「親が認知症になって、在宅介護を続けていくのが大変…」「認知症の症状にどう接すればいいか分からない…」
認知症の方を在宅で介護している人は多いです。内閣府の報告によると、「日常生活を送るうえで介護が必要になった場合に、どこで介護を受けたいか」という質問に対して、男女とも「自宅で介護してほしい」と回答する人が最も多いという結果になっています。
しかし、認知症の方を在宅で介護を続けるのは、身体的な苦労の他に心理的なストレスも溜まります。認知症の方に心無い言葉を投げかけてしまったり、とっさに手を出してしまったケースも少なくありません。
本記事では認知症の在宅介護を続けていく上で大切にしたい心構えや、介護の負担軽減方法を紹介していきます。
認知症の在宅介護を続けていく際の心得
認知症の在宅介護を続けていく上で、大切にしていきたい心得は主に5つあります。
- 自尊心を尊重する
- 生活環境を整える
- 認知症のことをよく知る
- コミュニケーションを取る
- ひとりで頑張りすぎない
認知症の方を在宅で介護していくことは、身の回りの介護などの身体的な負担のみならず、何度も同じことを説明しなければならないなどの心理的なストレスを抱えてしまいます。
介護する側も、介護される側も安心感を持って在宅介護を続けるために、5つの心得について順に解説していきます。
自尊心を尊重する
認知症の方を在宅介護するときは、本人の自尊心を尊重することを心がけましょう。
認知症が進行すると、数分前に言ったことを忘れてしまったり、何度も同じことを聞いてくるなどの症状が現れます。すると、介護する側にとっては「何も分からない」「どうせ忘れてしまう」と思いがちです。
ただ、認知症を患っているからとはいえ、何も分からないわけではありません。最近のことは忘れてしまっても、古い記憶は残っていることが多く、感情も豊かに生きています。認知症により少しづつ変化していく自分に戸惑いを抱えているものです。
そこへ「どうせ分からない」からと命令口調になったり、高圧的な態度になると「大切にされていない」と感じてしまいます。
一方で本人の自尊心を尊重した介護をおこなえば、認知症の方も「自分は大切にされている」と感じて、よりスムーズな介護を行うことができます。
本人のペースに合わせる、感情に寄り添うなど、行動をゆっくり行ってみることがポイントです。
生活環境を整える
認知症の方を在宅介護するうえで、毎日過ごす生活環境を整えましょう。
認知症の進行によっては、手足の震えや歩幅が小刻みになるなど、転びやすくなる症状が出ることもあります。ちょっとした段差や電源コードに足がもつれて転倒してしまうケースは非常に多いです。
移動するところに手すりを設置する、介護器具を利用するなど、認知症の方が自宅で安全に過ごす環境を整えることが大切です。なお、介護認定を受けている場合、介護保険を利用して自宅のバリアフリーリフォームを行うことができます(厚生労働省:介護保険における住宅改修)。
また、認知症の方を在宅で介護するうえで、日々の健康管理に目を見張ることも大切です。
認知症が進行すると、毎日飲むように言われている薬を飲み忘れてしまったり、服用を嫌がるケースが少なくありません。健康管理をしっかりと行うことにより、症状の早期発見や重症化の予防が期待できます。
また、食生活の見直しや生活習慣病を予防することによって、認知症の予防が期待されます。
在宅介護を続けていくならば、ご自宅で安心し過ごせるような環境を整えましょう。
関連記事
認知症の薬の飲み忘れを防止したい!具体的なアイデアと認知症について詳しく理解しようカテゴリ:認知症更新日:2025-02-25関連記事
認知症予防の食べ物はある?食事方法や注意するべきポイントを解説カテゴリ:認知症更新日:2023-02-21
認知症のことをよく知る
認知症の方を介護していくためにも、認知症について理解を深めていきましょう。
認知症の方と関わると、困った行動が多くて対応の仕方に悩む方が多いです。しかし、その行動は認知症の方にとっては何かしら意味を持つものが多いです。
認知症の進行により認知機能や記憶障害が起こっているのも事実ではありますが、その行動や言動の背景には認知症患者の周辺状況が大きな影響を受けていることが多いです。介護者がきつく当たってしまたり、理解に努めようとしないことが問題行動の原因であるケースが多いです。
認知症にはどのような症状があるのか、本人はどう感じているのかの理解に努め、本人に寄り添った対応を取りましょう。
コミュニケーションを取る
認知症の方と信頼関係を築くようなコミュニケーションを取りましょう。
認知症の進行によって見当識障害(時間や場所から自分の置かれている状況を判断する能力が低下してしまう)があると、常に不安や恐怖を抱えてしまいます。そんな時に誤った対応をしてしまうと、より症状の悪化につながりかねません。
認知症の人への対応として「驚かせない・急がせない・自尊心を傷つけない」という3つの”ない”があります。何をすべきかよりも、何をやらないかを心がけることで、より円滑なコミュニケーションを取ることができます。
在宅介護を長く続けていくためにも、積極的にコミュニケーションを取りましょう。
ひとりで頑張りすぎない
特に大切にしたいのは、介護をひとりで頑張りすぎないことです。
認知症の方への対応は、介護をする身体的な負担に加えて、何度も同じことを聞かれるなどの行動にストレスを溜め込みすぎてしまう方が少なくありません。ストレスを抱え込まないようにするためにも、周りの人や専門機関に相談することが大切です。
認知症の方へのケアばかりで、介護者自身が身も心もボロボロになってしまう前に、介護サービスや周りの手助けを積極的に活用しましょう。

もし、そろそろ介護施設を検討しようかとお考えの方は、ケアスル介護がおすすめです。
ケアスル介護では認知症対応型の施設を含め全国5万を超える施設から、入居相談員がご本人にぴったりの施設をご紹介しています。
「本人のために安心して老人ホームを選んであげたい」という方は、まずは無料相談からご利用ください。
ピッタリの施設を提案します

ピッタリの施設を提案します

ピッタリの施設を提案します
認知症の在宅介護で利用できるサービス
認知症の在宅介護で利用できるサービスとして、主に下記のようなサービスが挙げられます。
- 訪問介護(ホームヘルパー)
- 訪問入浴介護
- 訪問看護
- 訪問リハビリ
- 夜間対応型訪問介護
- 定期巡回・臨時対応型訪問介護看護
前章でもお伝えしたとおり、介護を続けていくうえではひとりで抱え込まず、積極的に介護サービスや専門家に任せることが大切です。それぞれのサービスについて、順に詳しく解説していきます。
訪問介護(ホームヘルプ)
訪問介護(ホームヘルプ)は、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送るために、訪問介護員(ホームヘルパー)が利用者の自宅を訪問して介護を行います。食事や排せつ、入浴などの身体介護の他に、掃除や洗濯、調理などの生活支援を行います。事業所によっては通院を目的とした送り迎えの介護サービスを行うところもあります。
ホームヘルパーに来てもらうためには、要介護認定を受けている必要があります。要支援の判定を受けている方は「介護予防訪問介護」を受けることができます。
訪問入浴介護
訪問入浴介護は、看護職員と介護職員が自宅を訪問し、持参した浴槽にて入浴の介護を行います。認知症の方が自分で入浴することが困難な場合や、家族だけで入浴させるのが困難な場合などに、身体の清潔を保持することを目的に利用します。
訪問入浴当時は、専門の訪問入浴車が到着して入浴の介助を行います。準備から片付けまでおよそ1時間程度で行い、訪問介護と異なり2~3人で入浴介助を行うため、安心して入浴できるというメリットがあります。
利用条件として、要介護認定を受けていることと、医師から入浴を許可されていることがあります。入浴前に血圧や脈拍などの健康チェックを行い、問題がなければサービスを受けられます。

訪問看護
訪問看護は、看護師などが疾患のある利用者の自宅に訪問し、主治医の指示に基づいて療養上の世話や診療の補助を受けられます。具体的には、血圧や脈拍の測定や病状のチェック、点滴や注射などの医療行為を受けることができます。
訪問看護は医療保険で利用することも可能ですが、要介護認定を受けた上で、介護保険を適用した方が自己負担が抑えられます(介護保険の自己負担額はサービス利用額の原則1割、医療保険は1~3割)。
また、訪問看護の中には認知症に特化したサービスを行ってくれるところもあります。認知症ケアとして、認知症会の相談や事故防止のケアなどを行ってくれます。

訪問リハビリ
訪問リハビリは、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などが利用者の自宅を訪問して、日常生活の自立に向けたリハビリテーションを行います。認知症の進行により衰えてしまった身体機能や体力を維持するためのトレーニングや、歩行や食事などの日常生活動作の改善なども行うことができます。
利用条件は介護認定を受けていることと、医師より訪問リハビリテーションが必要だと診断された場合に利用することができます。
また、リハビリを受けるのみならず、手すりの設置や段差の解消などの生活環境に関する助言や、福祉器具の提案などの相談にも乗ってもらえます。

夜間対応型訪問介護
夜間対応型訪問介護は、夜間帯(18時から8時)にホームヘルパーが訪問し、排せつの介護や安否確認などのサービスを受けることができます。定期的に介護員が訪問してくれる「定期巡回」と、夜間に急に体調が悪くなった時に駆け付けてくれる「臨時対応」の2種類のサービスに分かれます。
利用条件として要介護認定で要介護1~5の判定を受けている必要があり、要支援の場合は利用することができません。なお、限られた事業所が行うサービスであるため、お住まいによっては利用できないことがあるので注意が必要です。
定期巡回・臨時対応型訪問介護看護
定期巡回・臨時対応型訪問介護看護は、利用者の心身の状況に応じて、定期的な巡回や医療行為の実施、緊急時の対応をしてくれるサービスです。ホームヘルパーだけでなく看護師などとも連携しているため、、介護と看護の一体的なサービスが受けられます。
1日に複数回の定期訪問と、いざという時に駆け付けてくれる臨時訪問を24時間対応で受けることができるため、認知症が進行して介護や看護が頻繁に必要である方でも安心して過ごすことができます。夜間対応型訪問介護と同様、利用するには要介護認定で要介護の判定を受けている必要があります。
認知症の在宅介護でよく起きる症状と対応
認知症を患うと徘徊や物忘れなど様々な症状が現れることがあり、介護する側も対応に困ってしまうことが多いです。具体的には、下記のような症状がよく見られます。
- 徘徊
- 物忘れ
- 被害妄想
- 暴力や暴言
この章では、認知症の方特有の症状に対するケアの方法について、順に解説していきます。
徘徊
家の中や外を絶えず歩き回る徘徊は、周りから見ると目的が不明に思えますが、本人にとってはしっかりした理由を持っていることが多いです。また、認知機能の低下により、自分が今いる場所がよくわからなくなってしまうケースもあります。
室内の場合は、トイレなどのドアに案内板やサインを貼っておいたり、外に出る前に対応できるよう玄関にセンサーを設置するなどが考えられます。外に出てしまう場合は、近所の人に協力を仰いだり、や携帯端末等のGPS機能を活用するなどの対策が考えられます。
徘徊しそうになっても、無理に引き留めるのではなく、安心できるような説明を行うことが大切です。
関連記事
認知症の方が帰宅願望をもつのはなぜ? 対処法と環境について解説!カテゴリ:認知症更新日:2025-02-25関連記事
認知症徘徊の原因とは?安全を確保する対策とグッズについて紹介カテゴリ:認知症更新日:2025-02-25
物忘れ
新しいことが覚えられなくなったり、何度も同じことを尋ねてしまう物忘れは、認知症の進行による記憶障害や見当識障害が衰えていることで生じてしまいます。
認知症の本人も「なんだかおかしいな」ということには気づいているため、介護する側が一方的に怒ったり否定すると、より不安や戸惑いが大きくなってしまいます。大変ではありますが、初めて聞かれたように対応することや、大きく紙に書いて貼り付けることが効果的です。
なお、物忘れはバランスの良い食生活や適度な運動習慣によって認知症の進行を予防することはできます。医師と相談しながら適切な対処方法を実施していきましょう。

被害妄想
現実には起きていないことを信じて疑わない被害妄想などは、認知機能が低下してるのも原因ではありますが、本人が持つ不安感や疎外感などが関係しているといわれています。
徘徊と同様に、本人にとっては意味のある言動であることが多いため、怒ったり話を否定せずに、不安に耳を傾けることが大切です。認知症で起こりやすいもの取られ妄想に対しては、一緒に探して本人が見つけるよう導いたり、本人がしまい込みそうな場所を把握しておくと良いでしょう。
被害妄想は認知症の方の不安や疎外感から生じることが多いため、平素より自尊心を傷つけることのない対応が大切です。

暴言や暴力
認知症を患っている人すべてに当てはまるわけではありませんが、認知症の進行によって健全な時よりも感情のコントロールができにくくなり、家族に対してきつい言葉を吐いてしまったり、叩く蹴るなどの暴力行為を行うことがあります。
認知症の方が感情をコントロールできていないのは、介護する側の感情に巻き込まれていたり、認知症の方の自尊心が傷つけられているからということもあり得ます。気が立っているときは物理的な距離を置いたり注意をそらすなど、気が落ち着くまで待ちましょう。
また、暴力や暴言は介護する側にとっても負担になるため、一度ケアマネジャーや医師などに相談すると良いでしょう。

また、もしもご家族が認知症と診断された場合、老人ホームを探す際にはケアスル介護で相談してみることがおすすめです。
ケアスル介護では認知症対応型の施設を含め全国5万を超える施設から、入居相談員がご本人にぴったりの施設をご紹介しています。
「本人のために安心して老人ホームを選んであげたい」という方は、まずは無料相談からご利用ください。
ピッタリの施設を提案します

ピッタリの施設を提案します

ピッタリの施設を提案します
認知症の在宅介護に限界を感じたら?
認知症の在宅介護に限界を感じ始めたら、以下のような対応が挙げられます。
- 認知症の専門家へ相談
- 介護サービスの見直し
- 介護施設の検討
認知症の在宅介護に限界を迎えてしまい、介護鬱になってしまたり、親に対して暴力を振ってしまうケースも少なくありません。
介護は周りと比較せず、ご自身が限界だと感じる前に積極的にサービスや専門家に頼ることが大切です。上記について順に詳しく解説していきます。

認知症の専門家へ相談
認知症の進行が手に負えない場合、認知症専門の医療機関などへの相談が効果的です。
日本認知症学会が認定している専門医や医療機関が全国各地にあります。認知症の症状に応じて、内服薬の調整や進行を抑制するための治療を受けることができます。ケアマネジャーやかかりつけ医に相談するのみならず、第三者の専門家に相談するのも一つの手です。
また、厚生労働省は、認知症の悩みに関するコールセンターを紹介しています。認知症の在宅介護に限界を迎える前に、一度専門医や窓口に相談しましょう。
介護サービスの見直し
すでに介護認定を受けているならば、介護サービスやケアプランの見直しを行いましょう。
現状の要介護度で在宅介護が厳しい場合、もしかしたら要介護度やケアプランが適切ではない可能性もあります。担当ケアマネジャーに相談することで、ケアプランの見直しを行い訪問介護などの利用回数を増やすことも可能です。
また、前章の「認知症の在宅介護で利用できるサービス」で提示した在宅で利用するサービス以外にも、施設に一時的に預けたり、短期間施設に宿泊するサービスがあります。
デイサービス(通所介護)やショートステイ(短期入所生活介護)を利用することにより、一時的に施設に預けることで、介護の負担を軽減するのはもちろん、介護者が一時的に休息やリフレッシュをするレスパイトケアの側面もあります。
介護サービスを見直すためにも、一度担当のケアマネジャーに相談するのが良いでしょう。
介護施設の検討
在宅介護に限界を感じてきたら、介護施設への入居を検討しましょう。認知症の方でも入居できる介護施設は主に3つあります。
- 特養(特別養護老人ホーム)
- グループホーム
- 介護付き有料老人ホーム
認知症の方を施設に預けることに抵抗を感じる方は少なくありません。しかし、在宅介護を続けるために仕事を辞めてしまったり、介護鬱になってしまっては元も子もありません。
もし介護者の仕事や健康状態に影響が出るようであれば、迷わずに介護施設を検討することをおすすめします。
関連記事
認知症で入院が可能な施設とは?その治療内容や費用、注意点を解説カテゴリ:認知症更新日:2023-09-12関連記事
認知症の方を施設に入れるタイミングは?進行度・きっかけなどを解説カテゴリ:認知症更新日:2023-10-11
また「実際に施設を見てみないことにはイメージができない…」という方は、ケアスル介護で相談してみることがおすすめです。
ケアスル介護では施設の紹介だけでなく、見学や体験入居の申し込みや日程調整の代行も実施しています。
「暮らしの雰囲気を知った上で、納得して施設を探したい」という方は、まずは無料相談からご利用ください。
ピッタリの施設を提案します

ピッタリの施設を提案します

ピッタリの施設を提案します
認知症の在宅介護のストレスを軽減する方法
認知症の在宅介護のストレスを軽減する方法として、以下の3つが考えられます。
- 悩みを人と共有する
- 自分の時間を作る
- 睡眠をよく取る
認知症の在宅介護を続けていくと、親のことや介護のことばかり考えて、自分自身のケアが後回しになってしまうケースが多いです。この章では、在宅介護のストレスを抱え込まないために、おすすめのストレス解消方法を紹介します。
悩みを人と共有する
認知症の在宅介護の悩みを、信頼できる友達や仕事の同僚に話してみましょう。
親族同士やケアマネジャーなどと話していると、どうしても介護の話ばかりになってしまうため、時には何気ない話をする時間を設けることが大切です。相談ではなく、弱音や悩みを打ち明けるだけでも、心理的な負担を軽減する効果があります。
また、他人の目を通して今まで解決できなかった問題の糸口も見えてくるかもしれません。最初の心得でも伝えたように、一人で頑張りすぎず、周りの力を借りることが大切です。
自分の時間を作る
時には在宅介護から離れて、自分の好きなことをする時間を作りましょう。
認知症の親のことが心配で、自分の生活を楽しめなくなっていることがあります。デイサービスやショートステイを活用して、時には自分自身がリフレッシュする時間を与えましょう。
おいしいものを食べる、適度に運動することもリフレッシュには最適です。在宅介護を続けていくためにも、ご自身のケアを忘れずに行いましょう。
睡眠をよく取る
在宅介護を続けていくためにも、休息や睡眠はしっかりと取りましょう。
夜中にトイレの介助やおむつの交換などをしなければならない場合、睡眠を充分に取ることが出来なくなってしまうことが多いです。睡眠不足になると、認知症の在宅介護に対してよりストレスを感じてしまい、悪循環になってしまうケースもあります。
可能ならば介護を他の人に任せたり、夜間対応型の訪問介護を利用するなど、自分への休息も怠らないようにしましょう。

認知症の在宅介護を穏やかに続けていくために
本記事では認知症の在宅介護を続けていく上で大切にしたい心構えや、介護の負担軽減方法を紹介していきました。
認知症の進行により、徘徊や物忘れなどの症状が身体的にも心理的にもストレスになることが多いです。そのため、まずは認知症の方への理解に努めることが大切です。この行動の裏にどのような意味があるのか、相手の気持ちに寄り添うことが大切です。
認知症の在宅介護に限界を感じてきたら、介護サービスや介護施設の利用を積極的に考えましょう。ひとりで頑張りすぎず、専門家やプロに任せることが、お互いにとって最善であることは多いです。
介護を受ける側も、介護をする側も穏やかに在宅介護を続けていくために、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
認知症の方の理解に努めることが大切です。認知症患者だからとはいえ、何もわからないわけではありません。自尊心を傷つけないよう、相手に寄り添いましょう。詳しくはこちらをご覧ください。
「悩みを人と共有する」「自分の時間を作る」「睡眠をよく取る」などが考えられます。ポイントは介護は自分ひとりで抱えかまず、積極的に周りの力を借りることです。詳しくはこちらをご覧ください。