親の通院に介護タクシーを使いたいけれど、1回いくらかかるのか分からず、予約をためらっていませんか。
本記事では、介護保険を使う介護タクシーの料金の目安と内訳を、一般のタクシーと比べながら解説します。
料金が高くなるケースと安くする方法、料金設定から見る会社の選び方も紹介します。
介護タクシーの料金はいくら?介護保険を使う場合の目安
介護タクシーの料金は、介護保険を使って片道10kmの通院をする場合、1回約5,300円が目安です。
介護タクシーの料金の目安と仕組みは次のとおりです。
- 片道10kmの通院なら、介護保険を使って約5,300円(一般タクシーの運賃は約4,700円)
- 料金は「運賃+介助料+機材料+その他(待機料・迎車料など)」の合計
- 一般タクシーより高くなる原因は、運賃ではなく介助料・機材料などの上乗せ分
階段介助やリクライニング車いすを追加すると、片道で約8,300円まで上がります。
片道10kmの通院で約5,300円が目安
介護タクシーの運賃は一般タクシーとほぼ同じため、運賃を一般タクシーと同じとして片道10kmの通院の料金を試算すると次のとおりです。
介護タクシーは道で拾えず必ず迎えに来てもらうため、運賃に迎車料・介助料・機材料が上乗せされ、一般タクシーより高くなります。
運賃は関東運輸局の公定幅運賃(横浜市を含む京浜交通圏)の上限から計算し、車いすを持ち込み、待ち時間や有料道路代を含めない前提です。
料金は「運賃+介助料+機材料+その他」で決まる
介護タクシーの料金は、運賃・介助料・機材料・その他の4つの合計です。
4つの費用がそれぞれ何に対する費用かは、次の表のとおりです。
介護保険の対象は乗降介助だけです。
厚生労働省「移送(いわゆる介護タクシー関係)の取扱について」でも、運転中の時間と運賃は介護保険の対象外とされています。

一般タクシーより高くなるのは「運賃以外」の費用
介護タクシーが一般タクシーより高くなる主な原因は、運賃に上乗せされる介助料・機材料・待機料です。
介護タクシーの運賃も運輸局の認可を受けた料金表に基づき、一般タクシーの運賃が審査の目安になっています。
そこに、階段介助(1階ごとに1,000円程度)やリクライニング車いす(2,000円程度)などが上乗せされます。
介助料には運輸局への届出が要らないため、事業者ごとの差が大きくなりやすい費用です。
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介護タクシー料金の内訳①運賃|移動にかかる費用
介護タクシーの運賃は、車で移動すること自体にかかる費用で、介護保険は使えず全額自己負担です。
運賃に関わる費用は次の4つです。
- 距離制運賃:走った距離で決まる(一般タクシーと同じ考え方)
- 時間制運賃:迎えに着いてから降りるまでの時間で決まる
- 迎車料・予約料:迎えに来てもらう・予約することへの費用
- 深夜・早朝の割増:夜間の運行にかかる上乗せ
距離制運賃は一般タクシーとほぼ同じ
介護タクシーの距離制運賃は、走った距離で決まる運賃で、一般タクシーとほぼ同じ金額です。
横浜市の一般タクシーと介護タクシーの距離制運賃を比べると、次のとおりです。
一般タクシーの金額は関東運輸局の公定幅運賃(横浜市を含む京浜交通圏)の上限で、10kmの運賃は加算の回数から計算した目安です。
介護タクシーの運賃は一般タクシーとは別に認可を受けますが、国土交通省の通達(国自旅第170号)では一般タクシーの運賃が審査の目安です。
運賃に差が出にくいため、介護タクシーの料金の差は運賃以外の費用で決まります。
介護タクシーに多い「時間制運賃」とは
時間制運賃は、迎えの場所に着いてから運送が終わるまでの時間で計算する運賃です。
関東運輸局の運賃制度では、介護タクシーの時間制運賃は15分または30分単位で設定します。
横浜市の一般タクシーと介護タクシーの時間制運賃を比べると、次のとおりです。
一般タクシーの金額は関東運輸局の公定幅運賃(横浜市を含む京浜交通圏)の上限です。
介護タクシーは乗り降りの介助や車いすの固定に時間がかかるため、同じ距離でも一般タクシーより時間制の料金が高くなります。
大手タクシー会社の介護タクシーには、時間制の料金に介助料を含める会社もあります。
介護タクシーは迎車料が毎回かかる
迎車料は迎えに来てもらうための費用で、介護タクシーは道で拾えないため毎回かかります。
横浜市の一般タクシーと介護タクシーの迎車料を比べると、次のとおりです。
迎車料は会社ごとに設定でき、関東運輸局の運賃制度では一定距離まで無料・段階制などの設定も認められています。
営業所から自宅までの距離で迎車料が変わる会社もあるため、予約の前に確認します。
深夜・早朝の割増
一般タクシーは22時から翌5時まで2割増で、介護タクシーの割増は会社ごとに違います。
横浜市の一般タクシーと介護タクシーの割増を比べると、次のとおりです。
一般タクシーの割増は関東運輸局の運賃制度によるものです。
早朝の退院や夜間の帰宅で使う場合は、割増の有無と金額を予約時に確認します。
介護タクシー料金の内訳②介助料|「人の手」にかかる費用
介護タクシーの介助料は、乗り降りや移動を手伝う人の手間にかかる費用です。
介護保険が使えるのは介助料のうち乗降介助だけで、階段介助や院内の付き添いなど、ほかの介助は全額自己負担です。
介助料の内訳と料金の目安は次のとおりです。
乗降介助(介護保険適用)
乗降介助は、車への乗り降りや、乗車前後の移動を手伝う介助です。
乗降介助は、介助料の中で唯一、介護保険の「通院等乗降介助」が使える介助です。
自己負担は1回(片道)約100〜140円(1割負担の場合)です。
運賃と迎車料は介護保険の対象外のため、片道10kmの通院なら合わせて1回約5,300円、往復で約1万円が目安です。
自己負担は原則1割で、所得が一定以上の人は2割または3割になります。
保険外の身体介助
保険外の身体介助は、室内での着替えや車いすへの移乗など、乗降介助以外の介助です。
介護保険の範囲外のため全額自己負担で、30分1,500円程度が目安です。
介助にかかった時間で料金を計算する会社が多く、10分を超えると加算される設定もあります。
介助が長引くほど料金が上がるため、着替えや荷物の準備は家族が済ませておくと費用を抑えられます。
階段介助
階段介助は、エレベーターのない建物で階段の上り下りを手伝う介助です。
料金は1階ごとに1,000円程度で、階数が増えるほど上がります。
車いすごと階段を下ろす場合は2人で対応する事業者もあり、その場合は2人介助の料金が加わることがあります。
院内の付き添い
院内の付き添いは、病院の中での移動や受付を手伝う介助です。
院内の付き添いは介護保険の対象外で、1時間あたり3,000〜4,000円程度が全額自己負担です。
厚生労働省の事務連絡(介護保険最新情報Vol.149)では、院内の介助は基本的に病院のスタッフが対応するものとされています。
通院等乗降介助を使う場合、院内の移動などの介助は97単位の中に含まれ、別に算定できません。
院内での介助が長時間になる場合は、介護保険での扱いを市区町村に、病院スタッフの対応を病院に確認します。
2人介助の追加料金
2人介助は、介助者を1人追加して2人で対応する介助です。
追加料金は1時間4,000円程度が目安です。
ストレッチャーでの移動や、階段で車いすごと運ぶ場合に2人介助が必要になります。
介護保険の通院等乗降介助には、2人で行った場合の割増の算定がありません(厚生労働省の告示)。
2人介助の追加分は全額自己負担になるため、事前に必要かどうかを事業者と相談します。
介護タクシー料金の内訳③機材レンタル料・その他の費用
介護タクシーの機材レンタル料・その他の費用は、すべて全額自己負担です。
主な費用と金額の目安は次のとおりです。
- 車いす:0〜1,000円(無料の事業者も多い)
- リクライニング車いす:1,500〜3,000円
- ストレッチャー:2,000〜4,000円
- 待機料:1時間あたり約3,100〜4,800円
- 高速代・駐車場代・キャンセル料:実費または事業者の規定額
機材を自分で用意できる場合は、レンタル料がかかりません。
車いす
普通の車いすのレンタル料は0〜1,000円で、無料で貸し出す会社もあります。
自分の車いすを持ち込む場合はレンタル料がかからず、乗り換えの介助も減ります。
事業者によっては1回500円など有料の場合もあるため、予約時に確認します。
リクライニング車いす
リクライニング車いすのレンタル料は、1,500〜3,000円程度です。
座った姿勢を長く保てない人が、背もたれを倒して乗るための車いすです。
往復で使う場合は、片道ごとに料金がかかる事業者もあります。
リクライニング車いすを貸し出していない事業者もあるため、必要な場合は予約時に在庫を確認します。
ストレッチャー
ストレッチャーのレンタル料は、2,000〜4,000円程度です。
寝たままの姿勢で移動する人が使う担架型の機材です。
ストレッチャーでの移動は2人介助になることが多く、レンタル料とは別に2人介助の料金がかかる場合があります。
待機料
待機料は、通院中に車と運転手が待っている時間にかかる費用で、1時間あたり約3,100〜4,800円が目安です。
時間制の事業者では、待っている時間も時間制の料金に含まれて加算されます。
距離制の事業者では、時間距離併用の運賃として「1分15秒ごとに100円」のように加算される例がありました。
診察の待ち時間が読めない場合は、帰りの便を別に予約するほうが安くなるかを事業者に確認します。
高速代・駐車場代・キャンセル料
高速代と駐車場代は、実費を利用者が負担するのが一般的です。
キャンセル料は、当日のキャンセルで1,000円程度の会社が多く、それ以上かかる会社もあります。
「前日18時以降」「当日」「運転手が現地に着いてから」など、キャンセル料がかかる時点は事業者で違います。
通院の予定が変わりやすい場合は、キャンセル料がかかる時点を予約時に確認します。
介護タクシーの料金が高くなるケース
介護タクシーの料金は、介助・機材・待ち時間が増えるケースで高くなります。
料金が高くなりやすいケースは次の4つです。
- エレベーターのない集合住宅に住んでいる(階段介助)
- 寝たままの姿勢で移動する必要がある(ストレッチャー・2人介助)
- 通院中の待機や院内の付き添いを頼む(待機料・付き添い料)
- 自宅から遠い病院に通っている(運賃)
4つのうち複数が重なると、片道1万円を超えることもあります。
エレベーターのない集合住宅に住んでいる
エレベーターのない集合住宅では、階段介助の料金が往復で加算されます。
階段介助は1階ごとに1,000円程度で、3階に住む場合は2階分かかります。
往復では4,000円程度が運賃や介助料に上乗せされます。
寝たままの姿勢で移動する必要がある
寝たままの姿勢で移動する場合は、ストレッチャーと2人介助の料金が加わります。
ストレッチャーのレンタル料は2,000〜4,000円程度、2人介助は1時間4,000円程度です。
片道だけで6,000〜8,000円程度が運賃と乗降介助の料金に上乗せされます。
通院中の待機や院内の付き添いを頼む
通院中の待機や院内の付き添いを頼むと、1時間あたり3,000〜4,800円程度が加わります。
待機料は1時間あたり約3,100〜4,800円、院内の付き添いは1時間あたり3,000〜4,000円程度です。
待ち時間の長い大きな病院ほど、待機料と付き添い料がかさみます。
自宅から遠い病院に通っている
自宅から遠い病院に通う場合は、距離に応じて運賃が上がります。
介護タクシーの運賃は一般タクシーとほぼ同じで、横浜市を含む京浜交通圏なら214mごとに100円加算されます。
片道の距離が10km延びるごとに約4,700円、往復で約9,400円が増えます。
時間制の事業者では、移動時間が延びるぶん料金が上がります。
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介護タクシーの料金を安くする方法
介護タクシーの料金は、介護保険・障害者割引・自治体の助成・医療費控除を使うと安くできます。
料金を安くする方法は次の5つです。
- 介護保険の適用条件を満たしておく
- 障害者手帳の割引を使う
- 自治体のタクシー助成制度を確認する
- 医療費控除の対象にする
- 待機時間や事業者の選び方を工夫する
介護保険で下がるのは介助料、自治体の助成で下がるのは運賃というように、方法ごとに安くなる費用が違います。
介護保険の適用条件を満たしておく
介護保険の通院等乗降介助を使うと、乗降介助の自己負担は1回約100〜140円で済みます。
介護保険を使うための条件は、次の3つです。
- 要介護1以上の認定を受けている(厚生労働省。要支援の人は対象外)
- 通院や入退院などの目的で利用する
- ケアマネジャーが作るケアプラン(介護サービスの利用計画)に位置づけられている
介護タクシーの会社の中には、介護保険の指定を受けていない会社もあります。
介護保険を使いたい場合は、事業者が訪問介護の指定を受けているかを確認します。
障害者手帳の割引を使う
一般タクシーでは、身体障害者手帳または療育手帳を見せると運賃が1割引になります(関東運輸局の運賃制度)。
精神障害者保健福祉手帳の割引は、事業者が個別に設定しているもので、全事業者が行っているわけではありません。
介護タクシーの運賃は一般タクシーとは別建てのため、障害者割引の有無は事業者ごとに違います。
障害者手帳を持っている場合は、予約時に割引の対象になるかを確認します。
自治体のタクシー助成制度を確認する
要介護認定を受けた人の通院などに、タクシー料金の一部を助成する自治体があります。
介護タクシーで使える助成制度の例は次のとおりです。
助成は運賃に充てるもので、介護保険の通院等乗降介助と組み合わせると、運賃と介助料の両方の負担を下げられます。
ただし、阿見町のように、通院の介助で介護サービスを使っている人を対象外とする制度もあります。
対象者・助成額・使える会社は自治体ごとに違うため、住んでいる市区町村の高齢福祉の窓口か地域包括支援センターに確認します。
医療費控除の対象にする
医療費控除を使うと、介護保険が使えない運賃の一部を、確定申告で取り戻せます。
通院に使った介護タクシーの運賃は、電車やバスなどの公共交通機関が使えない場合、医療費控除の対象になります(国税庁)。
医療費控除は、1年間の医療費の合計が10万円(所得が200万円未満の人は所得の5%)を超えた部分が所得から差し引かれる制度です。
表の例は、ほかの医療費だけで10万円を超えている場合の金額です。
控除を受けるには、介護タクシーの領収書を保管して確定申告で申請します。

待機時間や事業者の選び方を工夫する
待機料は1時間あたり約3,100〜4,800円かかるため、待ち時間を短くするだけで料金が下がります。
待機時間を減らす工夫は次のとおりです。
- 予約制の診療を選び、病院での待ち時間を短くする
- 帰りの便を別に予約したほうが安くなるか、事業者に確認する
- 院内の移動の介助を病院のスタッフに頼めるか、病院に確認する
料金設定の違いから会社を選ぶ方法は、介護タクシーの料金設定から見る会社の選び方で解説します。
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介護タクシーの料金で損しないための利用前の準備
介護タクシーの料金で損をしないためには、ケアマネジャーへの相談と見積もりの比較を利用前に済ませます。
利用前にやっておきたい準備は次のとおりです。
- ケアマネジャーに相談してケアプランに入れてもらう
- 2社以上から見積もりを取る
- 見積もりの内訳(介助・機材・待機・キャンセル料)を比べる
準備をしておくと、当日に想定外の料金を請求されるのを防げます。
ケアマネジャーに相談してケアプランに入れてもらう
介護保険で乗降介助を使うには、ケアプランへの位置づけが必須です。
厚生労働省の通知(老企第36号)は、通院等乗降介助をケアプランに位置づける際に、次の内容を明記するよう求めています。
- 通院などに必要で、車への乗り降りが必要な理由
- 利用者の心身の状況から、乗り降りの介助が必要と判断した理由
- ほかの介護サービスと比べて、通院等乗降介助を使うことが適切な理由
ケアマネジャーは、介護保険を使える事業者の紹介や、料金が妥当かの相談にも応じます。
見積もりを取る・比較する
介護タクシーは、同じ地域でも事業者によって料金が違うため、2社以上から見積もりを取ります。
介助料は運輸局への届出が不要な費用で、階段介助でも1階ごとに500円の会社と2,000円の会社があります。
見積もりを取るときは、次の項目を伝えて内訳を出してもらいます。
・乗車・降車の住所と、目的(通院・入退院など)
・介護保険を使うかどうか(要介護度とケアプランの有無)
・必要な介助(乗降・階段・院内付き添い・2人介助)
・必要な機材(車いすの持ち込み・リクライニング・ストレッチャー)
・待機が必要か、帰りの便も頼むか
・迎車料・予約料・深夜早朝の割増・キャンセル料の有無
家族が同乗する場合の扱いも、見積もりの段階で確認しておきます。

介護タクシーの料金設定から見る会社の選び方
介護タクシーの会社は、料金設定が自分の使い方に合うかで選ぶと安くなります。
料金設定から見る会社の選び方は次の6つです。
- 介護保険の指定を受けた会社を選ぶ
- 迎車料・予約料が無料の会社を選ぶ
- 機材を無料で貸し出している会社を選ぶ
- 待機料の設定が自分の使い方に合う会社を選ぶ
- 自宅の近くに営業所がある会社を選ぶ
- 料金の目安より高ければ別の事業所を探す
6つの基準で料金表を見比べると、自分の使い方で総額が安くなる会社がわかります。
介護保険の指定を受けた会社を選ぶ
介護保険が使える人でも、介護保険の指定を受けていない会社では乗降介助に介護保険が使えません。
介護保険の通院等乗降介助は、訪問介護の指定を受けた会社だけが行えるサービスです。
指定を受けた会社なら、乗降介助の自己負担は1回約100〜140円で済みます。
「介護タクシー」と名乗っていても、介護保険の指定を受けていない会社があります。
指定を受けているかは、料金表の「介護保険適用」の欄や、ケアマネジャーへの相談で確認します。
迎車料・予約料が無料の会社を選ぶ
迎車料・予約料は合計で最大1,000円以上になるため、無料の会社を選ぶと往復で差が出ます。
迎車料は1回300〜800円程度、予約料は400〜500円程度かかる会社があります。
料金に迎車料・予約料を含めている会社もあり、表示の運賃だけでは比べられません。
迎車料・予約料が別にかかるかを、料金表で必ず確認します。
機材を無料で貸し出している会社を選ぶ
普通の車いすを無料で貸し出している会社を選ぶと、レンタル料がかかりません。
車いすを無料で貸し出している会社もあれば、1回500〜1,000円かかる会社もあります。
リクライニング車いすは1,500〜3,000円と会社による差が大きく、2倍の開きがあります。
リクライニング車いすやストレッチャーを使う場合は、機材料の差がそのまま総額の差です。
待機料の設定が自分の使い方に合う会社を選ぶ
通院中の待ち時間が長い人は、待機料の計算方法で会社を選びます。
待機料の設定は、事業者によって次の2つに分かれます。
- 時間制:待っている時間も含めて30分ごとなどで加算(30分2,000〜3,900円程度)
- 時間距離併用:止まっている時間を「1分20秒ごとに100円」のように加算
待ち時間が短い人は距離制、介助に時間がかかる人は介助料込みの時間制が安くなる場合があります。
自分の通院パターン(距離・待ち時間・介助の量)で、2社の総額を比べて選びます。
自宅の近くに営業所がある会社を選ぶ
自宅の近くに営業所がある会社を選ぶと、迎車料が安くなる場合があります。
迎車料には、一定距離まで無料・距離に応じた段階制などの設定が認められています(関東運輸局の運賃制度)。
営業所が遠い会社では、迎えに来るまでの距離ぶん迎車料が上がることがあります。
近くの会社は急な予定変更にも対応しやすく、キャンセル料がかかる時点も確認しやすくなります。
料金の目安より高ければ別の事業所を探そう
階段介助や機材の料金が目安より高い会社は、ほかの事業所の料金と比べてから決めます。
乗降介助の自己負担は介護保険で決まっているため、会社ごとの差が出るのは介護保険の対象外の項目です。
主な項目の目安は次のとおりです。
大手タクシー会社には、時間制の料金に介助料を含める会社もあるため、項目ごとではなく総額で比べます。
目安より高い会社でも、介助の質や対応できる範囲で選ぶ理由がある場合は、内訳の説明を受けて納得してから利用します。
介護タクシーの料金のまとめ
介護タクシーの料金は、介護保険を使って片道10kmの通院をする場合、1回約5,300円が目安です。
介護タクシーの料金のポイントは次のとおりです。
- 料金は「運賃+介助料+機材料+その他」の合計で決まる
- 介護保険の対象は乗降介助だけで、自己負担は片道100円前後
- 運賃は一般タクシーとほぼ同じで、迎車料・介助料・機材料・待機料が上乗せされるぶん高くなる
- 自治体の助成・障害者割引・医療費控除で安くできる場合がある
- 階段介助や機材の料金が目安より高い会社は、ほかの事業所と比べてから決める
介護保険を使いたい場合は、まずケアマネジャーに相談し、ケアプランに通院等乗降介助を入れてもらいます。
利用する事業者が決まったら、2社以上から内訳つきの見積もりを取って比べます。
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