住宅型有料老人ホームとサ高住の違いは?入居条件・費用など6つの観点で比較

住宅型有料老人ホームとサ高住の違いは?入居条件・費用など6つの観点で比較

住宅型有料老人ホームとサ高住の違いとして、生活様式の違いが大きいです。

住宅型有料老人ホームは、レクリエーション等が充実しており、ほかの入居者とコミュニケーションを取る機会も多いです。

一方で、サ高住は、生活の自由度が高い反面、ほかの入居者とコミュニケーションを取る機会は少ないです。

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この記事のまとめ

  • 住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅は、入居条件・提供サービス・費用・施設の雰囲気などが異なり、別施設である。
  • 大きく異なるのは、契約形態と施設内の生活形式。
  • 一人で悠々自適に暮らしたいという方はサービス付き高齢者向け住宅がおすすめで、レクリエーションなどを通じて周りの人と仲良く暮らしたいという方は住宅型有料老人ホームがおすすめ。
在宅介護エキスパート協会 代表
所有資格:AFP/2級ファイナンシャル・プランニング技能士,社会福祉士,宅地建物取引士
専門分野:在宅介護,老後資金,介護施設全般
職業: 社会福祉士,宅地建物取引士,ファイナンシャルプランナー

NEC 関連会社(現職)でフルタイム勤務の中、10 年以上に渡り遠距離・在宅介護を担う。両親の介護をきっかけに社会福祉士、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナーなど福祉に直接的・間接的に関係する資格を取得。その経験や知識を多くの方に役立てていただけるよう「在宅介護エキスパート協会」を設立、代表を務める。詳しくはこちら

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住宅型有料老人ホームとサ高住の違い

住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅(通称:サ高住)の違いを、下の表でまとめました。

住宅型有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
特徴 食事、掃除といった生活支援を受けることができる、軽介護者向けの施設 バリアフリー設計がされた住宅。支援・援助は少なく、

自立した方に向けて、一部生活補助等を行っている施設

入居条件 60歳もしくは65歳以上・自立~要介護5

要介護認定の有無は施設による

60歳もしくは65歳以上(特定疾病により40歳以上で「要支援」

又は「要介護」認定を受けている場合は応相談)・自立~要介護5

※要介護度の指定は施設によって異なるが、身の回りのことは

自分でできる方のみ入居可能

契約形態 利用権方式 賃貸借契約方式
費用 入居金:0~数百万円

月額費用:5~20万円

入居金・敷金:5~50万円

月額費用(賃料):8~20万円

サービス内容 生活支援、食事、レクリエーションなど 生活相談、安否確認など
介護サービスの提供有無

※施設によって提供しているところもある

×
施設・設備 居室面積13㎡以上 居室面積25㎡以上
生活様式 集団生活が多い 個人生活がメイン
生活の自由度

住宅型有料老人ホームとサ高住の細かな違いは多数ありますが、大きな違いは「契約形態」と「施設内の生活形式」です。

住宅型有料老人ホームは利用権方式で契約するため、居室や共用設備を利用する権利、生活支援サービスの提供を受ける権利のような施設の利用権を購入して利用するのに対し、サ高住は賃貸借契約を結びます。

つまり、賃貸物件を借り入れるときのような形で賃貸契約を結び、物件に入居することになります。ただ実際に入居を検討するうえでは、これらの違いを意識する必要はありません。

もう1点異なる点は、施設内の生活形式も異なってきます。住宅型有料老人ホームは、入居者に向けた生活支援(掃除や食事)、レクリエーションなどをおこなうため、比較的周りの方々と集団で生活することの多い施設です。

一方でサ高住は、集団生活はほぼなく、通常の賃貸物件を借りて暮らすような形で、住宅として日々の生活を過ごすことになります。

住宅型有料老人ホームの特徴

住宅型有料老人ホームは、有料老人ホームの一種であり、自立~軽介護の方が入居する集団生活用の介護施設です。

ほかの有料老人ホームと同じく、掃除、食事、買い物といった生活支援サービスを受けることができる一方で、住宅型有料老人ホームはレクリエーションや娯楽設備が豊富である場合が多いです。

そのため、介護を受けるだけでなく、楽しみながら日々の生活を過ごしたいという方にもおすすめです。

住宅型有料老人ホームでは介護サービスは提供されていないため、介護サービスを利用したい方は外部の介護サービス業者と契約して利用する必要があります。ただ、施設の中には介護サービスを提供しているところもあるので、施設を探す際にチェックしてみてください。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の特徴

サービス付き高齢者向け住宅は、自立~軽介護の方が入居する施設です。身の回りのことは自分でしつつ、施設スタッフが利用者の部屋を定期的に見回る安否確認サービスや専門家の生活相談サービスが受けられます。高齢者向けの住宅として設計されているためバリアフリーが施されており、足腰の弱ってきた方でも安心して入居することができます。

サ高住では一般的に、介護サービスは提供されていません。ただ、介護サービスを受けたいと考えている方でも、外部のサービス事業者と契約することで、入居しつつ介護サービスを受けることは可能です。

なお、サービス付き高齢者向け住宅には一般型と介護型があり、介護型サ高住では24時間体制の介護サービスが提供されています。

また住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)への入居をお考えの方は、ケアスル介護で相談してみることがおすすめです。

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住宅型有料老人ホームとサ高住、どっちがおすすめ?

前項では住宅型有料老人ホームとサ高住の違いを端的に解説しましたが、実際に施設に入るうえで、どちらの施設にすればよいのか疑問に思われる方も多いでしょう。

住宅型有料老人ホームもサ高住も自立~低介護度の方におすすめの介護施設になっています。その中でどっちの施設が良いのか決める際の参考にしてみてください。

住宅型有料老人ホームがおすすめな人

住宅型有料老人ホームは娯楽やレクリエーションが充実している施設です。

そのため、介護サービスを受け続けて生活維持をするだけでなく、楽しみながら生活したいと考えている人にはおすすめです。

なお、時間が決められている分、集団生活が多くなるため、集団生活が苦になるような方や一人で過ごすことが好きな方にはあまりおすすめできません。

サービス付き高齢者向け住宅がおすすめな人

サ高住は住宅形式の介護施設です。介護サービスを受けるというよりは、高齢者向けの住宅に住みながら生活することになります。

そのため、施設として提供しているサービスは他の老人ホームに比べると少なく、一人で悠々自適に暮らすことが好きな方や、時間の制約なく自由に生活したい方はサ高住の方が向いているといえるでしょう。

また、サ高住はほかの介護施設と異なり、自分の身の回りのことは入居者自身で行う必要があります。そのため、身の回りのことは自分でできる自立度がないと入居しづらいでしょう。

「住宅型有料老人ホームとサ高住をもっと詳しく比較検討したい!」という方々のために、次項からは各項目ごとに詳細な違いを解説して行きます。

住宅型有料老人ホームとサ高住の違い①:入居条件

まずは、2つの施設の入居条件の違いを詳しく見ていきましょう。

住宅型有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
入居条件 60歳もしくは65歳以上・自立~要介護5

要介護認定の有無は施設による

60歳もしくは65歳以上(特定疾病により40歳以上で「要支援」

又は「要介護」認定を受けている場合は応相談)

・自立~要介護5

※要介護度の指定は施設によって異なるが、

身の回りのことは自分でできる方のみ入居可能

住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅は、どちらも自立~軽介護度向けの方の施設です。

ただ、住宅型有料老人ホームの方が生活支援体制が多く整っているため、比較的介護度合いの高い方でも入居できる、という違いがあります。

しかし住宅型有料老人ホームもサ高住も入居後に寝たきりになったり病気を抱えたりした場合は、退去して別の施設に移動しなければならないケースが多いため、注意しておきましょう。

 

住宅型有料老人ホームとサ高住の違い②:契約形態

続いて、住宅型有料老人ホームとサ高住の契約形態の違いを見ていきましょう。

住宅型有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
契約形態 利用権方式 賃貸借契約方式
費用 入居一時金・月額費用を支払い 敷金・賃料を支払い
相続の有無 なし あり

上でも解説した通り、契約形態はこの2施設における大きな違いの1つです。

ただ、利用しているうえでこの違いを意識することはほとんどないため、念頭に置いておくくらいで良いでしょう。

住宅型有料老人ホームは、利用権方式と言い、「入居一時金」の支払いをもって施設を利用する権利を購入する形になります。施設の居室や共用空間、食事、各種サービスをまとめて利用する権利を購入し、利用していくことになります。

一方サ高住の場合は、通常の賃貸物件と同様、賃貸借契約を結んで敷金・家賃を支払って入居することになります。そのため、基本的に「住む場所を借りる」という契約です。

住宅型有料老人ホームと異なり、各種サービス(食事や生活支援など)の利用は含まれていないため、別途それぞれ契約を結んで利用する必要がある点が違いと言えるでしょう。

住宅型有料老人ホームとサ高住の違い③:費用

住宅型有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
入居金 0~数百万円 5~50万円(敷金)
月額費用 5~20万円 8~20万円(賃料)

住宅型有料老人ホームとサ高住はさほど費用の違いはありません

ただ、施設によって大きく費用が異なるため、エリアや場所によっては検討している施設同士の価格が大きく異なる可能性もあります。

そのほか住宅型有料老人ホームでは入居一時金、サ高住の場合は敷金という形で入居金・初期費用を払う必要があるケースが存在するため、理解しておきましょう。

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住宅型有料老人ホームとサ高住の違い④:サービス内容

続いて、2施設のサービス内容の違いを見ていきましょう。

住宅型有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
サービス内容 生活支援、食事、レクリエーションなど 生活相談、安否確認など
介護サービスの有無

※施設によって提供しているところもある

×

住宅型有料老人ホームとサ高住のサービスで異なる点としては、比較的住宅型有料老人ホームの方が手厚いサービスを提供している点が挙げられるでしょう。

ただこれは、どちらが優れているという話ではなく、そもそも住宅型有料老人ホームは老人ホームとして生活支援を行う施設であるのに対して、サ高住はあくまでも住宅である、という性質の違いからくるものだといえます。

なお、どちらも介護サービスは提供していない点は同じです。

住宅型有料老人ホームとサ高住の違い⑤:施設・設備

住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の施設や設備の違いを見ていきましょう。

住宅型有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
施設・設備 居室面積13㎡以上 居室面積25㎡以上
共用設備
娯楽設備

住宅型有料老人ホームは居室面積が13㎡以上と規定されているのに対して、サ高住は原則25㎡以上と定められており、サ高住の方が居室面積が広い場合が多いです。

ただ、施設によって居室面積は大きく異なるので、あくまでも最低面積がそれぞれ13㎡、25㎡と設定されていると知っておくとよいでしょう。

また住宅型有料老人ホームはサ高住よりも狭い傾向にありますが、住宅型有料老人ホームの場合は、居室空間よりも共用設備や娯楽施設・設備が充実していることが多いです。

住宅型有料老人ホームとサ高住の違い⑥:生活様式

住宅型有料老人ホームとサ高住は、それぞれ生活様式や生活するうえでの自由度が異なります。それぞれ見ていきましょう。

住宅型有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
生活様式 集団生活が多い 個人生活がメイン
生活の自由度

住宅型有料老人ホームは娯楽設備やレクリエーションが多く、集団生活の時間が比較的多い介護施設となっています。

一方、サ高住は居室空間での生活時間がほとんどであるため、個人での生活がメインになる介護施設です。

他の入居者との交流を楽しみたいか、プライベートな時間を重視したいかによって好みが分かれるでしょう。

住宅型有料老人ホームとサ高住のメリット・デメリット

次に、住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

住宅型有料老人ホームのメリット


  • レクリエーションや娯楽、イベントが充実している
  • 自由に外部の介護サービスを受けることができる
  • 数が多い分、予算や立地、条件に合わせて選択肢が豊富にある

住宅型有料老人ホームのメリットは、上の3つが挙げられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

レクリエーションや娯楽、イベントが充実している

住宅型有料老人ホームは、ほかの介護施設と異なりレクリエーションや娯楽、イベントが充実しているというメリットがあります。趣味がない方でも、様々なイベントに参加して交友を広げたり、場合によっては新しく趣味を見つけたりすることが可能です。

介護付き施設の多くは、生活支援や介護サービスの提供がメインであるため、どちらかというと「生活維持」を目的としたサービスが多くなっています。住宅型有料老人ホームの場合、レクリエーションや娯楽といった楽しいイベントも体験することができるため、老後の生活をより楽しいものにすることができます。

自由に外部の介護サービスを受けることができる

住宅型有料老人ホームでは介護サービスが提供されていませんが、必要に応じて外部の介護サービスを契約し、自由に利用することができます。

介護付き施設で介護サービスを受ける場合、さまざまなサービスがセットになっているため、過剰なサービスを受けてかえって自立度合いが下がってしまうということもあります。その点、住宅型有料老人ホームだと外部のサービスを個別に契約して利用するため、「入浴に不安があるので訪問入浴だけ利用したい」「足腰が悪いので、リハビリだけ利用したい」といった方でも、1サービスだけ契約して利用することができます。結果的に過剰に介護サービスを受けないで済むというメリットがあります。

数が多い分、予算や立地、条件に合わせて選択肢が豊富にある

住宅型有料老人ホームは近年増加している介護施設です。そのため、条件や予算によって選択肢が豊富な点がメリットとして挙げられます。

施設によって費用や提供サービス、施設の設備が異なるため、自分に合った施設を見つけてみてください。

住宅型有料老人ホームのデメリット


  • 施設内で介護サービスを受けることができない
  • 集団生活が多い
  • 要介護度が上がると退去しなければならない場合もある

住宅型有料老人ホームのデメリットは、上の3つが挙げられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

施設内で介護サービスを受けることができない

住宅型有料老人ホームは、施設内で介護サービスを提供していません。そのため、介護サービスを利用したい方は別途外部の介護サービスを選んで契約し利用する必要があり、少し手間がかかる点がデメリットとして挙げられます。

なお、介護度合いが重くなると多くの介護サービスを利用することになり、外部の介護サービスの契約数が増えて費用が膨らんでしまいます。そのため、利用したい介護サービスが増えてきた場合は、介護付き有料老人ホームなど他の施設に移動したほうが良い場合もあります。

集団生活が多い

住宅型有料老人ホームは、食事や清掃、運動などの時間が定められている場合が多いです。定められた時間に全入居者が同じサービスを利用することになるため、自然と集団生活がメインになってしまいます

「一人でゆっくり生活したい」「自分の好きな時間にご飯を食べたい」といった方には向いていないかもしれません。

要介護度が上がると退去しなければならない場合もある

住宅型有料老人ホームは、比較的自立~低介護度の方向けの施設です。生活支援サービスはありますが、基本的に自分で生活しつつ一部を職員が補助するという生活スタイルが基本です。

そのため、要介護度が上がって寝たきりになったり、自力で生活することが困難になったりすると、住宅型有料老人ホームで提供できるサービスの範囲を超えてしまい、別の施設へ移転しなければならない場合もあります。

もちろん、施設によっては要介護が上がっても受け入れてくれる施設もあるので、入居前に確認しておくようにしましょう。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット


  • 自由度が高く、安心して生活ができる
  • 提供サービスの選択肢が豊富
  • 高齢者でも契約しやすい賃貸住宅である

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、上の3つが挙げられます。詳しく見ていきましょう。

自由度が高く、安心して生活ができる

サービス高齢者向け住宅は、ほとんど賃貸住宅に住んでいるのと同じ生活様式です。そのため、食事や運動、掃除を自分の好きな時間にすることができるという利点があります。

介護施設の多くは、決められた時間内で食事をしたり一斉にみんなで運動をしたりといったように、生活の時間が決められています。その点、サ高住だと好きな時間に生活することができ、自由度が高い生活を送れるでしょう。

提供サービスの選択肢が豊富

サ高住は施設ごとにさまざまなサービスが提供されています。食事提供サービスや緊急時対応サービス、提携の訪問介護事業所による介護サービスのケアプラン作成など様々なオプションサービスが提供されており、自分が必要なサービスだけを選んで利用することができます。

そのため、日々の生活を過ごすうえで不安な部分だけサービスを利用することができ、安心して生活することができます。

高齢者でも契約しやすい賃貸住宅である

高齢者が一般的な賃貸住宅に入居するとなると、収入の安定性や孤独死といった観点から、審査が通りづらく借りづらい傾向にあります。

その点サ高住だと、収入や要介護の状態といった条件を満たせば、一般的な賃貸住宅よりも借りやすい点はメリットとして挙げられるでしょう。また、入居後すぐに退去することになってしまうようなケースでも、補償制度が整っている点も安心です。

サービス付き高齢者向け住宅のデメリット


  • 一般的な賃貸住宅よりも費用が高額になるケースが多い
  • 要介護度が上がると退去しなければならない場合もある
  • 連帯保証人が必要になる

サービス付き高齢者向け住宅のデメリットは、上の3つが挙げられます。詳しく見ていきましょう。

一般的な賃貸住宅よりも費用が高額になるケースが多い

サービス付き高齢者向け住宅は、入居者の方に向けて生活相談サービスや安否確認サービスを提供していたり、高齢者の方でも住みやすい設計で作られている分、一般的な賃貸住宅よりも家賃が高いケースが多いです。

ただ、これらのサービスが提供されている分、入居者は安心して生活することができるため、一般的な賃貸住宅に住むのが不安な方にとっては、安心のための必要経費と捉えておくと良いでしょう。

要介護度が上がると退去しなければならない場合もある

サービス付き高齢者向け住宅は、自力で生活できる人が入居できる住宅形式の施設です。そのため、要介護度が上がってしまい、自力で生活できなくなったり寝たきりになったりすると、介護サービスを豊富に提供している施設へ転居しなければならないケースもあります。

ただ、サ高住の中には介護サービスや医療サービスを提供しているところもあるので、要介護度が上がったときに備えて、あらかじめ入居前に施設が提供しているサービス・設備を確認しておくようにしましょう。

連帯保証人が必要になる

サ高住に入居する際は、連帯保証人が必要になります。これは入居者が費用の支払いが困難になった場合や、要介護度・認知症が重くなり、入居者自身がプランや入居条件に付いて自分で判断できなくなった場合に備えて、設定されている制度です。

なお、連帯保証人が設定できない場合でも、成年後見制度を利用する、保証会社を利用するなどして、カバーすることも可能です。

「実際に施設を見てみないと生活のイメージができない…」という方は、ケアスル介護で相談してみることがおすすめです。

ケアスル介護では施設の紹介だけでなく、見学や体験入居の申し込みや日程調整の代行も実施しています。

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どちらの施設も安心して生活を支援してくれる

ここまで、住宅型有料老人ホームとサ高住の違いを解説してきましたが、どちらの施設もサポート体制が整っているため、高齢者の方でも安心して暮らせる施設です。

そのため、娯楽やレクリエーションなども楽しみつつ周りの人との共同生活を楽しみたい方は住宅型有料老人ホームを、個人での生活を楽しみたい方はサ高住を検討してみるとよいでしょう。

なお、施設によって提供サービスや特徴は大きく異なるので、施設ごとの特徴や条件などを詳しく見ておくことが大切です。

自分に合った施設を探したい、予算内の施設を探したい、という方はケアスル介護でケアアドバイザーに相談してみるのもおすすめです。ケアスル介護は専門のアドバイザーが複数常駐しているため、自分の条件に合った施設を電話で無料相談することができます。

年齢や予算、介護度合いなどを下のフォームから入力するだけで相談できるため、自分に合った住宅型有料老人ホームやサ高住を探したい方は、ぜひ相談してみてください。

住宅型有料老人ホームとサ高住の違いはなんですか?

細かな違いは多数ありますが、大きな違いは「契約形態」と「施設内の生活形式」です。住宅型有料老人ホームは利用権方式で契約するのに対し、サ高住は賃貸借契約を結びます。詳しくはこちらをご覧ください。

住宅型有料老人ホームとサ高住では、どっちの施設が良いですか?

住宅型有料老人ホームは娯楽やレクリエーションが充実しているため、楽しみながら生活したいと考えている人にはおすすめです。一方でサ高住は一人で悠々自適に暮らすことが好きな方や、時間の制約なく自由に生活したい方が向いているといえます。詳しくはこちらをご覧ください。

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