「まだ介護は必要ない」「自宅で自由に暮らしていたい」と思っていても、将来的な生活が不安になるものではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)です。高齢者が住みやすいように配慮された賃貸住宅で、安否確認や生活相談といったサービスが充実しています。
そこで本記事では、サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)の気になる入居条件について解説します。
自分に合った施設選びの参考にしてみてください。

サ高住(サービス対高齢者向け住宅)の入居条件
サ高住の入居条件は、以下の通りです。
- 60歳以上の高齢者
- 要介護認定を受けた40歳以上60歳未満の方
上記の入居条件のいずれかに該当する場合は、基本的にサ高住に入居することが可能です。
以下では、サ高住の入居条件について、「年齢」「要介護度」という2つのポイントから解説していきます。
サ高住の入居条件のポイント①年齢
サ高住に入居できる方の年齢としては、基本的に60歳以上に限られます。
ですが、要介護認定を受け、要支援1・2、要介護1~5のうち、いずれかの要介護度の認定を受けた方であれば、40歳以上60歳未満の方でも入居が認められます。
つまり、サ高住に入居可能な年齢については、「基本的には60歳以上であることが条件だが、要介護認定を受けた場合には60歳未満でも入居可」ということになります。
このように、60歳に達していない人であっても、場合によっては入居できることもあるため、把握しておくといいでしょう。
サ高住の入居条件のポイント②要介護度
サ高住の入居条件には、要介護度に関する条件は定められていません。
よって、自立や要支援、要介護といった身体状況に関わらず、入居条件を満たしている場合は入居が可能ということになります。
ですが、この規定はあくまでも基本的な入居条件であり、例外も存在します。
例えば、サ高住は自立や要支援といった軽度の状態の方向けの施設であるため、介護サービスを提供していないサ高住が多いですが、そのようなサ高住の場合は、施設側での対応が困難といった理由から要介護度の高い方の受け入れを認めていないケースもあるため、注意が必要です。
このように、基本的な入居条件を満たしていても、要介護度が高いなどの理由から入居できないケースもあるため、入居を検討する際には、検討先のサ高住に直接確かめるのがいいでしょう。
関連記事
サ高住は要支援でも入れる?カテゴリ:サービス付き高齢者向け住宅更新日:2024-03-21関連記事
サ高住は要介護でも入れる?カテゴリ:サービス付き高齢者向け住宅更新日:2024-03-15
サ高住への入を検討しているという方は、ケアスル介護がおすすめです。
ケアスル介護なら、入居相談員にその場で条件に合った施設を教えてもらうことができるためご希望に沿った施設探しが可能です。
「プロに相談したい」という方は、ご気軽に無料相談を活用ください。
ピッタリの施設を提案します
ピッタリの施設を提案します
ピッタリの施設を提案します
サ高住の入居条件に関するよくある質問
本章では、サ高住の入居条件に関するよくある質問に回答していきます。
- 認知症でも入居できる?
- 暴力や暴言があっても入居できる?
- 医療行為が必要でも入居できる?
- 感染症に罹患していても入居できる?
- 保証人がいなくても入居できる?
- 親子で入居できる?
- 夫婦で入居できる?
上記の質問に1つずつ回答していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
認知症でも入居できる?
認知症の方の入居に関しては、サ高住によって対応が異なります。
認知症でも入居できるサ高住もありますし、入居できないサ高住もあるというのが実態です。
というのも、サ高住は一般的に自立や要支援といった比較的軽度の身体状態の方を対象とした施設であることから、認知症の方を受け入れる体制が十分に整っていない施設が多いためです。
ですが、要介護状態の方でも生活できるよう介護サービスの提供がある「介護型」のサ高住であれば、認知症の方を受け入れる体制が整っている施設も少なくなく、重度の認知症の方の受け入れにも対応しているケースもあります。
そのため、認知症の方がサ高住への入居を検討する際は、介護型のサ高住を探してみるのがおすすめです。

暴力や暴言があっても入居できる?
暴力や暴言が見られる場合には、入居できないケースが少なくありません。
サ高住は、介護施設と比較すると他者との交流が少ない生活にはなるものの、日常的な安否確認や生活相談などのサービス提供時には、施設スタッフと関わることになります。
そのような環境で、暴力・暴言によって施設スタッフに危害を加える可能性があると判断された場合には、万が一事故に発展しても施設側も責任を取ることができないため、入居を拒否するという対応を取ることもあります。
とはいえ、受け入れ体制については施設によって異なるため、実際に施設に問い合わせてみるといいでしょう。
医療行為が必要でも入居できる?
日常的な医療行為が必要な場合は、入居できないケースが少なくありません。
サ高住は、要介護状態でも入居・生活することはできますが、医療行為を行うことができる医師や看護師については常勤が義務付けられていないことから、医療行為への対応は難しいケースが多く見られます。
そのため、医師や看護師が常勤していないサ高住では、入居希望者が日常的に医療行為を必要とする場合には施設で対応することが困難であることから、入居が認められないことがあります。
とはいえ、施設によっては医療体制が整っている場合もあるため、実際に施設に確認してみるといいでしょう。
感染症に罹患していても入居できる?
入居希望者が感染症に罹患しており症状が見られる場合には、入居するのは難しいと言えます。
サ高住は他の施設と比べると他者との交流が少ない施設にはなるものの、日常的なサービスの提供時には施設スタッフと関わることになります。
入居者の方が感染症に罹患している場合は、施設側も対応するのが難しく、また感染リスクも伴うため、危険性が高いと判断され入居を断られてしまうのです。
とはいえ、感染していても、治療によって症状が見られない方であれば受け入れが可能という施設もあるため、そのような施設を探すといいでしょう。
保証人がいなくても入居できる?
保証人がいない場合は、入居を断られてしまうことが少なくありません。
一般的には、サ高住や介護施設に入居する際には保証人が必要になります。
というのも、月額費用が払えない際の対処はもちろんですが、その他にも緊急時の連絡や介護方針の承諾、入院・死亡時の対応など、多くの場面で関係者の対応が必要になるためです。
ただ、保証人がいない場合は、任意後見人制度を利用し、成年後見人を立てることで連帯保証人の代わりをしてもらうことができる場合があります。
保証人がいない場合でも、他の制度を利用することで入居できるケースもあるため、まずは入居を検討しているサ高住に相談してみるのがいいでしょう。
親子で入居できる?
サ高住は、条件を満たしていれば親子でも入居できると言えます。
サ高住に入居する際に同居が認められる人の条件は以下の通りです。
- 配偶者(婚姻届けを題していなくても事実上夫婦関係がある場合を含む)
- 60歳以上の親族、要支援・要介護認定を受けている親族
- 知事が特別な理由により同居が必要を認めた者
親子での入居となると、2つ目か3つ目の条件を満たす必要があるため、把握しておくといいでしょう。

夫婦で入居できる?
サ高住は、夫婦で入居することが可能です。
夫婦で入居する場合の同居者の入居条件ですが、特に年齢や要介護度などに関する規定はなく、入居希望者本人の配偶者であることが求められます。
そのため、夫婦であれば、特に満たすべき入居条件はないため、夫婦で入居できないという心配はありません。
ただし、サ高住によっては2人部屋の用意がなく、1人部屋を2部屋借りるという形での入居となるケースもあるため、居室に関しては事前に確認しておくと言いでしょう。

サ高住への入居を検討しているという方は、ケアスル介護がおすすめです。
ケアスル介護なら、入居相談員にその場で条件に合った施設を教えてもらうことができるためご希望に沿った施設探しが可能です。
「プロに相談したい」という方は、ご気軽に無料相談を活用ください。
ピッタリの施設を提案します
ピッタリの施設を提案します
ピッタリの施設を提案します
サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)の入居条件を知ろう!
サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)には、さまざまな入居条件があります。ひとつずつ確認して、施設選びにつなげましょう。また、退去条件もありますので、事前にご確認のうえで該当しない対策を考えてください。
本記事を参考にご自身に合うサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)を探しましょう。
サ高住の入居条件は、「60歳以上の高齢者」「要介護認定を受けた40歳以上60歳未満の方」のいずれかが求められます。詳しくはこちらをご覧ください。
サ高住への入居を拒否されるケースとして、「感染症に罹患している」「重度の要介護状態である」などの場合には入居が認められない場合があります。詳しくはこちらをご覧ください。