• 要介護2
  • 【公開日】2023-07-05
  • 【更新日】2024-06-14

要介護2のケアプラン例をご紹介|在宅介護や施設入居など、ケース別に紹介

要介護2のケアプラン例をご紹介|在宅介護や施設入居など、ケース別に紹介

要介護2とは、複雑な動作を伴う家事のみならず、入浴や排せつ、食事といった生活動作にも一部介助が必要になるため、日常生活を1人で送るのが難しい状態とされています。

そのため、介護の状況によっては今まで通りのケアプランでは対応できないということもあります。

本記事では、要介護2のケアプラン例利用できるサービスなどについて紹介しますので、それらを参考にサービスの利用頻度や時間などを見直してみるといいでしょう。

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要介護2のケアプラン例①在宅介護の場合

在宅介護を受けている要介護2の方のケアプラン例をご紹介します。

【Aさん・80歳・男性・要介護2・息子と同居】
要介護2の認定を受けた80代男性。
土日は息子のサポートを受けながら生活しているが、平日は息子が仕事に出ているため、平日に介助が必要になる。
外出を好まないため、自宅でのサービス利用が中心となる。
8:00~9:00 ご家族の方のサポート ご家族の方のサポート
9:00~10:00 訪問介護 訪問介護 訪問介護 訪問介護 訪問介護
10:00~11:00
11:00~12:00
12:00~13:00
13:00~14:00
14:00~15:00
15:00~16:00 訪問介護 訪問介護 訪問介護 訪問介護 訪問介護
16:00~17:00
17:00~18:00

平日に訪問型のサービスを利用するケアプランになりました。

訪問介護では、訪問介護員が利用者の自宅を訪問し、安否確認の他、入浴・排せつ・食事などの介助といった身体介護や、洗濯・掃除・買い物・調理などの家事の援助を受けることができます。

ご家族がいない時間帯の生活のサポートをはじめ、顔なじみの職員が日常の困りごとなどの相談にも乗ってくれるため、安心して任せることができるでしょう。

必要に応じて、福祉用具のレンタルなども利用すると、ご家族の介護の負担はもちろん、ご本人の身体的な負担も軽減することができるでしょう。

サービス利用の料金

上記のケアプラン例の場合、毎月で必要な料金は以下のようになります。

利用サービス 利用頻度 利用回数/月 金額/回 金額/月
訪問介護(30分以上1時間未満) 10/週 40/月 3,940円 157,600円
福祉用具のレンタル 20,000円/月額 20,000円
合計 177,600円
自己負担(1割の場合) 17,760円

サービスの料金はお住まいの地域の区分(1級地~7級地、その他)に属しているかによって異なります。

また、福祉用具のレンタル料金に関しても、レンタル業者やレンタルする品目によっても費用が異なるため、把握しておきましょう。

料金の出典:厚生労働省「公表されている介護サービスについて」

要介護2の状態で入居できる老人ホーム・介護施設をお探しの方は、ケアスル介護で相談してみることがおすすめです。

ケアスル介護では、入居相談員が施設ごとに実施するサービスや予算感などをしっかりと把握した上で、ご本人様に最適な施設をご紹介しています。

「本人に合ったサービスを受けながら、安心して暮らせる施設を選びたい」という方は、まずは無料相談からご利用ください。

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要介護2のケアプラン例②一人暮らしの場合

一人暮らしをしている要介護2の方のケアプラン例をご紹介します。

【Bさん・75歳・女性・要介護2・一人暮らし】
要介護2の認定を受けた75歳女性。

介護や支援が必要になる場面が増えてきてはいるが、本人の希望から一人暮らしをしている。
土日はご家族がBさんの家まで通い、介護をしている。
8:00~9:00 ご家族の方のサポート ご家族の方のサポート
9:00~10:00 訪問介護 通所介護(デイサービス) 訪問介護 通所介護(デイサービス) 訪問介護
10:00~11:00
11:00~12:00
12:00~13:00
13:00~14:00
14:00~15:00 居宅療養管理指導
15:00~16:00 訪問介護 訪問介護 訪問介護
16:00~17:00
17:00~18:00

主に、訪問介護もしくは通所介護(デイサービス)を利用するケアプランになりました。

通所介護(デイサービス)では、施設に通いながら利用者の身体機能の維持・向上をはじめ、孤立感の解消を目的としたサービスを受けられます。

訪問介護で実施される身体介助などのほか、レクリエーションではほかの利用者との交流も魅力で、生活の楽しみになることも多いです。

また、居宅療養管理指導は、通院が困難な方の自宅に医師や看護師などが訪問し、療養上の管理や指導を行うサービスになります。

具体的には、服薬管理や栄養管理などを受けることができるため、周りからのサポートが受けづらい環境にある方は利用してみるといいでしょう。

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サービス利用の料金

上記のケアプラン例の場合、毎月で必要な料金は以下のようになります。

利用サービス 利用頻度 利用回数/月 金額/回 金額/月
訪問介護(30分以上1時間未満) 6/週 24/月 3,940円 94,560円
通所介護(7時間以上8時間未満) 2/週 8/月 6,670円 51,160円
居宅療養管理指導 1/週 4/月 5,090円 20,360円
福祉用具のレンタル 20,000円/月額 20,000円
合計 186,080円
自己負担(1割の場合) 18,608円

サービスの料金はお住まいの地域の区分(1級地~7級地、その他)に属しているかによって異なります。

また通所介護(デイサービス)の料金は事業所の規模や所要時間によっても変動する場合があるため、あくまで目安のひとつとして理解しておきましょう。

出典:厚生労働省「公表されている介護サービスについて
出典:厚生労働省「居宅療養管理指導

要介護2のケアプラン例③施設入居の場合

要介護2の方が施設に入居した場合のケアプラン例をご紹介します。

【Cさん・85歳・女性・要介護2・一人暮らし】
数年前に夫が亡くなり、現在は一人暮らしをしている。
身体状態が悪化してきており、今まで通りのサービスでは生活するのが厳しいと感じるようになってきた。
家族も遠方に住んでいるため、支援を受けるのが難しく、今後の生活に不安を抱えている。
8:00~9:00 介護付き有料老人ホームにて生活
9:00~10:00
10:00~11:00
11:00~12:00
12:00~13:00
13:00~14:00
14:00~15:00
15:00~16:00
16:00~17:00
17:00~18:00

介護付き有料老人ホームに入居するケアプランとなりました。

介護付き有料老人ホームは、掃除や掃除といった生活支援や食事の提供、緊急時の対応などはもちろん、入浴・排せつ・食事の介助といった身体介護などのサービスが受けられる施設です。

老人ホームの中でも、サービスが充実している傾向にあるため、将来的により重度の介護状態になった際でも十分なケアを受けることができます。

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サービス利用の料金

介護付き有料老人ホームの費用は、月額で15~30万円程が相場になります。

また、入居時には、初期費用として入居一時金が必要になり、金額は0~数千万円と施設によって大きく異なります。

施設に入居する場合、介護保険の適用により介護サービス費用は1~3割の自己負担で済みますが、一般の賃貸住宅同様に居住費や管理費、日用品費は全額自己負担となります

24時間安心のサポート体制のもと生活ができますが、衣食住のすべてが保証されている分、料金が高額となりやすいことは理解しておきましょう。

要介護2の状態で入居できる老人ホーム・介護施設をお探しの方は、ケアスル介護で相談してみることがおすすめです。

ケアスル介護では、入居相談員が施設ごとに実施するサービスや予算感などをしっかりと把握した上で、ご本人様に最適な施設をご紹介しています。

「本人に合ったサービスを受けながら、安心して暮らせる施設を選びたい」という方は、まずは無料相談からご利用ください。

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要介護2で利用できるサービス一覧

本章では要介護2の方が利用できるサービスを一覧表で紹介します。

利用できるサービスの全体像を知ったうえで、今後利用するサービスを選択しましょう。

自宅で家事の援助や介護を受ける 訪問介護(ホームヘルプ)
訪問入浴
訪問看護
訪問リハビリ
夜間対応型訪問介護定期巡回・随時対応型訪問介護看護
居宅療養管理指導
施設に通って介護サービスやリハビリを受ける 通所介護(デイサービス)
通所リハビリ(デイケア)
地域密着型通所介護
療養通所介護
認知症対応型通所介護
訪問・通い・宿泊サービスを組み合わせて利用する 小規模多機能型居宅介護
看護小規模多機能型居宅介護(複合型サービス)
短期間のみ施設に宿泊する 短期入所生活介護(ショートステイ)
短期入所療養介護(医療型ショートステイ)
施設で生活する 介護老人保健施設(老健)
介護医療型医療施設
特定施設入居者生活介護(有料老人ホーム、軽費老人ホーム等)介護医療院
小規模な施設に入居する 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護地域密着型特定施設入居者生活介護
福祉用具を使う 福祉用具貸与
特定福祉用具販売

要介護2の方は上記のサービスを利用することができますが、どれを使えばいいか分からないという方もいらっしゃるでしょう。

以下では、よく利用されているサービスについてご紹介しますので、利用するサービスの選択にお役立てください。

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よく利用されているサービス

要介護2の方が利用できる介護保険サービスのうち、よく利用されているサービスは以下の通りです。

  • 訪問介護
  • 通所介護
  • 短期入所生活介護(ショートステイ)
  • 福祉用具貸与

それぞれのサービスについて解説します。

訪問介護

訪問介護は、訪問介護員(ホームヘルパー)が利用者の自宅に訪問し、自宅で身体介護や生活援助などのケアが受けられるサービスです。

厚生労働省の調査によると、令和3年度の訪問介護の利用者は約153万人となっており、訪問型の介護保険サービスのなかでは利用している人が最も多いサービスになっています。

というのも、訪問介護は、訪問型のサービスの中でも標準的なサービス内容であり、介護や生活支援といった基本的なサービスが受けられることから、多くの人に対応しているサービスであるためです。

医療行為や夜間帯の介護には対応していないものの、身体介護や生活支援といった幅広い内容のサービスを受けることができるため、自宅での介護を検討している方は、まずは訪問介護の利用を検討してみるといいでしょう。

出典:厚生労働省「令和3年度 介護給付費等実態統計の概況

通所介護(デイサービス)

通所介護(デイサービス)は、日帰りで介護施設に通い、施設にて入浴・排せつ・食事などの身体介護や機能訓練などのサービスを受けることができるサービスです。

厚生労働省の調査によると、令和3年度の通所介護の利用者は約158万人となっており、通所型の介護保険サービスのなかでは利用している人が最も多いサービスとなっています。

通所介護は、通所型の介護保険サービスのなかでも標準的なサービス内容となっており、介護や生活支援、また機能訓練のような多くのサービスを受けることができます。

医療行為や専門的なリハビリを受けたい場合には、療養通所介護・通所リハビリといった医療面に強みを持つ通所型サービスを利用する必要がありますが、医療行為やリハビリなどの強みを持つ分、通所介護と比べて費用が高く設定されています。

そのため、必要以上のサービスは必要ないという方は、まずは通所介護の利用を検討するといいでしょう。

出典:厚生労働省「令和3年度 介護給付費等実態統計の概況

短期入所生活介護(ショートステイ)

短期入所生活介護は、介護施設に短期間宿泊し、身体介護や生活支援、機能訓練といったサービスを受けながら生活できるサービスになります。

厚生労働省の調査によると、令和3年度の短期入所生活介護の利用者は約64万人となっており、短期入所型の介護保険サービスのなかでは利用している人が最も多いサービスになっています。

短期入所型サービスは、短期入所生活介護と短期入所療養介護の2つがありますが、主な違いとしては、医療行為や専門的なリハビリなどの医療専門性の高いサービスの有無が挙げられます。

どちらも施設で生活するサービスであり、介護や生活支援といった基本的なサービスは受けることができるため、医療行為が必要な場合以外は短期入所生活介護のサービス内容で十分だと言えます。

短期入所型サービスの利用を検討している方は、まずは、短期入所生活介護の利用を検討するといいでしょう。

出典:厚生労働省「令和3年度 介護給付費等実態統計の概況

福祉用具貸与

福祉用具の貸与は、車いすや介護ベッドをはじめとした福祉用具をレンタルすることができるサービスです。

厚生労働省の調査によると、令和3年度の福祉用具貸与サービスの利用者は約271万人となっており、多くの人が利用しているサービスであることが分かります。

前述のように、福祉用具の貸与では、車いすや介護ベッドをはじめとした自宅での介護をサポートする福祉用具のレンタルが可能であり、1か月あたりの費用も低額であることから、在宅介護をしている方の多くは利用しているサービスとなっています。

在宅での介護を検討している方は、介護ベッドや手すり、スロープなど、自宅での暮らしをサポートする福祉用具の貸与サービスを利用してみてもいいのではないでしょうか。

出典:厚生労働省「令和3年度 介護給付費等実態統計の概況

まとめ

本記事では、要介護2の方のケアプラン例をご紹介しました。

ケアプランは、要介護者の身体状況や生活環境などによって大きく異なるため一概には言えませんが、要介護2の方の場合は、訪問介護や通所介護を主に利用するケースが多いです。

要介護2で介護サービスの利用を検討する際には、本人の意思や家族のライフスタイルを十分に考慮したうえで、適切なサービスを選ぶことが大切です。

要介護2でよく利用されるサービスは?

要介護2の方の場合は、訪問介護や通所介護を主に利用する方が多いと言えます。詳しくはこちらをご覧ください。

おすすめの介護保険サービスは?

おすすめの介護保険サービスとしては、福祉用具の貸与が挙げられます。要介護2の方であれば、介護ベッドや車いすのレンタルも可能であるため、必要に応じて福祉用具のレンタルをするといいでしょう。詳しくはこちらをご覧ください。

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