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高齢者のレクリエーションはなぜ必要なのか?効果や種類など解説

高齢者のレクリエーションはなぜ必要なのか?効果や種類など解説

より良い老後を送るには、いかに心身ともに健康でいられるかが重要です。心身の健康を維持する方法はさまざまありますが、その1つとしてレクリエーションがあります。

レクリエーションは高齢者が健康な老後を送るために重要なものであり、介護施設やデイケア、デイサービスなどでも取り入られています。レクリエーションにはどのような効果があるのか、心身への影響や種類などを知り、理解を深めてみましょう。

高齢者レクリエーションをやる目的とは

そもそもなぜ高齢者にレクリエーションが必要なのか、取り組む目的を知っておきましょう。レクリエーションは高齢者でも無理なく取り組みやすく、楽しみながら運動や認知能力のトレーニングなどを行えます。

そのため、身体的な健康はもちろん、精神的な健康を目指すといった目的もあり、取り組む意味は非常に大きいです。

また、認知機能のトレーニングによって、思考力の向上や維持などを目指せる点も、レクリエーションならではの魅力です。

運動やトレーニングといっても体に負担をかけるものではなく、楽しみながら取り組めることも重要なポイントです。ゲームや遊びの感覚でできるレクリエーションは、それ自体が楽しみになり、生きがいや生活意欲などにつながることもあるでしょう。

レクリエーションによる3つの効果

レクリエーションに取り組むことで、さまざまな効果が期待できます。レクリエーションによる効果としては、次の3つがあげられます。

  • 脳の活性化のため
  • コミュニケーション能力を低下させないため
  • 身体機能を向上させるため

これらの効果が高齢者の刺激となり、健康的な老後の生活を送りやすくなります。

脳の活性化のため

レクリエーションによって思考力のトレーニングや認知機能を向上させるゲームなどに取り組むことで、脳の活性化が期待できます。脳は使っていないと機能が衰えてしまい、これによって認知機能の低下が進むことも少なくありません。

判断力や注意力なども低下し、これによって事故やトラブルを生んでしまうこともあるでしょう。そのため、レクリエーションで脳の活性化を促すことは大切であり、クリアな思考を持ち続けることが、健康的な生活を送る第一歩となります。

脳の活性化が認知症の予防につながることも多く、レクリエーションから見込める健康効果は高いです。

コミュニケーション能力を低下させないため

レクリエーションは1人ではなく、複数人で行うものが多いです。介護サービスでは利用者同士で交流するものも多く、これによってコミュニケーション能力の維持や向上といった効果も期待できます。

高齢者は身体的な老化によって体が動かしづらくなってしまい、これによって外出の機会や意欲が減ってしまうことも少なくありません。社会とのつながりが薄れることでコミュニケーション能力が低下し、これが認知機能を低下させてしまうことも多いです。

人とのコミュニケーションは大きな刺激となり、脳機能の活性化だけではなく、交流が楽しみとなり、生きがいが生まれたり、日々の生活にハリが出たりすることもあります。

また、コミュニケーション能力の向上によって、詐欺にかかるリスクを回避できたり、家族との関係を円満に築きやすいなどのメリットもあります。コミュニケーション能力は心身ともに健康的な生活を送るためには重要なものであり、能力の低下が防止できることは重要な効果といえるでしょう。

身体機能を向上させるため

高齢者向けのレクリエーションには、身体機能を向上させる効果もあります。レクリエーションの種類はさまざまであり、軽い運動をすることもあります。日常生活の動作だけでは運動として不十分なことも多いため、レクリエーションで体を動かすことで、身体機能の維持や向上などの効果が見込めるでしょう。

高齢化によって運動機能が低下することは多く、身体的な健康を損なうだけではなく、体が思い通りに動かせないことで精神的なストレスを抱えてしまうことも少なくありません。

特に体が動かないことで外出が減り、運動量が少なくなってさらに体が動かしづらくなるなど、負のサイクルに陥ってしまうこともあります。身体機能を向上させることで、運動や外出などの意欲もわき、これが日々の生活を送るうえでのハリにつながることも多いです。

意識しないと運動する機会が減ってしまいやすい高齢者だからこそ、レクリエーションで体を動かすことは大切です。

高齢者レクリエーションの種類

高齢者向けのレクリエーションにはさまざまな種類があり、それぞれで特徴が異なります。代表的な種類としては、次のものがあげられます。

  • 脳を使う
  • 指先を使う
  • 体を動かす

また、他にもリラックス効果を狙ったものや、認知症の人向けのレクリエーションもあり、種類は豊富です。種類ごとの特徴の違いを知り、どのようなレクリエーションがあるのかを把握しておきましょう。

脳を使う

思考力や認知機能の低下を防ぐために、脳を使ったレクリエーションを行います。これにはさまざまな種類があり、代表的なものとしては次の3つがあげられます。

  • 計算問題を解く
  • パズルを完成させる
  • クイズ

計算問題は簡単なものを素早く解くことで、脳の活性化を行います。100マス計算や簡単な四則演算など、問題自体は難しくありませんが、素早く解答していくことがポイントです。簡単な問題を短時間に多く解くことで、脳は活性化され、機能の維持や向上に役立ちます。

パズルも脳機能の活性化に役立ち、ピースの形を考えながら取り組むことが、思考力の向上にもつながります。パズルなら遊び感覚で楽しみながらできるため、ストレスなく取り組めるでしょう。

クイズやなぞなぞなど、簡単な問題を出し合う、あるいは介護スタッフが考えた問題に回答するといったレクリエーションもあります。知識を問うものなら、思い出すという作業が必要となり、これが認知機能の向上につながります。また、考える力も鍛えられるため、思考力の向上や維持などの効果も期待できるでしょう。

指先を使う

認知機能や脳機能向上のために、指先を使ったレクリエーションを行うことも多いです。

  • 文字を書く
  • 塗り絵
  • 折り紙

文字を書くことで手先や指先を動かすことができ、これが脳の活性化につながります。また、漢字を思い出したり、誰かに手紙を書くなど相手をイメージしながら取り組むことが、脳の活性化だけではなく、コミュニケーション能力の向上を目指せることもあるでしょう。

塗り絵も手先や指先を動かすことができ、どれくらいの運動能力があるのかを確認できます。また、どの色を塗るのか、童心に帰って楽しめる点も魅力です。

折り紙も子供の頃を思い出しながら楽しく取り組めるレクリエーションであり、高齢者には人気です。指先で細かい動きをすることが、身体機能の向上や維持などにつながります。

体を動かす

身体機能の維持や向上を目的として、体を動かすレクリエーションを行います。

  • 体操
  • ダンス
  • 玉入れ競争

体操やダンスは楽しみながら取り組むことができ、かつ日ごろの運動不足を解消しやすいです。また、車椅子の人でも取り組めるようにプログラムを工夫することもあり、誰もが取り組める無理のない運動となっています。

楽しさを重視したレクリエーションとしては、玉入れ競争のように、運動会の種目を行うこともあります。童心に帰って取り組めることはもちろん、チームで協力しながら行うことでコミュニケーション能力の向上も期待できるでしょう。

体を使ったレクリエーションは、運動不足の解消はもちろん、身体機能の向上や維持、現時点でどれくらい体が動くかの確認なども兼ねています。

リラックス

心身ともにストレスを解消するために、リラックスを目的としたレクリエーションを行うこともあります。これは森林浴や日光浴、瞑想などさまざまであり、体を動かすものから、ゆったりと座りながら行うこともあります。

体が思うように動かせない、介護が必要で多くの人に世話をしてもらっているなどは、高齢者のストレスになることも少なくありません。リラックスしてストレスを解消することで、心の内にあるモヤモヤを解消し、心身ともに健康を目指します。

また、リラックスしてポジティブな気持ちになることで、人の役に立てることがあるなど、高齢者に自分の存在意義を思い出してもらうことも重要な目的です。ストレスは大きな負担となりやすいため、リラックス効果を期待したレクリエーションを行うことは大切といえます。

認知症の方の場合

認知症の場合もレクリエーションの内容はほとんど変わりませんが、より難易度を落としたシンプルな内容で行われることが多いです。問題が解けない、思うように体を動かせないなどがストレスになることもあるため、簡単にできるということが重要なポイントです。

また、認知機能の低下を防ぐために、できるだけ頭を使う内容が多い点も特徴でしょう。認知症の進行を防いだり、予防をしたりするために、何かを思い出す回想レクリエーションを取り入れている介護サービスも多いです。

高齢者レクリエーションを行う際のポイント

高齢者が心身ともに健康を取り戻す、あるいは維持するためにレクリエーションは重要なものですが、実施する際にはいくつかポイントがあります。

  • 安全の配慮は第一
  • 無理に参加させない
  • 自尊心を傷つけないよう敬意を払う
  • 難しいルールなどは緩める
  • 大きな声ではっきりと進行する

これらのポイントを踏まえていないと、レクリエーションの効果が十分に得られないこともあるため、注意が必要です。

安全の配慮は第一

レクリエーションでけがをしたり、体調を悪化させたりしては元も子もないため、安全への配慮は第一に行わなければなりません。特に運動系のレクリエーションの場合は、高齢者の体に大きな負担をかけないか、けがなどの危険性がないかなどをチェックしておくことが大切です。

また、体調不良など、状態が悪いときに行うことも得策ではありません。運動系のレクリエーションは、その人の身体状況や健康状態によって内容を変えることが大切であり、体に負担がかからない範囲で行う必要があります。

無理に参加させない

レクリエーションに取り組むことでさまざまな効果が期待できますが、参加を無理強いすることは禁物です。気分が乗らない、体調が優れないなど万全の状態ではないときに無理に参加させると、それがストレスになってしまうこともあります。

心身機能の向上はもちろん、ストレス解消もレクリエーションを行う重要な目的です。無理に参加させてストレスを溜めさせてしまっては本末転倒であるため、本人の意思を尊重して参加させるかどうかを決めましょう。

自尊心を傷つけないよう敬意を払う

レクリエーションは高齢者の自尊心を傷つけないことが大切であり、行動や言動、レクリエーションなどの内容は高齢者に敬意を払ったものにしましょう。あまりにも子ども向けの内容でレクリエーションを行ったり、子ども扱いをするような態度をとってしまうと、自尊心を傷つけてしまうことがあります。

自尊心が傷つくことで自信をなくしたり、ストレスになったりすることも多いです。大人として接することは大切であり、子ども扱いをして高齢者に余計なストレスを与えないようにしましょう。

難しいルールなどは緩める

レクリエーションは難しい内容をクリアし、達成感を得ることや難問に挑戦することが目的ではありません。楽しみながら取り組み、遊びやゲームの延長で心身の健康を目指すことが大切であるため、難しいルールは緩めて、誰もが楽しみやすい内容にしておきましょう。

難しいルールを設定することでゲーム性は高くなりますが、その分楽しめる人は減ってしまう可能性があります。難易度の高いゲームをクリアすること、勝敗をつけることが目的ではないことは理解し、誰でも取り組みやすい内容を心がけることが大切です。

大きな声ではっきりと進行する

レクリエーションをスムーズに進めるには進行役が必要であり、内容の説明をしたり、途中でアドバイスをしたりすることもあります。進行の際にはできるだけ大きな声ではっきりと呼びかけることを意識し、耳が遠くなった人でも聞き取りやすいようにしましょう。

小さな声で話したり、早口で進行をしたりすると、内容を理解できずに高齢者が上手く取り組めない可能性があります。参加者全員が内容を正しく理解し、スムーズにレクリエーションを進めるためにも、大きくはっきりした声で話すことを意識しましょう。

高齢者レクリエーションの考え方

高齢者向けのレクリエーションを考える際には、できるだけ多くの人の意見を参考にすることがおすすめです。1人で考えてしまうと、高齢者の意図にはそぐわない内容になったり、楽しめなかったりすることも多いです。

そのため、高齢者の意見を聞いたり、介護スタッフやケアマネージャーなどに相談したりすると良いでしょう。人によってどのようなレクリエーションが必要かだけではなく、楽しめる内容も異なります。

心身の状態や好みなども把握したうえでレクリエーションを考えたほうが、より楽しんで取り組みやすい内容となるでしょう。

レクリエーションは高齢者の笑顔のために行おう

高齢者向けのレクリエーションにはさまざまな種類があり、取り組むことでさまざまな効果が期待できます。心身機能の向上だけではなく、ストレス解消になることも少なくありません。

レクリエーションを実施するなら、いかに高齢者に笑顔になってもらうかを考えることが大切です。高齢者の笑顔のためにレクリエーションを実施し、楽しみながら心身の健康を目指してもらいましょう。

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