【介護アンケートVer.2】どんな悩みがあった？みんな抱える介護の悩みアンケート

介護施設のマッチングプラットフォーム、「ケアスル 介護」において、介護経験者の方300人を対象に、介護に関するアンケートを取りました。

介護の悩みや不安、相談先について調査し集計しましたので、ご紹介していきます。

アンケート結果概要

調査の結果、介護に関する悩みや不安で最も多かったのは「介護疲れ・疲労」に関するものであることがわかりました。介護をし続けることによる肉体的・精神的疲労を感じている方が多くいらっしゃるようです。

次いで、介護にかかるお金や被介護者の状態・症状に関する不安を持っている方も多くいるようです。

また、介護に関する悩みの相談炊きで多かったのは配偶者・ケアマネージャーであり、気軽に相談できて悩みや不安を打ち明けやすい関係性の方に相談することが多いようです。

ただ一方で、相談した人のうち58.3%は悩みが解消しなかったということもあり、悩みを解消するのは容易ではないということもわかっています。

アンケート結果詳細

続いて、各アンケートの内容をその結果をそれぞれ紹介していきます。

Q.介護でどんな悩み・不安がありましたか？（複数回答あり）

介護をするうえで、どんな悩みや不安を抱えていたのかを質問し、回答が下記になります。

※複数回答あり

介護疲れ・被介護者の病状や状態についての不安・悩みがそれぞれ44%、45%と最も多い結果となりました。

介護費用・お金に関する悩みも31%と約3人に1人、施設探し・プライベートへの影響に関する不安も23%、24%と約4人に1人が不安に思っていたようです。

以下では、それぞれどんな不安を抱えている方が多かったのか見ていきましょう。

介護疲れや被介護者の病状に関する不安が1位に

実際、仕事をしながら介護をされるケースや一日中介護につきっきりのケースもあるため、疲労や介護疲れに関する悩みが最も多く上げられました。

歩行困難で日常動作に支障をきたしている

入浴介助などの肉体的負担と、元々あまり仲良く無かったので精神的にも負担だった。

夜中にトイレに起きるから、毎回起こされるため仕事中眠たい

両親が日増しに衰えていくのが、悲しかった

認知症もあり近所の人に迷惑をかけ、謝ったり事情説明をするのが精神的につらかった

特に、被介護者の状態によっては常につきっきりで介護をする必要があったり、深夜に起こされたりなど、体力的にきついという声が多く上がっていました。また「これがいつまで続くかわからない」「被介護者と仲良くないので難しい」といった、精神的ストレスによる介護疲れの声もありました。

一方で、被介護者の中には病気を抱えている方も多く、その病状が心配だったという声もありました。介護は大変で疲れるけれど、本人のことを思うと放っておけず症状や病状が不安になる、という葛藤を抱えている方が多くいらっしゃるようです。

約3人に1人がお金に関する悩みを抱えていた

介護をするうえで切っても切り離せないのがお金に関する問題です。

介護サービスを利用するにも介護施設に入居するにもお金がかかり、被介護者の貯金だけではどうしようもないというケースも多く発生します。実際に下記のような悩みがあげられていました。

介護しているとその費用を稼ぐ時間がない

なかなか特養に入れずに介護費用がかさんで、世帯分離を行った

母親が施設入所期間が長くなればこちらの負担が出てくるのではないかと思った

介護には想定以上にお金がかかる。年金暮らしでは大きな負担を強いられる。介護保険だけでは不十分です。

介護にかかる費用と時間の捻出が難しかった

介護を自分でされる場合は、その分仕事ができなくなるので収入が減り、結果として介護費用を捻出できなくなるという負のサイクルに入ってしまうケースもあるようです。

被介護者に貯金があれば捻出できますがそうでない場合も多く、介護者の貯金をはたいて介護をする場合もあります。

また、施設に入れたり介護サービスを利用している方の中には、「今は大丈夫だけど、今後ずっと利用することを考えると費用が足りるかどうか不安」という将来に対する不安を抱えている方も多くいらっしゃいました。

そして中には、世帯分離をして費用負担を減らしたり、補助金を利用したりしている方もいるという回答もありました。

プライベートの時間が減ってしまうことへの不安

約4人に1人の方は、プライベートの時間が減ってしまうことに対する不安や悩みを抱えていたようです。

夫婦で長期旅行に行く勇気が出ず、どちらかが残らなければ心配

自分がやりたいことについて時間が取れなくなる

付きっきりで介護をするとなると、常に目を離せなくなってしまいます。そのため、自分の趣味に充てる時間が削られれてしまい、結果としてストレスにつながってしまうこともあるようです。

適度に外部サービスを利用しつつ自分の時間を捻出してストレス発散をすることが、介護継続のカギとなるかもしれません。

Q.介護の悩みや不安は誰に相談しましたか？（複数回答あり）

続いて、上で紹介したような悩みを誰に相談したのかを質問してみました。

一番多かったのは配偶者（43.33%）と、身近にいる夫や妻に相談をするケースが多かったようです。

また、担当のケアマネージャーに相談をして解決策を探す方法もよく取られているようです。身近にいる専門家であるケアマネージャーに相談することで、より解決に近づくためのアドバイスをもらえるかもしれません。

なお、ケアマネージャーに気軽に相談できる仲ではないという方もいらっしゃるでしょう。その場合は、ケアマネージャーを変更するという手もあるので、検討してみてはいかがでしょうか。

Q.相談相手に相談して、悩みは解消しましたか？

介護に関する悩みを相談して解消できたのか、実際のところを聞いてみました。

実際のところ、58.3%の方が相談しても解消しなかったと回答していました。

• お金に関する悩みなので、相談しても解消しない
• 親の体調のことなので相談しても意味がない

といった回答内容が多くなっていました。悩みを抱えているものの、相談して悩みが解決するわけではないケースが多いようです。何度も相談して解決の糸口を見つけるか、相談先を変えてよい解決策を見つける地道な努力が必要になってくるでしょう。

一方で、「はい」と回答した方の中には、

• 一部サービスを利用して、ある程度解消できた
• ケアマネに解決策を提示してもらえた

というものもあり、相談して解決策が見つかったケースもあったようです。中には、「TV電話を設置して見守ることで、以前より安心できるようになった」といった方法をとっている方もいたので、少しずつ悩みを解決する手段を探し続けることが大切になってくるかもしれません。

なお、ケアスル介護には専任のケアアドバイザーが常駐しているので、介護施設への入居も踏まえた相談をしたい場合はぜひ一度相談してみてください。

• 施設に入ろうか悩んでいる
• お金がどのくらいかかるのか知りたい

くらいの疑問でも構いませんので、ケアアドバイザーに相談してみると解決に向けた一歩を進めるかもしれません。

調査概要

調査目的

介護経験者に対する、介護の悩みや不満に関する調査

調査手法

• 調査実施機関：インターネットリサーチ
• 調査期間：2023年2月10日～2月10日
• 調査対象：300人（介護経験のある方を対象）

調査内容

下記7つの質問を実施しました。

• Q1.なたと被介護者（介護を受けている方）の関係性を教えてください
• Q2.介護をしている中で、一番つらかった悩み・不安は何ですか？
• Q3.よろしければ、具体的な悩みを教えてください。
• Q4.介護の悩みや不安は誰に相談しましたか？
• Q5.上記相談相手に相談して、悩みや不安は解消されましたか？
• Q6.悩みや不安はどのような条件があると解消されそうですか？
• Q7.具体的にどのようにして不安・悩みが解消されましたか？

調査テーマについて

ケアスル介護では、介護に関するアンケートテーマを随時募集しています。介護に関する事柄で、

• ちょっと気になるけれど周りに聞きづらいこと
• みんなどうやってるのか知りたいこと

があればぜひケアスル介護へお問い合わせください。

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