「親がペットを置いて施設に入りたがらない」「大切な家族である愛犬や愛猫と一緒に暮らしたい」とペット可の介護付き有料老人ホームを探し始める方は少なくありません。
しかし、現実にはペットと一緒に入居できる施設は非常に限られています。

しかし、介護付き有料老人ホームでペット可の施設は数が少なく、富裕層向けの高級施設に限られる傾向があるのが現実です。
本記事では、ペット可の介護付き有料老人ホームの実態や、一緒に入居するためのルールについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ペット可の介護付き有料老人ホームはどれくらいある?
全国の介護付き有料老人ホームの中で、ペットと一緒に入居できる施設はごくわずかです。

ケアスル 介護に掲載されている介護付き有料老人ホーム4,066件を対象にペットの受け入れが可能かどうかを調査したところ、ペットも可能であると回答した施設数は64件にとどまり、わずか1.6%でした。
ペット不可と回答した施設が69.8%だったことからも、希望のエリアでペット可能な施設を見つけるのが難しいといって過言ではないでしょう。
なお、未登録はペット可否についての登録がケアスル 介護でなされていない割合になります。ただし、現在の「可」「不可」の割合から考えると、大幅にペット可が増えることはないでしょう。
ペットと暮らせる施設が少ない理由は、動物が苦手な入居者や重度のアレルギーを持つ方への配慮が不可欠だからです。さらに、鳴き声やにおいの対策として特別な防音設備を導入したり、専用の清掃体制やルールを整えたりする必要があり、施設側に大きなコストと労力がかかることも挙げられます。
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【エリア別】ペットと暮らせる介護付き有料老人ホームを探す
ケアスル 介護では「ペットと暮らせる介護付き有料老人ホーム」を64件(※2026年5月現在)掲載しています。
前章でも解説した通り、ペット可の施設は全国的に見ても非常に希少で、掲載数は施設全体のわずか1%未満という非常に限られた条件です。
希望のエリアで見つけるのは難しいため、少しでも気になる施設があれば早めに空室状況を確認することをおすすめします。
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介護付き有料老人ホームでペットと暮らすための「ルール」
ペット可の施設であっても、動物と一緒に入居するためには施設が定めたルールを守る必要があります。
あくまで共同生活の場であるため、他の入居者への配慮や衛生管理が最優先されるためです。本章では、入居前に必ず確認しておくべき「種類・サイズの制限」「健康管理」「共用部での過ごし方」という3つの主要なルールについて解説します。
- ルール①:受け入れ可能な種類・サイズ
- ルール②:狂犬病やワクチンなどの予防接種・定期健診
- ルール③:共用スペースでの過ごし方
ルール①:受け入れ可能な種類・サイズ
施設で一緒に暮らせるペットは、主に小型犬や猫、小鳥などに限定されています。

介護施設は限られた居住スペースであり、スタッフやほかの入居者の安全を確保するため、ペットの種類やサイズには制限が設けられています。
体重が10kgを超える中型・大型犬や、爬虫類などの受け入れを許可している施設はほぼありません。
また、鳴き声が大きすぎる場合や、他の入居者に危害を加える恐れがあると判断された場合は、小型であっても入居を断られる可能性があります。
ルール②:狂犬病やワクチンなどの予防接種・定期健診
入居の必須条件として、各種ワクチンの接種証明や定期的な健康診断の提出が求められます。
施設には免疫力が低下している高齢者が多数生活しています。そのため、ペットから人に感染する病気を防ぐための健康管理は非常に厳格です。
入居前に獣医師の健康診断書を提出に加えて、入居後も毎年の定期健診の継続を求められるケースがほとんどです。
「施設から外に出さないから大丈夫」といった個人的な判断はできず、施設が指定する予防策をすべて講じることが入居の条件となります
ルール③:共用スペースでの過ごし方
施設内の共用部では、ペットを自由に歩かせることは原則として禁止されています。
飼い主の居室(専用スペース)内であればペットは比較的自由に過ごせますが、動物が苦手な方やアレルギーを持つ方への配慮から、共用部では必ず「抱っこする」か「ケージ・カートに入れる」ことがほとんどです。
基本的にペットの世話は入居者本人が行うことが前提となっており、対応できない場合は家族や外部サービス(ペットシスターなど)の協力を得る必要があります。
あくまで「施設という共同生活の場に同伴させてもらっている」という認識を持つことが大切です。
無駄吠えや噛み癖がある、ほかの入居者に飛びつくなど、トラブルが頻発する場合は、最悪のケースとして「退去」を命じられるリスクがあることを肝に銘じておきましょう。
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ペット可の介護付き有料老人ホームの「費用相場」
ペット可の介護付き有料老人ホームの費用相場について、ペット不可の介護付き有料老人ホームの費用相場と比較する形で解説します。
ペット可とペット不可の介護付き有料老人ホームの月額費用相場比較

『ケアスル 介護 独自調査レポート 2026』によれば、ペットの受け入れが可能と回答した施設の平均月額費用は244,425円、ペットの受け入れが不可能と回答した施設の平均月額費用が232,263円でした。
ペットが壁紙を引っ掻いたり、においが染み付いたりした場合の原状回復(クリーニングや修繕)に備えて、あらかじめ多めの敷金が設定されていることがほとんどです。
また、毎月の支払いにおいても、ペット分の「共益費」や「管理費(ペット飼育料)」が上乗せされるケースもあります。
ペット可の介護付き有料老人ホームに入居するためには資金計画に、十分な余裕を持たせる必要があるでしょう。
ペット可の介護付き有料老人ホームは「高級老人ホーム」になりやすい
ペットの受け入れが可能の施設になると、鳴き声対策の防音設備や特別な清掃対応など、施設側に多大なコストがかかるため、富裕層向けの高級老人ホームのみが対応するケースが多くあります。
【施設側に多大なコストがかかる理由】
- 設備投資:各居室の防音設備、ペット専用の足洗い場や動線の確保
- 維持管理:共用エリアの特別な清掃、強力な消臭・換気システムの稼働
- 人員配置:トラブル対応や衛生管理のためのスタッフの業務負担増
ペットのための環境を整備し、衛生的な共同生活を維持するためには、入居者から徴収する費用を高く設定せざるを得ません。
その結果、ペット可の施設は一部の富裕層をターゲットとした「高級老人ホーム」になりやすい構造になっています。
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ペット可の介護付き有料老人ホームを検討する際に考えたい選択肢
「ペットと一緒に介護施設へ入りたい」と希望する方は多いものの、前述の通りペット可の介護付き有料老人ホームは非常に希少で費用も割高です。
また、入居できたとしても「最後まで責任を持って飼えるか」という問題が立ちはだかります。本章では、ペット可の介護付き有料老人を検討する際に押さえておきたい4つの選択肢を解説します。
- 選択肢① 費用負担を増やして「ペット可の介護付き有料老人ホーム」に入る
- 選択肢② 「ペットと暮らせるサ高住・住宅型」に入り、外部サービスを使う
- 選択肢③ 在宅介護を続けながら「訪問サービス」を活用する
- 選択肢④ 施設に入居し、ペットは「老犬・老猫ホーム」や家族に託す
選択肢① 費用負担を増やして「ペット可の介護付き有料老人ホーム」に入る
費用負担を増やしてでもペット可の介護付き有料老人ホームに入るのが最初の選択肢です。
ペットと一緒に暮らせる介護付き有料老人ホームは、安心の介護体制の中でペットと同じ部屋で暮らせるという大きなメリットがあります。
しかし、施設数が極めて少なく、初期費用や毎月の月額費用が割高になり、エリアによっては施設がまったく見つからないということも考えられます。さらに入居できたとしても、施設スタッフはペットの世話や動物病院への送迎を行いません。
飼い主の介護度が上がり、自力で散歩やトイレの処理ができなくなった場合は、家族が訪問してお世話をしたり、ペットシッターを利用する必要がある点は覚えておきましょう。
選択肢② 「ペットと暮らせるサ高住・住宅型」に入り、外部サービスを使う
介護付き有料老人ホームにこだわらず、「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」や「住宅型有料老人ホーム」を選ぶ選択肢もあります。
介護付き有料老人ホームに比べ、サ高住や住宅型有料老人ホームはペット可の物件が比較的見つかりやすく、居室が広く設計されていることが多いため、ペットとの生活空間を作りやすい点が大きなメリットです。
ただし、施設スタッフは直接的な介護はしないため、介護が必要になった場合は、外部の訪問介護やデイサービスを個別に契約して利用します。
そのため、介護度が上がると外部サービスの利用料がかさみ、トータルの介護費用が想定より大きく膨らむ可能性があるという点には注意が必要です。
選択肢③ 在宅介護を続けながら「訪問サービス」を活用する
施設への入居を見送り、住み慣れた自宅で介護保険サービスを受けながら生活を続ける選択肢です。
「ペットと離れたくない」ということを重視したい場合は検討するとよいでしょう。環境の変化がないため、ペットにとっても飼い主にとってもストレスが最小限で済むというメリットがあります。
訪問介護や訪問看護、訪問入浴などの介護保険サービスを組み合わせることで、これまで通りの生活を続けられます。
しかし、同居家族の介護負担が増大することや、ペットケアの自費負担が発生するという点は留意しておきましょう。
選択肢④ 施設に入居し、ペットは「老犬・老猫ホーム」や家族に託す
苦渋の決断となりますが、飼い主自身の健康と適切な介護を優先し、人間のみ介護施設に入居する選択肢です。
【ペットの預け先の主な選択肢】
- 家族・親族に引き取ってもらう(最も安心で費用負担が少ない)
- 老犬・老猫ホームなどの民間施設に預ける(月額5万円〜15万円程度)
- 「ペット信託」を利用し、飼育費用を残して新しい飼い主に託す
どうしても一緒に施設へ入れない場合、ペットの預け先を確保する必要があります。
最も安心で費用負担が少ないのは、家族や親族に引き取ってもらうことです。
また、民間施設である「老犬・老猫ホーム」に預けたり、「ペット信託」を利用したりする方法もあります
飼い主の体力が限界を迎えて共倒れになる前に、ペットが安全に余生を過ごせる環境を整えてあげることも、考慮するのもよいでしょう。
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まとめ
本記事では、ペット可の介護付き有料老人ホームの実態や、入居に向けたルールについて解説しました。
ペットと一緒に施設へ入居することは、決して不可能なことではありません。
しかし、「飼い主の介護度が上がったときのお世話はどうするのか」「万が一の際に誰が引き取るのか」「高額な費用を支払い続けられるのか」といった点をクリアにすることが大切です。
ぜひ、本記事を参考にご自身のペットをどうするかを考えてみてください。「親がペットを置いて施設に入りたがらない」「大切な家族である愛犬や愛猫と一緒に暮らしたい」とペット可の介護付き有料老人ホームを探し始める方は少なくありません。
しかし、現実にはペットと一緒に入居できる施設は非常に限られています。

しかし、介護付き有料老人ホームでペット可の施設は数が少なく、富裕層向けの高級施設に限られる傾向があるのが現実です。
本記事では、ペット可の介護付き有料老人ホームの実態や、一緒に入居するためのルールについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ペット可の介護付き有料老人ホームはどれくらいある?
全国の介護付き有料老人ホームの中で、ペットと一緒に入居できる施設はごくわずかです。

ケアスル 介護に掲載されている介護付き有料老人ホーム4,066件を対象にペットの受け入れが可能かどうかを調査したところ、ペットも可能であると回答した施設数は64件にとどまり、わずか1.6%でした。
ペット不可と回答した施設が69.8%だったことからも、希望のエリアでペット可能な施設を見つけるのが難しいといって過言ではないでしょう。
なお、未登録はペット可否についての登録がケアスル 介護でなされていない割合になります。ただし、現在の「可」「不可」の割合から考えると、大幅にペット可が増えることはないでしょう。
ペットと暮らせる施設が少ない理由は、動物が苦手な入居者や重度のアレルギーを持つ方への配慮が不可欠だからです。さらに、鳴き声やにおいの対策として特別な防音設備を導入したり、専用の清掃体制やルールを整えたりする必要があり、施設側に大きなコストと労力がかかることも挙げられます。
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介護付き有料老人ホームでペットと暮らすための「ルール」
ペット可の施設であっても、動物と一緒に入居するためには施設が定めたルールを守る必要があります。
あくまで共同生活の場であるため、他の入居者への配慮や衛生管理が最優先されるためです。本章では、入居前に必ず確認しておくべき「種類・サイズの制限」「健康管理」「共用部での過ごし方」という3つの主要なルールについて解説します。
- ルール①:受け入れ可能な種類・サイズ
- ルール②:狂犬病やワクチンなどの予防接種・定期健診
- ルール③:共用スペースでの過ごし方
ルール①:受け入れ可能な種類・サイズ
施設で一緒に暮らせるペットは、主に小型犬や猫、小鳥などに限定されています。

介護施設は限られた居住スペースであり、スタッフやほかの入居者の安全を確保するため、ペットの種類やサイズには制限が設けられています。
体重が10kgを超える中型・大型犬や、爬虫類などの受け入れを許可している施設はほぼありません。
また、鳴き声が大きすぎる場合や、他の入居者に危害を加える恐れがあると判断された場合は、小型であっても入居を断られる可能性があります。
ルール②:狂犬病やワクチンなどの予防接種・定期健診
入居の必須条件として、各種ワクチンの接種証明や定期的な健康診断の提出が求められます。
施設には免疫力が低下している高齢者が多数生活しています。そのため、ペットから人に感染する病気を防ぐための健康管理は非常に厳格です。
入居前に獣医師の健康診断書を提出に加えて、入居後も毎年の定期健診の継続を求められるケースがほとんどです。
「施設から外に出さないから大丈夫」といった個人的な判断はできず、施設が指定する予防策をすべて講じることが入居の条件となります
ルール③:共用スペースでの過ごし方
施設内の共用部では、ペットを自由に歩かせることは原則として禁止されています。
飼い主の居室(専用スペース)内であればペットは比較的自由に過ごせますが、動物が苦手な方やアレルギーを持つ方への配慮から、共用部では必ず「抱っこする」か「ケージ・カートに入れる」ことがほとんどです。
基本的にペットの世話は入居者本人が行うことが前提となっており、対応できない場合は家族や外部サービス(ペットシスターなど)の協力を得る必要があります。
あくまで「施設という共同生活の場に同伴させてもらっている」という認識を持つことが大切です。
無駄吠えや噛み癖がある、ほかの入居者に飛びつくなど、トラブルが頻発する場合は、最悪のケースとして「退去」を命じられるリスクがあることを肝に銘じておきましょう。
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ペット可の介護付き有料老人ホームの「費用相場」
ペット可の介護付き有料老人ホームの費用相場について、ペット不可の介護付き有料老人ホームの費用相場と比較する形で解説します。
ペット可とペット不可の介護付き有料老人ホームの月額費用相場比較

『ケアスル 介護 独自調査レポート 2026』によれば、ペットの受け入れが可能と回答した施設の平均月額費用は244,425円、ペットの受け入れが不可能と回答した施設の平均月額費用が232,263円でした。
ペットが壁紙を引っ掻いたり、においが染み付いたりした場合の原状回復(クリーニングや修繕)に備えて、あらかじめ多めの敷金が設定されていることがほとんどです。
また、毎月の支払いにおいても、ペット分の「共益費」や「管理費(ペット飼育料)」が上乗せされるケースが一般的です。資金計画には十分な余裕を持たせる必要があるでしょう。
ペット可の介護付き有料老人ホームは「高級老人ホーム」になりやすい
ペットの受け入れが可能の施設になると、鳴き声対策の防音設備や特別な清掃対応など、施設側に多大なコストがかかるため、富裕層向けの高級老人ホームのみが対応するケースが多くあります。
【施設側に多大なコストがかかる理由】
- 設備投資:各居室の防音設備、ペット専用の足洗い場や動線の確保
- 維持管理:共用エリアの特別な清掃、強力な消臭・換気システムの稼働
- 人員配置:トラブル対応や衛生管理のためのスタッフの業務負担増
ペットのための環境を整備し、衛生的な共同生活を維持するためには、入居者から徴収する費用を高く設定せざるを得ません。
その結果、ペット可の施設は一部の富裕層をターゲットとした「高級老人ホーム」になりやすい構造になっています。
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ペット可の介護付き有料老人ホームを検討する際に考えたい選択肢
「ペットと一緒に介護施設へ入りたい」と希望する方は多いものの、前述の通りペット可の介護付き有料老人ホームは非常に希少で費用も割高です。
また、入居できたとしても「最後まで責任を持って飼えるか」という問題が立ちはだかります。本章では、ペット可の介護付き有料老人を検討する際に押さえておきたい4つの選択肢を解説します。
- 選択肢① 費用負担を増やして「ペット可の介護付き有料老人ホーム」に入る
- 選択肢② 「ペットと暮らせるサ高住・住宅型」に入り、外部サービスを使う
- 選択肢③ 在宅介護を続けながら「訪問サービス」を活用する
- 選択肢④ 施設に入居し、ペットは「老犬・老猫ホーム」や家族に託す
選択肢① 費用負担を増やして「ペット可の介護付き有料老人ホーム」に入る
費用負担を増やしてでもペット可の介護付き有料老人ホームに入るのが最初の選択肢です。
ペットと一緒に暮らせる介護付き有料老人ホームは、安心の介護体制の中でペットと同じ部屋で暮らせるという大きなメリットがあります。
しかし、施設数が極めて少なく、初期費用や毎月の月額費用が割高になり、エリアによっては施設がまったく見つからないということも考えられます。さらに入居できたとしても、施設スタッフはペットの世話や動物病院への送迎を行いません。
飼い主の介護度が上がり、自力で散歩やトイレの処理ができなくなった場合は、家族が訪問してお世話をしたり、ペットシッターを利用する必要がある点は覚えておきましょう。
選択肢② 「ペットと暮らせるサ高住・住宅型」に入り、外部サービスを使う
介護付き有料老人ホームにこだわらず、「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」や「住宅型有料老人ホーム」を選ぶ選択肢もあります。
介護付き有料老人ホームに比べ、サ高住や住宅型有料老人ホームはペット可の物件が比較的見つかりやすく、居室が広く設計されていることが多いため、ペットとの生活空間を作りやすい点が大きなメリットです。
ただし、施設スタッフは直接的な介護はしないため、介護が必要になった場合は、外部の訪問介護やデイサービスを個別に契約して利用します。
そのため、介護度が上がると外部サービスの利用料がかさみ、トータルの介護費用が想定より大きく膨らむ可能性があるという点には注意が必要です。
選択肢③ 在宅介護を続けながら「訪問サービス」を活用する
施設への入居を見送り、住み慣れた自宅で介護保険サービスを受けながら生活を続ける選択肢です。
「ペットと離れたくない」ということを重視したい場合は検討するとよいでしょう。環境の変化がないため、ペットにとっても飼い主にとってもストレスが最小限で済むというメリットがあります。
訪問介護や訪問看護、訪問入浴などの介護保険サービスを組み合わせることで、これまで通りの生活を続けられます。
しかし、同居家族の介護負担が増大することや、ペットケアの自費負担が発生するという点は留意しておきましょう。
選択肢④ 施設に入居し、ペットは「老犬・老猫ホーム」や家族に託す
苦渋の決断となりますが、飼い主自身の健康と適切な介護を優先し、人間のみ介護施設に入居する選択肢です。
【ペットの預け先の主な選択肢】
- 家族・親族に引き取ってもらう(最も安心で費用負担が少ない)
- 老犬・老猫ホームなどの民間施設に預ける(月額5万円〜15万円程度)
- 「ペット信託」を利用し、飼育費用を残して新しい飼い主に託す
どうしても一緒に施設へ入れない場合、ペットの預け先を確保する必要があります。
最も安心で費用負担が少ないのは、家族や親族に引き取ってもらうことです。
また、民間施設である「老犬・老猫ホーム」に預けたり、「ペット信託」を利用したりする方法もあります
飼い主の体力が限界を迎えて共倒れになる前に、ペットが安全に余生を過ごせる環境を整えてあげることも、考慮するのもよいでしょう。
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まとめ
本記事では、ペット可の介護付き有料老人ホームの実態や、入居に向けたルールについて解説しました。
ペットと一緒に施設へ入居することは、決して不可能なことではありません。
しかし、「飼い主の介護度が上がったときのお世話はどうするのか」「万が一の際に誰が引き取るのか」「高額な費用を支払い続けられるのか」といった点をクリアにすることが大切です。
ぜひ、本記事を参考にご自身のペットをどうするかを考えてみてください。