0120-579-721
親が高齢で一人暮らしをしている方や、まだ介護は必要ないけれど自宅がバリアフリー化されていなくて少し生活が心配という方に人気の施設が自立型の老人ホームです。実は「自立型老人ホーム」という名前の介護施設があるわけではなく、自立の状態で入所できる老人ホームの総称として自立型老人ホームなどと呼ばれています。
ここでは、まだ介護が必要ない自立した人が入居することができる老人ホームである「自立型老人ホーム」について簡単に解説していきます。
ピッタリの施設を提案します
ピッタリの施設を提案します
ピッタリの施設を提案します
自立型（健康型）の老人ホームの施設は4種類
自立型の老人ホームに正確な定義はなく、一般的には自立の方や要介護度が低い高齢者が暮らしやすいサービスや設備が整っている施設を総称します。その種類は主に以下のようになっています。
- 一般型サービス付き高齢者向け住宅
- 自立型ケアハウス（軽費老人ホーム）
- シニア向け分譲マンション
- 健康型有料老人ホーム
自立している方向けの老人ホームは、見守りサービスや生活支援サービスを中心にサービスを提供しています。生活支援サービスでは安否確認や食事の提供、外出付添い、その他の高齢者が日常生活を営むために必要な活動の補佐を行っています。そのため、重度の介護や認知症を発症した場合は、退去しなくてはならないケースもあります。
体調が安定していて普段の生活にあまり大きな不安がない方には、過ごしやすい環境を提供している施設です。
一般型サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）
| 一般型サービス付き高齢者向け住宅（サ高住） | |
|---|---|
| 入居条件 | 自立～軽度の介護を要する方 |
| 利用目的 | 自立した高齢者、軽度の介護を要する方が安心して生活を送ること |
| サービス | 安否確認 生活相談サービス |
| 設備・職員 | バリアフリー設計の個室 主に介護職員が対応 |
| 費用 | 入居金：52.9万円 月額費用：18.0万円 ※全国平均額 |
| 入居難易度 | 人気施設では高い |
| 介護が必要になったら | 軽度の介護なら入居の続行が可能外部の介護サービスを契約できる |
自立型のサービス付き高齢者向け住宅とは、民間企業が運営している自立型の老人ホームで、自立～軽度の介護を要する方が入居する高齢者向けの賃貸住宅です。高齢者施設のひとつとして紹介されることが多いですが、基本的には個室又は夫婦向けの2人部屋の一般的な不動産賃貸住宅に近い物件となっています。
居室は主にバリアフリー設計済みの個室で、昼間に介護職員から安否確認や生活相談サービスを受けることができます。契約方法は賃貸借契約で、礼金や更新料は不要としている施設が多いようです。月額費用が比較的高くないので、費用をできたら抑えたいという方におすすめです。
自立型ケアハウス（軽費老人ホーム）
| 自立型ケアハウス（軽費老人ホーム） | |
|---|---|
| 入居条件 | 60歳以上で自立した生活に不安がある方 |
| 利用目的 | 家庭での生活が困難な高齢者の日常生活をサポートすること |
| サービス | 食事などの生活支援 緊急時の対応 |
| 設備・職員 | バリアフリー設計の個室 主に介護職員が対応 |
| 費用 | 入居金：0~30万円 月額費用：7~13万円 |
| 入居難易度 | 比較的高い 数か月から１年待つことも |
| 介護が必要になったら | 退去しなければいけないことも |
自立型ケアハウスとは、市区町村から補助金を受けて運営されている介護施設で、介護度としては自立しているものの、身寄りのない高齢者や、家族との同居が難しい高齢者向けの自立型の老人ホームです。
ケアハウスとは軽費老人ホームという介護施設の一種で、A,B,C型の3種類のうちC型の軽費老人ホームに該当します。現在A型、B型は新規開設や現存施設の改築等が認められていないので、今ある軽費老人ホームはほとんどC型のケアハウスとなっています。
居室はバリアフリー設計の個室で、介護職員による基本的な生活支援や相談対応を行っています。日常的にレクリエーションを開催していることが多く、他の自立型の施設と比べると他の入居者と交流する機会は多くなります。月額費用は比較的安く、年金等の年収が少ないという方に向いている施設と言えるでしょう。
関連記事
シニア向け分譲マンション
| シニア向け分譲マンション | |
|---|---|
| 入居条件 | 自立から要介護1~5の方 |
| 利用目的 | 富裕層向けの高齢者に対してバリアフリー付きの住居を提供すること |
| サービス | 安否確認 見守りサービス |
| 設備・職員 | バリアフリー設計の個室 物件ごとに規定あり |
| 費用 | 数千万円～数億円 |
| 入居難易度 | 比較的低い |
| 介護が必要になったら | 軽度の介護なら入居の続行が可能 外部の介護サービスを契約できる |
シニア向け分譲マンションとは、民間企業が販売しているバリアフリータイプの分譲マンションです。したがって、月額で利用料を支払う老人ホームではなく購入する形となります。基本的には自立した生活を送ることが出来る高齢者を対象としており、マンションによっては、入居可能年齢が50歳、60歳以上など条件が設けられています。
シニア向け分譲マンション自体は老人ホームではないので、こちらも見守りサービスやコンシェルジュサービスとして身の回りのちょっとした相談に対応しています。価格に応じて内装や設備には大きな違いがあるため、金額に応じて好きな居室を探すことが可能です。シニア向け分譲マンションの相場は全国平均で4,386万円となっており、比較的裕福な方を対象とした物件であることがわかります。(出典：東京カンテイ「シニア向け分譲マンションの供給動向について」)
本格的な介護を受けるには、自立型のサ高住と同様に外部の介護事業者と契約しなくてはなりません。物件数は年々増加しているので、条件を問わなければ比較的時間をかけずに居室を探すことができます。お金に余裕があって、充実した環境を手に入れたいという方にはおすすめの施設です。
関連記事
健康型有料老人ホーム
| 健康型有料老人ホーム | |
|---|---|
| 入居条件 | 自立している高齢者の方 |
| 利用目的 | 自立した高齢者、軽度の介護を要する方が安心して生活を送ること |
| サービス | 安否確認 生活相談サービス |
| 設備・職員 | バリアフリー設計の個室 ※リビングなどは共用 施設ごとに規定あり |
| 費用 | 入居金：0~数千万円 月額費用：10~40万円 |
| 入居難易度 | 人気施設では高い |
| 介護が必要になったら | 退去しなければいけないことも |
自立型(健康型)有料老人ホームとは、自立している高齢者に対して生活相談サービスなどを行う老人ホームです。自立から軽度の要介護状態である60歳以上の高齢者を対象としていて、要介護度が高い状態の方は入居の対象外となります。名称としては、「自立型有料老人ホーム」とも「健康型有料老人ホーム」とも呼ばれることがありますが、どちらも同じ施設のことです。
個人が使用する居室は個室ですが、リビングやキッチンなどは共用で、他の入居者と関わりながら生活することになります。生活相談や安否確認のサービスを行っており、施設によっては医療機関と連携しているところもあるようです。
基本的には介護を必要としていない高齢者を対象者としているので、一般に、入居一時金の額が高めに設定されている施設が多く、かつ認知症や介護度が重くなった場合は転居しなくてはならない施設が一般的となっています。終身に渡って利用したい場合はサービス付き高齢者向け住宅など他の自立型老人ホームを検討しましょう。
どのような自立型老人ホームを選んだらいいか分からない方は、ケアスル介護に相談するのがおすすめです。ケアスル介護では、全国で約5万もの施設から、入居相談員がご本人様にぴったりの介護施設を紹介しています。
「幅広い選択肢から納得のいく施設を探したい」という方は、まずは無料相談をご利用ください。
ピッタリの施設を提案します
ピッタリの施設を提案します
ピッタリの施設を提案します
自立型（健康型）の老人ホームのメリット・デメリット
自立型の老人ホームの種類について概要を解説しましたが、これらの4つの老人ホームにはどのようなメリット・デメリットが存在するのでしょうか？
右にスクロール→
| 老人ホームの種類 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 一般型サービス付き高齢者向け住宅（サ高住） |
|
|
| 自立型ケアハウス |
|
|
| シニア向け分譲マンション |
|
|
| 健康型有料老人ホーム |
|
|
メリット
自立型の老人ホームのメリットについては以下のようなものがあります。
- 自由度の高い生活
- プライバシーの確保
- アクティブな生活の継続
- 見守り・緊急時対応の安心感
- バリアフリー環境
- コミュニティ形成の機会
大前提、4つの種類の老人ホームでそれぞれ環境やサービス、制度は異なりますが、自立型の老人ホームは一般の有料老人ホームに比べて自由度が高いことは共通しています。当たり前かもしれませんが、プライバシーが守られた環境で自由に安心して生活を出来るという面では、自宅で不安を持ちながら過ごすよりもとても大きな安心感があります。また自宅では準備が難しいようなバリアフリー環境がある点も、自立型老人ホームに入居するメリットです。
さらに、施設によっては入居者や職員などとのコミュニティができ、自宅での生活よりも交友関係が増え、より充実した生活が遅れる可能性もあります。
デメリット
一方で、自立型の老人ホームのデメリットも存在し、以下のような点が挙げられます。
- 介護が必要になった場合の対応に限りがある
- 月額費用以外の追加費用が発生しやすい
- 医療行為への対応の限界
- 費用が高額になる傾向
- 契約内容の複雑さがある
自立型の老人ホームのデメリットとしては、一番は介護が必要になった際の対応にあります。施設から介護・医療サービスを提供しているケースが少ないため、要介護度が上がれば外部のサービスを利用することになりますが、その契約を手間に感じたり、追加費用という形になるので予算が見立てづらかったり、結果的に介護の対応をしている老人ホームよりも費用が高くつく場合があります。また、その外部サービスのスタッフも常駐しているわけではないので、対応自体の限界もあります。
あなたにおすすめな自立型（健康型）老人ホームは？
自立型（健康型）の老人ホームのメリット・デメリットを把握できたところで、あなたにおすすめの施設はどの施設なのか、またその理由について詳しく解説していきます。
1．費用を抑えたいなら「自立型ケアハウス」
公的な施設であるため、初期費用・月額費用ともに他の施設に比べて非常に低額に設定されており、特に月額費用は前年度の所得に応じた負担軽減措置があるため、経済的な不安がある方でも入居しやすい選択肢です。食事の提供や安否確認、生活相談といった日常生活に必要な基本的なサポートが受けられる点も安心材料となります。
しかし、デメリットとして入居待ち期間が長い傾向がある点や、介護が必要になった場合には原則として外部サービスの利用が必要な点、時には退去をしなければならないケースもある点には注意しておく必要があります。
2．自由度と介護の柔軟性を求めるなら「サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）」
自由度の高さで言ったら、「シニア向け分譲マンション」も選択肢には入りますが、「サービス付き高齢者向け住宅」は賃貸契約になるので、比較的住み替えにかかる負担が少なく、介護度の上昇に伴って転居を考えやすい柔軟性があります。サ高住に入居中も、介護や医療対応が必要になれば外部サービスの継続的な利用がしやすい点も良い点です。
ただ、外部サービスの契約は個人管理になりますので、費用面での調整と他施設との比較などには気を付けておいた方が良いかもしれません。
3．究極の自由と資産性を重視するなら「シニア向け分譲マンション」
4つの中でも最も自由度が高いと言えるのが「シニア向け分譲マンション」です。そのため、プライバシーの確保も万全にできるといっても過言ではないでしょう。また資産として保有できるため、将来的に売却したり相続したりと、自由に扱うことができるのも魅力的な点です。
一方で、初期費用が非常に高額である点、月額費用も高めである点には留意が必要です。一般的なマンションよりも高額な傾向があり、介護・医療サービスも自己手配であるため、自分や家族でしっかり管理ができる方、経済的に余裕がある方向けの選択肢にはなることを覚えておきましょう。
4．アクティブな生活と充実した設備を求めるなら「健康型有料老人ホーム」
健康型有料老人ホームは、自立した高齢者が健康でアクティブな生活を送ることを目的とした施設です。そのため、充実した設備とサービス、特に娯楽・趣味活動を楽しむには最適な選択肢になります。また、ホテルライクな上質な空間とサービスが提供されることが多いため、リゾートホテルのような快適な暮らしが期待できます。
しかし、デメリットとして初期費用・月額費用が高額である場合が多く、要介護状態になると退去を迫られる可能性があるため注意が必要です。また比較的施設のルールやプログラム参加が推奨される場合も多いため、サ高住や分譲マンションに比べて生活の自由度が低いと感じる場合もあります。
ピッタリの施設を提案します
ピッタリの施設を提案します
ピッタリの施設を提案します
自立型（健康型）の老人ホームの選び方
では、実際に自立型老人ホームを探すときにどのような流れで進めたらいいのでしょうか。基本的には、他の施設タイプの場合も自立型老人ホームの場合も探し方は変わりません。
施設探しの基本的な流れは以下のようになっています。
- 選ぶための条件を設定する
- 条件をもとに情報を集める
- 資料請求をして「良さそう」な施設を知る
- 実際に施設に足を運んでみる
- 入居先を決める
自立型老人ホームを探す際には、①の条件設定において「自立型の老人ホーム」という条件を入れたうえで、他に絶対に譲れない条件、あったらうれしい条件など、条件に優先順位をつけておくと、後の入居先決定において役立ちますので参考にしてみてください。
あとの手順に関しては、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
関連記事
自分に合った自立型（健康型）の老人ホームを見つけよう
本記事では自立型の老人ホームについて概要を説明してきましたが、いかがでしょうか。
自立型の老人ホームとは、要介護状態になく比較的自立している高齢者を対象にしている施設の一般的な名称で、民間施設から公的施設まで4種類ほど施設があります。
公的施設の場合は比較的安い費用で利用できる一方で、民間施設の場合はどうしても費用が高額になりがちです。しかし、その分設備が充実していて、生活相談サービスとして日常生活上の不安などを相談できる環境がそろっているので、自立した生活を送るのが不安という場合は入居を検討してみましょう。
サ高住やケアハウスなどの自立の状態で入所できる老人ホームのことをいい、「自立型老人ホーム」という名前の介護施設があるわけではありません。詳しくはこちらをご覧ください。
自立している人向けの施設には、サービス付き高齢者向け住宅やケアハウス、シニア向け分譲マンション、有料老人ホームがあります。詳しくはこちらをご覧ください。
