• 要介護5
  • 【公開日】2023-09-11
  • 【更新日】2023-09-21

要介護5の在宅介護にかかる費用はいくら?費用を軽減するための制度も解説!

要介護5の在宅介護にかかる費用はいくら?費用を軽減するための制度も解説!

要介護5とは、要介護度のなかでも最も重度の認定段階であり、身体機能の低下からほとんど寝たきり、また意思の疎通が難しい状態となります。

介護が必要な場面が多く介護にかかる負担は大きいものの、最期は自宅で看取りたいという思いから在宅介護を選択するという方も少なくありません。

本記事では、要介護5の在宅介護にかかる費用や、介護にかかる費用を軽減することができる制度などについて解説していきます。

在宅介護についてお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

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要介護5の在宅介護にかかる費用は平均7.4万円

公益財団法人家計経済研究所の調査によると、要介護5の方の在宅介護にかかる費用は、1か月あたり平均7.4万円ほどの金額が必要になります。

なお、この7.4万円という平均費用は、介護サービスの利用にかかる費用はもちろん、介護サービス以外にかかる費用も含んでいます。

詳細な内訳については、以下の通りとなります。

対象項目 1か月の平均費用
介護サービスの利用にかかる費用
  • 介護サービス利用時の自己負担分
  • 介護サービス利用時の限度額超過分
2.1万円
介護サービス以外にかかる費用
  • おむつや介護食などの介護用品にかかる費用
  • 医療費の自己負担分
  • 税金・社会保障
5.3万円

出典:公益財団法人 家計経済研究所「調査の結果

介護サービスにかかる費用の平均は2.1万円

上記の表から、要介護5の方の在宅介護にかかる費用のうち、介護サービスにかかる費用の平均は2.1万円となっています。

前述のように、要介護5は介護が必要な場面が多く、介護にかかる負担は大きいと言えますが、在宅介護であれば比較的サービスの利用は少なくて済むため、介護サービスにかかる費用は区分支給限度額の範囲内で賄うことが可能なケースが多いと言えそうです。

ただ、日中は仕事をしているなどの理由から頻繁に介護サービスの利用が必要な場合は、限度額の範囲内で賄うことができないケースも少なくないため、平均額よりも多くの費用が必要になるでしょう。

介護サービス以外にかかる費用の平均は5.3万円

上記の表から、要介護5の方の在宅介護にかかる費用のうち、介護サービス以外にかかる費用の平均は5.3万円となっています。

介護サービス以外の費用としては、おむつ代や介護食、医療費などが必要となり、これらの費用には介護保険が適用されないことから費用が高額になってしまいます。

例えば、要介護5の状態では自立した排せつが難しいことから、おむつが必要な場合も珍しくなく、1か月あたり1万円ほどのおむつ代がかかることもあります。他にも要介護5の身体状態では、医療行為が必要になることも多く、それらの医療行為にかかる費用も月に約1万円ほどと多くの費用が必要になります。

このように、在宅介護をするケースでは、介護サービスの利用以外にも多くの費用が必要になるため、しっかりと把握しておく必要があります。

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要介護5の在宅介護のケアプラン例と費用

本章では、要介護5の在宅介護のケアプラン例サービス利用にかかる費用を紹介します。

サービスの利用回数やそれに応じた出費など、参考にしてみるといいでしょう。

要介護者が子供世帯と同居しているケースでのケアプラン例

要介護者が子供世帯と同居しているケースでのケアプラン例は以下の通りです。

8:00~9:00
9:00~10:00
10:00~11:00 訪問介護 訪問介護 訪問介護 訪問介護 訪問介護 訪問介護
11:00~12:00
12:00~13:00
13:00~14:00 訪問看護
14:00~15:00 訪問入浴介護 訪問入浴介護
15:00~16:00
16:00~17:00 訪問介護 訪問介護 訪問介護 訪問介護 訪問介護 訪問介護
17:00~18:00

在宅での生活という点に重きを置き、訪問型のサービスを利用するケアプランとなっています。

訪問介護を利用を中心に、介護の負担が大きい入浴介護に対応してもらえる訪問入浴介護や、医療行為を受けることができる訪問看護などの組み合わせています。

必要に応じて通所型のサービスなどを組み込むことで、介護者の負担を軽減することも可能です。

サービス利用にかかる費用

利用サービス 利用頻度 利用回数/月 金額/回 金額/月
訪問介護(30分以上1時間未満) 12/週 48/月 3,940円 189,120円
訪問看護 1/週 4/週 5,690円 22,760円
訪問入浴介護 2/週 8/月 12,500円 100,000円
福祉用具のレンタル 20,000円/月額 20,000円
合計 331,880円
自己負担(1割の場合) 33,188円

上記ケアプランでの1か月のサービス費用は、自己負担割合が1割の場合で33,188円となります。

要介護5の方の区分支給限度額は1か月約36万円となっているため、限度額の範囲内での利用が可能です。

要介護5における在宅介護と施設入居の費用を比較

要介護5における在宅介護と施設入居にかかる費用を以下の表にまとめました。

在宅介護 施設入居
特養(特別養護老人ホーム) 介護付き有料老人ホーム
収入 年金 146,000円 146,000円 146,000円
支出 家賃 0円 24,600円 127,000円
食費 36,000円 40,800円 32,000円
管理費
※水道光熱費含む
12,000円 108,000円
介護サービス費
※1割負担を想定
33,000円 30,000円 26,000円
医療費 9,000円 9,000円 9,000円
介護用品購入費 25,000円 25,000円 25,000円
合計 115,000円 129,400円 327,000円
収支 +31,000円 +16,600 -181,000円

出典:社会福祉法人 陽風園「特別養護老人ホーム料金シミュレーション
出典:ケアスル介護「リアンレーヴ板橋

上記の表からも分かるように、在宅介護と施設入居では在宅介護の方が毎月必要な費用が安いと言えます。

とはいえ、介護施設のなかでも費用が安い特養へ入居した場合は在宅介護と比べても費用に大差はなく、差額は約15,000円ほどとなります。

ただ、介護付き有料老人ホームのような民間の介護施設は公的施設と比較しても費用が高額になる傾向にあり、要介護者の方の年金収入だけでは賄えない可能性が高いでしょう。

このように、入居する施設によって費用が大きく異なり、在宅介護と比べても大差ない費用で入居できる施設もあるため、介護者の負担や要介護者の希望などを考慮し適切な介護の仕方を選択するといいでしょう。

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まとめ

本記事では、要介護5の在宅介護にかかる費用を中心に解説してきました。

要介護5の在宅介護では、1か月に平均7.4万円ほどの費用が必要になります。

なお、これらの費用は介護サービスの利用にかかった費用や介護用品の購入費のみであり、介護以外の場面で必要になる食費や水道光熱費などの費用も含めると毎月11万円ほどの費用が必要になります。

とはいえ、サービスの利用頻度などによっても毎月の費用は大きく異なるため、1つの基準程度に捉えておくといいでしょう。

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