「サ高住のレクリエーションってどんなものなの?」とお悩みの方は多いのではないでしょうか?
ここでは、サ高住で行われるレクリエーションの目的や効果、内容などについて詳しくご紹介していきます。
この記事を最後まで読み終えてもらえれば、サ高住で行われるレクリエーションについて分かり、希望に合う施設探しに役立てられます。
サ高住のレクリエーションについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)でレクリエーションは受けられる?
サ高住とは、高齢者向けのバリアフリー構造の賃貸住宅です。安否確認や生活相談をはじめとした多くのサービスを提供しており、高齢者が安心して生活できます。
しかし、多くのサ高住では、レクリエーションは活発ではありません。一部、内容は、手芸やフラワーアレンジメント、カラオケや体操などのアクティビティに力を入れている施設もあります。
レクリエーションは、入居者が心穏やかに生活するうえで欠かせない、大切なイベントです。入居者同士で楽しい時間や季節感を共有することで、楽しみが生まれ、入居中の生活を豊かに彩ります。
新しい趣味を見つけたい方や、生きがいをもって暮したい方は、レクリエーションを積極的に行っているサ高住を選ぶと良いでしょう。
レクリエーションが受けられるサ高住が知りたいという方は、ケアスル介護がおすすめです。ケアスル介護なら、入居相談員にその場で条件に合った施設を教えてもらうことができるためご希望に沿った施設探しが可能です。
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サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)のレクリエーションの目的
サ高住の入居者の中には、自立している方や、介護度が低い方も多くいます。
できるだけ長く、健康な生活を送れるように、身体機能や認知力の維持・向上が必要となります。
サ高住におけるレクリエーションの目的について、詳しく解説していくので、確認してみましょう。
1.身体機能の維持・向上を目指す
身体を動かすレクリエーションは、加齢にともなう身体の衰えや、身体機能の低下の予防に役立ちます。
活発に立ったり、歩いたりすることで、筋力が向上し、全身の血行が促されるためです。
本来、高齢者は加齢にともない、徐々に身体機能が低下していき、さまざまな健康リスクを生じる可能性があります。
- 生活習慣病の罹患率や死亡率が上がる
- 介護度が上がって寝たきりになる
- 誤嚥性肺炎などの廃用症候群となる
レクリエーションを通じて、介護度を上がらない健康的な体作りが目指せます。
また、地域社会との交流がない高齢者は、外出する機会が失われ、自室にひきこもりがちになってしまいがちです。
レクリエーションは、入居者同士のコミュニティの場ともなるので、楽しみながら、身体機能を維持・向上できます。
2.脳を刺激して認知機能を保つ
レクリエーションは、高齢者の認知機能を維持・向上させるのに有効です。脳を刺激して活性化させるため、認知症の予防に役立ちます。
また、サ高住では、行動や時間に制限がなく、入居者が自由に生活できます。そのため、入居者同士がコミュニケーションをとる場が少ないです。
そこで、レクリエーションが開催されることで、入居者が自室に引きこもるのを防ぎ、ほかの入居者と交流する機会が生まれます。
他者とのコミュニケーションは脳への大きな刺激となるため、認知力の維持・向上が期待できます。
3.ほかの入居者とコミュニケーションをとる
サ高住は、入居者本人のペースで生活するため、入居者同士の交流が少ないです。刺激の少ない単調な毎日を繰り返すうちに、孤独感を覚える方もいます。
サ高住において、レクリエーションは入居者同士をつなぐ役割を果たします。
入居者同士の良好なコミュニケーションは、安心して生活するうえで大切な要素です。レクリエーションに参加することで、孤立しがちな入居者同士のコミュニティ形成に役立ちます。
特に、会話によるストレス発散や気分転換は、精神的な豊かさをもたらします。情緒が穏やかになるため、生活の満足度を向上させます。
レクリエーションによって日々の生活に張りが出て、安定した精神状態を目指せるのは嬉しいポイントです。
サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)のレクリエーションの効果・メリット
レクリエーションは、生活に楽しみを見出せるだけでなく、高齢者の心身の健康にも役立ちます。
そこで、サ高住におけるレクリエーションの効果・メリットについてご紹介していきます。
レクリエーションについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
1.精神が安定して穏やかに生活できる
お花見やクリスマス会といった季節感のある行事やレクリエーションは、季節・節目ごとの思い出がよみがえるものです。
家族や友人と過ごした、懐かしい思い出を回想することで、当時の幸せな気持ちを感じ、生活の質の向上につながります。
また、サ高住は自由に外出や買い物を楽しめる施設ですが、加齢にともない、外出の機会が減る方は少なくありません。
屋外の風や自然の植物などに触れ合うタイミングがなくなり、季節感が薄れてしまいがちです。
そこで、レクリエーションによって入居者同士で季節の風物詩を楽しみ、季節や節目を再確認できます。季節感を取り戻し、穏やかに過ごすのに役立つでしょう。
また、カフェなどの交流スペースや、定期的なサークル活動は、楽しみの時間を通じて、入居者同士が関わる機会を持てます。
入居者同士のコミュニケーションは、日々のストレスや悩み事を解消し、心の安定を目指せる大切な時間です。
2.自尊心を高めて意欲を引き出す
サ高住の中には、地域住民のボランティアを積極的に受け入れている施設が多いです。
特に、小学生や中学生など、孫世代のボランティアと共にレクリエーションを楽しむ時間は、入居者にとってかけがえのない楽しいひと時となります。
近隣住民との交流が活発で、夏祭りや敬老会といった合同イベントが盛んな施設もあります。
他者との社会性を保ちながら過ごせるのは、サ高住の魅力の一つです。
さらに、施設内の飾り付けや小道具作りは、入居者の自尊心と意欲を高めます。
コミュニティーの中で自分の役割を獲得し、与えられた仕事を遂行しようとして、意欲が湧くためです。
意欲が生じることで活発に身体活動を行うようになり、より精力的に過ごすきっかけにもなります。
サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)で行われるレクリエーションの種類
レクリエーションはいつも同じ内容に取り組むのではなく、さまざまなゲームや運動を取り入れています。
そこで、サ高住で行われるレクリエーションの種類について、詳しくご紹介していきます。
どのようなレクリエーションが行われているのか、興味のある方はチェックしてみましょう。
1.体を動かすレクリエーション
体操やゲームを通じて身体を動かすレクリエーションは、血流の促進や脳の活性化を図ります。
身体に負荷がかかり過ぎる運動は行わないので、誰でも気軽に参加しやすいです。
多くの高齢者は、加齢にともない、筋力は徐々に低下していくので、身体を動かすのが億劫に感じます。
また、仕事や育児もひと段落し、社会的な活動が低下するため、自然と運動する機会が減ります。
しかし、筋力や体力の維持・向上に努めないまま年齢を重ねていくと、身体能力は低下していく一方です。
サ高住では、入居者同士でコミュニケーションを取りながらレクリエーションに参加するので、運動が苦手な方でも楽しめます。
健康体操や室内スポーツ以外に、近隣の観光地訪問や、おいしいレストランへ外食に行く外出系のレクリエーションなどもあります。
興味をもって楽しめそうなレクリエーションを開催している施設を選びましょう。
2.脳を刺激するレクリエーション
クイズや言葉遊びといったレクリエーションは、脳の働きが活発になり、脳に刺激を与えられます。
特に、間違い探しや、計算ゲーム、パズルは認知力の維持・向上に役立つとされています。
ただし、脳を刺激するレクリエーションは、強制して行っても効果が期待できません。かえって、「楽しくない」「参加したくない」といったネガティブな感情が残ります。
また、サ高住は、自立している方や、比較的介護度が低い方も多く入居しています。
難易度が低過ぎると入居者の認知力や理解力に合わないので、適切な脳の刺激が得られません。
入居者の認知力や理解力に合っている内容・難易度であることが大切です。実際にどのようなレクリエーションに取り組んでいるのか、施設見学時に確認しておきましょう。
3.歌や音楽を楽しむレクリエーション
歌唱や音楽鑑賞のレクリエーションは、ストレス発散や入居者同士のコミュニケーションツールとして活用されています。
特に、曲の伴奏やリズムに合わせて歌うことで、気分転換や脳の活性化が図れます。
また、ボランティアによるハーモニカの演奏や詩吟は、日常的に体験しないことに対するワクワクとした明るい気持ちを感じるものです。
さらに、歌う前の緊張感と歌い終わった後の安堵感や開放感は、自律神経のバランスが調整され、笑顔を取り戻す効果も期待できます。
若い頃から歌唱や音楽鑑賞が好きな方は、音楽に関するレクリエーションを積極的に行っている施設への入居を検討するとよいでしょう。
4.手先を動かすレクリエーション
手先を使う細かい動作は、手指の動きのトレーニングになるだけでなく、指先から伝わる刺激が脳を活性化します。
特に、季節ごとの絵ハガキ作りや、季節の飾り物、ぬりえ、おりがみなどは、女性の入居者から人気が高いです。
気に入った作品を居室に飾り、完成した際の喜びを繰り返し思い出す方もいます。
完成した作品を施設内に展示して見てもらったり、家族へ贈ったりすると、自己効力感が高まるものです。レクリエーションへの参加意欲の向上にもつながります。
また、加齢にともなう能力の衰えや、周囲のサポートを必要とする生活は、自信や意欲を失ってしまいがちです。
しかし、1つの作品を完成させることで達成感が得られます。失った自信を自然と取り戻し、生きる活力につながります。
サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)のレクリエーションで注意したいポイント
同じサ高住であっても、入居者の状態、職員の性格などによって、レクリエーションの内容や雰囲気は異なるものです。
そこで、サ高住のレクリエーションで注意したいポイントを詳しく解説していきます。
レクリエーションを重視している方は、施設選びの際にお役立てください。
1.レクリエーションの頻度や時間帯
レクリエーションの頻度や時間帯は、施設によって異なります。ただし、職員の人手が充足している時間帯にレクリエーションを行う施設が多いです。
入浴や健康状態のチェックを行う時間帯は、職員が忙しく手薄になるため、基本的にレクリエーションは行いません。
一方、朝食と昼食との間、もしくは昼食と夕食と間は、レクリエーションが行われやすい傾向にあります。
特に、昼食後から15時のおやつまでの時間帯は、レクリエーションを実施している場合が多いです。
また、レクリエーションの実施頻度は施設によって異なり、毎日実施する施設もあります。
レクリエーションの頻度や時間帯について具体的に知りたい方は、入居希望先の施設に問い合わせましょう。
2.レクリエーションを担当する職員
サ高住におけるレクリエーション担当者には、明確な決まりはありません。多くの場合、常駐しているスタッフが担当します。
施設によっては、在籍している機能訓練指導員がレクリエーションに携わる場合もあります。
機能訓練指導員は、作業療法士や理学療法士といったリハビリの専門職種や、看護師などが担当する役職です。
機能訓練指導員によるレクリエーションは、娯楽だけではなく、身体・生活機能の維持・向上や認知機能の予防といった意味合いも含まれます。
積極的に身体を動かすレクリエーションを希望している方は、機能訓練指導員が担当しているのか、確認しておくと安心です。
サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)以外にレクリエーションが受けられる老人ホーム
レクリエーションに対応している老人ホームは、サ高住だけではありません。
サ高住以外に、レクリエーションが受けられる老人ホームは以下の通りです。
施設 | 内容 | ポイント |
---|---|---|
介護老人保健施設 | 手芸や園芸、脳トレ、クイズ、音楽療法など |
|
特別養護老人ホーム | 体操や歌唱、工作やぬりえなど |
|
介護医療院 | 音楽鑑賞や季節・行事ごとのイベントがメイン |
|
ケアハウス | 体操や歌唱、工作やぬりえなど |
|
有料老人ホーム | カラオケ大会や軽いスポーツ、外出・外食など |
|
多くの施設で、入居者の状態や特徴に合わせたレクリエーションが行われています。
どのようなレクリエーションが実際に行われているのか気になる方は、契約前の施設見学時に見ておきましょう。
施設への入所を検討しているという方は、ケアスル介護がおすすめです。ケアスル介護なら、入居相談員にその場で条件に合った施設を教えてもらうことができるためご希望に沿った施設探しが可能です。
「プロに相談したい」という方は、ご気軽に無料相談を活用ください。
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レクリエーションが充実したサ高住を選ぼう
サ高住におけるレクリエーションの目的は、身体機能や認知機能の維持・向上、入居者同士のコミュニケーションです。
さまざまなレクリエーションを通じて、入居者は穏やかに過ごしたり、自尊心を高めたりします。
ただし、レクリエーションは入居者の状態に合っており、興味や楽しみをもって取り組めることが大切です。
サ高住に入居後も、健康的でワクワクとした日々を過ごしたい方は、レクリエーションが充実した施設を選びましょう。
基本的に、レクリエーション費用を無料としている施設が多いです。ただし、雑費として月額費用を支払う施設もあります。レクリエーションで費用は掛かるのか、具体的にどのくらいの費用がかかるのかは施設によって異なります。気になる方はあらかじめ問い合わせておくと安心です。詳しくは、こちらをご覧ください。
サ高住でレクリエーションは自由参加型です。しかし、最初は興味がなくても、他の入居者と取り組むうちに楽しめるようになるかもしれません。少しでも興味の持てるレクリエーションがあれば、まずは積極的に参加してみましょう。詳しくはこちらをご覧ください。