老人ホームへの入居を検討しているなら、どこに入居を決めるかが非常に大切です。老人ホームを選ぶポイントは様々ありますが、提供される食事についても確認しておきたいポイントです。
しかし、「老人ホームの食事はまずい」という噂を耳にした方もいると思われます。毎日食べるからこそ、食事の美味しさは入居後の生活の質に大きく影響を与えるため、心配になる方も多いでしょう。
ですが、実際に老人ホームで提供される食事は推しなべてまずいということはありません。
そこで本記事では老人ホームで提供される食事がどうして「まずい」と言われているのかについて解説していきます。
入居者と食事を作るスタッフに対する、その味に対するアンケート調査結果も紹介するので、グループホームを考えている方のぜひ参考となれば幸いです。

この記事のまとめ
- 老人ホームの食事がまずいと言われてしまう理由として、塩分制限やメニューの選択肢が少ないことが挙げられる。
- 食事の美味しいまずいは好みの問題でもあるため、実際に試食してみることが大切である。
- 老人ホームの食事はまずいの?【入居者アンケート結果】
- 老人ホームの食事でクレームは多い?【スタッフアンケート調査】
- 老人ホームの食事がまずいと言われてしまう理由
- 味付けは薄めが基本
- 冷めている場合もある
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- 老人ホームが行っている食事に対する取り組み
- 老人ホームの見学時に見ておくべき食事のポイント
- もし入居後に食事がまずいと言われたら?
- 老人ホームの食事は実際に食べて確認しよう!
- 老人ホームの食事はまずいの?【入居者アンケート結果】
- 老人ホームの食事でクレームは多い?【スタッフアンケート調査】
- 老人ホームの食事がまずいと言われてしまう理由
- 味付けは薄めが基本
- 冷めている場合もある
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- 老人ホームが行っている食事に対する取り組み
- 老人ホームの見学時に見ておくべき食事のポイント
- もし入居後に食事がまずいと言われたら?
- 老人ホームの食事は実際に食べて確認しよう!
老人ホームの食事はまずいの?【入居者アンケート結果】
ケアスル 介護に寄せられた口コミを分析したところ、老人ホームの食事の味についてポジティブな評価が約9割を占めていました。
「まずい」という評価は多数派ではありません。ただし、食事の質は施設によって差があります。

実際にケアスル 介護へ寄せられた、食事に満足している入居者の声を紹介します。
・70代後半/女性/住宅型有料老人ホーム
スタッフの方も気がきくし食事も美味しいところが大変評価できる。正直言ってあまり残念と思うところはなく、おおむね満足しているというのが率直なところである
・80代前半/女性/介護付き有料老人ホーム
月に一度お刺身が食べられる日があり、他の食事も美味しいものが食べられる
一方で、味付けを薄いと感じる入居者の声もあります。
80代前半/女性/サービス付き高齢者向け住宅の入居者からは「食堂の味付けが薄く頼りない。施設内の食堂での食事がどうしても高齢者向けということで、味付けが薄すぎて頼りない」という声が寄せられています。味の感じ方には個人差があるため、入居前の見学や体験入居で実際に試食して確かめましょう。
老人ホームの食事がまずいと言われる理由は、本記事の後半で詳しく解説します。
老人ホームの食事でクレームは多い?【スタッフアンケート調査】
介護施設での勤務経験がある男女40人への調査では、70.0%が利用者の食事への不満や食欲低下を目にしたことがあると回答しています。
内訳は「よくある」が20.0%、「たまにある」が50.0%です。

入居者の口コミでは約9割がポジティブな評価でした。数字が食い違って見えますが、2つの調査は尋ねている内容が異なります。
口コミは入居者本人が食事の味をどう評価したかを集めたものです。
一方のスタッフ調査は不満や食欲低下を一度でも目にしたことがあるかを尋ねています。
つまり、食事に不満を持つ入居者は多数派ではないものの、現場では珍しい出来事ではないと読み取れます。
スタッフが不満や食欲低下の原因として挙げた項目は下記のとおりです。
最多の回答は「味付けが利用者の好みに合っていない」で53.6%でした。
好みの不一致と体調・服薬の影響が上位を占めており、施設の調理内容だけが原因とは限らないことが読み取れます。
老人ホームの食事がまずいと言われてしまう理由
老人ホームの食事がまずいと言われてしまう理由として、主に2つの理由が挙げられます。
- 味付けは薄めが基本だから
- 冷めている場合があるから
味やメニューのバリュエーションに関しては入居者の好みがあるため、老人ホームの入居者全員が満足できる食事を提供することは難しいです。上記について、順に解説していきます。
味付けは薄めが基本
老人ホームの食事は、多くの施設で減塩を基本とした薄味の献立になっています。
老人ホームの食事は、栄養士が献立を作成しているところも多いです。高血圧や糖尿病、腎臓疾患などを抱える入居者がいるため、施設全体の基本メニューを薄味に設定している場合もあります。
老人ホーム食事と味に関する実際の口コミを一部ご紹介します。
80代前半/女性/サービス付き高齢者向け住宅
食堂の味付けが薄く頼りない。施設内の食堂での食事がどうしても高齢者向けということで、味付けが薄すぎて頼りない
自宅での食生活と比較して味を薄く感じる入居者もいますが、健康管理を目的とした対応です。味の感じ方には個人差があるため、入居前に体験入居や見学時に実際の食事を試食し、味付けの傾向を確認しておきましょう。
冷めている場合もある
厨房と食堂・居室の距離が離れている施設や、大人数分の食事を同時に配膳する施設では、どうしても料理が冷めた状態で提供されることもあります。
一方で、保温トレーや温冷配膳車を導入し、温かい状態で食べられるように工夫をしている施設もあります。
老人ホーム食事と温度に関する実際の口コミを、一部ご紹介します。
70代前半/男性/住宅型有料老人ホーム
ご飯、味噌汁は温かいが、メインの料理は数が多いためか作り置きで冷めており、それを暖める電子レンジもなかった
食事の味と同様、温度についても入居前の見学時などに確認しておくと安心です。
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老人ホームが行っている食事に対する取り組み
老人ホームが行っている食事に対する工夫や取り組みとして、下記の3つが挙げられます。
- 季節やイベントに合った献立
- 調理師の顔が見える食事
- メニューを選択式にしている
老人ホームでの食事はただ栄養を摂取するという役割のみならず、美味しい食事により日常の満足度を高める役割もあります。上記について、順に詳しく解説していきます。
季節やイベントに合った献立
多くの老人ホームでは季節やイベントに沿った献立を提供しています。
お正月にはおせち料理やお雑煮といったイベント食、夏はゴーヤなどの旬の食材を使ったメニューを取り入れることがあります。
季節の変化を感じることは日常生活にメリハリを与え、普段と違ったものが食べられる楽しみを与えてくれます。また、春夏秋冬を楽しむことで認知機能の低下予防に役立つと言われています。
なお、施設によってはマグロの解体ショーや手打ちそば体験などを開催し、入居者が食事を楽しみにできる環境づくりにこだわる施設もあります。
調理師の顔が見える食事
施設内で料理を作る以外にも、生産者や調理師の顔が見えるよう心がけている老人ホームがあります。
例えば、食材の生産者の顔写真や農園などをポスターに添付するなど、作り手の顔が見えるため、安心して美味しい食事を楽しむことができます。
パンフレットにも厨房の様子や調理師の顔写真を載せているところもあるため、食事に重点を置いている方は一度確認してみると良いでしょう。
メニューを選択式にしている
一部の老人ホームでは食事の内容を入居者が選択できる場合があります。
前述の通り、老人ホームでは栄養バランスや健康に配慮した食事を提供するために、献立や食事の量などに制限を設けていることが一般的です。
選択式ではレストランの食事メニューのように、複数の献立の中から入居者が自由に食べたい食事を選択できます。例えば、「和食・中華」「肉・魚」のように、入居者が食べたいものを選択できます。
食事内容の自由度が上がることで、食事が楽しく、より美味しく感じる方も多いです。
「実際に食事を見てみないとイメージができない…」という方は、ケアスル 介護で相談してみることがおすすめです。
ケアスル 介護では施設の紹介だけでなく、見学や体験入居の申し込みや日程調整の代行も実施しています。
「暮らしの雰囲気を知った上で、納得して施設を探したい」という方は、まずは無料相談からご利用ください。
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老人ホームの見学時に見ておくべき食事のポイント
老人ホームの見学時、食事に関して見ておくべきポイントとして、主に3つが挙げられます。
- 献立表を確認する
- 食事のバリュエーションを確認する
- 実際に試食する
見学の時間帯をお昼にすることで、入居者が食事している雰囲気を実際に確認することができます。上記について順に詳しく解説していきます。

献立表を確認する
見学に行った際に、施設側が作成している献立表を確認しましょう。
献立表を見ることで、毎日の食事に対する工夫や配慮が分かります。入居者にとっては食事の時間を楽しみにされている方も多いです。献立を見て食欲をそそられるか、料理のイメージがつきやすいかなどは施設選びのポイントになります。
可能ならば週や月単位など長期の献立表を見せてもらいましょう。入居者の好みに合うメニューが提供されているか、似たようなメニューになっていないかなど見るべき点がいくつかあります。
食事のバリュエーションを確認する
食事内容にバリュエーションがあるか把握しておきましょう。選択肢の幅が広いほど、入居者も安心して老人ホームで過ごせます。
例えば、普通食だけでなく、介護食や治療食など入居者の健康を維持するための食事が提供できるか確認しておくことで、長期にわたって施設を利用しやすくなります。
栄養や健康に配慮していることは勿論ですが、イベントや季節に沿った食事が提供されているか、食事の自由度はどうかなど、毎日の生活が楽しくなるような食事を提供しているかも大切です。
実際に試食する
食の好みは個人差があります。施設見学時には、実際に試食することをおすすめします。
ホームページやパンフレットに食事の様子が掲載されていますが、どのような味付けがなされているかは実際に食べないとわかりません。普段どのような食事が提供されているのか、味付けの濃さなどは家族や入居する本人の舌で確認しましょう。
また、食事時間を見学することにより、スタッフや入居者の雰囲気を見ることもできます。食事は毎日食べるものであるため、入居者が食事を残していないかなども見ておくと良いでしょう。
必ずしも料金に比例して食事の質も上がるとは限りません。家族や本人が安心できる食事を提供しているか、実際に食べて確認してみましょう。
なお、見学時に食事を試食するには事前予約や連絡が必要になるため、予め施設に試食可能か確認してみましょう。
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もし入居後に食事がまずいと言われたら?
もし老人ホームに入居後、食事が美味しくないと文句を言われてしまった場合、下記のような対処法が挙げられます。
- 面会時に食事を持ち寄る
- 施設職員や相談窓口に相談する
老人ホームの多くが毎月食費を定額で支払う設定となっています。弁当や外食などでキャンセルすることも可能ですが、居室内にキッチンが設置されている施設は少なく、また要介護の高齢者が自由に外食するのも現実的ではありません。
そこで、もし入居後に食事がまずいと言われた時にできることを紹介します。
面会時に食事を持ち寄る
面会前に施設に連絡することで、食べ物を持ってくることができます。
一部の施設では漬物や梅干しなどを施設に渡し、指定した食事の時に一緒に配膳してもらえることもできます。
ただし、施設内で栄養管理やカロリー計算を行っていることに加え、入居者の健康を守るという点から頻繁には行えません。また、食事を持ち込む際は必ず施設職員に事前に連絡しましょう。
居室内にキッチンがある施設では自炊することも可能です。例えばサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)は普段の生活のように買い物に行き、食事を準備することができます。居室内にキッチンがある施設から探すのも一つの選択肢と言えます。
施設職員や相談窓口に相談する
家族が食べてみても食事が美味しくないと思える場合は、老人ホームに直接相談してみることも一つの手です。
食事の美味しいまずいは個々人の好みの問題であることは否めません。しかし、施設側がそのように捉えるのは組織的に問題があるかもしれません。
もし施設職員に伝えても改善が見られないようならば、外部の介護相談窓口に相談することも考えられます。実際に介護相談員が施設に赴き、食事内容や入居者の様子などを把握して事業者へ提案してくれます。
もし入居者の大半が食事に対して不満を持っている場合、食事体制の見直しが行われる可能性があります。
老人ホームの食事は実際に食べて確認しよう!
本記事では老人ホームの食事はなぜまずいと言われてしまうのかという理由について解説していきました。
食事は個々人の好みの問題であるため、一概に全ての老人ホームの食事がまずいわけではありません。また外部に委託しているから食事が美味しくないとも言い切れません。
食事に関しては一度家族や本人と共に食べてみましょう。老人ホームにおいては食事の美味しさは生活の質に大きく影響を与えるため、ご自身の舌で確認することをおすすめします。
食事は個々人の好みの問題でもありますが、老人ホームの食事は決してまずいことはありません。栄養士による塩分管理やカロリー計算がされているため、健康的な食事をいただけます。詳しくはこちらをご覧ください。
事前に施設職員に連絡することで、面会時に食事を持って来ることができます。施設によっては漬物や明太子などを施設に渡すことで、食事時に一緒に配膳してくれるところもあります。詳しくはこちらをご覧ください。