• 親の介護
  • 【公開日】2026-04-10
  • 【更新日】2026-04-10

親の介護があり「結婚できない」と悩むあなたへ。諦めなかった人の体験談

親の介護があり「結婚できない」と悩むあなたへ。諦めなかった人の体験談

親の介護を理由に、ご自身の結婚を諦める必要はありません。

公的な支援制度や介護施設を適切に活用することで、介護の負担を軽減し、ご自身の婚活に向けた時間と余裕を作り出すことが可能です。また、近年は別居婚や週末婚など、結婚のかたちも多様化してます。

本記事では、親の介護があっても結婚できる理由や、実際に介護と結婚を両立させた方の体験談、そして、体験談をもとにした婚活を進めるための具体的なロードマップもご紹介しています。

一人で抱え込まず、ご自身のライフプランを実現するための参考となれば幸いです。

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親の介護のために「結婚できない」と悩む必要はない!

介護を理由に結婚を諦める必要はまったくありません

婚活へ踏み出せない大きな原因となる「施設介護への罪悪感」や「費用の壁」は、専門家のサポートや公的制度を正しく頼ることで十分に乗り越えられる問題だからです。

本章では、重い介護負担で状況を好転させた方々の体験談をもとに、婚活など自分の時間を作り出すための方法についてご紹介していきます。

介護サービス全般を活用して婚活をすることに罪悪感を感じる必要がない

「親を施設に入れる=親を見放すこと」だと捉え、強い罪悪感や後ろめたさを感じてしまう方は非常に多くいらっしゃいます。そのため、限界まで自分たちで抱え込んでしまい、婚活や仕事など自分自身の生活が破綻してしまうケースも少なくありません。

しかし、実際に親を施設に入居させた方々の体験談を見ると、事前のイメージとは異なり「もっと早くプロに頼ればよかった」「親も穏やかになりウィンウィンになった」というポジティブな結果が多く語られています。

【経験者の声】施設介護に対する葛藤と入居後のリアルな変化

小川さん(仮名)のケース

胃ろうが必要になった父親を特養に入居させる際、「距離ができてしまうのでは」「本当に父が望んでいるのか」と葛藤しました。しかし、入居後はプロの適切なケアによってしっかりカロリーが摂取できるようになり、父の肌ツヤも良くなりました。

介護する側が潰れて倒れてしまうことは親も望んでいない。自分たちでやるのも愛情だが、誰かの助けを借りて介護を継続できる体制を整えることも愛情だ」と実感しています。
 

【インタビュー情報:小川さん】
・実施日:2026年3月
・形式:オンラインインタビュー
・性別:男性
・年齢:34歳
・職業:会社員(正社員)
・居住地:福岡県
・状況:20代のうちから兄弟と協力してお父様の介護をし、最終的には特養への入居が決まった。

沢口さん(仮名)のケース

専門家に「すぐに介護施設に行った方がいい」と背中を押されて父親を入所させました。結果として、父親の家での愚痴っぽさがなくなり、逆に施設での生活を楽しむようになってくれたので、身体的にも精神的にもすごく楽になりました。
 

【インタビュー情報:沢口さん】
・実施日:2026年4月
・形式:オンラインインタビュー
・性別:女性
・年齢:58歳
・職業:自営業・フリーランス
・居住地:東京都
・状況:長男絶対のような家庭に育ち、父親の介護が始まると押し付けられるように介護がスタート。最終的には施設に入居させ遺産相続なども自ら整理した。

プロの手を借りることは、決して親を見捨てたわけではありません。

親にとっては「充実したケアで穏やかに過ごせる環境」を得ることであり、あなたにとっては「自分の人生(婚活や仕事)を歩むための最善の選択」になり得るのです。

実はみんな知らない?介護サービス全般の費用負担を減らす方法

施設介護や在宅介護をプロに任せる上で、最大のネックとなるのが「費用の捻出」です。

「親の年金が少ないから」「自腹を切ったら自分の老後や結婚資金がなくなってしまう」と、金銭的な理由からすべてを抱え込んでしまう方は多いでしょう。

しかし、公的制度の活用や専門家への相談によって、自己負担を大きく減らすことができます

例えば、以下のような方法はあまり知られていませんが、費用負担を減らせる可能性が高いものです。

介護サービス全般の費用負担を減らす方法
概要
要介護認定を受け、介護保険サービスをフル活用する 要介護認定を受ければ、オムツ代の補助やサービスの利用など、手厚い支援を1〜3割の自己負担で受けられます。
一度介護認定を受けられなくても、呼び寄せて再度申請をすることで認定されたケースもあります。自宅と介護している自治体が違う場合は呼び寄せも検討してみましょう。
「世帯分離」を利用して負担を軽減する 親と同居・近居していても、世帯分離をすることで、親単独の所得で利用料が計算されるようになります。
結果として自己負担の上限額が下がったり、生活保護の受給要件を満たしやすくなったりするケースがあります。
高額介護サービス費などの軽減制度を利用する 1ヶ月の介護サービス自己負担額が上限を超えた場合、超過分が払い戻される制度など、申請するだけで費用が戻ってくる仕組みがあります。

最初から「お金がない」と一人で抱え込まず、まずは地域包括支援センターやケアマネジャーなどに「費用面で不安がある」という現状を相談してみましょう。

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親の介護をしながら結婚した方のリアルな体験談

親の介護をしながらの婚活は、「出会いの場に行く時間がない」「介護の事実を話すと引かれるのではないか」と、自分の幸せを諦めてしまいそうになる瞬間も多いはずです。

しかし、介護という状況を抱えながらも、自分自身の生き方や伝え方を工夫することで、最良のパートナーと巡り合っている方はたくさんいます。

ここでは、実際に介護と並行しながら成婚に至った2名の方々のリアルな体験談をご紹介します。

【本記事でご紹介する2つの体験談】
・パターン①:働き方をフリーランスに変えて時間を捻出。介護の事情を「事実」としてフラットに伝え成婚した事例
・パターン②:信頼関係を築いてから事情を打ち明ける。相手に「負担をかけない」という明確な方針で結婚を叶えた事例

働き方をフリーランスに変え、介護の事情は「事実」としてフラットに伝えて成婚した加藤さん

【インタビュー情報】※他に必要な情報がないか確認※
・実施日:2026年3月
・形式:オンラインインタビュー
・お名前:加藤さん(仮名)
・性別:男性
・年齢:
・職業:
・居住地:
・状況:2010年頃から両親の在宅介護を同時に担い、精神的・経済的に困窮するも、働き方をフリーランスに変えて時間を確保。介護の事情を隠さず「事実」としてフラットに伝えることで、深い理解を得られるパートナーと成婚しました。

働き方をフリーランスに変え、制限の中でも出会いや趣味をモチベーションに

インタビュアー:介護と婚活の両立で、時間配分や考え方などで心がけていたことはありましたか?

加藤さん:正直難しいですよね。時間があいたら連絡するぐらいでした。ただ、その過程の中で自分自身の仕事のあり方を考えて、フリーランスとして働き始めたことで帳尻をつけたというのは大きかったですね。元々の生活に婚活を無理に増やすというよりは、自分の現状を変えていくアプローチでした。

加藤さん:介護疲れはすごくありました。ただ、出会い自体がモチベーションでもありましたね。自分も色々やりたいなと。あとは、カメラを始めたりとか、制限された中でできることをやり始めると意外にハマっていって、趣味を増やすことでうまくリフレッシュになっていました

相手への伝え方は「スケジュール」。感情の共有は求めず事実を伝える

インタビュアー:パートナーの方に、親の介護をしている事情はどのようにお伝えしたのでしょうか?

加藤さん:相手には「寂しがり屋みたいなのは対応できないよ」と最初から伝えていました。そこは理解してもらった上で、現状を聞いてもらったり、実際に見てもらったりしましたね。

加藤さん:相手を安心させるためにどうしようとはあまり考えず、スケジュールを伝えるような感覚でフラットに事実だけを伝えていました。「これやって、あれやって」という感じで。共感できないものに対して何か言われても相手も難しいと思うので、感情の共有はあまり必要ないかなと。ただ、逆にそういう事実をちゃんと伝えたことで、「ちゃんと親の面倒を見ているんだ」と相手からの評価は上がったみたいです。

結婚後も介護のルールは設けず、「こっちでやる」と線引きをする

インタビュアー:結婚後の生活について、介護にかかる時間や費用のルールなどは具体的に話し合われたのですか?

加藤さん:そこに関しては「こっちでやるわ」という感じで、私がメインで進めていますね。パートナーと介護に関して別段ルールは設けていません。もちろん、現状について「きつい」とかはたまに言いますけど、「何とかできるし」という感じです。

加藤さん:ただ、大変な時に察して助けてもらったりはしていますね。親の症状的にもそういう関わりが一番いいんだなっていうのは、なんとなく培ってきた距離感というか。介護という一つの制限はあると認識しつつも、あまり思い詰めたり執着してもしょうがないと思っていたので、色々なものが重なった結果、良い選択ができたと思っています。

在宅介護と並行し、信頼関係を築いてから「条件」と「覚悟」を伝えて成婚したNさん

【インタビュー情報】
・実施日:2026年3月
・形式:オンラインインタビュー
・お名前:Nさん(仮名)
・性別:女性
・性別:男性
・年齢:
・職業:
・居住地:
・状況:要支援1〜2の母親を在宅で世話しつつ、費用を自ら負担して婚活。急な予定変更などの苦労もありましたが、信頼関係を築いた後に「相手に負担はかけない」と明確に宣言することで、現在のパートナーとの結婚を実現させました。

初対面で伝えると「シビアにカットされる」という現実

インタビュアー:介護と婚活を並行する中で、お相手の反応で感じたことはありましたか?

Nさん:初対面の人ばかりの場だと、どうしても条件から入りがちですよね。「親の介護をしています」と話すと、やっぱり相手が引き気味になるのはすごく感じました。

Nさん:例えば、親が家で転んだからデートをキャンセルしなきゃいけない、といった予定変更が重なると、まだ情が深まっていない段階ではシビアに交際を打ち切られてしまうことも多かったです。「私も逆の立場ならあえて選ばないかも」と冷静に現実を受け止めつつ、伝えるタイミングについては慎重に考えるようになりました。

信頼関係ができてから「相手への負担ゼロ」を大前提に伝える

インタビュアー:介護のことは、どのタイミングで、どのように切り出されたのでしょうか?

Nさん:最初からではなく、ある程度信頼関係が築けたと思ったタイミングで話しました。工夫した点は、「相手には金銭面も労働力(実際の介護)も、一切迷惑をかけない」ということを大前提として伝えたことです。

Nさん:私は「自分の大事な親だから自分がやる」という覚悟がありました。だから相手には「あなたの負担にはならない。でも事情は分かってほしい」と。早い段階で打ち明けて引くような人なら、結婚後に何かあっても上手くいかないはず。そう割り切って、自分の全てを受け入れてくれる人かどうかを見極める判断基準にしていました

「介護のせい」にしないために、しんどい時は無理をしない

インタビュアー:仕事・介護・婚活の3つを並行するのは精神的にもハードだったかと思います。モチベーションはどのように保っていましたか?

Nさん:全部が上手くいかない時は本当にしんどかったです。そういう時は、あえて婚活に力を入れずに普通に生活するようにしていました。

Nさん:無理に婚活を頑張りすぎて上手くいかないと、全部「親のせい」にしたくなってしまう。それが一番嫌だったので。「今はそういうタイミングじゃないんだな」と言い聞かせ、状況が変わらないなら考え方だけを変えるようにしていました。その心の余裕が、結果的に今のパートナーとの出会いに繋がったのだと思います。

体験談から分かった、親の介護をしながら結婚するための3ステップ

ここでは、これまでのインタビューで見えてきた介護をしながら結婚をするための方法を、3つのステップに分けたロードマップとしてご紹介します。

各ステップは以下の通りです。

  • ステップ1:自分自身の環境とメンタルを整える
  • ステップ2:譲れない条件を明確にし、出会いの場を広げる
  • ステップ3:信頼関係を築いてから、事実ベースで現状を伝える

なお、今回ご紹介する進め方はあくまでも一例となります。ご自身の状況を踏まえながら、無理のない範囲で進めていきましょう。

それぞれのステップに分けて詳しく解説していきます。

ステップ1:自分自身の環境とメンタルを整える

介護をしながら新しい生活を目指すには、何よりも「自分自身の余力」を作り出すことが大切です。

仕事、介護、婚活の3つを同時に抱え込むと心身がすり減ってしまいます。まずは介護サービスなども活用しながら、少しでも婚活に集中できる時間をつくることから始めるとよいでしょう。

加藤さんのように、現在の働き方そのものを見直し、フリーランスなどの柔軟なスタイルに変えることで時間の帳尻を合わせることも一つの方法です。また、趣味を増やすなどして心の余裕を保つことも、婚活を続けるための秘訣となります。

もし全てが上手くいかずにしんどいと感じた時は、Nさんのように「今はタイミングではない」と休むことも大切です。

ステップ2:譲れない条件を明確にし、出会いの場を広げる

限られた時間の中で効率よく最良のパートナーを見つけるためには、相手に対する条件の「選択と集中」が重要になります。

Nさんが実践していたように、自分が将来どのような生活を送りたいかを逆算し、例えば「介護と両立するために一定以上の年収がある人」や「同居を求めない人」など、譲れない条件を決めておきましょう。

その一方で、見た目や家柄といった、介護生活に直接影響しない部分については条件を緩めるなど、メリハリをつけることでマッチングの可能性は大きく広がります。

また、出会いを広げるためには、結婚相談所や友人からの紹介、マッチングアプリなど、色々な方法を同時に活用するのが大切です。まずは多くの人と接点を持つことで、自分の価値観に合う人や理解してくれる人との出会いを増やしていきましょう。

ステップ3:信頼関係を築いてから、事実ベースで現状を伝える

「親の介護」という繊細な事実をいつ、どう伝えるかは婚活の大きなポイントです。体験談を紹介した方たちは、相手の不安を先回りして取り除く伝え方を徹底していました。

最初から介護の話を前面に出すと、まだ情が深まっていない相手にはシビアに判断されてしまうことが多いため、Nさんのように「ある程度信頼関係が築けた」と感じたタイミングで切り出すとよいでしょう。

伝える際は、加藤さんが実践していたように、大変さを共感してほしいという感情論ではなく、スケジュールの共有をするような感覚で「事実はこう」とフラットに説明するのもよいかもしれません。

その上で、金銭面や労働力において相手に負担をかけるつもりはないという気持ちも示すことで、相手は結婚後の生活を具体的にイメージできるようになり、安心して関係を進めることができます。

まとめ

本記事で解説した重要なポイントを整理します。

【記事の要点】
・公的な支援制度や介護サービスを活用し、自身の婚活時間を確保する
・多様化する結婚のスタイル(別居婚・週末婚など)も検討する
・婚活では相手との関係性ができてから介護事情を伝える
・しんどい時は休むなど、介護を理由に自分を追い込みすぎないようにする

親の介護とご自身の結婚は、決して二者択一の問題ではありません。

公的な支援制度やサービスを活用して時間をつくりつつ、自分のペースで婚活を続けていけば結婚を親の介護をしながら結婚することは十分に可能です。

また、介護と婚活、仕事と多くのことを同時並行するのはなかなか難しく、疲れてしまうこともあります。親の介護と婚活を並行して結婚された方の体験談では「新しい趣味を始める」「思い切って何もせず休む」ことで、しんどくても行動を続けられたと話されています。

ときには周りの力も借りながら、自分の幸せをあきらめないように一歩を踏み出していきましょう。

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