「サ高住では介護保険が使えるの?」「介護保険が使える範囲は?」とお悩みではありませんか?
そこで本記事では、サ高住で介護保険が適用されるのかについて解説します。他にもサ高住で介護保険が適用される範囲、介護保険が適用されない範囲についても解説します。
サ高住の介護保険についてお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)で介護保険は適用される?
サ高住の費用には、介護保険が適用されるものもあります。
ですが、生活する際に必要な費用すべてに介護保険が適用されるわけではなく、介護サービス費にのみ介護保険が適用されることとなっています。
また、サ高住には、介護サービスの提供がない「一般型」と、介護サービスの提供がある「介護型」の2種類があり、それぞれ介護サービス費の扱いが異なるため注意が必要です。
一般型では介護サービスの提供はないことから、介護サービス費がかからないため、一般型のサ高住の費用には介護保険が適用されるものはありません。
ですが、一般型のサ高住では、介護サービスを利用したい場合、外部のサービス事業者と別途契約することで、介護サービスを利用することができますが、外部の介護サービスにかかる費用には介護サービスが適用されます。
一方、介護型のサ高住では、契約時から介護サービスの提供があるため、介護サービス費を支払う必要がありますが、この介護サービス費に関しては介護保険適用となります。
つまり、「一般型のサ高住は、別途契約が必要な外部の介護サービス利用時の費用にのみ介護保険が適用される」、「介護型のサ高住は、契約時から付帯している介護サービス費にのみ介護保険が適用される」ということになります。
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サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)で介護保険が適用されるもの
サ高住の費用において、介護保険が適用される範囲については以下の通りです。
- 外部の介護サービス利用時にかかる費用
- 介護型サ高住の介護サービス費
それでは、1つずつ詳しく解説していきます。
外部の介護サービス利用時にかかる費用
一般型のサ高住では、介護サービスの提供はありませんが、外部のサービス事業者と別途契約することで介護サービスを利用することが可能であり、外部の介護サービスを利用する際にかかる費用には介護保険が適用されます。
具体的には、以下のような介護保険サービスが挙げられます。
- 訪問介護
- 訪問看護
- 通所介護(デイサービス)
- 通所リハビリ(デイケア)
- 福祉用具貸与
※これらの介護サービスはあくまでも一例であり、この他にも利用可能なサービスはあります。
これらの外部の介護サービスを利用する際にかかる費用には、介護保険が適用されるため、介護保険制度によって決められる1~3割の自己負担額の支払いで済むことになります。
また、外部の介護サービスを利用する際の費用ですが、介護型のような毎月一定の金額を支払う月額制ではなく、利用した分の金額のみを支払う形式になるため、種類による支払いの違いについては把握しておくといいでしょう。
介護型サ高住の介護サービス費
介護型サ高住の介護サービス費には、介護保険が適用されます。
そのため、介護型サ高住の介護サービス費についても、介護保険制度によって決められる1~3割の自己負担額の支払いで済むことになります。
また、前述の通り、外部の介護サービス利用時の費用とは支払い形式が異なり、介護型の場合は毎月一定の金額を支払う月額制になっているため、把握しておくといいでしょう。
サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)で介護保険が適用されないもの
サ高住では、前述のように介護サービス費にのみ介護保険が適用されるため、介護サービス費以外の費用には介護保険が適用されません。
介護保険が適用されない費用については、以下の通りです。
- 居住費
- 管理費
- 食費
- 安否確認・生活相談などのサービス提供費
これらの費用は、サ高住で生活する際に必要になる月額費用に含まれている費用ですが、介護保険の適用範囲外であるため、全額自己負担となります。
ですが、居住費や食費に関しては、医療費控除の対象となるため、介護保険ほどではありませんがある程度の費用負担の軽減は見込むことができます。
少しでも費用を軽減したいという方は、医療費控除の申請も視野に入れるといいでしょう。
サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)を利用する際には介護保険の適用について把握しておこう
本記事では、サ高住の費用における介護保険の適用可否や適用範囲についてご紹介しました。
介護保険は、基本的に介護サービス費にのみ適用されるため、居住費や食費、日常生活費などには適用されず、全額自己負担となるため、注意が必要です。
介護施設に入居する際の施設費用すべてに介護保険が適用されると考えている人もいらっしゃるかもしれませんが、実際にはそんなことはありません。
本記事でご紹介した介護保険の適用範囲をしっかりと把握し、今後の資金計画をスムーズに進めましょう。
要介護認定を申請し、サ高住でも介護保険を適用して利用できるように工夫してみてください。
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