介護付き有料老人ホームとは?費用の独自データから入居者の評判までを解説

介護付き有料老人ホームとは?費用の独自データから入居者の評判までを解説

介護付き有料老人ホームとは、24時間体制で介護スタッフによる介護サービスを受けられることが特徴で、介護度の軽いアクティブシニアから、日常的な介護が必要な高齢者、看取り対応まで対応可能な施設です。

この記事では、介護付き有料老人ホームの特徴や、他施設との違い、費用など詳しく解説していきます!

一般社団法人マリーゴールド 理事
所有資格:ジェロントロジー・マイスター,介護離職防止対策アドバイザー
専門分野:介護施設の選び方、在宅介護
職業: フリーランスのライター・編集者

1973年、宮城県仙台市生まれ。フリーランスのライター・編集として働く傍ら、国内で唯一「老年学研究科」がある桜美林大学大学院に社会人入学した矢先に、夫の両親の認知症が立て続けに発覚。離れて暮らす80代義父母の認知症介護にキーパーソンとして関わり、仕事と介護、研究の三つ巴生活が送る。詳しくはこちら

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介護付き有料老人ホームとは?

介護付き有料老人ホームの定義や、提供される特定施設入居者生活介護サービスについて解説した図解

介護付き有料老人ホームとは24時間介護スタッフが常駐する施設です。幅広い介護度の入居者を受け入れていることから、自立から要介護の状態になったとしても、継続して生活が続けることができます。

また、民間企業が運営しているため、食事に凝っている施設・レクリエーションが活発な施設・介護サービスが豊富な施設・ペットと一緒に生活できる施設など、バリエーション豊富であることが大きな特徴です。

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介護付き有料老人ホームにかかる費用【ケアスル 介護 独自調査レポート 2026】

介護付き有料老人ホームにかかる費用の平均は、月額が約24.2万円(中央値21.4万円)、初期費用(入居一時金)が約379.9万円(中央値60.0万円)となっており、初期費用は高価格帯の施設が平均を引き上げているため、約60万円前後が一般的と言えるでしょう。

また介護付き有料老人ホームの月額費用の内訳は以下の通りです。

最も大きな割合を占めているのは家賃となっており、全体の28.2%を占めています。次いで食費が20.1%、管理費が19.2%となっており、居住や施設運営に関わる固定費の負担が大きいことが分かります。

一方、水道・光熱費は6.0%と比較的低いのが特徴です。介護付き有料老人ホームの月額費用は、介護サービスそのものよりも住環境や施設運営に関する費用の割合が大きいといえるでしょう。介護付き有料老人ホームの費用詳細について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事:介護付き有料老人ホームの費用はいくら?

介護付き有料老人ホームで受けられるサービス

介護付き有料老人ホームサービス内容

24時間体制で介護サービスを受けられる

介護付き有料老人ホームは、24時間介護サービスが受けられます。よって、夜間のケアや1日3回のインシュリン注射など、1日を通して常時介護や補助が必要な要介護度が重い方であっても入居可能です

また、看護師が常駐しているため、下記のような生命維持を目的とした医療ケアなども対応しています。

  • 点滴投薬
  • 注射や採血
  • 各痰吸引
  • 床ずれ(褥瘡)の処置
  • 経管栄養の管理
  • 摘便や浣腸

介護付き有料老人ホームの詳しい人員基準などが知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

リハビリの対応もしている

「介護付有料老人ホーム」は介護保険法によって「機能訓練指導員」を1名以上配置する必要があります。

本人が日常生活を営む上で必要な「座る・立つ・歩く・食事・排泄」などの力を最大化させるための生活リハビリから、理学療法士や作業療法士など、専門職が行うマッサージ・歩行練習など、様々なリハビリを受けることが可能です。

また、介護付き有料老人ホームは、特定施設入居者生活介護の指定を受けているため、リハビリテーション計画書に基づく個別機能訓練が実施された際には1日あたり120円の費用が発生します。

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看取りの対応もしている

介護付き有料老人ホームでは、看取りケアを受けることが可能です。

介護付き有料老人ホームで看取りを希望する場合は、看取りケアの実績が多い施設や、急変時の対応がしっかりされる施設を選びましょう。

また、看取りケアについては、「看取り介護加算」の算定が認められているため、介護付き有料老人ホームで看取りケアを受ける場合には、通常の費用に加えて追加の費用が必要です。

介護付き有料老人ホームの入居条件

介護付き有料老人ホームは終身利用が原則です。医療依存度が高い・認知症であるなどの状態でも受け入れ可能ですが、施設のタイプによって条件は異なるのが現状です。

介護付き有料老人ホームの入居条件は大きく分けて4つ

介護付き有料老人ホームの入居条件

介護付き有料老人ホームの入居条件は下記の4つです。

介護付き有料老人ホームでは、初期費用である入居一時金や毎月発生する月額費用が高額である施設も少なくないため、保証人の有無や支払い能力があるか否かについては、厳しく審査されます。

入居条件
65歳以上の高齢者である
自立、要支援1,2、要介護1~5の認定を受けている
保証人を立てることができる
支払い能力がある

認知症の症状があっても入居できる

また、介護付き有料老人ホームでは、認知症の症状がある方でも入居できます。

ただし、徘徊や暴力行為、昼夜逆転など重度認知症の症状がある場合は、施設への入居を拒否される場合もあるため、施設へ問い合わせをしてみましょう。

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介護付き有料老人ホームへの入居を検討している方は、ケアスル 介護での相談がおすすめです。

ケアスル 介護なら、専任の入居相談員が常駐しているため、入所条件や施設の雰囲気を聞きつつ自分に合った施設を選んでもらうことができます。

見学設定や日程調整も代行してくれるため、安心して最適な老人ホームを選びたい方は、ケアスル 介護で相談してみてはいかがでしょうか。

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介護付き有料老人ホームに入居している人の口コミ【ケアスル 介護 独自調査レポート 2026】

介護付き有料老人ホームに入居した背景・入居後の変化をケアスル 介護で独自に調査した結果、以下のような意見が挙がりました。

介護付き有料老人ホームに入居している人の口コミ

92歳:義理の父母
【入居した背景】
父が90歳を過ぎ、要介護3の認定を受けた頃でした。もともと母と二人で暮らしていましたが、だんだんと自宅での介護が難しくなってきたのが施設探しを始めたきっかけです。 特に、トイレやお風呂の介助が母一人では厳しくなり、軽度の認知症のような症状も見られるようになってきました。母の負担を考えると、これが私たち家族にとって最善の選択だと考えていました。

【入居後の変化】
入居後の父は、とても穏やかに過ごしています。また、施設では季節ごとのイベントを企画してくださいます。施設内に桜の木があるので春にはお花見をしたり、畑で芋を植えたり。父はもう、芋掘りのような作業に直接参加することは難しいのですが、皆さんと一緒にその場に行って景色を眺めたり、お茶を飲んだりするだけでも、良い刺激になっていると感じます。


70歳:義理の父母
【入居した背景】
25年前に母が他界した後、父は一人暮らしを続けていたのですが、やはり最大の問題は「食事」でした。 料理を全くしない父にとって、毎日の食事を自分で用意し続けることは想像以上に過酷だったようです。1年半ほどは頑張っていましたが、ついには父本人が限界を認めました。それを機に、私たちは食事の提供があり、将来的にケアも受けられる施設を探し始めたのです。

【入居後の変化】
看護師さんが日々の健康管理をしっかりとしてくださり、何かあればすぐに電話かメールで状況を報告してくださるので、離れて暮らしていても大きな不安はありません。 施設での生活の楽しみになっているのが、多彩なレクリエーションです。毎月の特別食イベントや朝の体操など、様々なプログラムが用意されています。父は今、どんなイベントにも喜んで参加しているようで、父の心と体の健康につながっていると感じています。家族として、これほど嬉しいことはありません。


83歳:義理の父母
【入居した背景】
母はもともと一人で暮らしていましたが、病気で入院したことをきっかけに施設探しを始めました。退院後、そのまま一人暮らしを続けるのは難しいと医師から言われたのが直接の理由です。 当時、母は83〜84歳で要介護1。認知症は全くなく、自分の足で歩ける状態でしたが、これからのことを考えると仕方がないと、最後は納得してくれました。

【入居後の変化】
施設での生活には徐々に慣れていきました。施設では、ほとんど毎日レクリエーションが行われています。体操やカレンダー作りなど、ぎっしりと予定が書かれているんですよ。今では母の体調に合わせて、スタッフの方が声をかけて連れて行ってくださったり、疲れている時はお部屋で休ませてくれたりと、柔軟に対応してくれています。 健康面のサポートも手厚いです。何か体調に変化があれば、本当にすぐにお電話をいただけます。食事も91歳という年齢に合わせて、刻み食からさらに進んだ形態のものを介助で食べさせてもらっているようです。週に2回ほど面会に行っているのですが、そのたびにスタッフの方が母の様子を詳しく教えてくれるので、離れていても安心していられます。

調査結果より、施設では多彩なレクリエーションが行われており、入居者ご本人の体調や身体状況に合わせて、無理なく参加できる配慮がなされていることがわかります。

また、看護師や介護スタッフによる充実した健康管理・見守り体制も整備されており、体調に変化が見られた場合には、迅速にご家族へ連絡が入る仕組みとなっています。このような手厚いサポートにより、ご本人が安心して生活を送れるだけでなく、ご家族の心理的な負担軽減にも貢献しています。

介護付き有料老人ホームのメリット・デメリット

介護付き有料老人ホームのメリットとデメリットについて解説します。

介護付き有料老人ホームのメリット

介護付き有料老人ホームのメリット

介護付き有料老人ホームのメリットは、上記の4つが挙げられます。

介護付き有料老人ホームでは、介護スタッフを24時間体制で常駐することが義務付けられているため、日中や夜間関係なく介護サービスを受けられます。

日中は看護師が常駐しているため、介護スタッフでは対応できない注射や点滴などの医療ケアを施すことが可能です。

介護付き有料老人ホームのデメリット

一方で、介護付き有料老人ホームのデメリットは大きく3つです。

介護付き有料老人ホームは、月額費用に介護サービス費が含まれていることから、外部の介護サービスを利用することはできません

また、初期費用となる入居一時金が数百万〜数千万と高額な施設も少なくありません。しかし、食費や居住費について軽減制度を利用することで、費用の自己負担額を軽くすることは可能です。

介護付き有料老人ホームと他の施設を比較

介護付き有料老人ホームと他の施設(住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅・特別養護老人ホーム)を、特徴や対象者、費用面などで比較します。

介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅(サ高住) 特別養護老人ホーム (特養)
運営主体 民間企業 民間企業
  • 民間企業
  • 医療法人
  • 社会福祉法人など
社会福祉法人
主な特徴 介護・生活支援を施設内で一体提供 生活支援中心で、介護は別途契約が必要 バリアフリー設計の賃貸住宅で、安否確認や生活相談が受けられる 公的施設で費用負担が軽い
対象者
  • 原則60〜65歳以上
  • 混合型は自立〜要介護
  • 介護専用型は要介護1以上
  • 原則60〜65歳以上
  • 自立〜要介護
  • 原則60歳以上
  • 自立〜軽度要介護
  • 65歳以上かつ要介護3以上
  • 特定疾病が認められた要介護3以上かつ40歳以上
  • 要介護1〜2(特例)
月額費用の目安 約15〜35万円 約8〜20万円 + 介護費 約10〜20万円 + 介護費 約10〜15万円
居室 個室が基本 個室 個室 (賃貸住宅) 個室または多床室
介護サービス 施設職員が24時間対応 外部の訪問介護を利用 外部の訪問介護を利用 施設職員が24時間対応

比較表より、介護付き有料老人ホームは、施設職員による24時間対応の介護と生活支援が一体的に提供され、要介護者にとって安心感が高い施設です。

また、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅は、自立から要介護まで幅広く利用できます。その反面、介護サービスは外部契約となるため、介護度が上がると費用負担が増える傾向があります。

特別養護老人ホームは公的施設で費用負担が比較的軽く、重度の要介護者を主な対象としますが、入居条件が厳しく待機期間が長い点が特徴です。

まとめ

介護付き有料老人ホームは、24時間介護スタッフが常駐し、自立から要介護まで幅広く受け入れる民間施設です。月額費用は施設によって異なりますが、約15〜35万円ほどが目安で、入居一時金が高額なケースもあります。

一方で施設内で介護サービスが完結するため安心感が高い施設であるといえるでしょう。

介護付き有料老人ホームは施設数が多く、どの施設に入居すればよいかわからない方も多いでしょう。施設選びや費用に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひケアスル 介護へご相談ください。

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