• 要介護2
  • 【公開日】2022-12-12
  • 【更新日】2024-06-14

要介護2でもらえるお金は?

要介護2でもらえるお金は?

要介護2の認定を受けたとしてもお金をもらうことはできません

しかし、要介護2の認定を受けた場合、1か月あたり19万7,050円(※1単位10円で計算した場合)の範囲内で介護サービスを利用すれば、自己負担額は1~3割に抑えることができます

この記事のまとめ

①要介護2の認定を受けたからといって、介護度別にお金がもらえることはありません

②正しくは、本人の所得額によって決まる1~3割の自己負担割合に対し、残りの部分が介護保険によって補われます

③要介護2の認定を受けた場合、1か月あたり19万7,050円(※1単位10円で計算した場合)の範囲内で介護サービスを利用すれば、自己負担額は1~3割に抑えることができます

関連記事
要介護2がどんな状態か分かる!利用できるサービス、他の介護度との違いについても解説!
要介護2がどんな状態か分かる!利用できるサービス、他の介護度との違いについても解説!
在宅介護エキスパート協会 代表
所有資格:AFP/2級ファイナンシャル・プランニング技能士,社会福祉士,宅地建物取引士
専門分野:在宅介護,老後資金,介護施設全般
職業: 社会福祉士,宅地建物取引士,ファイナンシャルプランナー

NEC 関連会社(現職)でフルタイム勤務の中、10 年以上に渡り遠距離・在宅介護を担う。両親の介護をきっかけに社会福祉士、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナーなど福祉に直接的・間接的に関係する資格を取得。その経験や知識を多くの方に役立てていただけるよう「在宅介護エキスパート協会」を設立、代表を務める。詳しくはこちら

約7秒に1人が利用!
ピッタリの施設を提案します
STEP
step1
1
step2
2
step3
3
step4
4
約7秒に1人が利用!
ピッタリの施設を提案します
STEP
step1
1
step2
2
step3
3
step4
4
約7秒に1人が利用!
ピッタリの施設を提案します
STEP
step1
1
step2
2
step3
3
step4
4

要介護2でお金はもらえる?

要介護2の認定を受けたとしてもお金をもらうことはできません

というのも、要介護ごとにお金が支給されるわけではないからです。

本人の所得額によって決まる1~3割の自己負担割合に対し、残りの7~9割の部分が介護保険によって補われるという仕組みです。

【ステップ1】支給限度額について

要介護2の場合、区分支給限度基準額(単位)は19,705となっており、地域やサービス内容によって定められる1単位あたり10~11.4円の単価をかけ合わせることによって、支給限度額を算出することができます。

1単位10円で計算した場合、要介護2の場合の支給限度額は19万7,050円となり、この金額の範囲内で介護サービスを利用すれば、後述する自己負担額を1~3割に抑えることができます

ただし、支給限度額である19万7,050円を超えてしまった分は全額自己負担となってしまうため、この点に注意しておきましょう。

参考:厚生労働省「居宅介護サービス費等区分支給限度基準額及び介護予防サービス費等区分支給限度基準額

【ステップ2】自己負担額について

自己負担割合とは、介護サービス費用の利用総額のうち、利用者が負担する割合のことを指します。

前述の通り、支給限度額の金額の範囲内で介護サービスを利用すれば、この自己負担額を1~3割に抑えることができます

自己負担額の割合については、本人の所得額によって決まり、
160万円未満であれば1割
160万円以上220万円未満であれば1割または2割
220万円以上であれば2割または3割
となります。

参考:厚生労働省「居宅介護サービス費等区分支給限度基準額及び介護予防サービス費等区分支給限度基準額

「予算内で入れる施設を探したい」「自分がどれだけ費用を抑えながら施設に入居できるのかわからない」という方は、ケアスル介護で相談してみるのがオススメです。ケアスル介護なら、予算のことはもちろん、入居相談員にその場で条件に合った施設を教えてもらうことができます

「プロに相談したい」という方は、お気軽に無料相談を活用ください。

約7秒に1人が利用!
ピッタリの施設を提案します
STEP
step1
1
step2
2
step3
3
step4
4
約7秒に1人が利用!
ピッタリの施設を提案します
STEP
step1
1
step2
2
step3
3
step4
4
約7秒に1人が利用!
ピッタリの施設を提案します
STEP
step1
1
step2
2
step3
3
step4
4

ケーススタディ

要介護2の認定を受けたAさん

ご本人の所得額は150万円です。

1か月間支給限度額の範囲内で介護サービスを利用した場合、Aさん自らが負担しないといけない金額はいくらになるでしょうか?

支給限度額を算出するにあたり、1単位=10円として考えます。

まず、支給限度額を考えてみましょう。
要介護2の場合、区分支給限度基準額(単位)は19,705となっており、また、今回は1単位を10円と考えるため、Aさんの場合の支給限度額は19万7,050円となります。
Aさんはこの支給限度額の範囲内で介護サービスを利用したわけですから、自己負担額を1~3割に抑えることができるのです。
次に、自己負担額を考えてみましょう。
Aさんご本人の所得は150万とあり、これは160万未満の金額に該当するため、自己負担割合は1割となります。
よって、Aさん自らが負担しないといけない金額、つまり自己負担額は、19万7,050円の1割である1万9,705円となります。

まとめ

要介護2の認定を受けたとしてもお金をもらうことはできません

しかしながら、要介護2の認定を受けた場合、1か月あたり19万7,050円(※1単位10円で計算した場合)の範囲内で介護サービスを利用すれば、自己負担額は1~3割に抑えることができます

少々複雑に思えるかもしれませんが、今回解説した支給限度額と自己負担額の考え方を理解しておきましょう。

関連記事
要介護2で入所できる施設は?費用相場と施設選びのポイントも解説
要介護2で入所できる施設は?費用相場と施設選びのポイントも解説
老人ホームの
知りたいことがわかる
種類を診断 料金を診断 空室を確認
老人ホームの
知りたいことがわかる
種類を診断 料金を診断 空室を確認