「住宅型有料老人ホームは“お試し”できないのか?」といったことをお悩みの方もいると思います。
本記事では、実際に住宅型有料老人ホームの体験入居ができるのか、費用面はどうなのかといった点について紹介します。
住宅型有料老人ホームの体験入居を検討しているご本人、ご家族の方はぜひ参考にしてみてください。
住宅型有料老人ホームについて詳しく知りたい方は、まずこの記事をご覧ください。

体験入居とは
住宅型有料老人ホームへの入居を検討する際に、体験入居プログラムを利用できる施設もあります。この場合は、介護保険の適用にはなりませんので、施設の決めた費用を払うことになります。
また、有料老人ホームに介護保険適用のショートステイを併設している施設が稀にあります。その場合には、併設施設を体験目的で利用することになります。
いずれも期間限定となるため、長期滞在ではありません。また、ショートステイとして利用する場合には、介護保険の適用となるため、別途の契約が必要となります。しかし施設によっては、保険サービスを利用しなくても、ある程度の介護サービスを受けられるところもあります。
つまり生活に必要なサポートを十分に受けられる施設が、住宅型有料老人ホームです。体験入居は、施設独自の体験入居プログラムを利用するケースと、併設のショートステイを利用するケースの2種類に分けられます。
施設独自の体験入居プログラムを利用するケース
体験入居プログラムは、高齢者が一定期間、住宅型有料老人ホームに宿泊することができるプランです。(施設によっては日帰りもあります)
このタイプの体験入居では、入居者と同じサービスが提供されますが、期間は短くなります。
併設ショートステイを利用するケース
住宅型有料老人ホームには、稀ではありますが、介護保険適用のショートステイを併設している施設があります。敷地内に建てられた別棟でショートステイ事業を行うかまたは、同一建物内で他の入居者とゾーニングを分けてショートステイ事業を行うケースがあります。
同居する家族の留守の間やなど、一般のショートステイと同じように利用することもできますが、有料老人ホームに併設している施設では、お試しの目的で利用する方も少なくありません。最長で30日まで利用することが可能です。
ただし、保険適用となる場合には、ケアマネジャーによるケアプランが不可欠となり、ます。デイサービスや訪問介護などの他のサービスと同様に契約が必要となりますから、少々、利用が面倒ではあります。
住宅型有料老人ホームや老人ホームへの入居を検討している方は、ケアスル介護での相談がおすすめです。
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住宅型有料老人ホームで体験入居するメリット
住宅型有料老人ホームでの体験入居には、高齢者やその家族にとって、いくつかのメリットがあります。ここでは、体験入居で得られるメリットについて紹介します。
入居前にお試しできる
住宅型有料老人ホームの体験入居は、入居前に老人ホームでの生活を確認できるメリットがあります。入居を迷っている方や、自分のライフスタイルに合った施設かどうかわからない方にとっては、大きなメリットになるのではないでしょうか。
短期間の滞在ではありますが、入居者はスタッフの人柄や専門性、ハウスルール、提供されるサービスなどを十分に理解することができます。体験入居を通じて、老人ホームの雰囲気を感じ取り、快適で安全な環境であるかどうかを判断することができます。
また、体験利用中にその施設が提供するさまざまなイベントにも参加・体験が可能です。
さらに体験利用は、入居前に親族(入居するご本人)の意思を理解したい家族にとってもおすすめです。入居前に、滞在中のご本人の様子を見たり、声を聞くなどができれば、家族も安心して入居をすすめられるというメリットになります。
他の入居者と交流ができる
住宅型有料老人ホームの体験入居は、高齢者が既存の入居者と交流し、人間関係を構築できるというメリットがあります。住宅型有料老人ホームのほとんどは、個室とはなりますが、食事時間や、イベントの際などは、他の入居者と一緒になります。集団生活でもありますから、より充実した暮らしにするためにも、他の入居者との交流は欠かせません。
体験入居することによって、すでにお住まいの入居者と交流することは、入居への第一歩といえるでしょう。
他にも、仮にその施設が皆さんの期待に沿ったものでなかったとしても、滞在期間終了後に通常の生活に簡単に戻れるという点もメリットの一つです。
住宅型有料老人ホームで体験入居のする注意点
一方で、住宅型有料老人ホームでの体験入居には、いくつかの注意点もあります。ここでは、体験入居で考えられるに注意点ついて紹介します。
介護保険適応の施設を見つけるのは難しい
繰り返しになりますが、住宅型有料老人ホームにショートステイを併設している施設はごく稀です。体験入居したくても、介護保険が適用される施設を探すのが難しいというのが現実です。つまり、ほとんどの施設では、全額自己負担で体験入居することとなります。(1泊ごとに費用を決めている施設が多いようです)
介護保険が適用になりませんから、体験入居中に介護サービスを受けるのには注意が必要です。訪問介護を利用している場合には、自宅で受けることが前提ですから、体験中は利用できません。デイサービスセンターなども、その施設まで迎えに来てくれればよいですが、そうでなければ利用できません。
となると、有料老人ホームで提供されるサービスを利用するのが理想ですが、そもそも住宅型有料老人ホームは、介護スタッフ、看護スタッフの配置が義務付けられていないので、施設サービスとしてケアを受けることはできません。ほとんどの体験入居では、併設する事業者のサービスを、安価(定額)で受けるようなシステムになっています。その場合、それほど充実した内容になっていないことが多く、例えば、入浴は不可。排泄サポートも、自立している方のみというように限定していることもあります。(入居してはじめて、手厚いサービスを受けられるようになります)
利用者のなかにはストレスに感じる人もいる
住宅型有料老人ホームでの体験入居は、利用者によってはストレスになることもあります。そもそも突然の環境の変化、慣れない人たちに囲まれた暮らしは、お年寄りには大きなストレスです。住み慣れた自宅から離れて暮らすのですから、寂しさを感じることもあります。
このような理由から、その施設がいくら優れたサービスを提供していても、環境に慣れるまでに時間を要するということも言えます。体験入居の短期の利用では、ご本人が慣れるまでの過程を見極めることができないのも、難しい点ではあります。
住宅型有料老人ホームで体験入居する際の費用
住宅型有料老人ホームに短期間滞在する場合の費用は、施設や提供されるサービスによって異なります。介護保険適用のショートステイでは、あらかじめ滞在費、介護サービス費が決まっています。施設独自の体験入居プログラムでも、1泊いくらというように決めているケースがほとんどです。“体験”ですから、リーズナブルな設定になっている施設も少なくありません。
ただし、実際に入居するとなると、費用面では違ってきますから、住宅型有料老人ホームに駆け込む前に、その施設が提供するすべてのアメニティを計画・検討し、料金が妥当であることを確認してみてください。
各住宅型有料老人ホームは、入所費用に含まれるサービスやアメニティなどの内訳を提示可能です。つまり開示してもらえれば、比較的、検討が容易です。
また契約する際には契約書をよく読んで、料金に含まれるものと含まれないものを理解する必要があります。詳細をすべて把握することで、住宅型有料老人ホームが自分に合っているか確認できるでしょう。
住宅型有料老人ホームや老人ホームへの入居を検討している方は、ケアスル介護での相談がおすすめです。
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住宅型有料老人ホームで体験入居を利用する流れ
住宅型有料老人ホームの体験入居を利用する流れは、主に「相談」→「予約」→「体験」となっています。まず、入居を希望する老人ホームに事前に利用相談をする必要があります。入居よりも体験利用の方が、対象者が限定されている場合もありますから、まずは相談してみましょう。
特に、介護保険適用のショートステイの場合には、予約は2ヶ月から1ヶ月くらい前からが一般的で、部屋が空いていなければ入居できないこともありますから注意が必要です。
ほとんどの住宅型有料老人ホームは、利用促進(営業目的)のために、体験入居プログラムを行っていますから、あまり難しい手続きはありませんが、入居前にいくつかの手続きや入金を要求する施設もあります。確認してみましょう。
住宅型有料老人ホームに関するよくある質問
Q:住宅型有料老人ホームの基本的な費用はなに?
A:住宅型有料老人ホームの基本的な費用は、居住費(家賃)/共益費・管理費/生活支援・介護サービス費(別途契約)/水道光熱費/食費です。
Q:体験入居のメリットは?
A:体験入居のメリットは、入居前にお試しできる/利用者の交流ができる/すでに入居している利用者のリフレッシュになることです。