親の介護による負担が大きくなってきたなどの理由で老人ホームへの入居を検討している方の中には、費用を抑えながら介護サービスを受けられる施設として、特別養護老人ホーム(以下、特養)への入居を考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、特養に入居するにあたって情報を集めていると、
「特養は入居待ち期間が長く、入居難易度が高いと聞いて不安」
「特養に入居できなかった場合に備え、他の施設選択肢も検討しないとな」
と思っている方も少なくないのではないでしょうか。
本記事では、非常に名前の似ている養護老人ホームを挙げ、養護老人ホームと特養の違いについて解説していきます。
加えて、養護老人ホームは特養の代わりになるのかについても解説します。
特養への入居を優先的に検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。

養護老人ホームと特養の違いは?
養護老人ホームと特養の最大の違いは、「介護を受けられるかどうか」にあります。
介護を受けられるのが特養、介護を受けられないのが養護老人ホームと理解することが大切です。
また、「介護を受けられるかどうか」を軸として、養護老人ホームと特別養護老人ホームには様々な違いがあります。
今回はその違いを一覧表にまとめましたので、各違いについて詳しく知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
項目 | 養護老人ホーム | 特別養護老人ホーム(特養) |
目的 | 高齢者の養護と社会復帰 | 高齢者の介護 |
対象者 | 介護が不要な高齢者 | 介護が必要な高齢者 |
入居条件 | 要介護認定なし | 要介護認定あり(要介護3以上) |
サービス内容 | 介護サービスなし | 介護サービスあり |
費用 | 0円~14万円 | 8万円~14万円 |
メリット・デメリット | メリット:経済的支援を受けることができる
デメリット:介護サービスが受けられない |
メリット:費用が安い
デメリット:入居待ち期間が長い |
両者も「養護老人ホーム」という名前が含まれているという点では共通していますが、その中身は全くの別物であるため、混同しないよう注意しましょう。
また、養護老人ホーム、あるいは特養への入居を検討しているという方は、ケアスル介護で相談してみることがおすすめです。
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養護老人ホームは特養の代わりになる?
結論から言うと、養護老人ホームは特養の代わりにはなりません。
なぜなら、特養は介護を受けられる施設であるのに対し、養護老人ホームは介護を受けられない施設であるため、両者は目的や対象者、入居条件、サービス内容が全く異なるからです。
養護老人ホームと特養は、費用相場がおおよそ14万円以下となるという点で共通しているため、費用をできるだけ安く抑えたいと強く思っている人にとっては、両者とも魅力的な施設選択肢だと感じるかもしれません。
しかし、両者は全く別物の施設となるため、自分が介護が必要な立場にあるのかどうかを確認し、適切な選択をすることが大切なのです。
また、ここまでの記事を読んで、「1人で条件を確認しながら、自分に合った施設を見つけられるか不安だ」と思っている方は、ケアスル介護で相談してみることがおすすめです。
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特養の代わりとなる施設は?
これまでは、養護老人ホームと特養は全く別物の施設であるため、養護老人ホームは特養の代わりにはならないことを解説していきました。
では、特養の代わりとして入居候補となる施設にはどのようなものがあるのでしょうか?
今回は、特養の代わりとなる施設候補の選択肢を4つご紹介します。
以下の一覧表にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
施設 | どのような人が向いているか | 注意点 |
①介護医療院 |
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②介護老人保健施設(老健) |
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③介護付き有料老人ホーム |
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④グループホーム |
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また、今回紹介した特養の代わりとなる施設を知って、入居を検討してみたい施設があった方は、ケアスル介護で相談してみることがおすすめです。
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特養に早く入居するには?
前章では、特養の代わりとなる施設候補の選択肢をご紹介しました。
しかし、この記事を読んでいる方の中には、介護度が高く、認知症があることに加え、予算的な余裕があまりないという理由から、「どうしても特養に入りたい」という方もいることでしょう。
さいごに、そのような方に向けて、入居待ち状況の中でも特養にできるだけ早く入居する方法をご紹介します。
以下、特養に早く入居する方法をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
方法 | 概要 |
①空室状況の情報をこまめに収集する |
|
②「ユニット型」を狙う |
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③複数登録をする |
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④ショートステイを連続利用する |
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⑤特記事項を詳細に書く |
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⑥共働きを検討する |
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⑦変化をこまめに報告する |
|
⑧入居希望地域を広げる |
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まとめ
本記事では、特に特養への入居を検討している方に向けて、非常に名前の似ている養護老人ホームを挙げ、養護老人ホームと特養の違いについて解説していきました。
加えて、養護老人ホームは特養の代わりになるのかを説明したうえで、特養の代わりとなる施設選択肢、さらには、どうしても特養に入りたいという方に向けて、特養にできるだけ早く入居する方法をご紹介しました。
以下本記事でご紹介した内容のまとめとなります。
- 養護老人ホームと特養は、「介護を受けられるかどうか」という点で全く別物であるため、養護老人ホームは特養の代わりにはならない
- 特養の代わりとなる施設候補には、①介護医療院、②介護老人保健施設(老健)、③介護付き有料老人ホーム、④グループホームの4つが挙げられる
- 入居待ち状況がひどい場合でも、特養への入居を早められる方法は存在する
本記事が、あなたが介護施設を検討する際の助けになれば幸いです。
養護老人ホームと特養の最大の違いは、「介護を受けられるかどうか」にあります。詳しくはこちらをご覧ください。
養護老人ホームは特養の代わりにはなりません。詳しくはこちらをご覧ください。