広島県で有料老人ホームを探すとき、費用の目安がわからないと予算を立てられません。
本記事では、ケアスル 介護に掲載されている広島県の有料老人ホーム90施設の料金データを集計しました。
エリア別・近郊エリア別・施設種別の3つの切り口で、費用相場を示します。
費用を抑える方法と、実際に費用の安い施設の探し方もあわせて解説します。
掲載施設の空室状況や料金は、広島県の有料老人ホーム・介護施設一覧から確認できます。
広島県の有料老人ホームの費用相場
広島県の有料老人ホームの費用相場は、月額15.1万円・入居一時金30万円です。
いずれも中央値で、入居一時金は0円プランしかない施設を除いた金額になります。
ここでの有料老人ホームは、介護付きと住宅型の90施設を指します。
相場に平均ではなく中央値を使うのは、平均が15.9万円まで引き上げられるためです。
広島県には高額帯の施設があり、平均は実態から離れます。

最も多い価格帯は15万円未満で、47.8%の施設がここに入ります。
月額25〜30万円の施設は4.4%にとどまります。
入居一時金は、58.9%の施設が0円プランを用意しています。
一方で、数千万円単位の前払い金が必要な施設も存在します。
金額の幅が大きいのは、支払い方法が2つあるためです。
・前払い方式|入居時に家賃相当額をまとめて払い、毎月の支払いを抑える
・月払い方式|入居一時金を0円または敷金程度にし、家賃を毎月払う
同じ施設が両方のプランを用意していることも珍しくありません。
入居一時金の高さだけで候補から外さず、月払いプランの有無を確認してください。
広島県の水準を、全国の有料老人ホーム7,478施設と比べます。
広島県の相場は、全国平均より月0.2万円高い水準です。
1年では約2万円、5年では約11万円の差になります。
都道府県ごとの費用差は次の記事で解説しています。

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【エリア別】広島県の有料老人ホーム費用相場
広島県内の相場を2つのエリアに分けると、最も高い広島市が17.6万円、最も安いその他エリアが13.8万円です。
エリア間の差は月3.8万円、年間では約46万円になります。
市区町村まで細かく見ると開きはさらに大きく、最も安いのは広島市安佐北区の10.4万円です(6施設)。
最も高い広島市中区の21.2万円とは2.0倍の差があります。
エリアごとの内訳は次の見出しから確認できます。
通院先や家族の自宅からの距離に折り合いがつくなら、相場の低いエリアまで範囲を広げてください。
同じ予算で選べる施設数が増えます。
広島市の有料老人ホーム費用
広島市で最も高いのは広島市中区の21.2万円(7施設)です。
最も安いのは広島市安佐北区の10.4万円(6施設)で、エリア内の開きは2.0倍になります。

広島市全体の相場は17.6万円で、広島県全体の15.1万円と比べると高めの水準です。
その他エリアの有料老人ホーム費用
その他エリアで最も高いのは安芸高田市の19.5万円(2施設)です。
最も安いのは三次市の11.3万円(2施設)で、エリア内の開きは1.7倍になります。

その他エリア全体の相場は13.8万円で、広島県全体の15.1万円と比べると低めの水準です。
広島県と広島近郊の有料老人ホーム費用比較
広島県に隣接する5県の相場は、島根県14.3万円〜山口県10.8万円です。
いずれも広島県の15.1万円を下回ります。

山口県を選ぶと、広島県より月4.3万円抑えられます。
年間では約51万円の差になります。
県境の施設は、自宅から車で30分圏内という立地も珍しくありません。
検索範囲を隣接県まで広げると、同じ予算で選べる施設が増えます。
【種類別】広島県の有料老人ホームの費用相場
広島県で検討される5つの施設種別について、月額費用の相場は次のとおりです。
- 介護付き有料老人ホーム:16.8万円(63施設)
- 住宅型有料老人ホーム:13万円(27施設)
- グループホーム:10.3万円(322施設)
- サービス付き高齢者向け住宅:9.3万円(147施設)
- ケアハウス:8万円(10施設)
最も高い介護付き有料老人ホームと最も安いケアハウスの差は、8.8万円です。

サービス付き高齢者向け住宅・グループホーム・ケアハウスは、有料老人ホームとは別の類型です。
同じ予算帯で比較検討されるため、参考として並べています。
費用差が生まれる理由は、介護サービスの提供方式が種別ごとに違うためです。
- 介護付き有料老人ホーム|特定施設の指定を受け、介護サービス費が要介護度ごとの定額になります
- サービス付き高齢者向け住宅|賃貸借契約が基本で、安否確認と生活相談が必須サービスです
- 住宅型有料老人ホーム|介護は外部の居宅サービスと個別契約するため、使うほど自己負担が増えます
- グループホーム|認知症の方が5〜9人で共同生活します。施設と同じ市区町村の住民が対象です
- ケアハウス|軽費老人ホームC型で、利用料が所得に応じて変わるため最も抑えられます
種別ごとに価格の散らばり方も違います。
同じ種別でも、価格帯によって選べる施設数が変わります。





介護付き有料老人ホームは入居一時金も35万円と5種別で最も高くなります。
家賃を前払いする方式のプランを持つ施設が多いことが理由です。
ただし66.7%の施設は入居一時金0円のプランも用意しています。

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広島県の有料老人ホーム費用を安くするためには?
広島県の相場は全国平均より高い水準ですが、県内でも選び方で費用は大きく変わります。
広島ならではの費用の抑え方を2つ解説します。
相場の低い市区町村を選ぶ
同じ広島県内でも、広島市中区の21.2万円と広島市安佐北区の10.4万円では月10.8万円の開きがあります。
年間に直すと約13万円の差です。
施設種別や設備を変えなくても、エリアを変えるだけで負担は下がります。
現実的な選び方は、通院先と家族の自宅からの距離で許容範囲を先に決めることです。
そのうえで、範囲内にある市区町村のうち相場の低いエリアを優先して探します。
面会のしやすさを大きく損なわずに、月々の負担だけを下げられます。
介護保険の地域区分が低いエリアを選ぶ
施設に支払う利用料とは別に、介護保険の自己負担額もエリアによって変わります。
介護報酬は「単位数×1単位の単価」で決まり、この単価が地域区分(級地)ごとに違うためです。
広島県は5級地からその他までに分かれています。
要介護3で介護付き有料老人ホームに入る場合、5級地とその他では月928円の差が出ます。
年間では約1.1万円です。
自己負担割合が2割・3割の方は、この差が2倍・3倍になります。
単位数は厚生労働省「介護報酬の算定構造」(令和8年6月改定)の基本報酬を使い、月30.4日で計算しました。
施設利用料の差と比べると金額は小さく、これ単独で施設を選ぶ理由にはなりません。
ただし相場の低いエリアを選ぶと、施設利用料と介護保険の自己負担が同時に下がります。
前項のエリア選びとあわせて効いてくる差だと考えてください。
級地は3年ごとに見直され、現在の区分は厚生労働省の資料で令和9年3月末まで適用されます。

広島県の有料老人ホームで費用が安い施設
ここまでは相場の話でしたが、実際に入居できるのは個々の施設です。
広島県に掲載している施設を、月額費用の安い順に並べて探せます。
市区町村・月額料金の上限・要介護度・認知症の受け入れで絞り込めます。
・月額に何が含まれるか|家賃・管理費・食費の内訳と、介護保険の自己負担が別途かかる点を確認する
・入居一時金の有無|月額が安くても前払い金が高い場合があるため、総額で比べる
・住み替えの条件|グループホームは施設と同じ市区町村に住民票がある方が対象になる
相場より安い施設には理由があります。
駅から遠い、居室が狭い、築年数が経っている、といった条件とのトレードオフです。
金額だけで決めず、見学して本人の生活に合うかを確かめてください。

広島県の有料老人ホーム費用相場のまとめ
広島県の有料老人ホームの費用相場について、本記事の要点をまとめます。
広島県の相場は15.1万円ですが、この1つの数字で施設選びは決まりません。
エリアと施設種別を変えるだけで、月に数万円は動きます。
予算に合う施設を絞り込むには、条件を整理して複数の施設を比較することが近道になります。
ケアスル 介護では、入居相談員が予算と本人の状態をうかがい、対象エリアの施設をまとめて提案しています。
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