要介護2の認定を受けている方でも、以下の観点から一人暮らしをすることは可能であると言えます。
- 要介護2の状態で一人暮らしをされている方は一定数存在する
- 要介護2の状態でも、必要な介護サービスを利用することで一人暮らしは可能
この記事のまとめ
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①要介護2の状態の方のうち約6人に1人が単独世帯である
②一方で、要介護2の状態で一人暮らしをすることはなかなか難しい
③そのため、必要な介護サービスを利用しながら一人暮らしを続けることが必要となってくる

要介護2の状態で一人暮らしをしている人の割合
2022年の国民生活基礎調査のデータによると、要介護2の認定を受けており、かつ、単独世帯である人の割合は、16.5%となっています。
参考:厚生労働省(2022)「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」
上記のグラフより、約6人に1人が単独世帯であることがわかります。(単独世帯が必ずしも一人暮らしだとは限らないため、おおよその目安と考えておきましょう)
要介護3以上となると単独世帯の割合は一桁台へと大きく減少しますが、要介護2の状態までは一人暮らしをされている方が一定数存在するため、一人暮らしをすること自体は可能であると言えるでしょう。
要介護2で一人暮らしをしている人の状況
実際一人暮らしをすることはできるの?
要介護2の状態で一人暮らしをされている方は一定数存在しますが、実際問題本当に一人暮らしは可能なのでしょうか?
【要介護2の状態で一人暮らしをする母親がいた方の声】
要介護2は軽症じゃないです。
母は以前は要介護2だったけど昼夜問わず徘徊してトイレまで歩行できるけど床は尿で汚染されていて、とても一人暮らしをできる状況でなかった。
参考:Xの投稿より引用
どうすれば一人暮らしを続けられるの?
要介護2の状態で一人暮らしを続けられている方の多くは、必要な介護サービスを利用しながら生活をしています。
ケアスル介護が独自で実施したアンケートの中で、要介護2の認定の受けている方が介護中によく利用していたサービス、あるいは介護予防サービスを調査したところ、以下のような結果となりました。
- 第1位 通所介護(19.8%)
- 第2位 訪問介護(15.1%)
- 第3位 通所リハビリ(9.4%)
参考:ケアスル介護 「介護アンケート」のデータより算出(「要介護2の認定を受けている」と回答した44名のデータ、複数回答あり)
また、アンケートに回答した44名のうち、「介護サービスを利用していない」と回答したのはわずか1名のみでした。
以上より、要介護2で一人暮らしをするのは厳しいことではあるが、一人暮らしを続けている方は必要な介護サービスを利用しながら生活しているということがわかります。
要介護2で受けられるサービスについては、以下の記事を参考にしてみてください。

また、「要介護2の状態で一人暮らしを続けることが難しくなってきた」「要介護2の認定を受けたため、一人暮らしをさせるのは不安だ」という方は、ケアスル介護で施設入居について相談してみることがオススメです。
ケアスル介護では、入居相談員にその場で条件に合った施設を提案してもらえるので、初めての施設探しでもスムーズに探すことが可能です。
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まとめ
要介護2の認定を受けている方でも一人暮らしをされている方は一定数存在するため、一人暮らしをすること自体は可能であると言えます。
しかしながら、要介護2の状態で一人暮らしをする難易度は高いことも事実ですので、介護サービスの利用を建設的に検討しながら、一人暮らしをするか考えていきましょう。