認定を受けている方が入居することができます。

日常的な介護や医療ケアが必要な方は、「介護付き有料老人ホーム」・入居後も自由な性格を楽しみたい方は住宅型有料老人ホームが向いているでしょう。

介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム
施設の特徴
  • 24時間体制で介護士が常駐している
  • 認知症ケアや看取りに対応している
  • 適度な介助やケアを受けながら、自立した日常生活を送る
  • 介護サービス・医療ケアサービスは付帯していない
入居条件
  • 65歳以上の高齢者
  • 要介護1以上の認定を受けている
  • 60歳もしくは65歳以上の高齢者
  • 自立~要介護の認定を受けている

介護付き有料老人ホームの入居条件に関するよくある質問

ここでは、介護付き有料老人ホームの入居条件に関する細かな疑問に答えていきます。

認知症の症状があっても入居できる?

介護付き有料老人ホームでは、認知症の方を幅広く受け入れています

しかし、認知症の症状によっては、希望している施設に受け入れ体制が整っておらず、入居を断られるケースがあります。

入居前に認知症の受け入れ実績があるか・対応できる症状などを確認しておきましょう。

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夫婦で一緒に入居することはできる?

夫婦で一緒に介護付き有料老人ホームへ入居することは可能です。

施設によっては広々と利用できる2人部屋を設けていることもあり、安心して夫婦での生活を続けられると言えるでしょう。

もちろん本人達の希望があれば1人ずつが個室で生活することも可能です。

夫婦で介護付き有料老人ホームへ入居することはそこまで珍しくなく、入居の難易度が高いというわけでもないためご安心ください。

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ペットと一緒に入居することはできる?

施設によってはペットと一緒に介護付き有料老人ホームへ入居することができます

ペットと入居できる介護付き有料老人ホームをお探しの際はHPやパンフレット、インターネットを活用しながら、探してみると良いでしょう。

また施設に「ペット可」という要件が盛り込まれていても、基本的には入居者本人がペットの世話をすることが前提になります。

もしもペットのお世話が難しくなった場合に備え、施設側にどの程度お世話をサポートしてもらえるのか、あらかじめ確認しておくと安心です。

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リハビリには対応している?

介護付き有料老人ホームでは、リハビリに対応している施設もあります。

機能訓練指導員と呼ばれる資格を持った専門の職員によって、自分で歩いたり座ったり日常生活を送る上で必要な動きの機能向上のためのリハビリが行われます。

施設によってリハビリ環境が異なるため、事前にしっかりと下調べをしておきましょう。

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看取りケアの対応はしている?

介護付き有料老人ホームでは、看取りケアの対応をしています。

ただし、すべての介護付き有料老人ホームが看取りに対応しているわけではなく、対応している施設もあるという認識が正しいと言えます。

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生活保護でも入居することはできる?

生活保護を受けている方でも介護付き有料老人ホームへの入居が可能な場合はあります。

施設によって、生活保護受給者向けの料金体系を用意している有料老人ホームは確かに存在します。

ケアスル介護では、一都三県だけで712件の生活保護相談可の老人ホームを掲載しています。

入所条件や施設の雰囲気を聞きつつ自分に合った施設を選んでほしいという方はぜひケアスル介護ご相談ください。

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介護付き有料老人ホームの入居を断られる条件

介護付き有料老人ホームは入居を断られるケースもあります。入居を断られる理由としては、以下の3つが挙げられます。

  • 施設の入居条件に合っていない
  • 認知症で徘徊・暴力がある
  • 医療行為が常に必要な状態

1つずつ詳しく解説していきます。

施設の入居条件に合っていない

介護付き有料老人ホームでは入居するための条件が決まっています。入居条件を満たせなければ、当然ながら断られる可能性が出てくるでしょう。

介護付き有料老人ホームにはタイプがあり、それぞれ入居できる条件が違います。そのため、入居したい施設があれば事前に確認しておくのが大切です。

認知症で徘徊・暴力がある

介護付き有料老人ホームは、認知症であっても受け入れ可能となっています。ただし、徘徊や暴力がある場合では入居を断られてしまうかもしれません。

また、暴力などではなくてもほかの利用者に迷惑をかける行為がみられる場合には入居を認めてもらえない可能性があります。

服薬で問題行動を抑制できる場合も多いため、まずは病院で症状を改善できるかどうか相談するのが先決です。

医療行為が常に必要な状態

介護付き有料老人ホームでは、大きな病気などを患っていて常に医療行為が必要な方の入居は断られる可能性があります。

介護付き有料老人ホームは夜間の看護師の配置が義務付けられていないため、夜間に看護師がいない施設であればさらに受け入れが難しくなるでしょう。

希望に合った入居条件の介護付き有料老人ホームを探そう

介護付き有料老人ホームは終身利用が原則となります。医療依存度が高い・認知症であるなどの状態でも受け入れてくれますが、施設のタイプによって条件は異なるのが現状です。

以下の表は、介護付き有料老人ホームのタイプ別の特徴をまとめたものです。

混合型であれば一方が自立し一方が要介護であっても夫婦揃っての入居が可能となります。また、自立から要介護の状態になったとしても、継続して生活が続けられる点も安心材料となるでしょう。

介護付き有料老人ホームには、以下の3つのタイプがあります。

支援や介護を必要としない自立した方から介護が必要な方まで入居できるのが特徴です。入所条件には、以下のようなものがあります。

  • 年齢が65歳以上である
  • 終身利用が原則
  • 身元保証人の有無
  • 支払い能力の有無

上記に挙げた項目は、多くの施設で受け入れるかどうかを判断する際の基準となるものです。詳しい基準は施設のタイプによっても異なるので、入居前には施設側に確認してみるとよいかもしれません。

サービス内容や利用料、待機期間なども施設ごとに大きく異なるので、本人の希望も考慮したうえで条件に合った施設を探しましょう

介護付き有料老人ホームの入居条件は?

介護付き有料老人ホームの入居条件は、年齢が65歳以上であること・自立~要介護5の認定を受けていること・身元保証人がいること・支払い能力があることなどが挙げられます。詳しくはこちらをご覧ください。

介護付き有料老人ホームは認知症があっても入居できますか?

介護付き有料老人ホームでは、認知症の方を幅広く受け入れています。詳しくはこちらをご覧ください。

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