を人生の最期は、どのように迎えたいですか?高齢化が進む日本では、看取りケアに注目が集まり始めています。
「人生の最期はできるなら住み慣れた自宅で…」と願う方が多いのではないでしょうか?しかしながら、その願いを叶えられるのは極少数の方です。
それでも、医療的なケアを望まず有意義に最期の時を迎えたいと希望する方に、介護付き有料老人ホームでの看取りケアがあります。
この記事では、介護付き有料老人ホームの看取りに注目して、看取りケアの内容や流れを紹介します。悔いの残らない最期を迎えるためには何が必要なのか、ぜひ参考にしてください。
 
【都道府県別】看取り対応可能な介護付き有料老人ホームを探す
ケアスル 介護では、看取り対応可能な介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホームを4,000件以上(※2026年3月現在)掲載しています。
以下で、都道府県別の「がん・末期がん対応施設」の一覧をまとめておりますので、お住まいのエリアにおける療養施設を探してみてください。
都道府県別の看取り対応の介護付き有料老人ホームを探す
介護付き有料老人ホームの看取りにかかる費用の目安

看取り対応が可能な介護付き有料老人ホームの月額料金は、介護付き有料老人ホーム全体と比較してやや高くなる傾向にあります。
介護付き有料老人ホーム全体の月額料金の中央値が178,000円であるのに対し、看取り対応可の介護付き有料老人ホームの施設では187,012円です。毎月約1万円の差が生じています。
さらに、ご本人が終末期を迎え、「看取り」の段階に入ると、この基本の月額利用料に加えていくつか以下のような追加費用が発生しますのでご注意ください。
まず、施設の「看取り介護指針」に基づき、医師や看護師、介護職が連携してケアにあたった際に必要となるのが「看取り介護加算」です。
これは介護保険サービスの追加費用であり、死亡日を基準として遡って算定され、最期の日が近づくにつれて1日あたりの加算額が増加する仕組みになっています。(実際の請求額は、介護保険の自己負担割合である1〜3割によって変動します)
また、看取り期には訪問診療や処方薬が増えることが多いため、医療費も通常時よりかかる可能性が高いす。加えて、おむつなどの日用品や消耗品の使用が増えれば、実費の負担額は高くなるでしょう。
介護職員として10年間勤務され、現在は高齢者施設の紹介業を営んでいる和田さんに、施設で看取りを行うときの費用の注意点について伺いました。


そのまま高い家賃を払い続けてその広い部屋に住み続けるのか、別の部屋に移動しないといけないのか、といった問題が出てきます。
介護付き有料老人ホームを含め、施設での看取りを考えている場合は、月額の利用料に加えて予算に余裕を持たせることが重要です。
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介護付き有料老人ホームで看取るときの流れ

医師による終末期の判断が下されると、ご家族と施設スタッフでカンファレンスを行い、看取りの方針を決定します。
それぞれのステップごとに詳しく解説していきます。
1. 終末期の判断
医師が医学的な見地から、「これ以上の回復が見込めない」と判断してターミナル期へ移行する段階です。
介護付き有料老人ホームでは、24時間体制で常駐する介護スタッフや看護スタッフが、日々のわずかな体調や食事量の変化を細かく記録しています。
この馴染みのスタッフによる日常的な観察データと、提携している配置医師の定期的な診察を掛け合わせることで、ご本人の状態をより正確に把握し、終末期であるかについて慎重な判断が下されます。
2. 状況説明とカンファレンス
終末期の判断が下されると、日頃からケアにあたっているスタッフや施設長、ケアマネジャー、提携医師などが集まり、ご家族と今後のケア方針を話し合う「カンファレンス」を実施する流れとなります。
24時間の介護体制のある介護付き有料老人ホームでは、入居者の性格や生活リズムを細かく把握しているスタッフがいる点が強みです。
早朝・夜間の過ごし方や対応についても細かく共有し、穏やかに過ごせるようにどうサポートしていけばよいかについて細かくすり合わせていきます。
3. 看取りの同意
カンファレンスで定めた方針にご家族が同意した場合、施設へ「看取りに関する同意書」を提出することで、看取り介護が本格的にスタートします。
介護付き有料老人ホームの場合、外部のサービスを個別に手配する手間がなく、馴染みのスタッフが連携して最期までトータルサポートを行うのが大きな安心材料と言えるでしょう。
なお、同意書を提出した後でもお気持ちの変化に合わせて方針を変更することはいつでも可能です。随時施設側と相談しながら心の準備を進めていただけます。
介護付き有料老人ホーム以外で看取りができる施設
介護付き有料老人ホーム以外にも、主に以下の施設で看取りができます。
- 特別養護老人ホーム(特養)
- 老人保健施設(老健)
- 住宅型有料老人ホーム
- 介護医療院
各施設ごとの特徴は以下の通りです。
看取りができる施設はいくつかありますが、それぞれ得意なケアや費用などが大きく異なります。そのため、お身体の状況や予算などを整理し条件にあった施設を選ぶようにしましょう。
元看護師であり様々な介護施設で高齢者ケアに携わってきた菅原さんに、看取り施設の選び方についてお話を伺いました。


ただ、施設全般に言える注意点として、すべての施設で看取り対応を行っているわけではありません。ですので、入居前に『看取りの対応がどこまで可能なのか」をしっかり確認しておくことが、後々の安心につながると思います。
看取りができる施設について詳しくは、以下の記事で解説しています。
安心して看取れる介護付き有料老人ホームか見極める方法
介護付き有料老人ホームをはじめ、安心して看取れる施設か見極めるためには、以下のポイントをおさえておきましょう。
- 体調が急変した際の対応を確認する
- 施設内の連携が取れているか確認する
- 看取りの実績を確認する
- 本人と家族に寄り添ってもらえるか確認する
- 亡くなった後のケア内容を確認する
看取りができる施設を選ぶ際は、急変しやすい終末期に備えて時間帯ごとの医療体制や緊急時の連携体制が整っているかを確認しておきましょう。また、パンフレット等には載りにくい看取りの実績やご本人と似た状態の方への対応経験などを確認しておくと安心です。
さらに、ご本人だけでなくご家族の希望や気持ちに寄り添ったケアを受けられるかどうかも重要な判断基準となります。ご逝去後に行われるエンゼルケアの有無やその具体的な内容についても、あらかじめ施設側に確認しておくと良いでしょう。
看取り施設の選び方については、以下の記事でも詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
悔いのない看取りケアで送り出すために…
介護付き有料老人ホームの看取りは、ご本人やご家族の気持ちに寄り添い最期の時を悔いなく迎えられる準備を共に行えます。
誰にでも訪れる「死」に対して、看取りを選択するか医療的ケアを選択するかは自由です。
正解がない答えのため、当事者であるご本人が想い描く最期をご家族と共有できているかが重要になります。
共有の具体案として、人生会議やエンディングノートを活用し、「どのように最期を迎えたいか」「最期の時までどのように過ごしたいか」などを話し合うとよいでしょう。
大切な人たちと人生の終わり方について、ぜひ一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか。
どちらの施設も看取りケアを行える施設が増えていますが、入居条件や料金などに違いがあります。詳しくはこちらをご覧ください。
医療的処置の関係から必ずしも看取りが施設で叶うとは限りませんが、自立〜要介護の方の看取りを対応してくれているのは有料老人ホーム+介護付有料老人ホームです。詳しはこちら