住宅型有料老人ホームの問題点|入居者・職員の大変なことは?

住宅型有料老人ホームの問題点|入居者・職員の大変なことは?

住宅型有料老人ホームの問題点は、大きく以下2つに分けることができます。

  • 囲い込みなどの入居者に関わる問題点
  • 2025年問題による人手不足などの職員に関わる問題点

住宅型有料老人ホームとはわかりやすく言うと、自立から要支援・要介護の状態までさまざまな方に対し、生活支援やレクリエーションなどを提供する民間の老人ホームです。

住宅型有料老人ホームの問題点をきちんと理解し、施設入居の検討などにぜひ役立ててください。

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在宅介護エキスパート協会 代表
所有資格:AFP/2級ファイナンシャル・プランニング技能士,社会福祉士,宅地建物取引士
専門分野:在宅介護,老後資金,介護施設全般
職業: 社会福祉士,宅地建物取引士,ファイナンシャルプランナー

NEC 関連会社(現職)でフルタイム勤務の中、10 年以上に渡り遠距離・在宅介護を担う。両親の介護をきっかけに社会福祉士、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナーなど福祉に直接的・間接的に関係する資格を取得。その経験や知識を多くの方に役立てていただけるよう「在宅介護エキスパート協会」を設立、代表を務める。詳しくはこちら

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住宅型有料老人ホームの問題点(入居者)

住宅型有料老人ホームの入居者に関わる問題点としては、主に以下のようなものが挙げられます。

  • 囲い込みにより、必要以上の費用がかかる恐れがあること
  • 寝たきりの場合、放置状態となる恐れがあること
  • 看取りの対応などを行っていない施設もあること

これらの問題点が発生するのは、住宅型有料老人ホームでは介護サービスが提供されず、介護が必要な場合は外部のサービス事業者と契約して利用する必要があることに関係しています。

住宅型有料老人ホームの問題点①:囲い込みによって費用がかさむ

住宅型有料老人ホームの入居者に関わる問題点の1つ目は、囲い込みにより、必要以上の費用がかかる恐れがあることです。

住宅型有料老人ホームの問題点に関する事例①

サ高住と住宅型有料老人ホームは外部のサービスとして、自社やグループ会社が運営する訪問介護事業所を併設し、ヘルパーは同じ建物の入居者を巡回すればいいので、移動時間少く、入居者に必要以上にサービスを使わせる介護漬けや、自社サービスに誘導する囲い込みといった弊害が指摘… 巻込まれたか

参考:Xの投稿より引用

住宅型有料老人ホームでは介護サービスの提供はありませんが、同じ運営会社の介護事業所が併設されている場合があります。
もちろん、介護が必要になった際に必要な介護サービスのみを提案してくれる施設もありますが、入居者に対し必要以上の介護サービスに囲い込みを行い、本来であれば不要であった費用を支払っていたというケースもあるのです。

住宅型有料老人ホームの問題点②:寝たきりの場合に放置される

住宅型有料老人ホームの入居者に関わる問題点の2つ目は、寝たきりの場合、放置状態となる恐れがあることです。

住宅型有料老人ホームの問題点に関する事例②

住宅型有料老人ホームから、同じ敷地内で屋根と壁だけ少し離れているデイサービス事業所へと、単位数を稼ぐためだけの為にストレッチャーで運搬される高齢者。
ほぼ寝たきり。カラオケの演歌やテレビの時代劇の音だけが流れる中でほぼ放置状態。そして定時になるとホームへ運搬される。
怖い。

参考:Xの投稿より引用

介護が必要となった際に、併設される外部事業所を利用するケースは多いですが、中には不十分な対応を取られてしまっているケースも存在します。
特に寝たきり状態の場合、声掛けや運動などが行われず、ほとんど放置の扱いを受けていたということもあるようです。

住宅型有料老人ホームの問題点③:認知症や看取りなどに対応していない場合もある

住宅型有料老人ホームの入居者に関わる問題点3つ目は、看取りの対応などを行っていない施設もあることです。

住宅型有料老人ホームの問題点に関する事例③

有料老人ホームの住宅型やサービス付き高齢者住宅は外部の介護サービスを利用するので、重度の認知症や「看取り」には対応していないところもあります
入居後に身体や精神の変化でホーム退去が必要な場合もあります
事前にそのあたりを確認することが必要です

参考:Xの投稿より引用

住宅型有料老人ホームで介護が必要となった際には、外部の介護事業所と契約して利用する形になりますが、重度の認知症の方への対応や看取りの対応を行っているかは施設によります
住宅型有料老人ホームは民間の施設であるため、対応範囲もさまざまであるため、事前の確認が不足していた場合、入居後に必要な対応が受けられないといった問題が発生してしまう可能性もあります。
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住宅型有料老人ホームの問題点(職員)

住宅型有料老人ホームの職員に関わる問題点としては、2025年問題による人手不足が大きいです。

2025年問題とは、2025年には後期高齢者の増加によって「超高齢化社会」を迎え、社会保障費の急増といった社会問題に直面することを指します。

住宅型有料老人ホームは近年急増していますが、要因の1つとして、介護施設や高齢者向け住まいの需要が拡大したことが考えられます。

しかし、2025年問題によって労働人口は減少し、住宅型有料老人ホームの職員が不足することにより、結果的に入居者が十分な対応を受けることができないという状況も考えられるのです。

住宅型有料老人ホームの問題点に関する事例④

今日は午前中からモニタリングで住宅型有料老人ホーム入居者の担当分回ってましたが、現場の介護者も人手不足で大変そうですね

2025年問題もあるわけだしお国も 何か対策しないとダメだよね

参考:Xの投稿より引用

住宅型有料老人ホームの問題点をきちんと理解する

住宅型有料老人ホームの問題点として、大きく以下2つに分けて解説しました。

  • 囲い込みなどの入居者に関わる問題点
  • 2025年問題による人手不足などの職員に関わる問題点

住宅型有料老人ホームへの入居を検討するにあたって、入居者に関する問題点を理解することはもちろんのこと、回りまわって入居者に関わってくるような介護施設やその職員側の問題点を理解することもとても大切です。

そのほか、住宅型有料老人ホームとそのほかの老人ホームとの違いから問題点を知ることも有効なので、この機会に以下の記事もご覧になってくださいね。

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