日中看護師常駐の施設にまつわる質問について回答します。
夜間の医療行為は可能ですか?
日中のみ看護師が常駐している施設では、夜間はオンコール(自宅待機)体制で対応しているところが一般的です。
基本的に老人ホームでは看護師の夜間の配置義務はありません。継続的な医療ケアを必要としない入居者が多い老人ホームでは、そもそも夜間に医療行為が必要になる回数も少ないことから、夜間はオンコールで対応している施設が一般的です。
なお、施設によっては、24時間看護師が常駐している老人ホームもあります。日中のみの看護師常駐と比べると費用が高額になる傾向にありますが、万が一の場合にも早急に対応できる点は非常に安心できると言えるでしょう。
看護師が行える医療行為は?
医師の指示を受けた看護師が行うことができるとされている医療行為は、以下のようになっています。
経口用気管チューブの調整
気管カニューレの交換
ペースメーカの管理
胃瘻カテーテルの交換
インスリンの投与量の調整
点滴の調整
ただし、上記の医療行為は、施設の医療体制や受け入れ方針によっては対応していないこともあるため、注意が必要です。
参照:厚生労働省「特定行為とは」