世の中には数多くの老人ホームがありますが、24時間スタッフが常駐している施設から最低限の安否確認・緊急対応だけを実施する施設まで、介護・医療のレベルが大きく異なります。
中でも、介護付き有料老人ホーム「ニチイホーム練馬高野台」は、24時間介護士が常駐しており、手厚い介護サービスを受けることができる施設です。
今回は、東京都練馬区にある介護付き有料老人ホーム「ニチイホーム練馬高野台」について特集記事で取り上げていきたいと思います。
- この記事のまとめ
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- ニチイホーム練馬高野台は、東京都練馬区にある介護付き有料老人ホーム
- ニチイホーム練馬高野台は、充実した介護・医療体制が整っているため安心
- ニチイホーム練馬高野台は、活発なレクリエーションとレストランのような食事提供が魅力
ニチイホーム練馬高野台の施設長(ホーム長)インタビュー
今回は、ケアスル介護編集部が実際に「ニチイホーム練馬高野台」さんに訪問し、ホーム長である嶋木 亮輔(しまき りょうすけ)さんに、ご自身のキャリアから施設の特徴についてまでお話を伺ってきました。
嶋木さんがニチイホーム練馬高野台のホーム長になるまで
写真は「ニチイホーム練馬高野台」のホーム長である嶋木 亮輔(しまき りょうすけ))さん
介護業界に入られたきっかけは何だったのでしょうか?
高校を卒業するタイミングで、高卒で仕事に就くのか、大学を出てから仕事を就くのかを考えた時に、大学に行ってみたいと思い、北海道の出身だったこともあり、札幌の大学に進学しました。
大学は介護福祉学科に進学し、そこでは卒業と同時に介護福祉士の資格が取得できるということだったので、これをきっかけに介護に道に進みました。
就職活動をする中で、新卒で介護施設の運営会社に入社し、約9年半ほど現場職員として6施設ほど経験し、一般職、副主任、主任とキャリアを積ませてもらいました。
その後、30歳になるタイミングで転職活動を行い、株式会社ニチイケアパレスにキャリア採用という形で入社し、同じく介護付き付き有料老人ホームを3施設経験したのち、「ニチイホーム練馬高野台」にホーム長として移ってきました。
前の施設でも2年ホーム長として勤めた後、ホーム長としては2拠点目となる「ニチイホーム練馬高野台」で2年勤めているため、入社してからホーム長が最も長く勤めているポジションとなりましたね。
嶋木さんが介護のお仕事に感じるやりがい
これまで介護のお仕事に対してどのようなやりがいを感じられてきましたか?
介護のお仕事のやりがいは、いろんなお客様と関わることができる点にあると思っています。
自分の関わり方ひとつで高齢者の方の対応が良くも悪くも変わる、これが介護の面白さであり、難しさです。
日ごろの仕事の仕方次第で、高齢者の方の対応が良い方向に大きく変わったときに、「自分の対応は間違っていなかったんだな」と思えて、やりがいを感じます。
また、自分のやり方、関わり方ではだめだったときにも、どういうアプローチをすれば高齢者の方は落ち着いてくれるのか、薬を飲んでくれるのかといったことについて、他の職員と話しながら考えるようにしています。
これまでのお仕事を通しても、どのように人と接していけばよいのかを模索することが楽しかったですね。
ホーム長というポジションに就かれてからは何か変化はありましたでしょうか?
介護というお仕事は、職員同士の繋がりとお客様である入居者の方との関わりで成り立っていると思っています。
そのうえで、介護というお仕事は、排泄の回数を1回少なくする代わりに大きなパットを使おうとか、レクリエーションに充てる人員がいないから体操のDVDを流すだけにしておこうとか、手を抜こうと思えばいくらでもできてしまうお仕事であるとも思っています。
でも、介護ってそれではだめだと思うんです。
特に有料老人ホームでは、お客様に楽しんで生活してもらうにはチームケアが大切だと考えていますし、そういったところをホーム長として職員に伝えるようにしています。
そして、僕の今のやりがいは、「お客様に対してこうしてあげたい」と考えている職員の気持ちを応援してあげることです。
前職の話になってしまうのですが、お客様が職員に対して「箱根に一泊旅行に行きたい」と話していたことがありました。
正直難しいんじゃないかという声も上がりましたが、職員同士でどのように進めるべきかを考えて、結果実際に職員がお客様を連れて箱根に一泊旅行に行くことができたんです。
もちろんお客様もすごく喜んでくれたんですけど、職員からも「嶋木さんがいてくれたからこの旅行が実現できました」「頭からできないと決めつけてしまうのではなく、できるようにするならどうすればいいのか二人三脚でしっかり考えられてよかったです」と感謝の言葉をもらいました。
この経験がすごく印象的で、現在ホーム長というポジションとして業務を進めていくことはもちろん大切だけど、職員の夢を応援してあげたい、職員が考えていることを一緒に形にしてあげたいという思いが強いです。
ニチイホーム練馬高野台のこだわり


ニチイホーム練馬高野台のこだわりを教えてください
レクリエーションに積極的に取り組んでいます。
2020年以降、コロナの影響で体操やレクリエーションを止めざるを得ない状況となっていましたが、僕が2022年に着任したときでも、そうしたレクリエーションが完全に止まってしまっていて、お客様の楽しみがないという状況でした。
「ニチイホーム練馬高野台」の場合はそうしたコロナによる制限が一時的ではなく年単位で続いてしまっていたということもあり、職員の姿勢としても「手が空いた時にやればいいか」くらいになっていました。
僕はホーム長として「レクリエーションちゃんとやろうよ」って呼びかけたんですけど、これまで止めていたものを復活させるということは単純に職員の仕事量が増えることにも繋がりますから、正直職員からあまり良い反応はもらえませんでした。
先ほどもお話した通り、介護のお仕事は手を抜こうと思えばいくらでも抜けてしまいます。
しかし、レクリエーションは介護の基本的な要素のうちの一つですから、レクリエーションはしっかりやるべきだと呼びかけ続けました。
マイナスからのスタートでしたが、2年間地道に努力をしていく中で、午前中は体操を行い、食事前には口腔体操を行い、午後からはレクリエーションの放送を入れ、必ず14時からスタートする、といった一連の流れを確立することができました。
結果的に、お客様からは「体を動かす機会ができてよかった」という声が上がっていますし、職員も楽しそうに取り組むようになってきていて、今ではお客様がより楽しむことができるようにとイベントの企画も頑張ってくれています。
「人がいないからできない、やらない施設」ではなく、地道な努力を続け、ようやくコロナ前の当たり前を取り戻してきましたね。


写真は、実際に入居者の方々がお食事をされている様子(写真左)と昼食のメニュー(写真右)です。
まるでレストランで提供されるかのようなメニューが魅力的でした。
嶋木さん自身が考える理想の老人ホーム
超高齢社会に対応していくための仕組みづくり
働き方改革を受けて、株式会社ニチイケアパレスでは、ユニフォームに着替える時間から業務時間とする形となりました。
これまでは業務開始前にユニフォームに着替えてから業務を開始する形だったため、単純に考えると8時間勤務すべての時間をお客様と関わる業務に充てることができていましたが、これからは7.5時間の中でお客様と関わる業務を組んでいく必要があるということです。
建前としては「職員がお客様と関わる業務時間は7.5時間でいいんだよ」ということになりますが、実際は仕事があるのに、より短い時間で業務を回さないといけないという形になるんですね。
そのため、会社としても職員一人ひとりとしても「7.5時間の中で業務量を増やさず、どのようにして業務を回していくか」という意識を持ち、日々の業務の効率性や生産性を高めていくことが課題となります。
超高齢社会の中ではより働き手が少なくなっていくため、その中でもいかに最高のパフォーマンスを作っていくか、そのための仕組み作りが大切だと考えています。
お客様に対するこれまで以上のサービス提供
超高齢社会が進んでいく中で、お客様に関しても、どうすれば安心して暮らすことができるのかということが一人ひとり変わってくると思います。
最期を迎える際にも、急に亡くなる方もいれば、ゆっくり老衰しながら亡くなっていく方まで様々です。
そのため、入居のタイミングから入居者ご本人やそのご家族に寄り添い、両者の要望を反映したケアプランを作っていくことが大切になってきます。
お客様にこれまで以上のサービスを提供していくためにも、ホーム長である僕一人が頑張るのではなく、職員からの理解も得ていきながら、お客様をどのように受け入れていくのかということをしっかりと考えながら、体制を整えていきたいと思います。


写真は、「ニチイホーム練馬高野台」に設備されている入浴場です。
編集者のあとがき
「ニチイホーム練馬高野台」は、東京都練馬区南田中にある介護付き有料老人ホームです。
ホーム長の嶋木さんは、温和で物腰柔らかな雰囲気で大変楽しくお話を伺うことができました。
「ニチイホーム練馬高野台は、楽しいレクリエーションや行事イベントが充実した施設。」
そんな気持ちでインタビューに臨みましたが、ネットではわからない、レクリエーションに力を入れるようになった経緯やホーム長自身の思いを垣間見ることができたのが印象的でした。
ニチイホーム練馬高野台に入居する流れ
ニチイホーム練馬高野台に入居する流れとしては、下記の5ステップがあります。
ニチイホーム練馬高野台の資料請求や施設見学を希望される方は、下記のバナーをご選択ください。
ニチイホーム練馬高野台のまとめ
今回の特集では、東京都練馬区の介護付き有料老人ホームである、ニチイホーム練馬高野台について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
ニチイホーム練馬高野台は、充実した介護・医療体制が整っているため、要介護状態の方や持病のある方も安心して生活することができます。
それだけでなく、活発なレクリエーション活動やレストランのような食事提供もあり、充実した楽しい毎日を過ごすことができる施設だと言えるでしょう。