老人ホーム見学のポイント|チェックリスト・質問例付き

老人ホーム見学のポイント|チェックリスト・質問例付き

老人ホームの見学のポイントは、主に以下の5つです。

  1. 居室や内装・設備
  2. スタッフ・他の入居者の雰囲気
  3. 介護・医療サービス
  4. 料金・契約内容
  5. 近隣環境・交通アクセス
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在宅介護エキスパート協会 代表
所有資格:AFP/2級ファイナンシャル・プランニング技能士,社会福祉士,宅地建物取引士
専門分野:在宅介護,老後資金,介護施設全般
職業: 社会福祉士,宅地建物取引士,ファイナンシャルプランナー

NEC 関連会社(現職)でフルタイム勤務の中、10 年以上に渡り遠距離・在宅介護を担う。両親の介護をきっかけに社会福祉士、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナーなど福祉に直接的・間接的に関係する資格を取得。その経験や知識を多くの方に役立てていただけるよう「在宅介護エキスパート協会」を設立、代表を務める。詳しくはこちら

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老人ホーム見学時のチェックポイント5選

老人ホーム見学時のチェックポイント5選

老人ホームで必ず確認しておきたいポイントは、大きく分けてこれら5つです。

施設によって特徴は異なるため、見学に行った際は気になった部分をメモに残しておくと、施設同士を比較しやすくなります。

また、「一人で判断するのは不安」という方は、家族を誘って2~3人で見学に行くことも可能なため、その点も覚えておきましょう。

各章とまとめのところで見学時のチェックリストをご用意していますので、見学当日はぜひお役立てください。

老人ホーム見学時のメモについてアドバイス

老人ホーム見学時の服装・持ち物は?

老人ホーム見学時の服装・持ち物リスト

老人ホームの見学では施設の敷地内を歩きながら回ることになるため、老人ホーム見学時はなるべく動きやすい服装、歩きやすい靴で臨むことをおすすめします。

また、当日は施設長やスタッフへ質問できる時間が設けられています。事前に聞きたいことや疑問はピックアップし、メモにまとめて質問できるようにしておくとよいでしょう。

そのほか、時間に余裕があれば、施設周辺を歩いて回ってみて、治安や周辺施設の確認をすることも大切です。

老人ホーム見学時の写真撮影についてアドバイス

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老人ホーム見学のポイント①:居室や内観・設備

老人ホーム見学の居室や内観・設備に関する質問例

入居者の居室

居室にはトイレ、洗面台、緊急通報装置など、各設備がどこまで設置されているかを確認しておきましょう。入居者本人にとって使い勝手が良いかという点も大切なポイントと言えます。

ちなみに、ほとんどの老人ホームでは居室へ私物の持ち込みが可能です。お気に入りの家具や思い出の品を持ち込むこともできますので、どこまでの持ち込み可能かを尋ねてみるとよいでしょう。

なお、高齢者の方は介護度が上がるにつれて転倒しやすくなるため、すべてのスペースに安全面の対策ができているかチェックしましょう。基本的に老人ホームはバリアフリー化されていますが、細かい部分は対策されていないことがあるので注意が必要です。

共用スペース

食堂や談話コーナーなどは自由に使えるか、使い勝手が良いかも大切なポイントです。本人のライフスタイルにもよりますが、日々入居者との談笑で賑わう憩いの場があれば、本人の暮らしもより明るく、楽しいものとなります。

また、長期入居を希望する方は、現在の身体状況だけでなく、将来を見据えて施設を選ぶようにしましょう。

例えば、車椅子を利用する方であれば、廊下やお手洗いが広い施設であったり、身体麻痺のある方はすべてのスペースに手すりがあったりするような施設を選ぶのがおすすめです。

清掃・メンテナンス状況

施設の清潔感や衛生環境なども重要なポイントです。

見学時には施設内がきちんと片付いているか、ほこりっぽくないかなどを確認しておきましょう。

余裕があれば、普段掃除はどのように、どれくらいの頻度で行っているのか質問してみるのもおすすめです。

介護が必要な施設に入居する方の中には、排泄の解除を必要とする方もいらっしゃいます。

こまめな清掃が入居者の方の生活の質を大きく左右することにもなるので、忘れずに確認しておきましょう。

老人ホーム見学時の食事についてアドバイス

老人ホーム見学のポイント②:スタッフ・他の入居者の雰囲気

老人ホーム見学時のスタッフ・他の入居者の雰囲気に関する質問例

スタッフの対応

老人ホームの見学の際には、多くのスタッフと関わります。

明るく丁寧に対応しているスタッフが多ければ、入居後も快適に過ごすことができる可能性が高いでしょう。

レクリエーションや昼食時などであれば、スタッフと入居者がコミュニケーションを取っているか、信頼関係を気づけているかなどを雰囲気から窺ってみるみることをおすすめします。

また、見学時には、老人ホームの責任者である施設長から話を聞くことができるケースが多いです。

施設の介護の方針や経営理念、施設の強みなどを聞いておくことは入居への重要な判断材料になるため、こちらも覚えておきましょう。

利用者の雰囲気

利用者同士の交流が盛んな場合、自然と共有スペースに人が集まります。そのため、利用者が明るい表情で談笑しているかをチェックすることによって、暮らしの豊かさを確認することができます。

また、ほかの入居者の男女比や年齢層も確認しておくことをおすすめします。あまりに自分と世代が違ってしまう場合、施設に馴染めるかという点に不安が残るためです。

年齢層などについては入居者に直接尋ねずとも、職員に頼めば全体の数値を教えてもらうことができます。

面会の状況

昨今の新型コロナウイルスの影響もあり、施設によって面会のしやすさは異なるため、その点も確認しておくことをおすすめします。

例えば、「いつでも自由に来てくれて良い」という施設もある一方、「面会は予約が必要で制限時間もある」という施設もあります。

今後行うであろう面会の頻度や必要性を考えながら、面会にどのような決まりになっているかをチェックしておきましょう。

老人ホーム見学の人員体制の確認についてアドバイス

老人ホーム見学のポイント③:介護・医療サービス

老人ホーム見学時の介護・医療サービスに関する質問例

提供される介護サービス

老人ホームは、施設によって提供されている介護サービスが異なります

例えば、介護付き有料老人ホームの場合、食事や入浴などの身体介助は施設のスタッフが提供してくれます。

一方、サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)などの自立型の施設・高齢者住宅では、外部のサービスを契約しなければならないという点に違いがあるのです。

「入居して見たら必要な介護を受けることができなかった」ということが無いよう、必要なサポートをしっかりと把握した上で、施設で対応してくれるかを確認しておきましょう。

日々の健康管理・リハビリなどの手厚さ

看護師が常駐していたり、毎月の訪問診療を行っているなど、健康管理の行き届いていた施設は、本人はもちろん、家族にとっても安心の環境であると言えるでしょう。

また、介護度や身体機能の進行悪化を防ぐために、リハビリやレクリエーションの実施状況は大切なポイントです。

レクリエーションはどの行事は楽しむだけでなく、運動機能や認知機能の維持・改善も期待できます。

生活の充実度を高める効果もあるので、実施している施設であれば、その内容や頻度について尋ねておくとよいでしょう。

看取り対応の有無

看取りケア・終身利用に対応しているかどうかは施設によって異なるため、その点には注意が必要です。

充実した医療体制を備えていない限り、看取りケアの対応を行うことは難しいためです。

したがって、終身利用を前提として施設の見学を行う際には、看取りケアに対応しているのか否か、状況に応じて看取りケアの対応は可能であるのかを質問してみるとよいでしょう。

老人ホーム見学時のケア・サポートの確認についてアドバイス

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老人ホーム見学のポイント④:料金・契約内容

老人ホーム見学時の料金・契約内容に関する質問例

入居条件・退去条件

介護施設の入居・退居条件は、施設によって異なります。そのため、入居者の要介護度や身体状況を伝え、入居の可否をしっかりと確認しておきましょう。

自立型の施設などでは、認知症を発症したり、要介護度が高くなったりすると、本人の安全性を考慮して退去を促されることもあります

検討している施設について、どの程度の身体状況まで暮らし続けることができるのかを確認しておくことがおすすめです。

そのほか、「費用が一定期間払えなくなった場合」「他の入居者に危害を加える場合」など、施設が個別に定めている条件もあるため、予めチェックしておきましょう。

必要な費用

月々の費用や入居費用については、パンフレットやホームページに掲載されていることが多いのですが、医療費や雑費が含まれていない場合があります。

そのため、見学時には、以下費用に関する事項を確認しておくようにしましょう。

老人ホーム見学時の費用に関する質問例

お金の問題をうやむやな状態にしておくと、後にトラブルに発展する可能性があるため、納得するまで質問・相談するようにしましょう。

提出する書類

施設の入居には、入居申込書のほかに健康診断書や保険証類など、本人の個人情報に関わる書類一式が必要となります。

さらに、施設によっては住民票を施設のある住所に移すことが必要であったりと、何かと細かい手続きが必要となることがあります。

担当者との面倒の時に、必要な書類に関しては説明を受けることになりますが、疑問点や聞き馴染みのない書類があれば遠慮なく質問してみましょう。

老人ホーム見学時の退去についてアドバイス

老人ホーム見学のポイント⑤:近隣環境・交通アクセス

老人ホーム見学時の近隣環境・交通アクセスに関する質問例

自宅からの通いやすさ

見学に行く際は、自宅からのアクセス面や最寄駅からのアクセスのしやすさを確認しておきましょう。

施設がアクセスしやすい立地にあれば、何か必要なものがあった時にも家族が訪問でき、サポートしやすくなります。

施設へ入居した直後は、ほとんどの方が慣れない環境に不安や孤独感を覚えるため、立地による面会のしやすさは大きなポイントとなるでしょう。

車や公共の機関、あるいは自転車など、利用予定の交通手段を考えながら確認しておくことをおすすめします。

本人の暮らしに適した環境はあるか

本人が自立した生活ができる方であれば、周辺を散策し、「買い物できる施設はあるか」「散歩コースはあるか」などを確認しておくことも大切です。

例えば、緑豊かな公園を散歩しながら、季節の変化を感じられるような環境であれば、心身機能の低下防止・認知症の予防にも繋がります。

施設だけでなく、周辺の施設がライフスタイルに合っていれば、さらに豊かな生活を送ることができるでしょう。

外出・外泊の自由度

自立型の施設であれば、気軽に外出や外泊を楽しむことができることが多いです。

しかし、門限や必要な申請は施設によって異なるため、どのような仕組みになっているかを確認しておきましょう。

逆に、高い要介護度の方を対象とした施設であれば、原則として外出が禁止となっている場合もあります。

本人の身体状況に合わせて、適切な自由度で生活ができる施設を選ぶようにしましょう。

老人ホーム見学時の施設までのアクセスについてアドバイス

老人ホームの見学に関するよくある質問

老人ホームの見学は複数回行っても大丈夫?

老人ホームの見学は複数回行っても問題はありません。

見学だけでは料金も発生しないため、余裕があれば時間帯を変えて二度目の見学に行ってみてもよいでしょう。

老人ホームの見学は何件行くべき?

老人ホームの見学には2~3施設の複数の施設に行ってみることをおすすめします。

複数の施設を比較・検討してみることが、納得のいく施設選びには大切であるためです。

老人ホームの見学に行ったら契約しなければならないの?

見学に行ったとしても、契約しなければならないということはありません。

安心して納得のいくまで見学に行きましょう。

老人ホームを見学する際のマナーは?

マスクの着用を求められる場合が多いです。

そのほかは特にはありませんが、大声で会話をしたり、許可なく写真撮影をしたりすることは控えましょう。

老人ホームの体験入居って必要なの?

余裕があれば行ってみるのがおすすめです。

体験入居で数日過ごしてみることで、より施設の輪郭を掴みやすくなります。

老人ホームの見学にはどれくらいの時間がかかる?

老人ホームの見学にかかる時間は、施設によりけりではありますが、おおよそ1~2時間が目安となります。

もう少し見学してみたい場合は職員に尋ねてみましょう。

老人ホームの見学は本人と一緒に行くべき?

本人の身体状況に問題がなければ、本人と一緒に見学して見ることがおすすめです。

しかし、見学は施設内や周辺を歩き回ったりと体力が必要なため、無理のない範囲で考えましょう。

施設が駅から遠いけど、送迎してくれるの?

施設によりますが、送迎を行っている場合も多いです。

送迎を希望する場合は、予め施設、もしくは入居相談員にその旨を伝えておきましょう。

老人ホームの見学のまとめ|老人ホーム見学時のチェックシート

老人ホーム見学時のチェックシート1

老人ホーム見学時のチェックシート2

老人ホーム見学時のチェックシート3

老人ホーム見学時のチェックシート4

老人ホーム見学時のチェックシート5

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