老人ホームの部屋を心地よい生活空間にするレイアウトのポイントを解説

老人ホームの部屋を心地よい生活空間にするレイアウトのポイントを解説

老人ホームの部屋のレイアウトは重要なのかと悩んでいる方も少なくありません。

実は、配置場所で部屋の快適度が変わります。今回は部屋のレイアウトや、快適な部屋づくりのポイントを紹介します。

ぜひ参考にして、より良い生活を送る準備をしてください。

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老人ホーム部屋のレイアウト

老人ホームの部屋のレイアウトにはさまざまなものがあり、施設によっても仕様は異なります。

個室の場合はベッドや収納スペース、トイレが備え付けられている場合が多く、老人ホームによっては、洗面台や浴室、キッチンなどの設備が完備している部屋もあるのです。

まるで旅館や高級ホテルのように、ゆったりとくつろげる空間になっているため、リラックスした生活が送れるでしょう。

例えば、サービス付き高齢者向けの住宅の登録基準となる規模や設備は、以下の通りです。

  • 各専用部分の床面積は原則25㎡以上(ただし居間や食堂などの共有して利用するスペースがある場合は18㎡以上)
  •  各専用部分には台所、トイレ、収納スペース、洗面所、浴室を備える(ただし共有部分に適切な台所や収納スペースを備えている場合は不要
  • バリアフリー設計になっている

参考:「サービス付き高齢者向け住宅について」厚生労働省

また、万が一のときにも迅速に対応できるように、部屋にコールを設置している施設が多くあります。

コールを押せば職員が部屋まで来てくれるので、病気や怪我で緊急を要する場合でも安心して過ごせるでしょう。

また快適に過ごせる老人ホーム・介護施設をお探しの際には、ケアスル介護への相談がおすすめです。

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老人ホームの種類によって違う部屋の面積

老人ホームの種類によって、1人あたりの部屋の面積は異なります。

同じ種類の老人ホームでも配置されている設備で部屋の広さが違ってきますが、厚生労働省が発表した高齢者向け住まいの概要に記載されている面積は、以下の通りです。

概要 特別養護老人ホーム サービス付き高齢者住宅 有料老人ホーム
定義 入所者を養護することを目的とする施設 状況把握や生活相談などの福祉サービスを提供する施設
  • 入浴、排泄、食事介助
  • 食事の提供
  • 家事
  • 健康管理
    上記いずれかをする施設
対象者 65歳以上の常時介護が必要で在宅介護が困難な方 いずれかに該当する単身または夫婦世帯
  • 60歳以上
  • 要介護または要支援認定を受けている60歳未満
老人
1人あたり面積 10.65㎡ 25㎡ 13㎡

引用:「介護を受けながら暮らす高齢者向け住まいについて」厚生労働省

上記の表を見ると、サービス付き高齢者住宅の面積が1番広くて魅力に感じるかもしれません。しかし、部屋が広いだけで、入居を決めるのは危険です。

入居前は自分で自由に歩けたとしても、徐々に足が不自由になる可能性もあります。そうなったときに部屋が広いと移動が大変になることもあるので、将来を見据えた部屋の広さを選ぶようにしましょう。

老人ホーム部屋のレイアウトを確認しよう

老人ホームの部屋のレイアウトを考える際に大切なのは、身体レベルに合ったものかどうかです。

高齢者といっても、自由に歩行ができる方や補助が必要な方、車椅子を利用する方などさまざまいます。また、現在は元気でも長期間の老人ホームでの暮らしで、身体レベルが低下してくる想定もしておきましょう。

例えば、いままで寝具は布団を利用していたため、老人ホームでも同じものを使おうと考えている方も多いでしょう。しかし、布団は上げ下ろしが大変なので、先を見据えるとおすすめできません。

1番理想的な寝具は、介護用ベッドです。両方に手すりがあるとより安心できるでしょう。本人の希望に寄り添ったレイアウトを考えることも大切ですが、安全な生活を送るためにも話し合って決めるようにしましょう。

快適な老人ホームの部屋にするためのチェックポイント

快適な老人ホームの部屋にするためのチェックポイントを、3つ紹介します。

  • おしゃれな壁紙で部屋が明るく風通しがよい個室
  • 個室に便利な設備があるか
  • 生活動線は合っているか

老人ホームに入居したとしても、自宅で生活しているような環境を整えてあげることが大切です。できる限り本人の負担を減らし、安全に過ごせるかどうかだけでなく、壁紙の色や床面の素材にも着目しましょう。

例えば、床はフローリングよりもカーペットが好みだったり、壁紙の色は白よりもモスグリーンのような優しい色合いを希望する方もいます。すべてを受け入れるのは難しいかもしれませんが、なるべく希望に沿った部屋づくりを心がけましょう。

おしゃれな壁紙で部屋が明るく風通しがよい個室

おしゃれな壁紙で部屋が明るく風通しがよい個室は、快適に過ごしやすい環境です。

部屋の位置によっては、西日がキツかったり、陽が当たらなくて暗かったりする場合があります。入居前に見学に行っていたとしても、時間帯や季節によっては、思っていた部屋と違うと感じる可能性もあります。

気になった部屋は時間帯を変えて見学に行き、部屋の角度を確認して、住みやすい部屋かどうかを判断しましょう。

また、湿気が多い季節になると部屋の湿度が高くなります。窓を開けて換気をする際に、風通しがよいかも確認しましょう。1日中部屋で過ごしていると、自分でも気づかないうちに臭いがこもりがちです。

適度に換気して部屋の空気を入れ替えをしたときに、心地のいい風が入ってくるかどうかもチェックすべきポイントなので、忘れずに確認しましょう。

個室に便利な設備があるか

個室に便利な設備があるかどうかも、確認しておきましょう。

収納タンスやトイレ、洗面台などが設置されている老人ホームが多くあります。ただし、トイレ付き個室と言っても、施設によってさまざまです。

なぜなら、トイレのスペースの広さやトイレに付属されている設備などは、実際に見学に行ってみないと分からないからです。

例えば、車椅子ユーザーの場合、トイレの中まで車椅子で入れるのか、手すりの位置は移動しやすい場所に設置されているのかなど、入居前に確認しておかなければいけません。ほかにも、ウォシュレット機能があるかや、コールが設置されているかなども重要なポイントです。

また、老人ホームに入居すると、自由にお風呂を利用できなくなってしまいます。1人で入浴が可能で、毎日入浴がしたい方は個室に浴室が完備されているかも確認しておきましょう。個室に浴室がある施設の場合、好きなときに入浴ができる可能性が高いです。

個室に求める設備が整っているのかどうかも、事前に確認しましょう。

生活導線は合っているか

生活動線が合っているかも、快適な部屋にするためには必要です。

ベッドからトイレやクローゼット、食卓など、生活するうえで頻繁に利用する場所までの導線を確保してください。

移動する際に、手すりや家具に掴まりながら動けるように配置を考えておかなければ、転倒して怪我をしてしまう可能性があります。重症化してしまうと、寝たきりになってしまう危険もあるため、安全かつ効率よく動けるように導線づくりを意識しましょう。

また、車椅子を利用する場合は、ある程度の幅が必要です。狭過ぎると車椅子が引っかかり、動きづらくなってしまいます。

広さが十分にない部屋であれば、家具をコンパクトにしてベッドやトイレの移動をスムーズにできるように、レイアウトを工夫しましょう。

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また「入居前の手続きが大変そう…」という方は、ケアスル介護で相談してみることがおすすめです。

ケアスル介護では施設の紹介だけでなく、見学や体験入居の申し込みや日程調整の代行も実施しています。

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最初にベッドから決めるとよい理由

老人ホームの部屋のレイアウトを考える際に、最初にベットから決めるのが最適な理由は以下の3つです。

  • 個室の動線に大きく影響するベッド
  • 身体の変化に対応するベッドと配置
  • ベッドの上手い使い方

老人ホームで生活するうえで、ベッドは1番重要な家具です。生活のほとんどをベッドの上で過ごすため、利便性の高いベッド選びが快適な暮らしにつながります。

また、ベッドは介護用が最適です。介護用ベッドとは、ベッドから起き上がったり、立ち上がったりする際に、動作の手助けをしてくれるものです。

さまざまな機能が付帯しているため、身体の状態に合わせて選びましょう。

個室の動線に大きく影響するベッド

個室の動線に大きく影響するベッドは、配置場所によって生活に影響します。

ベッドから起きて、トイレやリビングなどへの移動がしやすいような場所に配置しましょう。目的の場所まで行くのに家具があると、移動するのが億劫になってしまいます。

また、ベッドから起き上がった際に外の景色が見える窓際や、テレビが見やすい位置に設置すると気分転換にもなります。窓が近くにあれば、心地のよい風が入ってくるため、いつでも気持ちよく過ごせるでしょう。

反対に、窓がない場所にベッドを設置すると、日が当たらない場所での生活になります。日光に当たらない生活を送っていれば、免疫力が低下し、健康リスクが高まる可能性も。せっかく老人ホームに入居しても、体調が悪化してしまっては意味がありません。

健康で快適な暮らしを送るためにも、自然光が入る明るい場所へベッドを配置しましょう。

身体の変化に対応するベッドと配置

身体の変化に対応するベッドと、配置を考えるのも重要です。

介護用ベッドと一括りにいっても、以下4つの機能があります。

  • 背上げ機能
  • 胴上げ機能
  • 高さ調節機能
  • 傾斜(ラクリアモーション)

どの機能が必要なのかは、身体の状態や使い方によって異なります。

身体の状態や悩みにあったベッドの使い方は、以下のとおりです。

ベッドの機能 身体の状態や悩み
背上げ機能
  • ベッドから起き上がるのが困難
  • ベッドで食事をしたり、テレビを見たりする
高さ調節機能
  • ベッドから立ったり、座ったりの動作を行いたい
  • オムツ交換で介助者の負担を軽減したい
  • ベッド下の掃除を楽にしたい
  • ベッドからの転倒リスクを軽減したい
足上げ機能
  • 足のむくみを減らす
  • 背上げをしたときに体が下にズレるのを防ぎたい
ラクリアモーション
  • 床ずれのリスクを減らしたい
  • 背上げ時に身体がずれ落ちたり、圧迫感を軽減したい

参考:医療・介護安全福祉協議会

参考:日本福祉用具・生活支援用具協議会

高齢者が介護用ベッドを使用する際に、誤った操作を行って転倒したり、柵とマットレスの間に挟まる事故が起きる可能性があります。

安全に使用するためにも、JIS認定(日本工業認定)を受けたベッドを選ぶようにしましょう。製品の強度や形状は、細かく規定されているため安全に利用できます。

ベッドの上手い使い方

介護用ベッドの上手い使い方を紹介します。

背上げ機能や胴上げ機能などが使える介護用ベッドは、主に起き上がるときや立ち上がるときに利用すると便利です。

普通のベッドであれば、起き上がる際に腕とお腹の力を使って起きあがらなければいけません。しかし、高齢者の場合は、自分の体を腕で支えるのは困難です。

また、自分で体を動かすのが難しい方でも介護用ベッドを利用すれば、簡単に体が動かせます。血流が良くなるため、寝たきりの人でも運動不足を解消できるでしょう。

介護用ベッドは利用者だけでなく、介助者も上手に使う方法があります。ベッドの角度や高さを調節すれば、無理な体制を長時間続けなくてすみます。

利用者と介助者の負担が減れば、お互いのストレスが軽減されるため、楽しく快適な暮らしができるようになるでしょう。

また「老人ホームを探しているけど、たくさん施設があってどれが良いか分からない」という方は、ケアスル介護で相談してみることがおすすめです。

ケアスル介護では、入居相談員が施設ごとに実施するサービスや立地情報などをしっかりと把握した上で、ご本人様に最適な施設をご紹介しています。

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部屋のレイアウトが決まったら持ち込むものを決める

部屋のレイアウトが決まれば、ほかに持ち込むものを決めましょう。

必要なものは、主に以下のとおりです。

  • 衣類
  • タオル
  • 下着
  • 歯ブラシ
  • 爪切り
  • ヘアブラシ
  • 室内履き
  • 外履き
  • ハンガー
  • 箸やスプーン、フォーク
  • コップ
  • ティッシュ

施設によっては、上記以外にもベッドのシーツやトイレットペーパーなども必要な場合があります。何が必要なのか、事前に確認しておきましょう。

衣類や下着などを収納するケースは、持ち運びが簡単なプラスチック製のものがおすすめです。

必要に応じて増やしたり減らしたりと、カスタマイズができるため、部屋の模様替えがしやすくなります。

また、老人ホームによっては持ち込みができないものもあります。喫煙ができない施設であれば、タバコやライターなどの持ち込みは禁止です。

部屋にあると便利なものや、不要なものを事前に職員と相談して、入所前に準備をしておきましょう。

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自発的な活動を支える大切な空間づくりを

老人ホームへ入居する前に、部屋のレイアウトを確認しましょう。最適なベッドの配置を考えて、ほかの家具を揃えていきます。

入居者の身体の状態や健康レベルを考えて、生活動線に合ったレイアウトをしてください。レイアウトを考えるときは、初めにベッドから決めましょう。

ベッドは、1日の中で1番長くいる場所です。窓際の自然光が当たる位置に設置して、心も身体も健康的な生活を送れるように工夫してください。

また、安全面も重要です。ベッドからトイレや出口などへ移動する際に、間に家具があると転倒するリスクが高まります。ベッドからトイレや出入り口までの導線には、障害物になるようなものを設置しないようにしましょう。

部屋のレイアウトが決まれば、次に必要な備品を揃えていきます。必要なものは施設によって異なるため、事前に確認して準備を進めてください。

介護用のベッドの手配はどうしたらよいですか?

担当のケアマネジャーへ相談しましょう。ベッドを含む介護福祉用具を取り扱っている業者を紹介してくれます。詳しくはこちらをご覧ください。

レイアウトにおける安全な動線が分かりません。

施設には経験豊富な介護職員がいます。また、担当ケアマネジャーや福祉用具を取り扱っている業者からも助言を得られるでしょう。入居してからも家族の状況に応じて随時調整できます。詳しくはこちらをご覧ください。

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