夫婦で入居することができる介護施設なら、入居後も夫婦水入らずで生活することができます。
なかでも介護付き有料老人ホームは、食事の準備や掃除などを夫婦で担うことがない上、介護スタッフがいつでもサポートしてくれるため入居後も穏やかな日々を過ごせます。
しかし、夫婦で入居できる介護付き有料老人ホームは数が少なく、提供されるサービスなどにも違いがあるため、なかなかこれぞという老人ホームが見つけにくいのではないでしょうか?
この記事では、夫婦で入居できる介護付き有料老人ホームの探し方や注意点、費用相場を紹介します。

夫婦で介護付き有料老人ホームを探す前に確認しておくこと!
介護付き有料老人ホームに夫婦で入居する前に考慮する点として、以下の6つが挙げられます。
- 夫婦で入居する条件を満たしているか
- 介護度の差が大きいと入居できない可能性がある
- 夫婦部屋は数が少ない
- 夫婦別室だと費用が高くなる
- 入居後に夫婦別室になる可能性がある
- 住み替えの可能性もある
入居する前に考慮すべき注意点を、順に詳しく解説していきます。
夫婦で入居する条件を満たしているか
介護付き有料老人ホームに夫婦で入居するためには、夫婦で要介護の認定を受けている必要があります。
ただし、施設によっては要支援の認定でも入居することができたり、寝たきりや認知症の方でも入居することができるところもあります。その他にも、要介護度認定を受けていれば60歳以下でも入居できる場合もあります。
介護付き有料老人ホームに入居する際には、希望している施設の入居条件を予め確認しておくと良いでしょう。

介護度の差が大きいと入居できない可能性がある
夫婦のどちらかが自立や要支援の場合や、夫婦の間で要介護度に差がある場合には入所を断られることがあります。
介護付き有料老人ホームは、介護を必要とする方に介護や生活支援などのサービスを提供する施設であるため、自立の方の入居をお断りするケースもあります。
また、夫婦の間で介護度の差が大きい場合、生活リズムがパートナーに依存するため、職員の出入りや見回りがストレスの原因になることもあります。
夫婦で入居できる施設は介護付き有料老人ホームの他にもいくつかあるため、夫婦の介護度に適した施設への入居を検討しましょう。
夫婦部屋は数が少ない
介護付き有料老人ホームの夫婦部屋は数が少ないうえ、人気も高く、空き部屋が少ないです。
夫婦部屋の人気は高まっているものの、実際に夫婦部屋を設けている介護付き有料老人ホームは少数です。希望する条件や予算が合っていても、夫婦部屋に空きがないケースは多いです。
申込をしてから実際に入居が決まるまで、待機期間が長くなってしまうこともあります。
夫婦部屋への入居を検討している方は、空き部屋がない可能性も考慮しつつ、できるだけ早めに施設を探し始めることをおすすめします。

また、夫婦部屋のある介護付き有料老人ホームをお探しの方は、ケアスル介護に相談するのがおすすめです。
ケアスル介護では施設の紹介だけでなく、見学や体験入居の申し込みや日程調整の代行も実施しています。
「暮らしの雰囲気を知った上で、夫婦が納得できる施設を探したい」という方は、まずは無料相談からご利用ください。
ピッタリの施設を提案します

ピッタリの施設を提案します

ピッタリの施設を提案します
夫婦別室だと費用が高くなる
介護付き有料老人ホームに夫婦が別室で入居すると、夫婦部屋よりも費用が高くなる傾向があります。
夫婦部屋に入居できない場合、同施設で1人部屋が2室以上空いていれば、夫婦で距離が近い居室を用意してくれる場合もあります。しかし、2部屋分の料金を支払う必要があるため、夫婦部屋よりも費用が高くなるケースが多いです。
以下の表は、「ケアスル介護」に掲載されている夫婦部屋のある介護付き有料老人ホームです。
【江戸川区 ヴィラ ドゥのぞみ 5階居室 料金プラン】
費用項目 | 5階居室-Aプラン
(18㎡) |
夫婦別室で入居した場合 | 5階居室二人部屋プラン
(36㎡) |
|
入居一時金 |
56万円 |
112万円 |
95万円 |
|
月額費用 | 家賃 |
17万円 |
34万円 |
30万円 |
管理費 |
5.5万円 |
11万円 |
6.6万円 |
|
食費 |
6.6万円 |
13.2万円 |
6.6万円 |
|
上乗せ介護費 |
0万円 |
0万円 |
0万円 |
|
その他 |
0.7万円 |
1.4万円 |
0.7万円 |
|
介護保険料 |
1.8~2.6万円 |
1.8~2.6万円 |
1.8~2.6万円 |
上の表から分かる通り、夫婦部屋(二人部屋)プランに2人で入居する場合と、夫婦が別室で入居する場合では、二人部屋の方が月々の費用を抑えることができます。
一般的には夫婦部屋の方が費用が安くなりますが、施設によっては追加料金を請求される可能性や、入居一時金が高く設定されていることが多いです。
夫婦部屋は空き部屋が少ないため、入居を検討する際には念入りに探すことをおすすめします。

入居後に夫婦別室になる可能性がある
入居後にどちらか一方の介護度が上昇した際には、入居者に適切な介護サービスを提供するため、夫婦別室を求められることがあります。
あくまでも適切なサービスを提供するために必要なことではありますが、認知症の症状や寝たきりになった場合には専門のフロアに転居することがあります。
夫婦部屋に入居したとしても、介護の必要性に応じて夫婦別室で生活することを余儀なくされるケースも少なくありません。そのため、どのような状態までなら「夫婦で入居することができる」のか予め確認しておくと良いでしょう。
住み替えの可能性もある
入居後にどちらか一方が亡くなってしまった場合、夫婦部屋から1人向けの個室に住み替えを促されることがあります。
夫婦部屋は数が少ないため、施設側としても2人部屋は夫婦で入居できる方々を優先的に入れるが一般的です。ただし、夫婦で入居していた居室で住み続けたいと望む方も多いため、施設によっては2人部屋の料金を支払えば継続して住み続けることができるケースもあります。
一方で、入居者側から居室の住み替えを希望した場合、入居時の契約書に規定しない限り、法令上は老人ホーム側は応じる義務はないとされています。
契約書に入居者側の理由で居室の住み替えを行うことに関する規定がなければ、改めて契約を結ぶのが一般的です。
入居後に施設側とトラブルにならないためにも、契約書は細部まで確認することが大切です。
なお、夫婦で入居できる介護付き有料老人ホームをお探しの方は、ケアスル介護に相談するのがおすすめです。
ケアスル介護では、入居相談員が施設ごとに実施するサービスや立地情報などをしっかりと把握した上で、お二人に最適な施設をご紹介しています。
「最適なサービスを受けながら、両親が安心して暮らせる施設を選びたい」という方は、まずは無料相談からご利用ください。
ピッタリの施設を提案します

ピッタリの施設を提案します

ピッタリの施設を提案します
夫婦一緒に介護付き有料老人ホームでゆったりした毎日を送ろう
この記事では、夫婦で入居できる介護付き有料老人ホームの探し方や注意点について紹介しました。
介護付き有料老人ホームに夫婦で入居することはできますが、なかなか夫婦部屋の数は少ないのが現状です。
夫婦部屋の空き情報があれば、すかさずチェックしましょう。幅広く沢山の施設を検討するためにも、ケアスル介護のような施設紹介サイトを積極的に利用しましょう。
なお、夫婦で入れる介護施設は介護付き有料老人ホームの他にもあります。お二人の介護度や身体の状況に合わせて、最適な施設を選びましょう。
夫婦で入居するためには、夫婦で要介護の認定を受けている必要があります。夫婦のどちらかが自立や要支援の場合には入所を断られたり、居室が別になることもあります。詳しくはこちらをご覧ください。
介護付き有料老人ホームに夫婦で入居した際の費用相場は、初期費用:400万円~9,000万円、月額費用:20万円~60万円程度です。夫婦部屋は1人部屋と比べて居室面積が広く、また居室設備が充実している傾向があります。詳しくはこちらをご覧ください。