「サービス付き高齢者向け住宅は、若くても入居できるの?」とお悩みの方もいるのではないでしょうか?
中には、40代、50代で施設をお探しの方もいると思います。
ここでは、40代でサービス付き高齢者向け住宅に入居するための条件や、メリット・デメリットなどについて詳しくご紹介していきます。
この記事を最後まで読み終えてもらえれば、40代で入居できるサービス付き高齢者向け住宅探しに役立ちます。
40代でサービス付き高齢者向け住宅への入居を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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40代でサービス付き高齢者向け住宅は入居できる?
サービス付き高齢者向け住宅は、40代でも入居できる賃貸住宅です。
そこで、40代でサービス付き高齢者向け住宅に入居するための条件や、サービス付き高齢者向け住宅以外の老人ホームについて、解説していきます。
入居条件に当てはまるか、チェックしてみましょう。

①40代で入居するための条件
本体、サービス付き高齢者向け住宅に入居するには、60歳以上の高齢者が対象となります。
ただし、40代で入居する場合、特定疾患により要介護認定を受けている必要があります。特定疾病に該当するのは以下の16種類です。
- がん(がん末期)
- 関節リウマチ
- 筋萎縮性側索硬化症
- 後縦靭帯骨化症
- 骨折をともなう骨粗鬆症
- 初老期における認知症
- .進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病
- 脊髄小脳変性症
- 脊柱管狭窄症
- 早老症
- 多系統萎縮症
- 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
- 脳血管疾患
- 閉塞性動脈硬化症
- 慢性閉塞性肺疾患
- 両側の膝関節又は股関節に著しい変形をともなう変形性関節症
16の特定疾病に該当する65歳未満の方は、要介護認定を受けることで、介護保険サービスを利用できます。
特定疾病であると診断された場合、市区町村の介護保険担当窓口で、要介護認定を申請しましょう。
②40代で入居できる老人ホームの種類
40代で老人ホームへの入居を希望する場合、特定疾病の対象施設を探しましょう。
特定疾病の対象施設は以下の通りです。
40~64歳の入居条件 | 施設の特徴 | |
特別養護老人ホーム | 要介護3以上 |
|
介護老人保健施設 | 要介護1以上 |
|
介護医療院
(公的施設) |
要介護1以上 |
|
有料老人ホーム | 要介護1以上 |
|
サービス付き高齢者向け住宅 | 要介護1以上 |
|
ただし、要介護認定を受けている方の割合は、65歳以上の「第一号被保険者」が多く、65歳未満の「第二号被保険者」は少ないです。
そのため、第二号被保険者が入居できる施設数は多くありません。
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40代でサービス付き高齢者向け住宅を希望する理由
「40代でサービス付き高齢者向け住宅に入居するのは、どんな人なの?」と疑問に感じる方がいるのではないでしょうか。
そこで、40代で入居を希望する理由について、詳しくご紹介していきます。
どのような理由からサービス付き高齢者向け住宅を希望しているのか、それぞれ確認していきましょう。
①若い頃から持病を抱えている
本来であれば介護を必要としない年代であっても、病気によって日常生活のサポートやケアを必要とする方がいます。
筋力が衰えてしまう病や、希少な病など、抱えている病気はその人それぞれです。
また、若い頃は比較的アクティブに過ごせていても、中年期以降に身の回りのことを自分で行うのが難しくなる場合もあります。
自宅で介護サービスを受けながらの生活は、「家族に迷惑を掛けたくない」「将来的に1人で生活するのは不安」といった悩みにつながりやすいです。
年齢を重ねて、持病が悪化してからではなく、若いうちに自分の判断で施設に入居したいと考える方は少なくありません。
②生活習慣病で自立した生活が困難である
不規則な生活習慣が原因で体調を崩し、身の回りのことを自分で行うのが難しくなってしまった方の中には、施設を選択する場合があります。
特に、自炊や掃除といった家事が苦手な男性に多い傾向です。外食や惣菜類など、塩分や脂質の多い食事ばかりの方は、健康を損なうリスクが高くなります。
生活習慣病のリスクが高い生活習慣は、なかなかやめられないものです。
生活習慣病を発症しても、生活習慣の改善に結びつかず、症状の悪化を招きやすくなります。
特に糖尿病は、40代から増え始め、適切な血行コントロールが行われない場合、網膜症や腎症、神経障害といった合併症リスクが上がります。
また、施設に入居することで、専門のスタッフに健康管理を任せて、安心感を得たい方も多いです。
③家族に負担をかけたくない
40代で要介護状態となり、介護を親に任せるケースは多いです。しかし、若い世代の介護は、高齢者と異なり、介護期間が長くなります。
また、親世代は子どもだけでなく、高齢の親の介護も担っている場合があります。同時介護は精神的・体力的な負担が大きいです。
家族間で介護負担の差による不満が生じ、トラブルや不仲といった問題に発展しかねません。
本来であれば、40代は働き盛りの世代です。自宅で介護を受けている姿をなかなか受け入れられない親もいます。
家族の介護負担を軽減するために施設を検討する40代の方は少なくありません。
40代でサービス付き高齢者向け住宅に入居するメリット
サービス付き高齢者向け住宅は、高齢者向けのバリアフリー住宅です。
原則として、60歳以上の方が入居条件となるので、若い世代の入居者は多くありません。
そこで、40代でサービス付き高齢者向け住宅に入居すると、どのようなメリットがあるのか、詳しくご紹介していきます。
①必要に応じてサポートが受けられる
サービス付き高齢者向け住宅に必ず付帯されるサービスは、生活相談と安否確認です。緊急時や身の回りのことで不安が生じた際は、施設スタッフに頼ることができます。(夜間はスタッフがいない施設もありますので、確認が必要です)
また、介護やリハビリを受けたい場合、外部の事業所と契約すれば、サービスが提供されます。自立した生活が難しい方でも、自分らしい生活を送ることが可能です。
ただし、介護士や看護師を配置する義務があるのは「介護付き」と呼ばれる施設だけで、一般的な施設は義務付けられていません。
一般型では、外部(併設されている施設もある)の介護サービス事業者や、訪問看護、訪問診療サービスを受けることになります。
②生活面でのリスクを避けられる
若い頃はスムーズに自宅で生活できていても、年齢を重ねることで、トラブルが起こりやすくなるものです。
生活面で起こりやすいトラブルは以下の通りです。
- 段差や階段での転倒
- 急な運動によるめまいや心拍上昇
- 自室に引きこもった生活が続き、うつになってしまう
- 持病や体調不良が悪化しても気づかれにくい
一方、サービス付き高齢者向け住宅はバリアフリー設計なので、自宅での生活に比べて、トラブルのリスクが少なく済みます。
心身の異変が生じた際も、緊急通報サービスで知らせることができるので安心です。
自宅での生活に不安を感じている方は、サービス付き高齢者向け住宅への入居を検討しましょう。
要介護状態になる前はスムーズに自宅で生活できていても、身体状況の変化によって、生活面のリスクが大きくなるものです。
生活面でのリスクは以下のようなものです。
- 段差や階段での転倒
- 急な動作時のめまいや心拍上昇
- 自室に引きこもることによる、うつ症状などの精神疾患
- 持病や体調不良時の対応の遅れ
その点、サービス付き高齢者向け住宅はバリアフリー設計であり、スタッフも常駐している施設がほとんどなので、自宅での生活に比べて、こうしたリスクの確率が下がります。
また、心身の異変が生じた際も、緊急通報サービスで知らせることができるので安心です。
自宅での生活に不安を感じている方は、サービス付き高齢者向け住宅への入居を検討しましょう。
③行動に制限がなく自由に生活できる
特養や有料老人ホームのなかには、1日のスケジュールが決まっていて、そのとおりに過ごさなければいけない施設もあります。
サービス付き高齢者向け住宅の入居者は、基本的に行動に制限がありません。
決められたスケジュールに合わせて過ごす必要がないので、好きなタイミングで入浴や旅行、外出を楽しめます。
家族や友人を招いて、居室で一緒に過ごすことも可能です。(浴室が共同の場合には、予約などは必要となります)
また、インターネットを介して、遠方の家族と連絡を取り合っている方もいます。
生活の快適さは自宅とほとんど差がないので、ストレスを感じにくく、穏やかに過ごせるのは嬉しいポイントです。
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40代でサービス付き高齢者向け住宅に入居するデメリット
サービス付き高齢者向け住宅のデメリットについて把握しておくことで、入居後に後悔するのを防げます。
そこで、40代で入居するデメリットについて、詳しくご紹介していきます。メリット・デメリットを比較したうえで、入居を検討しましょう。
①要介護認定が必要
介護保険を利用する場合、原則として65歳以上と定められています。
老人ホームの入居条件は施設によって異なるものの、身の回りのサポートやケアを必要とする高齢者が入居するのが一般的です。
ただし、40~65歳未満の若い世代の方は、16特定疾病により要介護認定を受けることで、介護保険を利用できます。
サービス付き高齢者向け住宅に入居する場合も、要介護認定が必要です。
身の回りのサポートやケアが必要な状態であっても、16特定疾病に該当していなければ、入居できません。
②入居一時金が高い場合がある
多くのサービス付き高齢者向け住宅で、入居時に敷金の代わりとなる「入居一時金」を支払います。予想される入居期間が長ければ、入居一時金も高くなります。
40代は高齢者よりも入居期間が長引くことが予想されるので、入居一時金が高額です。
また入居一時金は、一定期間内に退去した場合、施設が定める償却率に則って返金されます。40代で入居すると、支払った入居一時金が返金されるまで、長期間必要です。
したがって、「40代で入居すると入居一時金が割高で損をしている」と感じる方がいます。
ただし、入居一時金がかからない施設の中には、月額費用に上乗せしている場合があるので、必ずしもお得であるとは限りません。
入居一時金の有無や金額、支払い方などは、各施設によって異なるので、入居希望先の施設に問い合わせましょう。
③介護・医療サービスは外部の事業所と契約する
サービス付き高齢者向け住宅は、自立型・介護型の2種類に区別されます。介護・医療サービスを受ける場合、仕組みが異なるのでチェックしておきましょう。
介護サービス | 医療サービス | |
自立型 | 外部に事業所と契約する | 看護師の配置は義務付けられていない
併設もしくは提携医療機関の訪問診療や訪問看護サービスを受ける |
介護型 | 常駐しているスタッフが提供しており、サービスが手厚い | 常駐の看護師を配置
併設もしくは提携医療機関の訪問診療を受ける 介護保険で訪問看護サービスは利用できない |
自立型で介護・医療サービスの提供を希望する場合、外部の事業所と契約する必要があります。
一方、介護型は施設のスタッフから介護や医療サービスを受けます。特定施設なので、介護保険で訪問看護を利用できません。

40代で入居できるサービス付き高齢者向け住宅探しのポイント
40代で入居する場合、高齢者と比べて入居期間が長くなります。
そこで、40代で入居できるサービス付き高齢者向け住宅を探す際のポイントについて、詳しくご紹介していきます。
入居後に後悔しないように、ポイントを押さえて納得のいく施設を選びましょう。
①若年層の入居者の受け入れは可能か
40~64歳で入居できる、サービス付き高齢者向け住宅の数は多くありません。そのため、気になる施設を見つけたら、若年層の受け入れが可能か、問い合わせましょう。
また、ケアそのものだけでなく、疾患への理解も入居するうえで大切なポイントです。同じ疾患の入居者に対応した経験があれば、安心して任せられます。
特に症例数の少ない疾患にかかっている方は、受け入れ体制について確認してください。
②他の入居者の状況や年齢層
サービス付き高齢者向け住宅の入居者はほとんどが高齢者です。40~64歳の入居者はほとんどいません。
高齢の入居者同士でグループができていることが多く、若い入居者は「馴染みにくい」と感じてしまいます。
40代で入居する場合、入居者同士の固定のコミュニティが形成されていない、新設の施設を選ぶとよいでしょう。
また認知症により、徘徊や暴言がみられる入居者がいると、入居者同士のトラブルが起こりやすくなります。入居者が穏やかに過ごしている施設なら安心して入居できます。
③医療機関との連携
多くのサービス付き高齢者向け住宅では、提携している医療機関による訪問診療を行っています。ただし、訪問診療医がすべての疾患に対応できるとは限りません。
特に、40代で入居する方の場合、16特定疾病に罹患しており、適切な治療が必要です。訪問診療医が疾患に対応できる知識やスキルを備えているか、入居前に把握しておきましょう。
また、訪問診療で対応できない場合でも、受診に関するサポートを行っている施設なら安心です。
40代から入れるサ高住探しなら、ケアスル介護がおすすめです。
ケアスル介護なら、専任の入居相談員にサ高住の費用や居室空間、設備などを聞きつつ、自分に合ったサ高住を探すことが可能です。
もちろん無料で利用できますので、ぜひ一度ケアスル介護で相談してみてはいかがでしょうか。
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要介護リスクの高い40代にサービス付き高齢者向け住宅はおすすめ
40代でサービス付き高齢者向け住宅への入居を検討する場合、特定疾病により要介護認定を受けている必要があります。
必要に応じて、介護や医療といったサービスを利用できるので、持病を抱えている方でも安心です。ただし、若い世代の要介護者を受け入れている施設は多くありません。
快適に過ごせるように、他の入居者の状況や年齢層、医療機関との連携について、把握しておくことが大切です。
自宅での生活や、家族の介護負担を不安に感じている方は、入居を検討しましょう。
サービス付き高齢者向け住宅での生活は、行動や時間に制限がないので、他の入居者と関わる機会は少ないです。年齢層の違いによるトラブルは起こりにくいといえます。また、サービス付き高齢者向け住宅では来客も可能です。同年代の友人を招いて、団らんのひと時を楽しめるので、安心してください。詳しくはこちらをご覧ください。
介護型のサービス付き高齢者向け住宅では、看取りや医療的ケアに対応できる施設が増えてきています。終身での入居も可能なので、途中で住み替えのリスクが少なく済みます。ただし、病状が悪化した場合、サービス付き高齢者向け住宅では対応できない可能性があるので、入居前に相談しておきましょう。詳しくはこちらをご覧ください。