ショートステイできる介護付き有料老人ホームを紹介!保険適用や受けられるケアの内容も解説

ショートステイできる介護付き有料老人ホームを紹介!保険適用や受けられるケアの内容も解説

介護付き有料老人ホームでのショートステイ(お試し入居)に関する情報を網羅して解説します。

本記事では、都道府県別のショートステイ対応施設の探し方から、費用の目安、申し込み手続きの流れ、失敗しない選び方までを具体的に提示します。

ショートステイからそのまま本入居(ロングステイ)へ移行できる施設の特徴や、急ぎで入居したい場合の空室状況の確認方法も解説しています。記事の内容を参照することで、予算と希望条件に最適な施設を円滑に見つけることが可能です。

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所有資格:看護師
専門分野:病気の治療と生活支援・介護施設紹介

看護師として多岐にわたる臨床・介護現場を経験し、株式会社ナースビジョンを設立。介護環境の改善や運営支援に尽力。看護師のアセスメント力を武器に、医学的視点と相性を見極め、後悔しない施設選びを伴走支援します。詳しくはこちら

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【都道府県別】ショートステイできる介護付き有料老人ホームを探す

ケアスル 介護では「ショートステイ可能な介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム」を1,000件以上(※2026年7月現在)掲載しています。

以下で、都道府県別の「ショートステイ対応施設」の一覧をまとめておりますので、お住まいのエリアにおける施設を探してみてください。

北海道・東北エリアの施設を探す
関東エリアの施設を探す
中部エリアの施設を探す
関西エリアの施設を探す
中国・四国エリアの施設を探す
九州・沖縄エリアの施設を探す

介護付き有料老人ホームのショートステイにかかる費用の目安

実際に介護付き有料老人ホームのショートステイ利用者(またはその家族)81人を対象としたアンケート調査によると、1日あたりの自己負担額は「8,000円〜10,000円未満」がボリュームゾーンとなっています。

介護付き有料老人ホームのショートステイにおける金額帯別の割合

ショートステイの費用は、介護付き有料老人ホームを含め基本的には1泊ごとの日割り計算です。施設設備のグレードや立地条件によって金額は大きく変わります。

高級施設では、1泊あたりの費用が数万円になるケースもあるようです。今回のアンケート調査では、介護付き有料老人ホームのショートステイで1日あたり2万円以上の割合が全体の約25%となっています。

また、日用品費やおむつ代、個人の嗜好品購入費などは基本料金に含まれませんのでご注意ください。

ショートステイの自己負担額は、施設や要介護度などによって異なります。有料老人ホームなどのショートステイは、「介護保険適用外」となるケースがあるため事前の確認が必要です。

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介護付き有料老人ホームでショートステイするときの条件

基本的に、介護付き有料老人ホームのショートステイは、誰でも利用できるケースが多いです。

ただし、介護保険を使って安く利用するためには条件があるため注意してください。この条件をクリアしていないと、ショートステイにかかる費用は原則として全額自費になります。

そこで本章では「介護保険を使って利用する場合」と「全額自費で利用する場合」に分けて、介護付き有料老人ホームでショートステイする条件を詳しくご紹介していきます。

介護保険を使って利用する場合

介護保険を使ってショートステイをするには、短期利用特定施設入居者生活介護という介護保険サービスの対象になる必要があります。

短期利用特定施設入居者生活介護を使うためのの主な条件は以下の通りです。

短期利用特定施設入居者生活介護の主な条件
対象者 要介護1〜5の認定を受けた人(要支援1・2は対象外)
利用できる施設 一般型の特定施設のみ
短期利用者の上限 施設の入居定員の10%以下

この保険の対象になるのは、要介護1から5までの認定を受けた人のみです。要介護認定を受けていない人や要支援1・2の人は対象になりません。

また、すべての介護付き有料老人ホームがこのサービスに対応しているわけではありませんので注意してください。

さらに、この制度を使える人数は施設の入居定員の10%以下と決められています。希望する日に利用できない可能性もありますので、空き状況についてはケアマネジャーや施設に早めに問い合わせておきましょう

全額自費で利用する場合

介護付き有料老人ホームのショートステイは、多くの施設で誰でも利用できる自費サービスとしても提供されています。

介護付き有料老人ホームのショートステイを自費で利用するときの条件は、主に以下の4つです。

介護付き有料老人ホームのショートステイ利用条件(自費型)
対象者 要介護認定不要、自立した人も利用可
年齢の目安 施設ごとに65歳以上等の基準がある場合がある
申し込み方法 施設に直接申し込む

介護付き有料老人ホームの多くは、空室を活用してショートステイを受け入れています。施設独自のサービスとして行われているため、原則誰でも利用できるものです。イメージとしては、ホテルの利用に近い形です。

ただし、施設によっては「保証人がいること」「65歳以上であること」といった条件を設けている場合があります。

介護付き有料老人ホームでショートステイを申し込むときは、その施設でどのような利用条件があるか確認しておきましょう。

介護付き有料老人ホームでショートステイで受けられるサービス

ショートステイだからといって、入居者よりもサービスが手薄になるということはありません

ショートステイでも、入居者と同じ人員基準で配置された職員から介護・看護・機能訓練などのサービスを受けられます。

そこで本章では、介護付き有料老人ホームのショートステイで受けられるサービスについて詳しくご紹介していきます。

食事・入浴・排泄などの日常生活介助

介護付き有料老人ホームのショートステイでは、入居者と同じ体制で食事・入浴・排泄の介助を受けられます。

日常生活介助の内容
食事 食堂での食事提供。必要に応じてきざみ食・嚥下食への変更や食事介助に対応
入浴 個浴・機械浴などから身体状況に応じて選択し、職員が介助
排泄 トイレ介助、必要に応じておむつ交換

介護付き有料老人ホームでは、要介護者3人に対し介護・看護職員1人以上という人員基準があります。

そのため、短期利用者だけが手薄な体制になることはありません。ショートステイの利用者も、この基準に基づいて配置された職員から日常生活の介助を受けられます。

食事の固さやお薬の管理、入浴なども身体状況に応じた方法を選べるので安心です。

看護師による医療的ケア・健康管理

介護付き有料老人ホームでは、看護職員の配置基準について入居者30人までに1人以上、以降50人増えるごとに1人を追加配置することが義務づけられています。

ショートステイ中も体調変化への対応や服薬管理など、さまざまな医療ケアを受けられるでしょう。

看護職員が対応する主な内容
バイタルチェック 体温・血圧・脈拍などの確認
服薬管理 服薬の時間・量の管理、必要に応じた声かけ
医療的ケア 喀痰吸引・経管栄養などは施設により対応可否が異なる(事前確認が必要)

ただし、対応している医療的ケアの種類や頻度などは施設ごとに異なるため、利用前に確認しておきましょう。

介護付き有料老人ホームでは、夜間の看護師配置は義務付けられていません。そのため、夜の間も医療ケアが必要な場合は、夜間も看護師が常駐している施設を選びましょう。

リハビリテーション・機能訓練

介護付き有料老人ホームには、機能訓練指導員を1人以上配置する基準があります。

ショートステイの利用者も、希望すれば日常生活動作を維持するための機能訓練を受けられるでしょう。

リハビリ・機能訓練の内容比較
項目 介護付き有料老人ホーム 介護老人保健施設(老健)
目的 日常生活動作の維持 在宅復帰に向けた機能回復
担当職員 機能訓練指導員(1人以上配置) 理学療法士・作業療法士等が常駐
実施方法 生活プログラムの一環として実施 個別リハビリを定期的に実施

なお、介護付き有料老人ホームをはじめとした老人ホームでは、日常生活における身体機能の維持が主な目的です。病院のような一部を自由に動かせるようにするリハビリではありませんのでご注意ください。

介護付き有料老人ホームのショートステイに向いている人・向いていない人

介護付き有料老人ホームのショートステイは、人員基準に基づく看護・介護体制が整っています。

そのため、生活の質を重視する人に向いているでしょう。一方で、医療的ケアや集中的なリハビリを必要とする人には、他の施設形態が適している場合があります。

そこで本章では、介護付き有料老人ホームのショートステイに向いている人・向いていない人についてそれぞれご紹介していきます。

向いている人

介護付き有料老人ホームのショートステイは、要介護認定を受けていない人や、生活の質を重視しながら安心できる環境で過ごしたい人に向いているでしょう。

【護付き有料老人ホームのショートステイに向いている人】
・要介護認定を持たず、自費でも早く利用したい人
・個室でプライバシーを保ちながら過ごしたい人
・看護職員による健康管理を受けながら生活したい人
・将来の入居を見据えて施設の雰囲気を体験したい人

介護・看護職員の配置基準もあるため、十分なケアやサービスを受けながら過ごせる可能性が高いです。

向いていない人

介護付き有料老人ホームのショートステイに向いていない人は、主に以下の4つのケースです。

【護付き有料老人ホームのショートステイに向いている人】
・ 在宅復帰に向けた集中的なリハビリを必要とする人
・喀痰吸引・経管栄養など常時の医療的ケアが必要な人
・介護保険を使いたいが、希望日に予約が取れないことがある人
・費用をできるだけ抑えて利用したい人

介護付き有料老人ホームの医療的ケア体制は、施設ごとに異なります。特に常時医療的ケアが必要な人は対応できない可能性も高いので、事前確認が必要です。

また、介護付き有料老人ホームは民間運営のため、介護保険を使わない場合は自費ショートステイは1日1万円〜2万円程度となります。

思ったより費用がかかるケースもあるかと思いますのでご注意ください。

介護付き有料老人ホームでショートステイするときの流れ

介護付き有料老人ホームでショートステイをする流れ

介護付き有料老人ホームでショートステイするときの流れは、大きく分けて以下の5つのステップとなります。

  • ステップ1:施設検索・空室状況の確認
  • ステップ2:施設見学・入居相談
  • ステップ3:必要書類の準備・提出
  • ステップ4:事前面談
  • ステップ5:受け入れ判定・契約・入居開始

ご本人や担当医師、ケアマネジャーなどのスケジュール次第で日数を要する可能性があるので、ショートステイを希望する場合は早めに進めていきましょう

各ステップごとの動きについて詳しく解説していきます。

ステップ1:施設検索・空室状況の確認

まずは、希望するエリアや予算、利用目的に合わせて施設を探します。

介護付き有料老人ホームのショートステイは、ショートステイ専用の部屋があるわけではなく、本入居用のお部屋の空きを活用する「空床利用」となるケースが大半です。

そのため、受け入れ状況が日々変動します。気になる施設を見つけたら、なるべく早い段階で担当のケアマネジャーやかかりつけ医などに相談しておきましょう。

ステップ2:施設見学・入居相談

空室の目処が立ったら、施設を見学して担当者に相談を行います。将来の本入居を見据えている場合は、施設の清掃が行き届いているかスタッフや他のご入居者の雰囲気はどうかをご自身の目で確かめることが大切です。

また、遠方に住んでいて直接足を運べない方や、ご家族の都合がどうしてもつかない方に向けて、近年はスマートフォンやパソコンを使った「オンライン見学・相談」に対応している施設も増えています。

ステップ3:必要書類の準備・提出

施設側が「安全にケアを提供できるか」を判断するために、指定された書類を用意して提出します。契約手続きを円滑に進めるため、施設から指定された書類一式は漏れなく準備してください。

主に、かかりつけの医師に書いてもらう最新の身体状態や注意事項が正確に記載された「診療情報提供書」や、介護保険被保険者証のコピー、現在服用しているお薬の情報などが必要です。

医師に作成を依頼する書類は手元に届くまでに数日から1〜2週間ほど時間がかかるケースもあるため、早めに医療機関へ手配を始めることがスムーズに手続きを進めるポイントです。

面談・契約時に必要な主な書類と持ち物

  • 診療情報提供書(健康診断書)
  • 各種保険証(介護保険被保険者証など)
  • 内服薬・お薬手帳
  • ご本人・ご家族の身分証明書

ステップ4:事前面談

書類の準備・提出と前後して、施設のスタッフ(生活相談員や看護職員など)がご本人・ご家族と面談を行います。

ご自宅や入院先の病院など、現在ご本人がいらっしゃる場所にスタッフが訪問して行うのが一般的です。

面談の目的は、ご本人の現在の身体状況や認知症の進行度合い、生活リズム、食事の形態などを直接確認し、施設で適切なケアを提供できるかを見極めるためです。

ショートステイ中の安全な生活に関わる重要な場ですので、心配な点や特別な配慮が必要な事項(アレルギー、夜間の排泄時の注意点など)があれば、このタイミングで包み隠さず伝えておきましょう

ステップ5:受け入れ判定・契約・入居開始

事前面談の結果と提出された医療情報をもとに、施設内で「安全に受け入れが可能か」の判定会議が行われます。

無事に受け入れ可能と判断されれば、本契約を取り交わし、いよいよショートステイの利用開始となります。

入居に向けて衣類や日用品といった日々の持ち物を準備します。施設によってレンタルできる物と、持ち込みが必要な物に分かれるため事前に確認しておきましょう。

持参する衣類は着脱しやすいものを選択し、他の利用者の持ち物との混同を防ぐため、すべての物品に記名を行ってください。

なお、現金や高価な貴金属の持ち込みは、紛失や盗難トラブルの直接的な原因となりやすいため、原則禁止としている施設が多数を占めます。

おむつや尿取りパッドは施設で都度購入できる場合と、全量持ち込みが必須な場合があります。事前に施設へ提供ルールを確認し、不足が生じないように手配してください。

安心してショートステイできる介護付き有料老人ホームの選び方

安心してショートステイできる介護付き有料老人ホームを選ぶためには、以下の2つのポイントを意識しておきましょう。

  • どのような介護がどの程度手厚いかを確認する
  • 滞在中の様子がわかる「報告の質」で選ぶ

それぞれ詳しく解説していきます。

どのような介護がどの程度手厚いかを確認する

介護付き有料老人ホームは、原則として「入居者3名に対して介護・看護スタッフ1名以上」という人員配置基準が定められており、24時間体制で施設専属のスタッフから介護を受けられるのが大きな特徴です。

しかし、「介護付き」であればどこでも全く同じケアが受けられるわけではありません。

介護付き有料老人ホームのケアについて、元看護師で長年高齢者ケアに携わってきた菅原さんにお話を伺いました。

菅原さん_インタビュー
看護師であり様々な介護施設で高齢者ケアに携わってきた菅原さん
菅原さん
株式会社ナースビジョン 菅原さん
介護付き有料老人ホームは、幅広い要望に応えられる包括的なケアが魅力ですが、手厚さの基準は施設によって様々です。
たん吸引や頻回な点滴など「重い病状」や「高い医療的ケア」が必要な方に限って言えば、あえて医療処置に特化した住宅型有料老人ホームを選んだ方が良いケースもあります

単に「介護付きだから手厚いはず」と決めてしまうのではなく、夜間のスタッフ巡回頻度や看護師の勤務時間など、ご本人の状態に合った「本当の手厚さ」があるかを事前に確認することが重要です。

滞在中の様子がわかる「報告の質」で選ぶ

ご家族に対して、滞在中の様子をどのように報告してくれるかも重要な選び方のポイントです。

介護付き有料老人ホームは、食事・入浴・排泄の介助から、日中のレクリエーション、機能訓練(リハビリ)まで、すべてのサービスを「自施設の専属スタッフ」が連携して提供します。

そのため、外部サービスを併用する他の施設形態に比べて、24時間を通したご本人の様子を総合的に把握しやすいという強みがあります。

だからこそ、単に「問題なく過ごされましたよ」という表面的な報告で終わらせず、詳細な記録を丁寧にフィードバックしてくれる施設を選びましょう。

具体的には以下のような内容です。

  • 食事の摂取量や好んで食べていたメニュー
  • 夜間の睡眠状況(何度起きたか、ぐっすり眠れていたか)
  • 他の入居者との交流の様子や表情
  • 参加したレクリエーションでの反応

こうしたエピソードを交えた報告をしてくれる施設は、日頃からスタッフが入居者をよく観察し、質の高いケアを行っている証拠です。

ご本人の隠れたニーズや施設との相性を測る指標にもなり、将来の本入居を検討する際にも貴重な判断材料となります。

まとめ

介護付き有料老人ホームのショートステイは、急な介護の受け皿としてだけでなく、将来の本入居に向けた貴重な判断材料となります。

公的施設と比較して費用は全額自己負担となるケースが多いものの、「空室があれば即入居が可能」「手厚い介護や充実した設備を体験できる」といった民間施設ならではの大きなメリットがあります。

まずは希望するエリアや予算、必要な医療的ケアを整理し、複数の候補施設を比較検討することが第一歩です。

人気の施設や、特定の医療的ケアに対応できる施設は、ショートステイの枠が早期に埋まってしまう傾向があります。

「ケアスル 介護」では、全国のショートステイ対応施設を網羅しており、最新の空室状況や具体的な費用見積もりを無料で確認いただけます。

大切な家族が安心して過ごせる環境を見つけるために、まずは早めの施設検索と、必要に応じた見学・相談をおすすめします。

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