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介護支援専門員「ケアマネージャー」について|仕事内容や役割を解説

介護支援専門員「ケアマネージャー」について|仕事内容や役割を解説

快適な介護生活を送るにあたって、ケアマネージャーさんの存在は不可欠です。家族が安心できるケアプランや介護保険の相談まで、介護生活の様々な場面で介護の専門家であるケアマネージャーさんを頼る場面は多く出てきます。

質が高く満足のいく介護生活を続けるためには、それぞれの家庭に合ったケアマネージャーさんを選ぶことが大切です。そのためにはケアマネージャーの仕事の内容や有しているスキル、一般的に求められている中身などを正しく把握することが不可欠だと言えるでしょう。

この記事では、ケアマネージャーさんの役割や具体的にできること、適切なケアマネージャーの選び方のポイントまで詳しく解説していきます。今後ケアマネージャーにお世話になる場面があれば、今回の記事を参考にされてください。

ケアマネージャー(介護支援専門員)の仕事

ケアマネージャーとは、正式名称を「介護支援専門員」と言います。介護の専門職として介護や支援が必要な方が介護保険制度に沿って適切な介護支援サービスを受けることができるように、ケアマネジメントを行います。

高齢化社会を迎えて介護サービスを受ける高齢者の数が増えている中、ケアマネージャーの存在や役割はこれまで以上に重要になってきています。

ここでは、ケアマネージャーの仕事の中身やケアマネージャーになるための方法、期待されている役割や仕事の種類など、ケアマネージャーについて広く解説していきます。

仕事内容

ケアマネージャーは、介護に関する幅広い業務を行います。具体的な仕事の内容としては、被介護者の担当となり、被介護者やその家族が無理なく十分な介護サービスを受けることができるように、介護計画であるケアプランの作成を行います。

さらにケアマネージャーは、サービス事業者と連携しケアプラン通りに介護を受けることができるよう調整を行います。ケアマネージャーは、被介護者やその家族が安心して介護サービスを受けることができるよう、介護保険のスペシャリストとして手続き面だけでなく精神面でもサポートを行います。

資格

ケアマネージャーになるためには、公的資格である「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格する必要があります。国家試験ではないため国の管轄ではなく、この試験は各都道府県が管轄し毎年実施しています。 

介護支援専門員実務研修試験は、毎年1回、例年10月の日曜日に実施されています。令和元年度のデータによると、合格率は19.5%であり、5人に1人しか合格することができない狭き門となっています。

なお、この試験は誰でも受験できるわけではなく、受験するためには一定の条件を満たす必要があります。

具体的には、医師や看護師、理学療法士や作業療法士など、該当の国家資格等に基づく業務、もしくは生活相談員・支援相談員・相談支援専門員・主任相談支援のいずれかの業務に通算5年以上かつ900日以上従事した方がその条件を満たすことができます。

役割

高齢者やその家族が適切な介護サービスを受けるためには、ケアマネージャーの存在や与えられている業務内容、役割は非常に重要になってきます。

ケアマネージャーには大きく分けて以下の2種類のケアマネージャーが存在します

  • 居宅ケアマネージャー
  • 施設ケアマネージャー

それぞれのケアマネージャーによって、業務内容や役割が異なることから注意が必要です。ここでは、居宅ケアマネージャーと施設ケアマネージャーの役割の違いや仕事の中身について解説します。

居宅ケアマネージャー

居宅ケアマネージャーとは、「居宅介護支援事業所」や「介護予防支援事業所」に所属しているケアマネージャーを指します。介護サービスの利用者と居宅サービス事業者の両者をつなげる役割を果たします。

これまで介護に関わったことがない方の中には、介護サービスの中身や居宅サービス事業者について深く把握していない方もおられます。居宅ケアマネージャーは、そのような方々に介護に関する様々な情報を分かりやすく提供しながら、被介護者が最適な介護サービスを受けることができるように、サービス事業者との橋渡しを行います。

さらに利用者の状況を把握するために電話をしたり、生活環境を見るために自宅に訪問したりすることもあります。これらの居宅ケアマネージャーは、主にケアマネ事業所や地域包括支援センターに在籍しています。

施設ケアマネージャー

施設ケアマネージャーとは、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの施設に所属しているケアマネージャーを指します。施設に入居する被介護者の担当になり、施設と利用者、施設の職員をつなげる役割を果たします。

具体的には、施設の担当者や他の介護職員などと連携してケアプランの作成を行います。また、被介護者やその家族と面談を行い、現状の報告や介護に関する様々な相談などを受け、介護のプロとして手厚くサポートしていきます。

ケアマネージャーの仕事は多岐にわたる

ケアマネージャーの主な仕事は、要介護者に対して適切な介護保険サービスを提供するケアマネジメント業務になりますが、それだけにとどまらず、生活保護の申請の補助や他の福祉サービスの紹介、被介護者やその家族の精神的なサポート、高齢者と地域をつなぐ橋渡し活動なども行います。

ケアマネージャーの仕事の内容に明確な境界線はなく、多岐に渡ります。ケアマネージャーは介護の専門家として、被介護者やその家族のために幅広い様々な仕事ができる仕事だと言えるでしょう。

信頼できるケアマネージャーの見つけ方

公的資格を有しており介護に関する幅広い知識を持っているケアマネージャーですが、全てのケアマネージャーが被介護者やその家族にとって最適な人であるとは限りません。

ケアマネージャーの中には自分たちと相性が合わない方や経験が乏しい方、十分な知識を持っていないケアマネージャーなどもいる可能性があるため、ケアマネージャー選びは慎重に行う必要があるのです。

ここでは、信頼できるケアマネージャーの見つけ方や選び方、担当になったケアマネージャーとの上手な付き合い方などを紹介します。

ケアマネージャーの探し方

一般的にケアマネージャーは、「居宅介護支援事業所(ケアプランセンター)」に在籍しています。通常、居宅介護支援事業所は自治体の指定を受けていることから、ケアマネージャーを探す際は、まずは自治体の介護保険担当の窓口や地域包括支援センターに相談して適切な事業所を紹介してもらうことをおすすめします。

また、自治体や地域包括支援センターに頼るのではなく、自分でケアマネージャーを探す方法もあります。介護事業所と提携している病院関係者から情報を得たり、かかりつけ医からの紹介や身近な知り合いのつてなどをたどって探すのもおすすめです。

役所では、居宅介護支援事業所のリストを提供してくれますが、ケアマネージャーを紹介してくれるわけではないので気をつけましょう。

ケアマネージャーの選び方

ケアマネージャーを選ぶ際は、漠然と選ぶのではなく事前に最適なケアマネージャーに必要な基準をあげて、その判断基準を満たすケアマネージャーを選ぶことをおすすめします。

ケアマネージャーを選ぶ判断基準となる条件は、以下の5つとなります。

  • 事業所や特徴から選ぶ
  • 得意分野から選ぶ
  • 人柄で選ぶ
  • 対応力で選ぶ
  • 経験で選ぶ

事業所や特徴から選ぶ

介護保険担当の窓口では、居宅介護支援事業所のリストをもらうことができます。リストに掲載されている事務所をネットや口コミなどで確認し、事業所のある地域や運営母体、連携している他の施設などを参考にしながら、信頼できるケアマネージャーを選ぶことをおすすめします。

得意分野から選ぶ

ケアマネージャーは介護の専門職ですが、さらにそれぞれ医療や福祉、保健の分野で豊富な知識と経験のある人が多い傾向があります。

前職や経験によりケアマネージャーの得意分野は様々です。どの分野が得意なのかを見極めた上で、自分たちにとって最適なケアマネージャーを選ぶよう心がけましょう。

人柄で選ぶ

ケアマネージャーを選ぶ際は、安心して相談できる人柄の良い方を選ぶことをおすすめします。

担当のケアマネージャーが決まると、電話やメール、直接会うなど頻繁にコミュニケーションする機会が増えます。相性が合う人柄の良い方であれば相談しやすい一方で、どんなにスキルや能力が優れているケアマネージャーであっても、自分たちとは相性が合わない方や相談しにくい方などは選ばないようにしましょう。

相性が合わなければ互いにストレスを抱えてしまい、十分なサービスを受けることができなくなる可能性があるので注意が必要です。

対応力で選ぶ

介護の現場では、いつ何が起こるか予測がつきません。もし想定外のことが起きた時にすぐに対応してくれるフットワークの軽いケアマネージャーを選ぶことをおすすめします。

ケアマネージャーの中にはなかなか連絡がつかなかったり、忙しくて対応が遅かったりする方もいます。思うように対応してくれないと不信感につながる恐れがあることから、早い段階で見極めることが大切です。

経験で選ぶ

ケアマネージャーを選ぶ際は、経験を重視して選ぶことをおすすめします。たとえ試験に合格したケアマネージャーであっても、実務経験が乏しい方がいざという時に頼りにならない可能性があります。

経験豊富なケアマネージャーであれば様々な施設や病院とのネットワークを有している場合が多く、様々な介護サービスの提案をしてくれることも期待できます。経験が少ないケアマネージャーであれば、他の経験豊富なケアマネージャーとの繋がりがあるのか確認しても良いでしょう。

契約後に上手に付き合うための心がけ

一度ケアマネージャーと契約を交わすと、長ければ数年から十数年ほどの長い付き合いが始まります。上手にケアマネージャーと付き合うためには、頻繁にコミュニケーションをとり、互いの考えや現状の認識をすり合わせることが必要です。

何か分からないことがあったらその都度質問し、疑問点を解消することも大切です。行き違いや認識のズレが生じないように、連絡する際は細かなところまで丁寧に伝えることを心がけましょう。

依頼したケアマネージャーと合わなかったら

仮に一度契約を交わしたケアマネージャーと相性が合わなかった場合、他のケアマネージャーに変更することはできるのでしょうか。相性が合わない相手と付き合い続けるのはストレスが溜まります。そのまま契約を続けても効果的な介護は期待できない恐れもあることから、無理に契約を継続するのではなく変更を視野に入れても良いでしょう。

ここでは、契約を交わしたケアマネージャーの変更の可否や、具体的な変更方法について解説していきます。

ケアマネージャーはいつでも変更可能

ケアマネージャーはいつでも変更することができます。どんなに事前にリサーチして最適なケアマネージャーを選んだとしても、人間同士の相性の問題やケアマネージャーの対応力不足が原因となり不信感を抱くこともあるでしょう。

不信感を抱きながらケアマネージャーと付き合ったとしても、ストレスが溜まる一方で介護サービスに悪影響を及ぼす可能性も考えられます。ケアマネージャーを変更したいと感じたのであれば、ためらうことなく変更の手続きを取ることをおすすめします。

3つの変更方法

ケアマネージャーの変更方法は3つあります。

  • ケアマネージャー本人または事業所に変更を申し入れる
  • 事業所ごと変えて、別の居宅介護支援事業所に変更の相談をする
  • 地域包括支援センターや市町村窓口に相談する


事業所自体に信頼感があるのであれば、ケアマネージャーに直接変更を伝えるよりは、事業所に変更を申し入れることをおすすめします。

また事業所自体に不信感を抱いているのであれば、思い切って事業所を変更し別の居宅介護支援事業所に変更の相談をしても良いでしょう。

ケアマネージャーを変更するかどうか迷っている段階であれば、まずは地域包括支援センターや市町村窓口に相談することをおすすめします。

ケアマネージャー選びは介護生活のストレスを左右する

今回は、介護生活において重要な役割を果たすケアマネージャーについて解説しました。ケアマネージャーは、介護のプロフェッショナルとして、介護サービスを利用する被介護者とその家族と二人三脚で進む重要な役割を果たします。

優秀なケアマネージャーであれば適切な知識や経験、幅広いネットワークを活用し手厚い介護を提供できる環境を作ってくれることでしょう。しかし経験に乏しいケアマネージャーや相性が合わないケアマネージャーであれば、十分な介護支援を受けることができずにストレスを感じることになるかもしれません。

介護生活は長ければ数年〜十数年継続することから、可能な限り信頼できるケアマネージャーを選び介護生活をストレスなく過ごせるよう心がけることが大切です。今回のケアマネージャーに関する記事を参考にして、ケアマネージャーに関する知識を深めて相性の良いケアマネージャーさんを選ぶことをおすすめします。

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