老健とは、高齢者の在宅復帰を目的とした公的な介護施設であり、身体介護や食事の提供をはじめ、集中的なリハビリや充実した医療行為などのサービスを受けることができます。
そんな老健ですが、老健への入所を検討している方の中には、「老健は面会に行くことはできるの?」といった疑問や悩みを抱えている方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、老健は面会は可能かどうか、また面会の頻度や注意点などについて解説します。
老健への入所を検討しているという方は、ぜひ参考にしてみてください。

- 老健に入所した場合でも、面会をすることは可能。
- それぞれの老健が面会についてのルールを定めているため、自由な時間に面会に行き、好きなだけ滞在するというのは困難。
- 面会に行く際の、職員への手土産や入所者本人への差し入れについては、施設によっては受け入れていないため、事前に確認するといい。
老健は面会はできる?
老健に入所した場合、面会を行うことは可能です。
ただ、それぞれの老健が面会に関するルールを定めているのが一般的であり、面会を行う際には施設の面会ルールを守る必要があるため、自由な時間に面会に行き、好きなだけ滞在するというのは難しいため、注意が必要となります。
また、面会を行う時間などに関するルール以外にも、感染症の集団感染などのリスクを回避するためにマスクを着用しなければいけないといったルールもあるため、入所検討先の老健の面会ルールをしっかりと把握しておくことが大切です。
以下では、老健の面会におけるルールについて詳しく解説していきます。
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老健の面会時のルール
介護施設はそれぞれの施設にて、面会時のルールを定めているのが一般的であり、これは老健も同様です。
面会時のルールは主に、「面会の予約」「面会時間」「面会頻度」などについて定められていることが多い傾向にあります。
つまり、老健に入所後に面会に行くためには、入所先の老健が定めたルールに従い、利用する必要があります。
以下では、上記の3つのルールについて詳しく解説していきます。
面会の予約
老健で面会をする際には、基本的に事前の予約が必要になります。
施設によって対応は異なりますが、平日の9:00~17:00の間に電話での予約を受け付けている施設が多いです。
また、空きがあれば当日の日程での面会予約も可能ですが、施設によっては面会希望日の3日以上前の予約しか受け付けていないケースもあるため、注意が必要です。
老健の面会予約については、平日の電話予約が必要であることを把握しておきましょう。
面会時間
老健の面会には、面会を行うことができる時間が定められているのが一般的です。
面会の時間は、老健によって異なりますが、13:00~17:00の間の時間となっていることが多く、基本的には午後の時間に面会を行うことになるでしょう。
また、面会を行う時間もそうですが、面会自体にも時間制限があり、一般的には10分から20分ほどの時間制限を設定している老健が多いです。
老健の面会には、面会を行うことができる時間や面会自体の時間制限があるため、自由な時間に好きなだけ滞在するというのは難しいため、把握しておきましょう。
面会頻度
老健によっては面会の頻度も制限しているケースがあります。
老健に入所している家族に毎日会いに行きたいと感じる方もいる方もいるかもしれませんが、多くの人に面会をしてもらうためにも、施設によっては面会の頻度に関するルールを定めていることもあるのです。
実際、面会の頻度を制限していない施設もある一方で、週に1回までといったルールを設けている施設もあるなど、施設によって面会の頻度はさまざまであることが分かります。
このように、施設によっては想定よりも面会に行くことができない場合もあるため、入所前に面会頻度についてのルールを確認しておくといいでしょう。
実際の老健の面会ルール
実際の老健の面会ルールを以下の表にまとめました。
面会形式 | パーテーション越しの対面 |
---|---|
面会方法 | 事前予約必須(予約受付時間:9:00~17:00) |
面会人数 | ご利用者様に対し、最大5名 |
面会年齢 | 制限なし |
面会日時 | 月~金曜日(第3金曜、祝祭日を除く) 土曜日(第2、第4土曜日のみ) 13:30~ 14:00~ 14:30~ 15:00~ 15:30~ ※1組10分程度 |
その他 |
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出典:横浜いずみ台病院「横浜いずみ老健・面会緩和のお知らせ」
老健で面会する際の注意点
老健で面会する際には、以下のような注意点があります。
- 職員への手土産は不要
- 差し入れは事前に相談する
以下では、それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
職員への手土産は不要
老健に面会に行く際は、職員の方に対して手土産を渡すべきか迷う方も少なくありませんが、職員への手土産は基本的には不要です。
もちろん、日ごろの感謝をどうしても伝えたいという場合は手土産を持参するのも問題ありませんが、職員に気を遣って渡すかどうか迷っている場合は基本的には不要としている施設が多いです。
そのため、職員への手土産は用意せずに感謝の気持ちを伝える方法としてねぎらいの言葉を伝えるなどで感謝の気持ちを伝えるのがいいでしょう。
差し入れは事前に相談する
面会時に、好物などを差し入れしたいと考える方も少なくありません。ただ、手作りのものは食中毒のリスクがあることや栄養管理の観点で断られることも少なくありません。
差し入れをする場合は「その日に食べられる量を持参する」「家族と一緒に食べる」などの工夫が必要です。ただ、感染症の感染リスクもあることから、面会時の飲食は禁止されているケースも少なくありません。
差し入れを希望する場合には、事前に施設に連絡し、「差し入れが可能かどうか」はもちろん、どのようなものであれば差し入れても大丈夫そうかも含め、あらかじめ確かめてから持っていくようにしましょう。
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まとめ
本記事では、老健の面会について解説しました。
基本的に老健で面会を行うことは可能ですが、それぞれの施設が面会についてのルールを定めているため、自由な時間に面会に行き、好きなだけ滞在するというのは難しいため、注意が必要です。
また、老健に面会に行く際には、職員への手土産や入所者本人への差し入れを持っていくこともあるかと思いますが、施設によっては受け付けていない可能性もあるため、事前に確認しておくと安心です。
老健で面会を行うことは可能です。ただ、それぞれの施設で面会についてのルールを定めているため、好きな時間に面会に行くことは難しいと言えます。詳しくはこちらをご覧ください。
老健の面会の頻度は、施設によって異なります。面会頻度に制限がない老健もありますが、週に1回までと面会頻度を制限している施設もあります。詳しくはこちらをご覧ください。