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特養とは、介護が必要な高齢者に日常生活の支援などの介護サービスを提供する施設で、各自治体が運営していることが多いため、費用が安く、人気の高い施設です。
- 介護・生活支援
- リハビリテーション
- 医療ケア
- 食事の提供・栄養管理
- レクリエーション
本記事では、上記の、特養のサービス内容について1つずつ詳細に解説していきます。
特養への入所を検討しているという方は、ぜひお役立てください。
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特養で受けられるサービス内容を一覧表で紹介
特養で受けられるサービス内容は以下の通りです。
| サービスの種類 | サービス内容 |
|---|---|
| 介護サービス |
|
| 生活支援サービス |
|
| リハビリテーション |
|
| 医療ケア |
|
| 食事の提供 |
|
| レクリエーション |
|
以下では、各サービス内容について、詳細に解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
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特養(特別養護老人ホーム)のサービス内容①介護・生活支援
特養は、要介護3以上の認定を受けた方が入居対象であり、自立の方と比較すると日常的な介護が必要であることから、サービス内容は、主に食事・入浴・排泄・機能訓練等といった基本的な生活に欠かせない介護がメインです。
介護・生活支援サービスの具体的なサービス内容については、以下の通りです。
| サービス | 内容 |
|---|---|
| 身体介護 |
|
| 生活援助 |
|
特養では、ティッシュや歯ブラシなど、日常生活に必要な用品の買い物代行に対応している施設が多いため、外出ができない方でも安心して入居することができます。
生活支援の援助範囲については、施設によって対応内容が異なるため、入居する際に確認してみましょう。
特養(特別養護老人ホーム)のサービス内容②リハビリテーション
特養(特別養護老人ホーム)では、入居者100人に対して、リハビリスタッフが1名もしくは数名の施設も少なくありません。そのため、個別リハビリよりも集団訓練リハビリの方が実施頻度が高い可能性があります。
集団リハビリでは、以下のようなものが行われます。
- ラジオ体操
- 音楽に合わせて体操
- イベントの装飾品を制作
- 脳トレーニング
- 園芸活動など
著しい筋力の衰えや、手厚いリハビリが必要な方は、老健(介護老人保健施設)への入居も検討してみましょう。
特養のリハビリについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
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特養(特別養護老人ホーム)のサービス内容③医療ケア
特養では、医師や看護師の配置が義務付けられていますが、常駐は必須ではないため、施設によっては必要な医療ケアの対応がない場合もあります。
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下記は、特養における医師・看護師・介護士それぞれが対応できる医療行為の一覧です。
| 看護師が行える医療行為 | インスリン注射 | 人工呼吸器の管理 | 在宅酸素療法 |
|---|---|---|---|
| 中心静脈栄養 | 褥瘡(じょくそう)ケア | ストーマの貼り替え | |
| 経管栄養(胃ろうなど) | 痰の吸引 | 導尿・バルーンカテーテルの管理 | |
| 医師が行える医療行為 | 注射・点滴 | 人工透析 | 診察及び経過の観察 |
| 応急処置 | 処方箋の発行 | ||
| 介護職員が行える医療的ケア | 体温測定 | 血圧測定 | 軟膏の塗布 |
| 湿布の貼付 | 軽い傷への処置 | 内服薬を飲むときの介助 | |
| 目薬の点眼 | 座薬の挿入 | 鼻腔に薬を噴射するときの介助 | |
| 研修を受けた介護福祉士が行える医療行為 | 喀痰(かくたん)吸引 | 経管栄養 |
特養は自治体によっては待機人数が100人を超える場合もありますが、基本的には介護度が高く医療依存度の高い人から優先されます。
日常的な医療行為が必要な方は、優先して入居できる場合もありますが、老健や介護付き有料老人ホームなど、医療対応が可能な他の施設も検討しておきましょう。
特養(特別養護老人ホーム)のサービス内容④食事の提供・栄養管理
特養で生活する際には、食事の提供サービスが受けられるため、1日3食の食事の提供があります。
また、入所定員が100名以上の場合は、栄養士1名以上の配置が義務づけられており、栄養士が監修したメニューをもとに調理するため、栄養バランスが良くカロリー管理された食事を用意してもらうことが可能です。
入所者1人ひとりに合わせた栄養量などを計算したうえで、個別の栄養ケア計画を作成し、実際に提供している食事で、必要な栄養を摂取できているのかの確認も行います。
また、胃ろうの対応もしているほか、高血圧や糖尿病・腎臓病などの持病が悪化しないよう、塩分制限やタンパク質制限などといった治療食にも対応しており、嚥下機能が低下している方には、嚥下食の提供も可能です。利用者個々の状況に応じて、いつでも最適な食事を提供してもらえるのが大きなメリットです。
特養(特別養護老人ホーム)のサービス内容⑤レクリエーション
特養では、他の介護施設と同様にレクリエーションを受けることができます。
レクリエーションは、身体機能の維持・回復が見込めるだけでなく、ストレスの解消や他者との交流が可能というようなメリットがあるため、慣れない生活を送るうえでのリフレッシュの時間にもなりえます。
特養で行われるレクリエーションとしては、以下の通りです。
- 手芸・書道
- ボードゲーム
- 脳トレ・クイズ
- アロマ・アニマルセラピー
※これらのレクリエーションは一例になります。
特養でのレクリエーションは、基本的に自由参加となっているため、その時の気分や体調に応じて参加を決めることができるのも1つのポイントです。
また、気分や体調などに関わらず、他者とのコミュニケーションが苦手、好ましくないという方も参加する必要はないため、心配はいりません。
事前に施設に相談することで、レクリエーションとは異なる方法でリフレッシュできる方法を考えてくれるケースもあるため、まずは施設に相談してみるといいでしょう。
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特養(特別養護老人ホーム)のサービス内容に関する注意点
特養は、費用が安く人気のある施設ですが、以下のような注意点もあります。
- 夜間の医療対応はしていない
- 手厚い医療ケアは対応していない
- 重度の認知症の場合、入居できないことがある
それでは、1つずつ紹介していきます。
夜間の医療対応はしていない
特養では、前述の通り医師や看護師の配置が義務付けられていますが、夜間の配置は義務付けられていません。
夜間の急な体調不良や、夜間の痰吸引などが必要な方は、老健や介護付き有料老人ホームへの入居を検討してみましょう。
重度の認知症の場合、入居できないことがある
重度の認知症を患っていて暴言や暴力などで周囲の入居者に迷惑をかける可能性がある場合は入居することが出来ない可能性があることです。
というのも、特養は集団で生活する施設であるため、他の入居者に迷惑をかける人がいる場合他の入居者の生活に支障を来してしまうことになるからです。
認知症の場合でも周囲に迷惑をかけたりしない場合や徘徊の可能性もそこまで高くない方は入居できることもありますが、周囲に危害を及ぼす恐れがある場合は入居することは難しいことに注意しましょう。
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特養(特別養護老人ホーム)のサービス内容を理解して、入所の判断をしよう
本記事では、特養のサービス内容について解説しました。
特養では、医師や看護師の配置が義務付けられていますが、夜間など24時間体制の医療ケアは対応していないなどの注意点もあります。
本記事で解説したサービス内容について、しっかりと把握したうえで利用を検討しましょう。
特養のサービス内容は、「介護・生活支援」「リハビリ」「医療ケア」「食事の提供・栄養管理」「レクリエーション」などが挙げられます。詳しくはこちらをご覧ください。
特養では、医師や看護師の配置が義務付けられていますが、常駐はしていないため、対応していない医療行為もあります。詳しくはこちらをご覧ください。
