• 要介護4
  • 【公開日】2022-10-17
  • 【更新日】2026-02-25

要介護4の状態とは?施設を利用している人の割合やもらえるお金についても解説

要介護4の状態とは?施設を利用している人の割合やもらえるお金についても解説

要介護4のとは、自力で立つ・歩くなどの基本的な動作を行うことが難しく、座った状態を保ち続けるのも難しい状態となります。同時に認知機能の低下も現れ始める状態です。

介護度は要支援1・2、要介護1~5の7段階に分けられており、要介護4はその7段階ある要介護度の内の1つです。介護度の差については、以下の表を参考にしてみてください。

要介護度(要支援1〜要介護5)の認定基準や身体状態の目安をまとめた比較一覧表

本記事では、要介護4の状態から受けられるサービス、ケアプラン例などを解説していきます。

株式会社アテンド 代表取締役
専門分野:介護全般

旧三菱銀行およびみずほ銀行で10年ほど窓口やローンアドバイザーに従事したのち、 2013年に介護事業を運営する株式会社アテンド設立。 同年6月にリハビリ特化型「あしすとデイサービス」開設。 メディア実績は厚生労働省老健事業「サービス活用販促ガイド」、週刊ダイヤモンド、 経済界、シルバー新報、聖教新聞、ABEMA Rrime など 介護事業経営と父の介護を8年経験したスキルを活かし、現在は講師として著者として介護のノウハウを提供。介護する人とされる人が安心して暮らせる環境つくりに邁進している。詳しくはこちら

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要介護4とはどんな状態?

要介護4は、自力で立つ・歩くなどの基本的な動作を行うことが難しく、座った状態を保ち続けるのも難しい状態です。同時に認知機能の低下が現れ始めるのも特徴となっています。

具体的には以下のような状態となっています。

  • 昼夜問わずに常に日常生活介助が必要な状態
  • 食事、入浴、排せつ、着替えなどの日常の動作で全面的な介助が必要
  • 認知機能の低下が見られ、意思疎通が難しくなることもある

要介護4の認定基準は介護にかかる時間が「90分以上110分未満」です。この基準は「要介護認定等基準時間」に定められている時間です。

要介護認定基準時間が「70分以上90分未満」であれば、要介護4よりも軽度な要介護3、「110分以上」であれば要介護4より重度な要介護5と認定される可能性が高くなります。

ただし、要介護認定は高齢者の心身状況や持病の有無などによっても左右される可能性があります。そのため、要介護認定等基準時間はあくまで一つの目安として捉えておきましょう。

要介護4と要介護3 / 要介護5の違い

区分 状態の目安と具体例 基準時間
要介護3 日常生活にほぼ全面的な介助が必要。食事や排泄、入浴などの介助を要する。 70分以上90分未満
要介護4 自力での移動ができず、介助なしには生活できない。思考力の低下や認知症への対応も必要になる。 90分以上110分未満
要介護5 日常生活全般を自力で行えず、基本的に寝たきりの状態。意思疎通も困難なことが多い。 110分以上

要介護4と要介護3,5の違いは、上記の表の通りです。

また、要介護3と4で利用することが出来る介護サービスに違いはありません

要介護4と認知症

要介護4の認知症の程度については明確な規定はありません

要介護4とは、起居動作や座位の保持などが困難かつ日常生活の全般に介助が必要な状態が目安となり、要介護認定等基準時間が「90分以上110分未満」であることが認定時の基準となりますが、、認知症の具体的な症状などは明確に規定はされていません。

そのため、身体機能の低下から自立した生活ができないものの、認知症の症状は見られないといったケースで要介護4の認定を受けることもあります。逆もまた然りであり、身体機能は失われていないものの認知機能の低下が顕著であり、結果的に自立した生活ができないケースでも要介護4の認定を受けるということもあります。

要介護4に認定される認知症の症状としては、以下の周辺症状(BPSD)が見られることが多いです。

  • 徘徊
  • 不潔行為(排泄物を食べる投げるなどの行為)
  • 妄想(財布を取られたなどの被害妄想など)
  • 誤食や異食(食べ物ではないものを食べてしまう行為)
要介護4の状態の方の食事における注意点
要介護4の認定を受けている場合、食事の際は特に以下の点に注意が必要です。
・嚥下機能が低下しているため、誤嚥性肺炎になる恐れがある
・介護食や経管栄養での食事・栄養摂取によって、食事本来の楽しみを失う
そのため、作業的に食事を食べさせることはせず、適度に声かけや飲み込めているかの確認をしながら、基本的には自分で食べてもらうことを心がけましょう。

要介護4の期間はどれくらい?

厚生労働省が発表している『健康寿命の令和4年値について』によれば、令和4年における男性の平均寿命は81.05歳、健康寿命は72.57歳。女性の平均寿命は87.09歳、健康寿命は75.45歳とされています。

仮に健康寿命の年齢で要介護4の判定を受け、平均寿命まで全うしたとすると理論上の介護期間は以下の通りです。

要介護4における理論上の介護期間
男性:81.05歳(平均寿命) - 72.57歳(健康寿命)=8.49年(介護期間)
女性:87.09歳(平均寿命) - 75.45歳(健康寿命)=11.64年(介護期間)

あくまでも理論値ですが、要介護4の期間は男性で8.49歳、女性で11.64歳と想定できます。

もちろん介護期間中に介護度が進行してしまったり、寿命を迎えたりするケースもあるため一概には言えませんが、ひとつの目安として捉えておくとよいでしょう。

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要介護4で受けられるサービス【ケアスル 介護 独自調査レポート 2026】

サービス名 概要
▼ 介護計画をたてる
居宅介護支援
(ケアマネジメント)
ケアマネジャーが心身の状況に合わせてケアプラン(介護サービス計画)を作成し、各事業者と調整を行います。
▼ 自宅で受けるサービス(訪問型)
訪問介護
(ホームヘルプ)
ホームヘルパーが自宅を訪問し、食事・入浴・排泄などの身体介護や、掃除・洗濯などの生活援助を行います。
訪問入浴介護 専用の浴槽を積んだ入浴車が訪問し、自宅の部屋で入浴の介護を行います。
訪問看護 看護師などが自宅を訪問し、医師の指示のもとで医療処置や療養上の世話、診療の補助を行います。
訪問リハビリテーション 理学療法士などが自宅を訪問し、心身機能の維持・回復のためのリハビリテーションを行います。
居宅療養管理指導 医師・歯科医師・薬剤師などが訪問し、療養上の管理や指導、助言を行います。
夜間対応型訪問介護
※地域密着型
夜間帯(18時〜翌8時など)にヘルパーが巡回または通報に応じて訪問し、介護を行います。
定期巡回・随時対応型
訪問介護看護
※地域密着型
24時間体制で、定期的な巡回訪問や随時の通報対応を行い、介護と看護を一体的に提供します。
▼ 施設に通うサービス(通所型)
通所介護
(デイサービス)
日帰りで施設に通い、食事・入浴などの介護や機能訓練、レクリエーションを受けられます。
通所リハビリテーション
(デイケア)
医療機関や老健などに通い、医学的管理のもとでリハビリテーションを中心に行います。
地域密着型通所介護
※地域密着型
定員18人以下の小規模な施設で、食事・入浴などの介護や機能訓練を日帰りで提供します。
療養通所介護
※地域密着型
難病や末期がんなど医療依存度が高い方を対象に、看護師による観察やケアを行うデイサービスです。
認知症対応型通所介護
※地域密着型
認知症の方を対象とした専門的なケアや機能訓練を、小規模な環境で日帰りで提供します。
▼ 短期間施設に宿泊するサービス
短期入所生活介護
(ショートステイ)
短期間施設に宿泊し、日常生活の介護や機能訓練を受けられます。家族のレスパイト(休息)にも利用されます。
短期入所療養介護
(医療型ショート)
医療的なケアが必要な方が、老健や病院などに短期間宿泊し、看護やリハビリを受けられます。
▼ 訪問・通い・宿泊を組み合わせたサービス
小規模多機能型居宅介護
※地域密着型
「通い」を中心に、利用者の様態に合わせて「泊まり」や「訪問」を柔軟に組み合わせられます。
看護小規模多機能型
居宅介護
※地域密着型
上記のサービスに「訪問看護」を組み合わせ、医療的ケアが必要な方にも対応する複合型サービスです。
▼ 施設に入居するサービス
介護老人福祉施設
(特別養護老人ホーム)
要介護3以上の方(要介護4は対象)が入居し、日常生活の手厚い介護を受けながら生活する公的施設です。
介護老人保健施設
(老健)
退院後など、在宅復帰を目指してリハビリテーションや医療的ケアを中心に行う施設です。
介護医療院
(及び介護療養型医療施設)
長期的な医療ケアが必要な方向けに、日常の医療管理や介護、看取りまでを行う施設です。
特定施設入居者生活介護
(有料老人ホーム等)
指定を受けた有料老人ホームや軽費老人ホームなどで、食事・入浴などの日常生活上の介護サービスを受けます。
▼ 小規模施設に入居するサービス
認知症対応型共同生活介護
(グループホーム)
認知症の方が少人数(5〜9人)で共同生活を送りながら、家庭的な環境で専門的な支援を受けます。
地域密着型介護老人福祉施設
入居者生活介護
※地域密着型
定員29人以下の小規模な特別養護老人ホームで、地域や家族との連携を重視したケアを受けます。
地域密着型特定施設
入居者生活介護
※地域密着型
定員29人以下の小規模な介護付き有料老人ホームなどで、地域に密着した介護を受けます。
▼ 福祉用具を使うサービス・その他
福祉用具貸与 車椅子や特殊寝台(ベッド)、歩行器など、日常生活を助けるための用具をレンタルできます。(要介護4は全品目対象)
特定福祉用具販売 入浴や排泄に関する用具(ポータブルトイレ等)など、レンタルになじまない用具の購入費が支給されます。
住宅改修費支給 手すりの取り付けや段差解消など、自宅で生活しやすくするための小規模な改修費用が支給されます。

要介護4になると、日常生活のほとんどが介護を必要とする状態と言っても過言ではありません。

そのため、サポートするご家族の負担を少しでも軽くするためにもケアマネージャーなどと相談しながら、どのようなサービスの利用が適切かどうかを決めていくことが大切です。

なお、以下のグラフはケアスル 介護で実施した「要介護4の方を対象に、どのサービスを利用しているか」を調査したものです。

要介護4のサービス利用状況【ケアスル 介護 独自調査レポート 2026】によれば、もっとも利用者が多いのが福祉用具の貸与で週6~7回の利用が最多となっています。

次いで通所介護(デイサービス)、訪問入浴介護の利用が多く、通所介護(デイサービス)は週2~3回の利用が12.2%訪問入浴介護も週2~3回の利用が18.4%と最多でした。

どのサービスの利用から始めればよいかわからない場合は、利用者の多いサービスから検討してみるのもひとつの方法です。

要介護4の施設入居先【ケアスル 介護 独自調査レポート 2026】

要介護4の方が入居している施設の割合

※注意:ケアスル 介護では主に民間施設をご紹介しているため、公的施設の入居傾向は算出していません。

【ケアスル 介護 独自調査レポート 2026】によると、ケアスル 介護経由で要介護4の認定を受けた方の37.4%が住宅型有料老人ホームに入居しているという結果になりました。

次いで介護付き有料老人ホームが35.3%、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)が20.1%と続いており、この3つの施設種別で92.8%を占めています。

民間施設での検討をする場合は、まずはこの3つの施設を候補に入れてみるとよいでしょう。

施設入居先別の費用比較

以下は要介護4の判定を受けた方が入居している施設の入居一時金(初期費用)と月額費用の比較になります。

施設名 月額費用 入居一時金
(初期費用)
▼ 公的施設
特別養護老人ホーム
(多床室 / 個室)
約44,000円〜120,000円 0円
特別養護老人ホーム
(ユニット型個室)
約68,000円〜150,000円 0円
介護医療院 90,000円〜170,000円 0円
▼ 民間施設(金額は平均値)
介護付き有料老人ホーム 236,000円 3,461,000円
住宅型有料老人ホーム 143,000円 697,000円
サービス付き高齢者向け住宅 176,000円 441,000円
グループホーム 134,000円 95,000円
高齢者住宅 136,000円 473,000円

出展:『ケアスル 介護 独自調査レポート 2026』より

上記の表の通り、月額費用・入居一時金ともに民間施設よりも公的施設の方が安いことがお分かりいただけるかと思います。

なお、あくまでも平均であるため月額費用・入居一時金は施設によって変動することをご承知おきください。具体的な費用については施設への入居相談時に確認することを必ず行ってください。

要介護4で施設への入居を決めた人の口コミ

要介護4の判定を受け、施設へ入居した方の口コミを施設別にご紹介します。

住宅型有料老人ホームへ入居を決めた人の口コミ

男性:94歳
施設への入居を検討し始めたのは、いくつかの切実な事情が重なったことです。

一番のきっかけは、父が動けなくなり、要介護4になったことです。自宅で父を看ていた母も介護負担に限界を感じており、このままでは今の家に住み続けるのも難しいという状況に追い込まれていました。結果として、両親が別々の場所で生活するかもしれないという不安を抱えながら、父の入居先を探し始めました。

父は生活保護を利用しているため、生活保護が使えるという点が、施設選びの最も大きな条件でした。経済的な条件と医療ニーズが合う施設を探ました。見学に行った際は、「すごく綺麗な場所だ」という印象を受け、入居への後押しになりました


女性:93歳
施設探しを始めたのは、昨年の末頃でした。当時、母は一人暮らしをしていましたが、要介護度は上がる一方で、とうとう入居直前には「要介護4」の認定を受けました。

家の中ですら、もううまく歩けず、何度か転んでしまったという状況。外出はまったくできませんでした。ヘルパーさんにお願いしても毎日3食というわけにはいかず、時にはベッドに寝たまま枕元のパンをかじっていると聞いた時は、「このままというのは、今後を考えると…」という気持ちが強くなりました。

介護付き有料老人ホームへ入居を決めた人の口コミ

女性:77歳
母は、父が亡くなってから一人で暮らしていました。しかし、精神的に少し弱ってしまい短期入院することになったんです。幸い退院の目処は立ったのですが、また一人で自宅に戻って生活をさせるのは、家族としてどうしても不安でした。当時は要介護4の認定を受けており、糖尿病の薬も服用している状況でした。

施設探しを本格的に考え始めたのは、母が病院から退院するタイミングです。医師や家族と相談し、一人暮らしを再開するのは心身ともに難しいだろうという結論になり、安心して暮らせる場所を探すことになったのがきっかけでした。


女性:93歳
在宅で介護をしていた母が要介護4の認定を受け、私たち家族だけでのサポートに限界を感じ始めたことから、本格的に施設探しを始めました。私と妹の自宅からそれぞれ通いやすいエリアで探していたところ、いくつかの候補が見つかりました

その中で最終的には、スタッフの方の配置が手厚いこと、そしてインターネットでの口コミ評価が非常に高かったことが大きな理由です。専門的なケアをしっかり受けられる環境と、実際に利用された方からの良い評判が、私たちの背中を押してくれました。

サ高住へ入居を決めた人の口コミ

女性:92歳
母は自宅でデイサービスを利用していましたが、介護していく上での心配な部分が大きくなり、本格的に施設探しを始めました。老人ホームの種類もよくわからず、特養(特別養護老人ホーム)や介護付き有料老人ホームなど、とにかくあちこち見学に行き、母にとってどこが良いのかと迷う日々でした。

母は自宅にいる頃、デイサービスに加えて近所の小学校で体操教室に通うのが楽しみで、それが生活の一部でした。しかし、身体のことが少しずつできなくなっていく中で、見学先の施設では「体操などのアクティビティは一切ありません」と言われ、母の楽しみを諦めなければならないかと悩みました。

サ高住(サービス付き高齢者住宅)でどこまで対応してもらえるのか不安もありましたが、「要介護5まで大丈夫」というお話を聞き、まずは違いを知るためにと見学に行ったのがきっかけです。


女性:88歳
一人暮らしの母が自宅の玄関で倒れているのを、ヤクルトの配達員の方が見つけてくれました。いつも配達していたヤクルトが、2日間同じ場所に置いたままになっていることに気づいて、異変を察してくれたそうです。

幸い、大事には至らなかったのですが、この一件で、退院後に母を一人暮らしの自宅に戻すのはもう難しいと判断しました。そこから、退院後の母の住まいとして、施設探しを始めることになったんです。

要介護4でもらえるお金は?区分支給限度額

要介護4の認定を受けただけでは、補助は受けられません(お金はもらえません)

実際には、「区分支給限度額」と呼ばれる要介護ごとに設定された上限額があり、この額を超えない限りは自己負担1~3割で介護サービスを利用することが可能です。

要介護4の区分支給限度基準額(単位)は30938点と定められており、例えば自己負担割合が1割の場合、一カ月当たり最大でも30938円(※1単位10円で計算)で介護保険サービスを利用できます。

区分 区分支給限度基準額(単位) 自己負担割合1割の場合(円) 自己負担割合2割の場合(円) 自己負担割合3割の場合(円)
要支援1 5,032 5,032円 10,064円 15,096円
要支援2 10,531 10,531円 21,062円 31,593円
要介護1 16,765 16,765円 33,530円 50,295円
要介護2 19,705 19,705円 39,410円 59,115円
要介護3 27,048 27,048円 54,096円 81,144円
要介護4 30,938 30,938円 61,876円 92,814円
要介護5 36,217 36,217円 72,434円 108,651円

※1単位当たり10円として計算

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要介護4のケアプラン例

要介護4でもデイサービスに通い続けたい方向け

【Aさん・79歳・女性・要介護4/妹(77歳)と2人暮らし】
多発性筋炎による関節痛や間接拘縮があり、室内は杖を使ったり壁伝いに歩いている。外出には車いすの利用が必須。
筋力低下は著しく、これからも憎悪の傾向にある。
医師からもできるだけ安静に努めるように言われているが、生きがいとなっているデイサービスは続けたい。

8:00~9:00
9:00~10:00 通所介護
(デイサービス)
訪問介護 訪問介護 訪問介護 通所介護
(デイサービス)
訪問介護
10:00~11:00
11:00~12:00
12:00~13:00
13:00~14:00
14:00~15:00
15:00~16:00
16:00~17:00 訪問介護 訪問入浴 訪問介護 訪問介護
17:00~18:00

その他:住宅改修、福祉用具購入

利用サービス 利用頻度 利用回数/月 金額/回 金額/月
訪問介護(30分以上1時間未満) 7/週 28 3,960円 110,880円
訪問入浴(1回につき) 1/週 4 12,600円 50,400円
通所介護(6時間以上7時間未満) 2/週 8 8,970円 71,760円
合計 233,040円
自己負担(1割の場合) 23,304円

料金の参考:厚生労働省「介護報酬の算定構造」(令和3年)

Aさん場合はデイサービスを週に2回利用していますが、要介護4の認定を受けていれば週4~5回利用することが可能です。

要介護4における区分支給限度基準額は30,938点であるため、1か月の間に約309,380円分(1点の単価が10円のエリア)の介護サービスを利用することができます。

厚生労働省が公表しているデイサービス(通所介護)の利用者負担は、要介護4の場合1,003円であるため、他のサービスを利用しなければ30日分デイサービスを利用することができます。

要介護4のデメリット?サービスによっては利用料が高くなることがある
デイサービスなどの介護サービスは要介護度ごとに料金が設定されており、介護度が上がると料金が上がる仕組みになっています。
そのため、要介護4に介護度が上がった場合、今までと利用回数が同じであったとしても費用負担が大きくなることになります。
介護度によって利用料が変わる介護サービスには、デイサービス、ショートステイ、通所リハビリ、小規模多機能型居宅介護などがあります。

要介護4で施設サービスを利用したい方向け

【Dさん・73歳・女性・要介護4/一人暮らし】
肺がんの治療から退院したばかりで体力の低下が著しく、食事以外の日常動作をほぼ自力で行えない。
居宅内では何とか歩行は可能だが、見守りなしで外に出ることが難しい。
更に自宅は集合住宅の5階でエレベーターが無いため、生活の維持が難しい状況。
食も細くなりだんだんとやる気も失せていく気配を感じ、遠方に住む家族と相談して特養へ入所することになった。
8:00~9:00 特養 特養 特養 特養 特養 特養 特養
9:00~10:00
10:00~11:00
11:00~12:00
12:00~13:00
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14:00~15:00
15:00~16:00
16:00~17:00
17:00~18:00
名称【運営】 初期費用(入居一時金・敷金) 月額利用料
特養(特別養護老人ホーム)【公的】 なし 5~15万円
介護医療院【公的】 なし 6~17万円
介護付き有料老人ホーム【民間】 0~数億円 15~40万円

上記は、特養(特別養護老人ホーム)に入居するプランとなります。

要介護3以上の認定を受けている方が入居できる特養では、施設で暮らしながら食事や入浴、排泄などの介助をはじめ、たん吸引や胃ろうなどの処置も受けられます

認知症ケアにも対応しているほか、病気の後遺症などでほとんど全面的な介護を必要とする方も安心の環境です。

その他の施設としては、介護医療院や介護付き有料老人ホームなどが選択肢に挙がります。

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要介護4のまとめ

要介護4になると自力で立ったり歩いたりする動作が厳しくなってしまうため、基本的に在宅で家族のみの介護はかなり難しいといえるでしょう。

施設への入居についても住宅型有料老人ホーム、介護付き有料老人ホーム、特養など幅広い選択肢の中から、ご自身にあったものを選ぶことが大切です。

家族の介護負担を軽減するためにさまざまな介護施設や在宅介護サービス、給付金などの金銭的援助が用意されています。

自分や家族だけで介護を行おうとは考えず、できる限り介護士や専門家の助けを借りるようにしてください。

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