介護医療院は、廃止が決定した介護療養型医療施設から移行するために、2018年4月に新しく創設された施設です。
そのため、「介護療養型施設と介護医療院がどう違うの?」と思っている方も多いのではないでしょうか?
本記事では、介護療養型医療施設と介護医療院の違いについて解説していきます。
両者の違いを、受けられる介護・医療ケアサービス、費用といった項目に分けて詳しく解説していきますので、「介護療養型医療施設と介護医療院の違いをわかりやすく知りたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

【介護療養型医療施設・介護医療院】主な3つの違い
介護療養型医療施設と介護医療院は、同じように思われるかもしれません。しかしこの2種類の施設には、大きく分けて3つの違いがあります。
サービス内容の違い
1つ目の違いは、受けられるサービスです。介護療養型医療施設は食事や排泄の介助はされるものの、医療的ケアが中心であくまでも医療機関という位置付けです。介護医療院は介護と医療に生活支援サービスも提供します。
人員配置基準の違い
2つ目の違いは人員配置基準です。介護療養型医療施設は医師、薬剤師、栄養士は必要数以上、介護・看護職員は6:1以上、ほかに介護支援専門員の配置が義務付けられています。
介護医療院はほぼ同じ人員配置基準ではありますが、介護医療院Ⅰの場合は介護職員が5:1と若干ですが手厚くなっています。

イベント・行事の違い
3つ目の違いは、介護療養型医療施設は医療行為が中心でしたが、介護医療院は生活援助の機能も含まれるため、レクリエーションやイベントといったプログラムを取り入れているところも多くあります。
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【介護療養型医療施設・介護医療院】かかる費用はどのくらい違う?
介護療養型医療施設と介護医療院は、立地条件や介護・看護体制などの提供されるサービスによって費用が異なります。
適切な資格を持つスタッフの数、スタッフと患者の比率などの組み合わせによって決定されます。
介護療養型医療施設の費用
介護療養型医療施設の場合、入所費用は施設のベッド数や介護度によって異なり、決められた方法で決定されます。
平均的な入所費用は、月額10万円から12万円程度です。
介護医療院の費用
介護医療院の場合は、Ⅰ型、Ⅱ型で利用者像や看護・介護職員の人員配置が異なります。総額で月額12万円から18万円程度になるのが一般的です。
介護医療院は、医療的ケアを必要とした人を対象としており、医療体制や医療設備の充実度、人員配置によって費用が変動するので注意が必要です。
さらに専門的な医療や治療を受けるのであれば、高額なお金が必要となります。高価な医療機器や専門的な薬剤を使用する場合は、追加料金が必要になる場合もあるでしょう。
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介護療養型医療施設と介護医療院の違いを知り、本人に合った施設を選ぼう
介護療養型医療施設は、比較的重度の患者に対し、充実した医療処置とリハビリを提供する施設です。
医療法人が運営しているため、看護師の人員配置が充実しており、医療ケアが手厚いのも特徴です。食事や排泄など介護サービスは提供されるものの、医療的ケアが中心であくまでも医療機関という位置付けです。医療の必要な要介護高齢者のための長期療養施設となります。
介護医療院は、「住まいと生活を医療が支える新たなモデル」として創設されました。介護医療院においては、「利用者の尊厳の保持」と「自立支援」を理念に掲げ、「地域に貢献し地域に開かれた交流施設」としての役割を担うことが期待されます。
長期にわたり療養が必要である方に対し、施設サービス計画に基づいて、療養上の管理、看護、医学的管理の下における介護および機能訓練その他必要な医療並びに日常生活上の世話を行うことを目的とする施設となります。
これはすべての医療施設にあてはまりますが、自分の健康ニーズに合った医療施設を選ぶには、事前にそれぞれ介護療養型医療施設や介護医療院について調べておくことが重要でしょう。
