要介護1とは、要介護の中では1番軽度の状態ではあるものの、家事を自立して行えなかったり、歩行などに支えが必要になるなど、介護が必要な場面が徐々に増えてくる認定段階です。
要介護認定の中では軽度の認定ではあるものの、少なからず介護が必要な状態ではあるため、ご家族の方は心配に感じることもあるでしょう。
少しでも本人の負担を軽減すべくヘルパーの利用を検討している方の中には、「1回の利用にいくらかかるの?」といった疑問を持つ方も少なくないでしょう。
本記事では、要介護1の方のヘルパーの料金について解説します。
不安やお悩みの解消に役立てていただければ幸いです。

要介護1のヘルパーの料金
要介護1の方のヘルパー(訪問介護)の料金は、以下の表のようになります。
区分 | 利用時間 | 基本料金(1単位10円) | 自己負担額(1割) |
---|---|---|---|
身体介護 | 20分未満 | 1,650円 | 165円 |
20分以上30分未満 | 2,480円 | 248円 | |
30分以上1時間未満 | 3,940円 | 394円 | |
1時間以上1時間半未満 | 5,750円 | 575円 | |
生活援助 | 20分以上45分未満 | 1,810円 | 181円 |
45分以上 | 2,230円 | 223円 | |
身体介護 + 生活援助 |
生活援助20分以上 | 身体介護の料金+660円 | 身体介護の料金+66円 |
生活援助45分未満 | 身体介護の料金+1,320円 | 身体介護の料金+132円 | |
生活援助70分以上 | 身体介護の料金+1,980円 | 身体介護の料金+198円 |
出典:厚生労働省「訪問介護(ホームヘルプ)」
上記の表からも分かるように、ヘルパーの料金はサービスの内容やその時間によって変動します。
サービスの利用時間が長くなればなるほど料金が高くなり、また身体介護と生活援助では身体介護の方が料金が高額になります。
なお、1度のヘルパーの利用で身体介護と生活援助を受ける際には料金の計算が異なり、身体介護を受けた時間に対応する身体介護の基本料金に加えて、生活援助を受けた時間に対応する加算費用を計上した金額になります。
例えば、身体介護と生活援助を共に30分受けた場合には、身体介護を30分受けた場合の基本料金である3,940円に、生活援助を30分受けた場合の加算費用である1,320円を足した金額である5,260円が利用料金となります。
このように、サービスの内容や利用時間などによって利用料金は変動するため、上記の料金一覧表を参考にするといいでしょう。
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まとめ
要介護1の方のヘルパーの利用料金は、サービスの内容や利用時間によって異なります。
また、ヘルパーの利用回数は週に3~5回程度の利用が一般的です。
というのも、要介護者の身体状態や介護状況などにもよりますが、ヘルパー以外にもデイサービスや福祉用具のレンタルといった介護保険サービスを利用するケースが多いためです。
ただ、要介護1の方であれば、基本的にヘルパーの利用回数を気にする必要はないため、より多くの回数のヘルパーを利用することも可能です。
利用回数については、ケアマネジャーやご本人との話し合いによって決めるようにしましょう。