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お泊りデイとは?利用基準やサービスのメリットとデメリットを解説

お泊りデイとは?利用基準やサービスのメリットとデメリットを解説

日中利用できる通所サービスに、デイサービスというものがあります。デイサービスは医学的なサポートを必要としない人が利用する介護サービスであり、リハビリやスタッフ、同じ利用者との交流によって、心身機能の維持や向上を目指すものです。

このデイサービスには宿泊サービスもあり、通称お泊りデイと呼ばれています。施設滞在型の介護サービスは多数ありますが、需要が高いため空きがなく、利用できないということもあるでしょう。そこで代替案となるものがお泊りデイです。お泊りデイについての理解を深め、シーンに合わせて上手に活用しましょう。

お泊りデイの利用基準

まずはお泊りデイとはどのようなものなのか、基本的な知識を身につけていきましょう。お泊りデイは日中利用しているデイサービスの施設で宿泊サービスを受けられるというものですが、これにはさまざまな利用基準が定められています。

そのため、すべてのデイサービスが、お泊りデイに対応しているわけではないことは理解しておきましょう。定められている利用基準は、次の通りです。

  • 利用できる人数
  • 施設の人員基準
  • 施設の設備
  • 対象者
  • 利用期間

これらの基準を満たした場合に、お泊りデイは利用できます。なお、基準によっては自治体ごとに異なる場合もあるため、利用するエリアでどのような基準が定められているのか、詳細については事前に確認しておくことが大切です。

利用できる人数

お泊りデイを利用できる人数は、9人以下と定められています。そのため、定員がいっぱいだとお泊りデイに対応していても、利用できないケースがあることは覚えておきましょう。さらに日中のデイサービスの利用定員の2分の1以下という決まりもあるため、この点も把握しておく必要があります。

日中のデイサービスの利用定員次第では、9人以下でもお泊りデイの利用基準を満たさないケースがあるため、利用したいデイサービスの利用定員は、事前にチェックしておきましょう。

施設の人員基準

宿泊サービスとなるお泊りデイは、施設側でも人員の基準が定められています。これは介護職員、または看護師などを常時1名以上設置するというものであり、対象となる人員が常駐していないと、お泊りデイは利用できません。

施設によっては人件費削減や人手不足などで、夜間スタッフが常勤していないこともあります。そのため、お泊りデイを利用したいなら、そのサービスの人員体制を確認しておき、夜間常駐があるかも聞いておきましょう。

施設の設備

人員だけではなく、施設の設備も基準に含まれていることは覚えておきましょう。基本的には個室が用意されている必要がありますが、相部屋でも次の条件を満たすことで利用は可能です。

  • 1室4人以下
  • 1人あたりの床面積が7.43平方メートル以上
  • パーテーションやふすまで仕切られている

相部屋の場合でも、1室の人数制限を超えると、お泊りデイは利用できません。また、1人あたりに割り当てられる床面積にも最低限の決まりがあります。相部屋の場合は個人のプライバシーを守るための措置も必要であり、パーテーションやふすまなどの仕切りが必要です。

単に仕切りがあれば良いわけではないため、カーテンのような簡易的なものでは、利用基準を満たさないことも理解しておきましょう。

対象者

お泊りデイの対象者となるのは、日中のデイサービスを利用できる人です。基本的には要介護度が1~5の人が想定されており、デイサービスを利用している人のほとんどが、お泊りデイの対象となります。

施設によっては人員配置などの理由から、要介護度について別途基準が設けられていることもあるため、これは確認しておきましょう。

利用期間

お泊りデイの利用期間は施設や自治体によって異なり、場合によっては期間に上限設定が設けられていることもあるため注意しましょう。特別な定めがない場合は、長期間利用できるケースもありますが、自治体によっては「連続○日まで」と決められていることもあります。

自治体ごとに連続利用日数の上限は異なりますが、最大連続30日までとしているところが多いです。お泊りデイはあくまでショートステイを目的としたものであり、長期間の利用を想定したサービスではないことは理解しておきましょう。

お泊りデイで受けられる主なサービスとは

実際にお泊りデイの利用を検討しているなら、どのようなサービスが受けられるのかを把握しておくことが大切です。施設によって提供するサービスの詳細は異なりますが、お泊りデイで受けられる主なサービスは、次の2つがあげられます。

  • 就寝前の補助作業
  • 食事の提供

これらのサービスを受けることで、宿泊でも安心して介護を任せられます。

就寝前の補助作業

お泊りデイでは就寝まで介護サービスが受けられることが特徴であり、次のようなさまざまな補助作業が受けられます。

  • 口腔ケア
  • 着替えの介助
  • 入浴の介助

歯磨きや入れ歯の洗浄など、さまざまな口腔ケアが就寝前に受けられます。口腔ケアは噛む力や飲み込む力など、食事にかかわる機能を維持するための重要なものであり、口腔内の健康を守ることが、健康的な生活の第一歩となります。

口腔ケアの一環として歯磨き指導などを行うこともあり、施設によっては念入りなケアをしてくれることもあるでしょう。就寝前のケアとしては着替えの介助もあり、普段着から寝間着への着替えをサポートしてくれます。

着替えの介助は大人1人の体重を支えなければならないため、筋力や体力を必要とする場合が多いです。また、着替えの際にバランスを崩して転倒するなどのリスクもあるため、介護のプロに任せられるなら安心できるでしょう。

リラックス効果による心身の健康維持に力を入れている施設もあり、入浴介助を行うお泊りデイもあります。ただ入浴の一連の動作をサポートするだけではなく、温泉のようにゆっくりと体を休められる設備を整えている施設もあり、被介護者にとっても安らぎのひと時となることも少なくありません。

食事の提供

お泊りデイは食事つきのものが多く、1泊2食つきとなっていることが基本です。提供されるのは夕食と朝食であり、施設によってどのような食事が出るかは異なります。

食事の楽しみを優先して、ビュッフェ形式やコース料理などを提供することもあれば、定食のようなスタイルで、健康的な食事を出していることもあります。

また、利用者の要介護度によって食事のメニューや調理方法は変わり、飲み込む力が低下した人にはソフト食やミキサー食など、その人に合った食事ができることも特徴の1つです。

食事は日々生きる楽しみであることはもちろん、健康管理にも重要な要素です。デイサービスでは利用者が健康的な生活をできるように栄養を考えた食事が提供されているため、心身ともに健康の向上、維持を目指しやすい点も魅力でしょう。

お泊りデイのメリットとは

お泊りデイの利用を検討しているなら、このサービスを使うことでどのようなメリットがあるのかも知っておきましょう。お泊りデイならではのメリットを知ることで、サービスの魅力をさらに理解できます。

  • 慣れた施設での宿泊が可能
  • 予約を取りやすい

これら2つの点が、お泊りデイを利用する大きなメリットです。

慣れた施設での宿泊が可能

お泊りデイは日中利用しているデイサービスの施設に宿泊するため、慣れた施設に泊まれることが大きなメリットです。通い慣れた施設に宿泊することで、環境の変化が少なく、利用者の負担も軽減できるでしょう。

まったく新しい施設に宿泊、あるいは入居する場合は、環境の変化が利用者に大きなストレスを与えてしまうことも少なくありません。これが精神的なストレスや身体的な疲労につながってしまうこともありますが、お泊りデイなら利用者の負担が少ない点はメリットです。

加えて、施設や設備に慣れていて、どのようなサービスが受けられるのかを把握しやすい点も魅力です。普段から接しているデイサービスのスタッフもいるため安心度も高く、利用者はもちろん、介護を依頼する家族にかかる心配も少ないでしょう。

予約を取りやすい

お泊りデイは日中のサービスを利用したことがある人に限定して予約を受け付けており、お泊りデイから利用することはできません。つまり、申し込みができる人が限定されているため、予約が取りやすいこともメリットです。

有料老人ホームやショートステイなどのサービスは、施設利用の有無に関係なく申し込みができるため、競争率が高い場合も多いでしょう。お泊りデイは利用人数が少なく設定されているものの、競争率はそれほど高くないため、比較的スムーズに利用しやすいです。

また、予約も日中のスタッフに直接依頼することができ、スケジュールの相談もしやすいため、スムーズに利用開始しやすいです。

お泊りデイのデメリットとは

さまざまなメリットがあるお泊りデイですが、反面デメリットもあるため注意しなければなりません。デメリットを知らずに利用すると、思わぬ失敗が待ち受けていることもあります。お泊りデイのデメリットとしては、次の2つがあげられます。

  • 介護保険が適用されない
  • プライバシー保護が不十分

これらのデメリットも把握したうえで、お泊りデイを利用すべきかどうかを考えていきましょう。

介護保険が適用されない

お泊りデイは日中のデイサービスの延長として提供されているものですが、宿泊利用分の料金については、介護保険の適用はありません。そのため、お泊りデイ分の料金はすべて自己負担となり、コストがかかりやすい点は理解しておきましょう。

施設によって宿泊費がいくらかかるかは異なりますが、連続で数十日利用すると高額な費用がかかってしまうこともあります。ショートステイなどのサービスは介護保険が適用できるため、自己負担分は軽減できますが、お泊りデイには適用されないことは覚えておく必要があります。

長期間被介護者を預けられるため、家族の負担は減らせるものの、その分金銭的なデメリットが発生しやすい点には注意しなければなりません。コスト面での負担を考えると、お泊りデイはショートステイなど介護保険が適用できるサービスを利用開始するまでの、つなぎとして使うことがおすすめです。

また、どうしても自宅での介護が難しい場合などで、一定期間だけ利用するといった使い方が向いているでしょう。

プライバシー保護が不十分

そもそもお泊りデイはデイサービスの延長として提供されているサービスであり、宿泊に重きを置いたサービスではありません。そのため、個室が用意されていないことも多く、プライバシーの保護が他の介護サービスよりも不十分になりやすいことは理解しておきましょう。

宿泊や居住に特化した介護サービスでは、個人のプライバシー保護を考えた施設づくりがなされていますが、お泊りデイでは日中利用している施設にそのまま滞在することになります。

最低限のプライバシー保護は考えられているものの、それらは簡易的なものであり、これが利用者のストレスになりかねないことは把握しておく必要があります。

そのため、実際にお泊りデイを利用するなら、その施設でのプライバシー保護のために行っている対策や滞在場所の実態、利用者の意思などを確認しておくことが大切です。

お泊りデイを利用したい場合

サービスを利用するには、事前の情報収集が大切であり、その方法としては次の2つがおすすめです。

  • ケアマネージャーに紹介してもらう
  • インターネットなどから情報を取得する

これらの方法でより良いお泊りデイの情報を集め、利用者にストレスを与えないサービスを見つけましょう。

ケアマネージャーに紹介してもらう

利用するサービスを見つけるには、介護の専門知識を豊富に持つケアマネージャーに紹介してもらうことがおすすめです。ケアマネージャーはサービス事業者の紹介や仲介役などを担っており、利用者の状態を詳細に説明しておくことで、その人に合ったサービスを見つけてくれます。

利用者の要介護度や精神的な状態によって、どのサービスが適しているかは異なります。素人判断では利用先選びで失敗することもあるため、第三者を交えて冷静に探したほうが、より良いお泊りデイ施設を見つけやすいでしょう。

インターネットなどから情報を取得する

自分で情報を検索して、お泊りデイに対応している施設を見つけることも方法の1つです。インターネットでお泊りデイが利用可能な施設を検索したり、実際に利用したことがある人から紹介してもらったりすることもおすすめです。

また、地域包括支援センターや市区町村の役場など、公的な相談窓口を利用することでも、お泊りデイの利用先は探せます。さまざまなところから情報を収集し、ケアマネージャーに相談して実際に利用するサービスの手配を依頼しましょう。

お泊りデイの利用先は念入りに検討しよう

短期間宿泊サービスが受けられるお泊りデイは、24時間体制で介護サービスを受けられることが特徴です。また、普段利用しているデイサービスの施設やスタッフが対応してくれるため、依頼する家族としても安心できるでしょう。

お泊りデイにはメリットとデメリットの両方があるため、これらを比較して利用すべきかを考えることが大切です。利用先の選定は念入りに行い、ケアマネージャーなどのプロに相談しながら、より良いサービスを見つけましょう。

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