• 要介護5
  • 【公開日】2023-07-21
  • 【更新日】2025-08-08

要介護5のケアプラン例は?実際に掛かる料金や利用できるサービスまで詳しく解説

要介護5のケアプラン例は?実際に掛かる料金や利用できるサービスまで詳しく解説

要介護3とは身体能力の低下・認知症の進行などが見られ、日常生活のほとんどに家族の見守りや介助が必要な状態です。要介護5とは、介護認定のなかで最も症状の重い認定で、歩行や食事、トイレなど昼夜を問わずあらゆる場面で介助が必要になる状態のことを指します。要介護5とは、介護認定のなかで最も症状の重い認定で、歩行や食事、トイレなど昼夜を問わずあらゆる場面で介助が必要になる状態のことを指します。

「要介護3/要介護5の人はどんな介護サービスを使っているの?」

「要介護3/要介護5の人のケアプラン例を知った上で、将来の親の介護に備えたい」

そんな思いをお持ちの方々のため、今回は要介護3・要介護5の方のケアプランの事例、利用できるサービス一覧、気になる費用まで詳しく解説して行きます。

関連記事
要介護3ってどんな状態?
要介護3ってどんな状態?
関連記事
要介護5とは?要介護5で利用できるサービス・施設から給付金制度まで詳しく解説!
要介護5とは?要介護5で利用できるサービス・施設から給付金制度まで詳しく解説!
約7秒に1人が利用!
ピッタリの施設を提案します
STEP
step1
1
step2
2
step3
3
step4
4
約7秒に1人が利用!
ピッタリの施設を提案します
STEP
step1
1
step2
2
step3
3
step4
4
約7秒に1人が利用!
ピッタリの施設を提案します
STEP
step1
1
step2
2
step3
3
step4
4

要介護3のケアプラン例一覧

本章では要介護3の方が利用するサービス・週間ケアプラン例についての具体例を紹介していきます。おおよそ要介護3の方は、デイサービスを週に2~3回、訪問介護を週に5回ほど利用することが一般的です。

しかしひと口に「要介護3」と言っても身体状況や生活環境は人によって異なります。そのため今回はそれぞれのケース別にケアプランを解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

ケアプラン内容 本人の年齢/家族構成
家族が介護を行うことが難しいケアプラン例 80歳・女性・要介護3/夫と2人暮らし
本人が一人暮らしをしているケアプラン例 70歳・男性・要介護3/一人暮らし
脳梗塞の後遺症から生活機能の改善を目指すケアプラン例 90歳・男性・要介護3/一人暮らし
施設サービスを利用するケアプラン例 87歳・女性・要介護3/一人暮らし

要介護3で家族が介護を行うことが難しいケアプラン例

【Aさん・80歳・女性・要介護3/夫と2人暮らし】
1年程前から物忘れが始まり、専門医受診したところ認知症の診断が出る。
これまでは夫や地域のサポートによって自宅での暮らしを継続できていたが、夫が腰椎圧迫骨折を患い介護を行うことが難しくなる。
次男は同市内に在住しているが自営業と息子の世話で頻繁な訪問が困難な状況。
夫婦2人での生活を続けるため、見守り・サポートが必要となる。

8:00~9:00
9:00~10:00 通所介護
(デイサービス)
通所介護
(デイサービス)
通所介護
(デイサービス)
10:00~11:00
11:00~12:00
12:00~13:00 訪問介護 訪問介護  
13:00~14:00
14:00~15:00
15:00~16:00
16:00~17:00
17:00~18:00

その他:住宅改修(浴室・廊下に手すりを取り付け)

平日に訪問介護もしくは通所介護(デイサービス)が入ったケアプランとなりました。

老人ホームではなく「自宅で夫婦2人で暮らしたい」と望んだAさんには、これらのサービスによって意欲的な自立支援を促します。

訪問介護では、スタッフが自宅を訪問し、安否確認の他、入浴・食事・排せつなどの身体介護や、洗濯・掃除・買い物・調理などの生活の支援をします。

息子がいない時間帯の生活支援をはじめ、顔なじみのヘルパーが日常の困りごとなどにも相談に乗ってくれるため、安心して親を任せることができます。

通所介護(デイサービス)では、施設に通いながら利用者の身体機能の維持・向上をはじめ、孤立感の解消を目的としたサービスを受けられます。

訪問介護で実施される身体介助などのほか、レクリエーションではほかの利用者との交流も魅力で、生活の楽しみになることも多いです。

サービス利用の料金

上記のケアプランの場合、毎月で必要な料金は以下のようになります。

※住宅改修・福祉用具購入に関しては月々の支払いではなく、区分支給限度額の範囲にも含まれないため除外

利用サービス 利用頻度 利用回数/月 金額/回 金額/月
訪問介護(30分以上1時間未満) 2/週 8 3,960円 31,680円
通所介護(5時間以上6時間未満) 3/週 12 7,730円 137,040円
合計 168,720
自己負担(1割の場合)  16,872

料金の出展:厚生労働省「介護報酬の算定構造」(令和3年)

要介護3で本人が一人暮らしをしているケアプラン例

【Bさん・70歳・男性・要介護3/一人暮らし】
妻とは30年前に離婚。子供は居なく、両親や兄は死去。
2年前にパーキンソン病の診断を受けていたが、1月はじめ風邪を引いて寝込んだときから服薬ができなくなり、食事も思うように摂れないようになった。
「薬が決められたように飲めるか、食事が用意できるか心配」という本人の言葉を受けて、一人暮らしでも安心して生活できるような支援が必要となる。

8:00~9:00
9:00~10:00 通所リハビリテーション
(デイケア)
訪問看護 通所リハビリテーション
(デイケア)
 訪問介護 訪問看護 通所リハビリテーション
(デイケア)
 訪問介護
10:00~11:00
11:00~12:00
12:00~13:00
13:00~14:00
14:00~15:00
15:00~16:00 訪問介護 訪問介護 訪問介護 訪問介護
16:00~17:00
17:00~18:00

その他:住宅改修(玄関に手すりを取り付け、トイレドア取り換え)、介護ベッド貸与

全ての日に訪問介護や訪問看護、通所リハビリテーションが入ったケアプランとなりました。

「薬が飲めれば日常生活は問題ない」と診断されたBさんには、一人暮らしでも安心して生活を送れるよう、服薬の確認と基礎運動能力の維持を目的とした支援を行います。

訪問看護では服薬の管理のほか、血圧・脈拍・体温の測定を実施することにより、日ごろからBさんの体調を気に掛けることができます。

通所リハビリテーションではパーキンソン病の症状を考慮しながらも残存機能を活かし、自立した生活をサポートする目的があります。

要介護3は一般的には一人暮らしが難しい場合が多いですが、本人の症状によって利用するサービスをしっかりを考えれば一人暮らしの継続も可能な場合があると言えるでしょう。

サービス利用の料金

上記のケアプランの場合、毎月で必要な料金は以下のようになります。

※住宅改修・福祉用具購入に関しては月々の支払いではなく、区分支給限度額の範囲にも含まれないため除外

利用サービス 利用頻度 利用回数/月 金額/回 金額/月
訪問介護(30分以上1時間未満) 6/週 24 3,960円 95,040円
訪問看護(30分以上1時間未満) 2/週 8 8,210円 65,680円
通所リハビリ(3時間以上4時間未満) 3/週 12 6,380円 76,560円
合計 237,280
自己負担(1割の場合)  23,728

料金の出展:厚生労働省「介護報酬の算定構造」(令和3年)

要介護3で脳梗塞の後遺症から生活機能の改善を目指すケアプラン例

【Cさん・90歳・男性・要介護3/一人暮らし】
4ヶ月前に脳梗塞(小脳梗塞)を再発し、入院による治療・リハビリテーションを受けていた。
近隣に住む弟のサポート(通院時の付き添いなど)も受けているが、弟自体がすでに高齢(84歳)であり、自身の健康維持や今後の介護に不安を抱えている。
退院後に体力・気力を付けて一人暮らしを安心して営むために、生活上の支援・基礎能力の向上が必要となる。

8:00~9:00
9:00~10:00 訪問リハビリテーション 訪問看護 訪問介護  訪問リハビリテーション 訪問介護 訪問看護  訪問介護
10:00~11:00
11:00~12:00
12:00~13:00
13:00~14:00
14:00~15:00
15:00~16:00 訪問介護 訪問介護 訪問介護 訪問介護 訪問介護 訪問介護 訪問介護
16:00~17:00
17:00~18:00

その他:住宅改修(手すりの取り付け、段差の解消)、定期受診

全ての日に訪問介護や訪問看護、訪問リハビリテーションが入ったケアプランとなりました。

病院から退院したばかりのCさんには、まず自宅での生活リズムに慣れてもらうため訪問サービスが中心となっています。

訪問リハビリでは機能訓練の継続や定期的な身体状況の評価を行い、自立した生活を支援します。

また一見すると多めの支援ですが、身体状況の改善が見られれば徐々に訪問介護の回数を減らしていくことを見据えています。

あくまで退院直後で体力に不安がある時期をサポートするためのプランであり、できることを取り戻して安心の一人暮らしを目指します。

サービス利用の料金

上記のケアプランの場合、毎月で必要な料金は以下のようになります。

※住宅改修・福祉用具購入に関しては月々の支払いではなく、区分支給限度額の範囲にも含まれないため除外

利用サービス 利用頻度 利用回数/月 金額/回 金額/月
訪問介護(30分以上1時間未満) 6/週 40 3,960円 158,400円
訪問看護(30分以上1時間未満) 2/週 8 8,210円 65,680円
訪問リハビリ(20分以上) 2/週 8 3,070円 24,560円
合計 248,640
自己負担(1割の場合)  24,864

料金の出展:厚生労働省「介護報酬の算定構造」(令和3年)

要介護3で施設サービスを利用する場合のケアプラン例

【Dさん・87歳・女性・要介護3/一人暮らし】
5年ほど前に夫がなくなり一人暮らしをしていたが、脳梗塞で倒れてしまう。
病院で治療・リハビリを受けていたが、在宅復帰後も介護が必要となる。
しかし近隣には子供や親戚を含め頼りにできる人がいないため、遠方に住む家族と相談して特養へ入所することになった。
8:00~9:00 特養 特養 特養 特養 特養 特養 特養
9:00~10:00
10:00~11:00
11:00~12:00
12:00~13:00
13:00~14:00
14:00~15:00
15:00~16:00
16:00~17:00
17:00~18:00

特養(特別養護老人ホーム)に入居するプランとなりました。

要介護3以上の方が入居できる特養では、施設で暮らしながら食事や入浴、排泄などの介助をはじめ、たん吸引や胃ろうなどの処置も受けることができます。

認知症ケアにも対応しているほか、病気の後遺症などでほとんど全面的な介護を必要とする方も安心の環境です。

施設に入所することは遠方に住むDさんの家族にとっても、もっとも負担を軽減できる選択肢と言えるでしょう。

サービス利用の料金

特養の費用は入居一時金などの初期費用が0円、月額費用は要介護度や入居する居室タイプによっても異なりますが9~15万円が相場です。

そのほか要介護5のように重度の介護を必要とする方にとって入居の選択肢となるのは、以下のような施設が挙げられます。

名称【運営】 初期費用(入居一時金・敷金) 月額利用料
特養(特別養護老人ホーム)【公的】 なし 5~15万円
介護医療院【公的】 なし 6~17万円
介護付き有料老人ホーム【民間】 0~数億円 15~40万円
約7秒に1人が利用!
ピッタリの施設を提案します
STEP
step1
1
step2
2
step3
3
step4
4
約7秒に1人が利用!
ピッタリの施設を提案します
STEP
step1
1
step2
2
step3
3
step4
4
約7秒に1人が利用!
ピッタリの施設を提案します
STEP
step1
1
step2
2
step3
3
step4
4

要介護5のケアプラン例一覧

本章では要介護5の方が利用しているサービス・週間ケアプランの具体例を紹介します。

厚生労働省の調査によると、要介護5の方の施設サービス利用率は44.41%となっています。そのため施設に入居をして介護を受ける方もいれば、在宅介護を続けている方もいらっしゃるのが現状です。

今回はそれぞれのケース別にケアプランを解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

ケアプラン内容 本人の年齢/家族構成
要介護5で本人が妻と二人暮らしのケアプラン例 86歳・男性/妻(79歳)と2人暮らし
要介護5で日中が独居となる方のケアプラン例 82歳・男性/娘と孫と3人暮らし
要介護5で本人が一人暮らしのケアプラン例 70歳・女性/ひとり暮らし
要介護5で週末にショートステイを利用するケアプラン例 77歳・男性/妻(72歳)と2人暮らし
要介護5で重度の認知症を抱えている方のケアプラン例 79歳・男性/妻(76歳)、息子夫婦と4人暮らし
要介護5でできる限り家事を行いたいと望む主婦のケアプラン例 79歳・女性/夫(75歳)と2人暮らし
要介護5で施設サービスを利用する場合のケアプラン例 84歳・男性/妻(83歳)と2人暮らし

要介護5で本人が妻と二人暮らしのケアプラン例

【Aさん・86歳・男性・要介護5/妻(79歳)と2人暮らし】
元々は月に10日働くほど元気だったが、交通事故により重傷を負う。ほぼ寝たきりの状態になってしまうほか、胃ろうなどの処置も必要になる。
Aさんがリハビリテーション病院に半年ほど通っていた間に、Aさんの妻には認知症の症状が出てしまい、退院後に夫婦での介護が難しい状況。
息子夫婦はやや遠方に住んでおり、平日などは頼りにするのは難しい。

8:00~9:00
9:00~10:00

通所リハビリテーション

(デイケア)

訪問介護 訪問介護 訪問介護

通所リハビリテーション

(デイケア)

 訪問介護
10:00~11:00
11:00~12:00
12:00~13:00
13:00~14:00
14:00~15:00
15:00~16:00 訪問介護 訪問看護 訪問入浴 訪問介護 訪問介護 訪問看護
16:00~17:00
17:00~18:00

その他:住宅改修、福祉用具購入

月曜~土曜日に訪問介護や訪問看護、通所リハビリテーションが入ったケアプランとなりました。

日曜日にはサービスを利用しておらず、息子夫婦が訪問して介護を行うことになります。

そのほか自宅のバリアフリー化を図るための住宅改修や、車いすや介護ベッドなどの設備を揃えるための福祉用具購入のサービスを利用しています。

火曜日と土曜日の訪問看護により、見守りができない息子夫婦に代わって体調面の異常がないかを確認することが可能です。

どうしても「住み慣れた自宅にいたい」「夫婦で一緒に施設に入居することが金銭的に厳しい」など理由はさまざまですが、子やサービスの力を借りて在宅介護を続けることは不可能ではないことが分かります。

サービス利用の料金

上記のケアプランの場合、毎月で必要な料金は以下のようになります。

※住宅改修・福祉用具購入に関しては月々の支払いではなく、区分支給限度額の範囲にも含まれないため除外

利用サービス 利用頻度 利用回数/月 金額/回 金額/月
訪問介護(30分以上1時間未満) 7/週 28 3,960円 110,880円
訪問入浴(1回につき) 1/週 4 12,600円 50,400円
通所リハビリ(3時間以上4時間未満) 2/週 8 8,360円 66,880円
訪問看護(30分以上1時間未満) 2/週 8 8,210円 65,680円
合計 293,840円
自己負担(1割の場合) 29,384円

料金の出展:厚生労働省「介護報酬の算定構造」(令和3年)

要介護5で日中が独居となる方のケアプラン例

【Bさん・82歳・男性・要介護5/娘と孫と3人暮らし】
脳血管性パーキンソン症候群を発症し、著しく日常生活が制限されるようになった。
歩行や排泄などに介助が必要になるが、娘と孫は日中は仕事のためBさんの独居となる。
パーキンソン症候群の症状緩和・家族の負担軽減・Bさん自身の「排泄は自立したい・デイサービスを続けたい」と意思を尊重したサービスが必要。

8:00~9:00
9:00~10:00

通所リハビリテーション
(デイケア)

通所介護
(デイサービス)

通所リハビリテーション
(デイケア)

10:00~11:00 訪問介護 訪問介護
11:00~12:00
12:00~13:00
13:00~14:00
14:00~15:00
15:00~16:00
16:00~17:00 訪問介護 訪問介護
17:00~18:00 訪問介護 訪問介護 訪問介護

その他:住宅改修、福祉用具購入

月曜~金曜日に訪問介護、通所リハビリテーション、デイサービスなどが入ったケアプランとなりました。

日中はBさんが独居となるため、見守り・生活介助のための訪問介護が重要な役割を持ちます。

水曜日にはBさんの生きがいとなっているデイサービス、月曜・金曜には生活動作の機能向上を図るための通所リハビリテーションが入っています。

Bさんには認知症の症状がほとんどなく「できる限り自分のことは自分で行いたい」という意思を尊重・後押しするためのケアプランとなりました。

土日には娘・もしくは孫が交代で見守り・生活の介助を行うことになります。

サービス利用の料金

上記のケアプランの場合、毎月で必要な料金(生活援助の例)は以下のようになります。

利用サービス 利用頻度 利用回数/月 金額/回 金額/月
訪問介護
(30分以上1時間未満)
7/週 28 3,960円 110,880円
通所介護
(6時間以上7時間未満)
1/週 4 11,420円 45,680円
通所リハビリテーション
(6時間以上7時間未満)
2/週 8 13,690円 109,520円
合計 266,080円
自己負担(1割の場合) 26,608

料金の出展:厚生労働省「介護報酬の算定構造」(令和3年)

要介護5で本人が一人暮らしのケアプラン例

【Cさん・70歳・女性・要介護5/ひとり暮らし】
事故により脳性麻痺となる。病院からの退院後、バリアフリーのアパートでひとり暮らしをすることになった。
近くに頼れる親族がいないため、介護サービスで自身の安心をしなければならない。
認知症の症状はほとんどなく、できる限り自分のことは自分でこなしたいと考えている。デイサービスで人との交流も生きがいにしたい。

8:00~9:00
9:00~10:00

通所リハビリテーション(デイケア)

通所介護
(デイサービス)
10:00~11:00 訪問介護 訪問介護 訪問介護 訪問介護 訪問介護
11:00~12:00
12:00~13:00
13:00~14:00
14:00~15:00
15:00~16:00
16:00~17:00 訪問介護 訪問介護 訪問介護 訪問介護 訪問介護
17:00~18:00
18:00~19:00
19:00~:2000
20:00~21:00 夜間対応訪問介護 夜間対応訪問介護 夜間対応訪問介護 夜間対応訪問介護 夜間対応訪問介護 夜間対応訪問介護 夜間対応訪問介護

その他:住宅改修、福祉用具購入

毎日2回以上の介護サービスが入ったケアプランとなりました。

基本的な見守り・生活介助を行う訪問介護のほか、Cさんの生きがいにつながる通所介護や、生活能力の回復を目指す通所リハビリテーションが組み込まれています。

近くに頼りにできる家族がいないCさんは、夜間の安心を確保するために夜間対応訪問介護を利用しています。

夜間の決まった時間にヘルパーが見回りに来てくれるほか、もしもの時があった場合もオペレーションセンターへの連絡により迅速な対応が可能です。

要介護5の方がひとり暮らしをすることは非常に難しいと言えますが、Cさんのように認知症の症状がほとんどなく、本人が症状の回復に意気込んでいる場合は一人暮らしができるケースもあると言えるでしょう。

サービス利用の料金

上記のケアプランの場合、毎月で必要な料金は以下のようになります。

利用サービス 利用頻度 利用回数/月 金額/回 金額/月
訪問介護(45分~) 10/週 40 3,960円 158,400円
夜間対応型訪問介護(定期巡回) 7/週 28 3,860円 108,080円
通所介護
(7時間以上8時間未満)
1/週 4 11,420円 45,680円
通所リハビリ
(3時間以上4時間未満)
2/週 4 13,690円 33,440
合計 345,600
自己負担(1割の場合) 34,560円

料金の出展:厚生労働省「介護報酬の算定構造」(令和3年)

要介護5で週末にショートステイを利用するケアプラン例

【Dさん・77歳・男性・要介護5/妻(72歳)と2人暮らし】
寝たきりの状態で呼吸器をつけている。ヘルパーによる喀痰吸引や胃ろうでの食事が必要。
重度の認知症を抱えており、意思疎通は困難。意欲低下は著しく何もしたがらない。
ADL低下防止のほか、気分転換や認知症の進行を遅らせるためのサポートが必要となる。

8:00~9:00 ショートステイ
9:00~10:00

訪問介護 

訪問リハビリテーション

訪問介護 訪問介護

訪問リハビリテーション

 ショートステイ
10:00~11:00
11:00~12:00
12:00~13:00
13:00~14:00 訪問介護 訪問介護 訪問介護
14:00~15:00
15:00~16:00
16:00~17:00
17:00~18:00 訪問看護  訪問入浴 訪問介護 訪問看護 訪問入浴

その他:住宅改修、福祉用具貸与

平日には訪問サービスを中心としたサポート、休日には療養型のショートステイが入ったプランとなりました。

喀痰吸引を必要とするDさんは、必要な医療ケアの面から通所サービスに通うことは困難です。

したがって平日は訪問介護や訪問看護を利用しながら必要なサポートを受けることになります。

また同居する妻はこれまでのひどい介護疲れから休息が必要と判断されたため、週末にはショートステイを活用します。

要介護5の方の介護はどうしても24時間目が離せなくなってしまうものですが、ショートステイはまとまった時間の休息を取ることができるため大きな負担軽減になるでしょう。

療養型のショートステイでは必要な医療ケアも受けることができるため、Dさんのような症状をお持ちの方も安心です。

サービス利用の料金

上記のケアプランの場合、毎月で必要な料金は以下のようになります。

※住宅改修・福祉用具購入に関しては月々の支払いではなく、区分支給限度額の範囲にも含まれないため除外

利用サービス 利用頻度 利用回数/月 金額/回 金額/月
訪問介護(30分以上1時間未満) 7/週 28 3,960円 110,880円
訪問看護(30分以上1時間未満) 2/週 8 8,210円 65,680円
訪問リハビリ(20分以上) 2/週 8 3,070円 24,560円
訪問入浴(1回につき) 2/週 8 12,600円 100,800円
ショートステイ(短期入所療養介護)
<従来型個室>【療養型】
1/週 4 11,310円 45,240円
合計 347,160円
自己負担(1割の場合) 34,716円

料金の出展:厚生労働省「介護報酬の算定構造」(令和3年)

要介護5で重度の認知症を抱えている方のケアプラン例

【Eさん・79歳・男性・要介護5/妻(76歳)、息子夫婦と4人暮らし】
認知症による幻視・幻聴があり、いきなり大声をあげて泣いたりする。
食欲もなく体力の低下が著しく、寝たきりに近い生活を送っている。
自力での歩行も難しい状態だが、またデイサービスに通いたいと望んでいる。

8:00~9:00
9:00~10:00 訪問リハビリテーション 訪問看護 訪問介護  訪問リハビリテーション 訪問介護 訪問リハビリテーション  訪問介護
10:00~11:00
11:00~12:00
12:00~13:00
13:00~14:00
14:00~15:00
15:00~16:00 訪問介護 訪問介護 訪問入浴 訪問介護 訪問看護 訪問介護 訪問入浴
16:00~17:00
17:00~18:00

その他:住宅改修、福祉用具貸与

全ての日において、訪問介護や訪問リハビリが入ったケアプランとなりました。

認知症を抱えながらもまたデイサービスに通いたいというEさんの意思を汲み、日常生活上の支援や基礎運動能力の向上を目的としたサポートを受けることになります。

週3回の訪問リハビリでは歩行などの日常動作の機能向上を目指したリハビリを実施します。

訪問介護では一般的な介助のほか散歩の同行を実施し、筋力の低下防止と認知症の進行緩和を目指しています。

重い認知症を抱えている方でも本人にとって「やってみたい」という気持ちは大きな生きがいとなり、脳の活性化にもつながります。

ケアプランは決して画一的なものではありません、本人の症状や思いを加味した上で一人ひとりに最適な支援の形なのです。

サービス利用の料金

上記のケアプランの場合、毎月で必要な料金は以下のようになります。

※住宅改修・福祉用具購入に関しては月々の支払いではなく、区分支給限度額の範囲にも含まれないため除外

利用サービス 利用頻度 利用回数/月 金額/回 金額/月
訪問介護(30分以上1時間未満) 7/週 28 3,960円 110,880円
訪問看護(30分以上1時間未満) 2/週 8 8,210円 65,680円
訪問リハビリ(20分以上) 3/週 12 3,070円 36,840円
訪問入浴(1回につき) 2/週 8 12,600円 100,800円
合計 314,200円
自己負担(1割の場合) 31,420円

料金の出展:厚生労働省「介護報酬の算定構造」(令和3年)

要介護5でできる限り家事を行いたいと望む主婦のケアプラン例

【Fさん・79歳・女性・要介護5/夫(75歳)と2人暮らし】
骨粗しょう症などによる腰痛・リマウチによる重度の間接拘縮により、自立した歩行は困難である。
室内は掴まり立ちにより辛うじて移動できるが、外出時は車いすを利用している。
認知症の症状は軽度で、現在でもできる限り家事などを行っていきたいと望んでいる。

8:00~9:00
9:00~10:00

通所介護
(デイサービス)

通所介護
(デイサービス)

10:00~11:00 訪問介護 訪問介護 訪問介護 訪問介護
11:00~12:00
12:00~13:00
13:00~14:00
14:00~15:00
15:00~16:00
16:00~17:00
17:00~18:00 訪問入浴 訪問介護 訪問介護 訪問介護

その他:住宅改修、福祉用具貸与

月曜~土曜日までに、デイサービスや訪問介護が入ったプランとなりました。

デイサービスでは他者との交流で生活にハリを与えるほか、機能訓練による身体機能向上を図ります。

またFさんの「なるべく家事をしていたい」という思いを汲み、訪問介護では難しい家事などを手伝うほか買い物への同行なども実施しています。

できない部分を介護サービスによってうまく補いながら、本人の残存機能を最大限に生かす支援を行います。

サービス利用の料金

上記のケアプランの場合、毎月で必要な料金は以下のようになります。

※住宅改修・福祉用具購入に関しては月々の支払いではなく、区分支給限度額の範囲にも含まれないため除外

利用サービス 利用頻度 利用回数/月 金額/回 金額/月
訪問介護(30分以上1時間未満) 7/週 28 3,960円 110,880円
通所介護(6時間以上7時間未満) 2/週 8 11,420円 91,360円
訪問入浴(1回につき) 1/週 4 12,600円 50,400円
合計 252,640円
自己負担(1割の場合) 25,264円

料金の出展:厚生労働省「介護報酬の算定構造」(令和3年)

要介護5で施設サービスを利用する場合のケアプラン例

【Hさん・84歳・男性・要介護5/妻(83歳)と2人暮らし】
壁を伝っても歩けなくなってしまい、ほぼ寝たきりの状態で常に見守りを要する。
オムツを拒否しており、妻の介護でポータブルトイレを使用している。なんでも妻に頼っていたため妻は身体を壊し入院した。
本人は少しでも気に食わないと大声で騒ぎだし、別居する家族の手にも追えないため特養に入居して介護を受けることになった。
8:00~9:00 特養 特養 特養 特養 特養 特養 特養
9:00~10:00
10:00~11:00
11:00~12:00
12:00~13:00
13:00~14:00
14:00~15:00
15:00~16:00
16:00~17:00
17:00~18:00

特養(特別養護老人ホーム)に入居するプランとなりました。

要介護3以上の方が入居できる特養では、施設で暮らしながら食事や入浴、排泄などの介助をはじめ、たん吸引や胃ろうなどの処置も受けることができます。

認知症ケアにも対応しているほか、ほとんど全面的な介護を必要とする要介護5の方も安心の環境です。

施設に入所することはHさんの妻や家族にとっても、もっとも負担を軽減できる選択肢と言えるでしょう。

サービス利用の料金

特養の費用は入居一時金などの初期費用が0円、月額費用は要介護度や入居する居室タイプによっても異なりますが9~15万円が相場です。

そのほか要介護5のように重度の介護を必要とする方にとって入居の選択肢となるのは、以下のような施設が挙げられます。

名称【運営】 初期費用(入居一時金・敷金) 月額利用料
特養(特別養護老人ホーム)【公的】 なし 5~15万円
介護医療院【公的】 なし 6~17万円
介護付き有料老人ホーム【民間】 0~数億円 15~40万円

要介護3・要介護5で利用できるサービス一覧

本章では「要介護3」の方が利用できるサービスを一覧表で紹介します。

利用できるサービスの全体像を知ったうえで、今後の計画の参考になれば幸いです。

サービスの種類 サービス内容
訪問サービス 訪問介護 訪問介護員が自宅を訪問し、食事・排せつ・入浴などの介護や掃除・洗濯・買い物などの生活支援を行う
訪問入浴介護 介護・看護職員が自宅を訪問し、持参した浴槽で入浴の介護を行う
夜間対応型訪問介護 24時間安心して過ごせるよう、夜間帯にも対応している訪問介護サービス。
安否確認や排せつの介助等を行う「定期巡回型」と、転倒した際や急な体調不良等の有事の際に介護をする「随時対応型」の2つに分かれている。
訪問看護 看護職員が疾患のある利用者の自宅を訪問し、主治医の指示に基づいた療養上の世話や診察の援助を行う
定期巡回・随時対応型訪問
介護看護
「定期巡回型」と「随時対応型」の両方に対応しており、訪問介護だけでなく訪問看護も組み込まれているサービス
訪問リハビリ 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士等の専門スタッフが自宅を訪問し、心身機能の維持・回復や日常生活の自立に向けたリハビリを行う
居宅療養管理指導 医師・歯科医師・薬剤師・管理栄養士等の専門家が自宅を訪問し、療養上の管理・指導を行う
通所サービス 通所介護(デイサービス) 介護施設に通い、介護・生活援助・機能訓練等のサービスを受けることができる日帰りのサービス。自宅と施設までは送迎してくれる。
通所リハビリ(デイケア) 病院・老健・診療所等に通い、専門スタッフによる機能訓練・日常生活動作等のリハビリを受けることができる。食事や入浴といった生活援助の提供もある。
認知症対応型通所介護 認知症の方を対象とした通所介護サービス。
地域密着型通所介護 定員18人以下の施設で、入浴や食事などの介護や機能訓練等のサービスを受けることができる。定員が少ないため、一人ひとりに寄り添った対応が可能。
療養通所介護 常に看護師による観察が必要な方を対象にしたサービス。医師や訪問看護ステーションと連携して食事・入浴などの日常生活支援、機能訓練が提供される。
短期入所サービス 短期入所生活介護
(ショートステイ)
介護施設に短期間入所し、介護・生活援助・機能訓練等のサービスを受けることができる。1度で最大30日までの利用が可能。
短期入所療養介護
(ショートステイ)
老健や介護医療院といった医療体制が整っている施設に短期間入所し、介護・生活援助に加え、医療処置や看護等の医療サービスを受けることができる。1度で最大30日までの利用が可能。
複合型サービス 小規模多機能型居宅介護 施設への通いを中心として、訪問・短期入所サービスを組み合わせ、介護・生活援助・機能訓練等のサービスを受けることができる。
看護小規模多機能型
居宅介護
小規模多機能型居宅介護と訪問看護を組み合わせたサービス。
施設サービス 老健(介護老人保健施設) 利用者の在宅復帰を目的とした施設。介護・看護・生活援助・リハビリ等のサービスを受けることができるが、原則3~6か月で退所しなければならない。
特養(特別養護老人ホーム) 常に介護が必要な方の入所を受け入れ、入浴や食事などの日常生活上の支援や、機能訓練、療養上の世話などが受けられる施設。
ケアハウス 自立した生活が難しい高齢者の方を対象とした、少ない費用で介護・生活援助等のサービスが受けられる施設。
介護療養型医療施設 比較的重度の要介護者を対象とした、充実した医療処置・リハビリ等のサービスが受けられる施設。
介護医療院 介護療養型医療施設で受けられるサービスに加え、介護や生活援助にも力を入れている施設。
有料老人ホーム 食事・介護・生活援助・健康管理のうち1つ以上を提供している施設。24時間介護サービスを受けることができる「介護型」、生活援助を中心に受けることができる「住宅型」等の種類がある。
サ高住(サービス付き高齢者向け住宅) 「安否確認」「生活相談」等のサービスを受けることができるバリアフリー対応の施設。
グループホーム 認知症の方を対象とした、少人数での共同住宅の形態でサービスを受けることができる施設。
福祉用具の
利用サービス
福祉用具の貸与 車いすや介護ベッド等の福祉用具をレンタルすることができるサービス。
福祉用具の販売 簡易浴槽や入浴補助用具等の福祉用具を購入することができるサービス。

要介護3・要介護5の人がよく利用するサービス

上記で紹介した介護サービスの中から、要介護3の方によく使われるサービスを詳しく紹介します。

訪問介護

訪問介護員(ホームヘルパー)などが自宅を訪問し、入浴や排せつ、食事などの介護サービス、そのほかの日常生活を送るうえで必要となる家事などの援助を行います。

自宅にいながら介護サービスを受けられるため、利用者は環境の変化に伴うストレスが少ないことがメリットとして挙げられます。

また介護保険サービスのなかでも比較的安価な部類に入るため、普段介護を行う家族が仕事などで見守ってあげられない時にも適していると言えるでしょう。

通所介護(デイサービス)

介護施設やデイサービスセンターなどに通い、食事や入浴、排せつなどの介助、機能訓練やレクリエーションを行います。

閉じこもりがちな利用者の孤独感の解消・身体機能の維持なども目的としており、ほかの利用者との交流などから生活の楽しみとなることもメリットです。

また自宅からの車での送迎サービスが付いていることも多く、在宅介護を行っている家族にとって大きな負担軽減になると言えるでしょう。

関連記事
要介護3の方はデイサービス回数は?
要介護3の方はデイサービス回数は?

通所リハビリ(デイケア)

老健などの介護施設や病院に通い、医師や理学療法士などの専門スタッフによるリハビリテーション・医療ケアを行います。

日常生活機能の維持・向上、認知機能の改善などを目的としており、デイサービスよりも医学に基づいたリハビリテーションが受けられることがメリットです。

退院したばかりで生活が不安な方や、骨折・変形性関節症などをお持ちの方には適していると言えるでしょう。

また利用時には看護師による健康チェックも行われており、日々の安心にもつながっています。

短期入所生活介護(ショートステイ)

施設に一定期間入所し、食事や入浴、排泄などの介助をはじめ、日常生活上の世話やリハビリを行います。

数日間の宿泊ができるため、在宅介護を行う家族が外せない用事ができた場合にも適したサービスであると言えるでしょう。

連続の利用日数は最大30日まで行うことができ、本格的に施設へ入所する前の疑似体験としての利用も可能です。

また家族などにとっては、自分のためにまとまった時間が確保できるために、大きな負担軽減につながると言えます。

「これらの介護サービスだけでは今後の生活が不安…」「老人ホームへの入居も視野に入れたい」という方は、ケアスル介護で相談してみることがおすすめです。

ケアスル介護では施設の紹介だけでなく、見学や体験入居の申し込みや日程調整の代行も実施しています。

「暮らしの雰囲気を知った上で、納得して施設を探したい」という方も、まずは無料相談からご利用ください。

約7秒に1人が利用!
ピッタリの施設を提案します
STEP
step1
1
step2
2
step3
3
step4
4
約7秒に1人が利用!
ピッタリの施設を提案します
STEP
step1
1
step2
2
step3
3
step4
4
約7秒に1人が利用!
ピッタリの施設を提案します
STEP
step1
1
step2
2
step3
3
step4
4

ケアプランの立て方

ここまで要介護3・要介護5のケアプランの具体例を挙げて解説してきましたが、このケアプランは誰がどのように立てるのでしょうか?

ケアプランはケアマネージャーが立ててくれる

ケアプランは基本的にケアマネージャーに相談して作成してもらうことができます。

要介護認定を受けたあとは、市区町村の指定を受けた居宅介護支援事業者(ケアプラン作成事業者)へ依頼することでケアプランを作成することができます。(参考:厚生労働省「サービス利用までの流れ」)

ケアマネジャーは、要介護認定を受けた方が満足のいく介護サービスを利用できるよう、本人や家族と面談の上、「ケアプラン(介護サービス計画書)」を作成し、サービス事業者や市区町村などとの連絡調整を行ってくれます。

ケアプランの作成後は、ケアマネジャーの仲立ちのもと事業者と契約を結び、サービスの利用開始となります。

要介護3・要介護5の区分支給限度額は?

区分 区分支給限度基準額
(単位)
自己負担割合
1割の場合(円/月)
自己負担割合
2割の場合(円/月)
自己負担割合
3割の場合(円/月)
要介護3 27,048 27,048円 54,096円 81,144円
要介護4 30,938 30,938円 61,876円 92,814円
要介護5 36,217 36,217円 72,434円 108,651円

区分支給限度額とは、介護保険によって補填される介護サービス利用金額の上限額のことです。

上記のように、区分支給限度額(単位)が要介護3の場合は27,048単位要介護5の場合は36,217単位と定められており、270,480円分までの介護サービスに保険が適用されることになります。

したがって自己負担割合が1割の方の場合は、最大で自己負担27,048円までのサービスを利用できることになるのです。※1単位10円の場合。地域によって単位ごとの金額が異なる場合があります。

また区分支給限度額を超えて介護サービスを利用する場合は、超えた分のサービス料金は全額自己負担となるため注意しておきましょう。

要介護3~5の方がもらえるお金についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

関連記事
介護を勉強したい人必見!おすすめの介護技術動画を紹介
介護を勉強したい人必見!おすすめの介護技術動画を紹介

まとめ

本記事では要介護3・要介護5の方のケアプラン例を解説しました。

前提として、本人の意思や目標・生きがいをしっかりと把握した上で、その人に適した形で自立支援を行うのがケアプランです。

今回紹介したのは数例ですが、ケアマネジャーと実際に相談する際は本人の気持ちや家族の在り方をよく考えたうえで納得のいくケアプランを立てられるようにしましょう。

老人ホームの
知りたいことがわかる
種類を診断 料金を診断 空室を確認
老人ホームの
知りたいことがわかる
種類を診断 料金を診断 空室を確認